家計防衛はされてない
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家計防衛はされてない

2014-11-27 04:46
    前回の続き。

    黒田総裁ら給与引き上げ=9年ぶり、1.3%増-日銀

    http://www.jiji.com/jc/zc?k=201411/2014112500803&g=eco

    黒田の給料が1.3%上がったというけれども、別にコイツの能力が1.3%上がったわけではないからね。能力が同じで給料が上がるだけなのであれば、それは単に赤字になるだけなんだけど、なんで未だに賃金上昇を目指すとか言っているんですかねえ。

    大都市バイトの時給、過去最高 人手不足進み961円

    http://www.asahi.com/articles/ASGCT4TKSGCTULFA00S.html

    こんなの明らかに異常なんだけど。
    もし賃金の上昇を目指したいのであれば、単純に人間の能力を開発すべきだね。つまり人間の能力が上がれば労働力の価値も上がるので、結果として賃金も上がる。そして能力が開発されれば物の効用が下がる速度も早くなるので、物価も下落する。結果として賃金も上がって物価が下落すれば財産も溜まるので、みんなが幸せになるでしょうという図式になる。

    しかしこんな風にインフレで賃金上昇を目指しても、能力と賃金が対応していないことになるから、単に経済にとって損失になるだけだ。

    インフレ目標2%時代の「最強」家計防衛術

    http://toyokeizai.net/articles/-/54161?page=3

    やっぱり「インフレになると借金が安くなるんだ」という前提が、そもそもの誤りのはじまりなのかもしれないな。確かに金利面だけを見れば、インフレ局面ではデフレよりも得をする。つまり金利が3%から1%に下がれば2%分負担が減っているわけだけど、でも実際にはインフレ下では金利負担以外の部分で負担が増している。

    というのも企業がカネを借りる場合には、インフレによって国民経済が縮小し商売条件が悪化するので、幾ら金利が低くても返済が厳しくなっていくわけだし、こんな不動産に関してもそうだろう。この記事書いた奴はインフレ下では自宅を保有すればいいですなどと言うが、そんなことで得するはずもない。

    例えば2000万円で家を買った場合を考えてみよう。その時インフレになって金利が1%ぐらいであれば返済が楽になりますよねというのが彼らの主張なのだが、でもインフレになることで勤め先の経営が圧迫し、給料も下がっているので実際には返済条件は苦しくなるはずだし、購入当初は2000万円で買った家も、その後インフレが続けば不動産購入者が殺到することになるので、価格の上昇とは裏腹に、供給過剰から不動産の価値自体は下がっていくことになる。

    専業投資家が教える「負けない投資」3つのルール

    http://www.sinkan.jp/news/index_5052.html

    つまり緩和終了前までに家を売り払いでもしない限りは確実に含み損が発生するということになるので、結局は借金が増えてるのと一緒になるわけだね。
    だからこの「キャピタルゲインよりインカムゲインが大事」というのも、基本大嘘なんだろう。というのもインフレの流れが止まれば不動産価格が下がり、本来の価値へと価格が修正を始めるので、インカムゲインもそれにあわせて急激に下落することになる。

    なのでキャピタルゲインが得られる間に不動産は手放さないと、インカムゲインすら得られなくなる。よってインカムゲインよりもキャピタルゲインの方が大事だとなるんだけど。

    資産価格過熱の兆候ない=中曽日銀副総裁

    http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPKCN0J90E120141125

    そっか、だから前にインフレになっても物の効用は変わらないと書いたけれども、これは違っていたんだな。インフレになればなるほど物の効用は下がっていくことになるので、価格と価値との乖離が、大きくなっていくんだろう。

    ちなみに日銀のアホ共によるならば、このインフレ政策によって資産価格が過熱したり、バブルが発生してはいないそうである。

    しかし説明したとおりバブルになっていなくとも経済損失が発生していることには違いないし、そもそも日本の場合は融資の返済期限が短いし、資金需要も少ないよね。つまり住宅ローンであれば毎月返済期日が来るから貸す借りる側がリスクの計算がしやすいし、コーポレートローンにおいても担保価値の把握が常になされているので、イザとなった時の損失も少なくて住んでいる。

    でもアメリカの場合はサブプライムローンのように元本の支払いが後にならないと来ないものがあるし、融資で担保を取る習慣もないから、リスクが途端に顕在化しやすくなっているということなわけだよね。

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