コストの安いリスクヘッジ
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コストの安いリスクヘッジ

2014-08-31 06:41
    前回の続き。

    「嫌だ嫌だ嫌だ」アイドル脱退、身勝手さに呆れた運営側が異例の対応。

    http://www.narinari.com/Nd/20140827671.html

    何度か書いたように、人間や物の価値というものは金融政策では上下することはない。
    では何で変化するかといえば、基本的には需要と供給によって変わることになる。つまり物や人が少なければ価値が上がり、反対に大量供給されれば価値は下がり、通常は価格も下がっていく。

    アイドルもまさに、大量供給されて価値が下がった例だろう。昔はそれこそテレビにかじりついて聖子ちゃんを見ていたわけだけど、今やアイドルはそこら中にいる存在となってしまい、ありがたみが薄れてしまい、結果価値も減少した。

    そして価値が減少するということは見返りが少ないということでもあり、真剣に取り組むメリットもないということであるので、アイドルをやる側の意識にも影響してくる。もしかするとこのアイドルの身勝手さとやらは、その価値の減少がもたらしたものかもしれない。

    地下アイドルとファンの交際に運営が激怒!? 賠償金823万円は妥当か? 弁護士に聞いてみた

    http://www.narinari.com/Nd/20140827671.html

    ただし価値の減少がアイドルの身勝手さを引き起こしたのならば、その価値の減少を見越した上で雇ってしまった、運営にも責任があるはずだ。この賠償金の話もそうだけど、そもそも全ての問題の発端は、こんな供給過剰で利益も得ないような業界に、軽い気持ちで参入して来た会社の経営姿勢にあるのではないのか。通常これだけ供給過剰であれば、質を確保することも難しくなることは、マトモな経営者であればわかりそうなものだろう。

    にも関わらず彼らは自分達のビジネスモデルの稚拙さは棚に上げ、所属アイドルに高い規範意識ばかりを求め、あるいはファンに対して賠償を請求するなどの暴挙に出ているのではないのか。本来アイドルに規範を守らせたいのであれば、少なくともそれなりの対価を支払うべきだ。にも関わらずその義務を怠ったというのであれば、不祥事が起こったとしてもそれは会社側の自業自得である。一連の流れを記事で見るに、運営のしていることはブラック企業と一緒である。

    「非正規だから情報が漏れる。正社員なら安心」論は正しいのか

    http://careerconnection.jp/biz/economics/content_1784.html

    今アイドルで説明した通り、人間の価値と対価とは密接な関係がある。
    つまり高い給料を提示すれば優秀な人間が集まり、反対が給料が安ければ、そうではない人達が集まってくることになるわけで、その点からすると非正規だから情報が漏れたという指摘は、ある意味正しい。基本的に非正規は正規よりも給料安いんだからね。

    なので情報漏洩されたくなければ高い給料を支払えば良いということになるのだが、この点日本と欧米諸国との給料の差は、一体どこから来ていると見るべきろう。このキャリコネの記事は、どちらかというとエンジニア本来の能力に比べ給料が抑えられているという論調だよね。つまり500万円支払うべきエンジニアに400万しか支払わないことでモラルの低下が起き、犯罪に走らせていると言いたいようだ。

    しかしながら労働者の給料と価値の関連が強いことを考えると、企業側のエンジニアに求める能力の低さや、相対的に日本のエンジニア能力の低さが原因と見るべきなんだろう。つまりインフレの影響は無視して考えた場合、アメリカには862万円払うに値する能力のエンジニアがわんさかいるけど、日本には433万円に値する能力の人しかいなくて、差し引き400万円の差があると。そしてその給料差が職業的モラルという能力差となって現れていると考えるのが自然と思われる。

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