コストカットはコスト増
閉じる
閉じる

新しい記事を投稿しました。シェアして読者に伝えましょう

×

コストカットはコスト増

2014-10-10 07:21
    前回の続き。

    そういえばいつも金融緩和と消費税増税とはインフレを発生させる点で一緒なんだという話をしてますけど、この事は皆さん理解されてるんですかね。中には「消費税が上がるのは税金で価格が上がってるわけではねーから、インフレとは違うだろバーカバーカバーカ」という人いるかとも思ったんですけど。

    一般的に物の値段というものは、様々なコストを足し合わせて算出されたものですね。つまり原材料費に土地の賃借料、人件費に光熱費に、更には社会保険料や法人税、地方税などを全て足したものに利益を上乗せされたものが、一般的には物の価格になっている。

    なので消費税というものも税金というコストの一部であり、価格に含めて良いということになるわけです。つまり100円の物に消費税がついて105円になったとしたら、物の価格も105円でインフレ率は5%だ、OK?


    社会保障、制度維持困難の恐れも 高齢化だけで年3.1%増と財政審試算

    
    http://www.sankeibiz.jp/macro/news/141009/mca1410090500001-n1.htm

    OK!!!(ズドン
    でも今の話が理解できないと頭がこんがらがってしまって、わからないままになってしまいますね。だから基本的なことに見えるけれども、とても大事で重要な話だと思いますね。

    ということで今回はコストカットの話を。
    本来コストカットというのは無駄を省く経費を削減するという意味ですけど、実際には「人や物を過小評価する」という場合が多いですね。例えばこの社会保障のように、月20万円もらっているのを月15万円にすれば、5万円の経費が浮くから赤字が減るだろうなどと言う言い方がなされる。

    でも説明した通り実際には「20万円支払われるだけの資格がある人に15万円しか支払わないということなので、人間の価値を5万円分低く見積もっていることになるわけです。このようなやり方をすると、多分マクロ的に見て短期的にはデフレになるんでしょうね。つまり人間の価値が下がれば人件費が下がることになるので、物の価格も釣られて下がっていくことになる。

    バブル入社組が危ない! 「年功序列賃金」は崩壊したのか

    http://president.jp/articles/-/13555

    しかしながら長期的に見ると、多分インフレになるか、賃金下落のスピードが物の下落のスピードを上回ることになるんでしょうね。というのも必要なカネを支払わないということは、税金を取られているということと一緒なので。消費税を上げればインフレになるのと同様、経済を押し下げる原因になるはずです。

    実際企業でも、リストラをして復活したところは余り聞かないですけど、やはりそれはそういうことなんでしょうね。年功序列賃金を是正しろとか中高年はもらいすぎだとありますけど、能力(主に過去の能力)に見合った適正な賃金である限りは、無理矢理の賃金カットは、企業の業績を押し下げる原因になると思います。


    広告
    コメントを書く
    コメントをするには、
    ログインして下さい。