近現代の民主主義を作り出してきた中心勢力であるイルミナティ・フリーメイソン（ユダヤ・カバラ派とフリーメイソンの融合した秘密結社）は、カバラ（ユダヤ神秘主義）と啓蒙主義に基づき西側の自由民主制を管理してきた。
そのフリーメイソンの真のトップ階級の「秘密教義」は、カバラ（ユダヤ神秘主義）によって基礎づけられている、
とアルバート・パイクやマンリー・Ｐ・ホールのような著名なフリーメイソンのトップ階級の著書で述べられてきた。
つまりフリーメイソン最上層部によって作られてきた「民主主義の真の原理」は、
カバラによって基礎づけられているという事でもある。
今回は、「隠されてきた真の民主主義の原理」の論理の起点である「人間の尊厳の原理」を、
カバラで用いられる「生命の木」の起点である「アイン・ソフ」等と照合して両者の性質の関連性を解説する。
次の図（その１）は、言語哲学面から見た日本国憲法（立憲民主主義）の原理である。
「１の人間の尊厳」は、憲法の価値を導出する論理の出発点になる。
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「１の人間の尊厳」は「根本価値」であるために、その後の「２から５まで」の全ての憲法の原理の大前提となる。
次に、この隠されてきた言語哲学の「人間の尊厳」の位置を、憲法を構成する他の2つの原理である「カバラの生命の木」と「図形哲学」と照合する。次の図（その２）で表された３つのモデルでは、「人間の尊厳の原理」は最上部の「赤い枠」で囲まれた部分になる。
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上記図（その２）の右側にある「カバラの生命の木の⓪」は、その後、①から⑩の物事の導出をしていく起点となる。
真ん中にある民主主義の図形哲学に関しては、拙著『フリーメイソン最上層部により隠されてきた民主主義の真の原理 』 に記載。
この「人間の尊厳の原理」を図形哲学で形成する過程は、次の図（その３）になる。
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この図形哲学の「人間の尊厳」と「カバラの生命の木の⓪」がリンクする。
次の図（その４）は、その原理を照合したものだ。
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上記図（その４）の右側にある「生命の木の原理」の「Ⅰ アイン(無)」は 「究極の無」を表す。図の左にある「立憲民主主義の原理」の「人間の尊厳」では、「一 友愛」がこの部分にリンクする。
次に右側にある「Ⅱ アイン・ソフ(無限)」はアインの限定状態。アインという究極の無が、「限界のないとか、終わりのない」、という概念へ焦点を合わせ始めたもの。図の左側にある「人間の尊厳の原理」では、「二 平等」がこの部分にリンクする。
次に図の右側にある「Ⅲ アイン・ソフ・オール(無限の光)」はアイン・ソフを更に限定した状態。限りない光であり、あらゆる所に存在し最も濃密なところにも差し込む。この光が生命の木の⓪から①に流れ込み、その後の①から⑩までの矢印(閃光)を作り出す。図の左側にある「人間の尊厳の原理」では「三 人間の尊厳から始まる導出の流れ」がこの部分にリンクする。友愛と平等に基づく「人間の尊厳の原理」は、憲法および法律において全ての法的な領域に影響を与え、その基盤となる(根本的な価値)。
この両図を、全体像から照合したのが次の図（その５）になる。
このカバラの生命の木の「アイン・ソフ・オール(あらゆる所に差しこむ無限の光)」の性質と、「人間の尊厳(全ての法の大前提)」を比べた場合、両者の性質は類似する。
以上で、「カバラの生命の木の⓪の部分」と、「立憲民主主義の人間の尊厳の原理の部分」がどのようにリンクするかを解説した。
この両者がリンクするのは、立憲民主主義の原理が、フリーメイソン最上層部の密教の基礎とされているカバラの理論体系の影響を受けて作られたためだろう。
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