カネや名誉を手に入れたその後
閉じる
閉じる

新しい記事を投稿しました。シェアして読者に伝えましょう

×

カネや名誉を手に入れたその後

2014-04-07 07:26

    前回の続き的な話になります。

    出世の見込みが薄い -小池龍之介「なぜ先行きが不安なのか」【3】

    http://president.jp/articles/-/12214

    胆力を鍛えないといけないということですよね。出世したいカネが欲しいというのは良いけれども、中身が伴わずにそれらを得ても、プレッシャーになるだけなので。後で後悔しないように、今のうちから精神面をどうにかしないといけないと思っています。

    でもそういう「将来のリスク管理」というのは、一般的には軽視されがちなんでしょうね。人間はネガティブなことを考えるのが苦手だから。カネが欲しい出世したいという理由で突っ走りはするけれども、でもそれに伴い負の部分や危険な部分が顔を覗かせると、「こんなはずじゃなかった」と猛烈に後悔すると。うさみくんがAV女優の話というのを記事に書いてるんですけど、それは将来にわたってのリスクの先読みが、心の事前の準備が甘かった結果なのだろうと思いますね。

    そして自分に関して言えばカネをやるとか出世させるだとか言われても、それがやる気につながらないというのもあります。自分は欲しい欲しいと思っていたけれども、結局何も手に入らなかった人間なので。手に入らないのには慣れているし、慣れているからこそ要求水準も他の人より格段に低い気がします。それに一般的に考えても、カネが出世でモチベーションをつなぎとめるというのは、どこかで限界が来るとも思いますけどね。

    確かに人間を支配したいかカネが欲しいという思いは誰にでも有るでしょう。でも人間の欲には限界があるんですね。人間ある程度の権力を握れば満足してしまうし、大金をもらって何でも手に入るようになったら、欲しいものがなくなって同様にやる気がなくなってしまう。ダウンタウンの浜田さんみたく、「年10億もろても足りんのじゃ」と思えるほど、人間は強欲ではないのです。

    だから思うんですけど「世間のためにやるという意志の強さ」と「目の前にニンジンをぶら下げなくとも、モチベーションを高めてくれる人」とを沢山作るというのが、日本社会の課題なのかなと思いますね。世の中政治も経済も教育も、何かにつけてチャレンジ精神だとかベンチャー企業の育成だとか言いますわ。

    でも社会のためにやるんだという意志を持たない限りは、チャレンジ精神やベンチャーマインドというものは、どこかでぽっきり折れてしまうことになる。例えば研究なり経営なりしているときに投資家が現れて、「お前の研究や経営権を10億で売ってくれ」と言われたらどうします? この時余程の強い意志がない限りは、大抵の人間は会社を売っ払って、優雅な引退生活を送ってしまうでしょうね。

    退却できない奴はケチだと思え -ソフトバンク社長 孫 正義氏

    http://president.jp/articles/-/12225

    しかしそれでは日本のためにもならないし、人材育成をする意味もないとも思うんですよね。だから本当に人材育成したいというのであれば、そういう意識の面から、「欲に打ち克つ」という意識を植え付けることから、始めないといけないんだと思います。社会のためだと言いながら、他人のためだと言いながらも10億で会社を売るようなヤツは、所詮は自分のためにやっている。

    でも本当に社会のため国のために出来る人は、カネや名誉を手にした後も、高尚な公僕意識をベースにして、モチベーションを高め続けることが出来る。だからこのハゲも、もしかしたらそういう心境なのかもしれないですね。総資産は数兆円以上あるし、欲しいものを買おうとすれば買えるから、既に経営の一線から退いても良いわけだけど、でも何かモチベーションとなるものがあるからやっている。それこそ記事のように「名もいらん。金もいらん。地位も名誉もいらない。そんな男が一番厄介だ。そんな厄介な男でないと、大事は成せない」とばかりに、純粋に世のため人のためにやっているのかもしれないし、あるいは頑張れば毛が増えると思っているのかもしれないです。

    広告
    コメントを書く
    コメントをするには、
    ログインして下さい。