有権者の思いあがり(コメントへのお返事つき)
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有権者の思いあがり(コメントへのお返事つき)

2015-06-13 18:59
  • 2
前回の続き。

今回もとまと船さんからコメントいただきましたので、それにお返事しますね。
えーとコメントの内容は当籤させたい人に+1を、そして当選させたくない人に-1を振り分ければよいのではないかとのことですが、この場合も基本的にはボルダ得点の場合と変わらないことになりますね。

というのも候補者が3人として+1と-1を振り分けるようにしたとしても、残り1人は+-0の評価がされることになるので、1位に3点、2位に2点、そして3位に1点を振り分けるのと同じになるからですね。

よってどんな制度を敷こうが、問題が出ることは避けられないとなりそうです。思うに民意が反映されるためには、立候補者側の対策が必要なんでしょうね。例えば候補者調整をする。大阪都構想のような、YESがNOかの二者択一が求めるような政策が争点の場合は、同じ考えを持つ人に立候補を辞退してもらって、候補者2人の、1対1の対決に持ち込むようにすれば、票が割れることはない。

あるいは反対に争点をボヤかしてしまうとかね。今の例で言うならば大阪都構想のような政策ではなく、候補者の人柄で争わせたり、組織票を基とした選挙戦を戦うようにすれば、同様に票割れの事態は避けられる。まあもっともこの場合は、選挙を棄権する人が出るので問題だとか言われるんでしょうけど。

日本国憲法改正を多数決で決めていいのか『多数決を疑う』

http://www.excite.co.jp/News/reviewbook/20150604/E1433350923082.html

でもぶっちゃけた話なんですけど、この棄権の問題ってのは基本的には有権者側に起因するんですよね。だっていくら争点がボカされようが魅力ある候補者がいなかろうが、少し勉強して議論に参加してれば、おのずと誰に投票すればいいかはわかりそうなものじゃないですか。

でも殆どの人はそういう下調べをしたくないものだから、いい人がいないとか政治家は信用できないとか適当な理由をつけて、棄権をしている。だから本来マスゴミは声を大にして、彼等の不勉強と、他者に責任転嫁する態度を厳しく糾弾すべきだと思うんですけど、でも視聴者や読者に嫌われたらテレビも新聞もやっていけなくなるものだから、みんな強くは言えない。

その結果として有権者の政治家が悪いから投票に行かなくて良いという屁理屈が、ますます通ってしまっているというのが、現実なんじゃないですかね。そしてもう1つ有権者に関して言いたいことは、「みんな政策本位の選挙をしようとか言う割には、実は政策について詳しくないんじゃないの?」ってことなんですけど。

憲法改正不要48%、必要43% 朝日新聞社世論調査

http://www.asahi.com/articles/ASH4H4KBCH4HUZPS003.html

例えばこんな憲法改正の話でね。
世論調査をやると、みんな必ずといっていいほど「今の憲法は古いから時代に対応出来ていない。だから至急憲法を改正して、新しい人権を認めないといけない」って言うわけですよ。

でも新しい人権を認めたからといって、国民の権利や暮らしが向上するわけでは、決してないですからね。だって環境権にせよプライバシー権にせよ、幸福追求権という形で処理されてきた歴史があるし、仮に憲法上の権利として認められたとしても、手続法がなければ上手く機能はしない。

更に言うならば、最悪憲法上の権利として認められなかったとしても、発生した損害は民法上の損害賠償という形で処理されるわけだから、実務上の問題も生じない。だから本当は新しい人権を認めるために憲法改正をする必要性はないんだけど、でも有権者達はそれらの前提事実は知らない。恐らく彼等は「憲法ってのは一番偉い法律なんだよね」ぐらいの知識で、憲法についてわかったつもりになって、大いに語っている。

裁判員裁判制度は必要?それとも不要?

http://news.nicovideo.jp/watch/nw1544183?news_ref=newsearch

こんなのもそうじゃないですか。
裁判員裁判が必要だと思った背景には「裁判官は俺達よりもバカに決まっている」という、国民の人を見下す態度があったからに違いない。だから頭の良い俺達が裁判をやれば、マトモな判決が出るに違いないと思って、みんな制度に諸手を挙げて賛成した。

でも裁判官はバカだ自分達は頭が良いんだという割には、当の本人達は裁判に関する基本的な知識を知らないし、それどころか実際に制度が運用されるや否や、「仕事が忙しい」「残酷な死体写真は見たくない」と言って、裁判員を辞退する例が続出している。

「大阪都」ツイッターで今さら激論

http://r25.yahoo.co.jp/fushigi/jikenbo_detail/?id=20150519-00042291-r25

だから殆どの政治に関する諸問題というのは、全て有権者の思い上がりによるものなんでしょうね。政治不信にしても憲法改正にしても、「俺達は役人や政治家よりも頭が良いんだ」という勘違いが、いらぬ疑念や制度を生み出そうとする原動力になっていて、それに乗っかって裏で利益に預かろうとする人がいるという構図が出来ているのではないか。

この大阪都構想も、きっとそういう思い上がりによって生まれたものなんでしょうね。記事見ると宇野常寛は、

「今に始まったことではないけど、選挙とは情弱高齢者をいかに騙すかで決まるゲームになってしまってるのだな、と改めて痛感した次第です。はい」

と言っているわけだけれども、本当に情弱なのは、高齢者ではなく若者だったんじゃないですかね。
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akiさん、お返事アリシャス!

なるほどー結局、合計点数で見ればボルダ得点というのと変わらんのやね。

>「今の憲法は古いから時代に対応出来ていない。だから至急憲法を改正して、新しい人権を認めないといけない」
ワイは憲法改正は慎重にしたほうがエエと思っておりますのぜ。日本国の理念みたいなもんやないの?憲法って。
時代に合わせて追加する必要があるのは、刑法や民法かも。具体的にはITの分野で、「コンピューターウイルス作成罪」「不法アクセス罪」は必要なんやないかな?もうある?どっちも破壊工作や泥棒と同じことやし。

労働法については、改正が必要というより、サービス残業やらかしたり、現行法を守っていない企業が多くてどげんかせんといかん状態だと思うのぜ。ただ、現行法を厳密に守ると競争で優位に立てないんだと思うのぜ。だから、労働者の側でも自分の身を守る必要があるね。

>「みんな政策本位の選挙をしようとか言う割には、実は政策について詳しくないんじゃないの?」
ワイ個人の話をすると、詳しくないのに加えて、その政策が世の中と今の生活にどう影響するかパッとはわからんのぜ。。。
大阪住みではないけど、都にした方がええか悪いか、長期的にどうなるか分からんし。裁判員制度については、司法側が他国に倣って取り入れたんじゃなかったのかな?

で、有権者の思い上がりはエエんちゃうかな?だって、主権者やし。これを否定して、「政治は政治家に任せて平民は口出すな」とすると民主主義国家ではないのぜ? どんどん口を出して、分からんところを政治家に説明させたらええと思うし、有権者同士でも大いに議論すればエエと思うのぜ。分からんところを分からんまま、「一見分かりやすいスローガン」に騙されるのは危険とは思うけど。でも思い上がってるんやから、分かりやすそうなスローガンにも批判精神をぶつけたらエエやん。
54ヶ月前
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>>1

とまと船さんコメントありがとうございます。
お返事の方を最新記事につけさせていただきましたので、ご一読いただければと思います。
これからもどんどんコメントしてくださいね。
54ヶ月前
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