ホワイトカラー・エグザンプション
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ホワイトカラー・エグザンプション

2014-07-02 22:24
    前回の続き。

    多分日本の労働生産性が悪い主な理由は、むしろ終身雇用と年功序列の方にあるんでしょうね。つまり日本の年功序列制度は若い頃は給料は安くて済むので、安価な労働力をバックに高度経済成長を遂げたのですが、でも労働者が中高年齢に差し掛かると、企業はその能力に比べ割高な賃金を支払わないといけなくなるので、それが回りまわって労働生産性の減少にもつながっていくと。そういう類の話ではないかと思われるわけです。

    まず導入ありきだった“ホワイトカラーEX”

    http://president.jp/articles/-/12890

    思うに日本の失われた原因の1つには、その辺の事情がある気がしますけどね。つまり年功序列という見えない負の遺産が、今になって重くのしかかっているということなんでしょうけど、でも世の意見は日本企業は効率が悪いということなんですかね。だからこんな風に残業代ゼロ制度というものが、推し進められようとしていると。

    でもホワイトカラー・エグゼンプションによって、効率が高まったりすることはないと思いますよ? だって似たような裁量労働制というものが日本には既にあるんですし、1日8時間だろうがホワイトカラーエグゼンプションだろうが、裁量労働制だろうが、能力に応じた給料が支払われることには変わりないんですから。だから企業としては損も得もしない。

    そして制度の導入で過労死が増えるという指摘に関しても、ちょっと疑問がありますよね。何故なら本当に仕事がキツイのであれば、会社を辞めたらいいんですから。労働者側に転職の自由がある限りは、過労死の引き金を引くということはあり得ない。

    もっとも転職の自由がない労働者に関しては、この制度の適用は見送られるべきだと思いますが。つまり低賃金の労働者等においては景気の影響を受けやすいので、ホワイトカラーエグザンプションの適用によって仕事内容が増えたり精神的に追い込まれる可能性がある。そういう意味で年収1000万円というのは、妥当な水準かなとは思いますが。
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