価格と価値との混同
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価格と価値との混同

2014-08-26 05:33
    前回の続き。

    いよいよ、「一段のドル高円安」がやって来る

    http://toyokeizai.net/articles/-/46181

    思うんですけどこの村上尚巳って奴は、一体何がしたいんですかね。
    いつも東洋経済さんのページを見ているんですけど、自分がインフレ誘導政策を批判しだすと、きまってインフレマンセーの記事を上げてくる。

    何か俺に何か言いたいことでもあんの?
    それとも俺によって世の学者や政治家共が論破されてしまって、株高マンセーの雰囲気に水を差されそうなのが嫌なので、今更必死になってるわけ?

    まあ株屋ってのは株価と自分の給料とが連動してしますからね。どんなに自説が間違っていようが、自身が豊かな生活を送るためには株高を煽っていかないといけないという気持ちはよーくわかりますけど、でも人を騙してカネを稼ごうとするのは良くないですよねえ。そろそろ足を洗って、まっとうな仕事にでもついたらどうですかとアドバイスさせていただきます。



    ちなみに村上尚巳さんやリフレ派の問題点を一言で指摘するのであれば、「価格と価値とが混同されている」というもので、十分であると思われます。

    つまりある国が発展段階にある場合においては、国民の所得の向上と技術の向上、製品の質の改良とが日々見られるわけであって、それに伴い高付加価値の商品が次々と世に出るわけですけれども、それによる付加価値の増加とインフレとが、混同されているのではないかということでございます。

    まあ具体例というか、問題を出してみたらわかりやすいでしょう。ある企業が100円の価値のあるメロンパンを、100円で売り出したとします。ところがその後国が大きな経済成長を遂げたので、消費者がもっと質の良いメロンパンが欲しいと言い出しました。そこでその企業は1年後に、新たに110円の価値のあるメロンパンを、110円で売ることにしました。ではこの時、インフレ率は年率何パーセントか答えなさい。

    もしこういう問題があると、皆さんは反射的にインフレ10%と答えるに違いないですね。しかしそう答えてしまえばブブーということで、間違いになります。

    何故ならば100円のメロンパンと、110円のメロンパンとは、別の物だからです。つまり本来物価を調査するならば同一の製品や質を備えた上で、経年変化を観察しなければならないところ、1年前のメロンパンと今売られているメロンパンとでは品質も製法も違っているので、比べてはいけないからです。

    よって1年でメロンパンの商品価値が10%向上しても、物価は10%上昇しているとやってはいけないのですが、しかしながら外見は同じメロンパンであるがために、皆さん物価が上がっていないにも関わらず、10%値段が上がったかと誤解しているんじゃないですかね。

    そして今度は反対にデフレの例を考えてみましょうかね。ある企業が10万円の価値のあるテレビを10万円で売り出したところ、1年後には時代遅れになったので5万円で売り出されていたと。この時リフレ派や村上尚巳さんの説によるならば、物価は1年で50%も下落してるじゃないか、デフレまっしぐらだうわーとなるんだそうです。

    でもよくよく考えてみると、テレビの価格が下がったのは価値が下がったからですよね。つまり新しい魅力的な商品が世に出たせいで、10万円の価値のあったテレビが時代遅れになって価値が下がり、結果として価格も下がったわけで、極めて正常な経済活動であるといえると。

    そして本当にテレビの価格が下がってうわー問題だーというのであれば、インフレにして価格を上げるより、新しい商品開発をした方が早いですよね。だってタダでさえ時代遅れになってるテレビの価格を上げてしまったら、却って売れなくなるだけじゃないですか。

    思うに、この辺の認識の甘さが「良いインフレ論」が誤って語られる背景なんじゃないですかね。つまり途上国は経済発展の余地があるがために、商品の付加価値が日に日に増して、結果物価が上がっているように見えているのだけれども、しかしリフレ派のアホな方々は、その価格面のみに注目したために「価格が上がれば景気がよくなる」という幻想を抱いてしまったのではないかと、そしてそれが「良いインフレ論」として、誤って世に広まったのだと思うのですが、どうですかね。


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