前月よりアニメディア編集部に転封されて参りました編集部上原です。アニメディアでブロマガを書くのは初めてです。改めてこれから何卒よろしくお願いいたします。匆匆。
昨日、6月21日に東京・科学技術館サイエンスホールで開催された『ミリオンドール』の第0回ファンミーティングにお邪魔してきました。
原作のあらすじは、くっすんこと楠田亜衣奈さんが演じるひきこもりアイドルオタクのすう子が、ネットを駆使し自分が推す女性アイドルをアゲアゲにする! という内容。すう子の前に立ちはだかる地下アイドル・マリ子を演じる伊藤美来さん、すう子が推すローカルアイドルユニット”イトリオ”メンバーを演じる松井恵理子さん(ゆりの役)、渡部優衣さん(もも菜役)、飯塚麻結(りな役)たちがキュートなステージを展開していました。
印象的だったのは女性キャストがほとんどのイベントなのに、相当数の女性ファンがいらっしゃって男子諸君の熱気に負けず頑張っていたこと。アイドルアニメ好き女子も結構いましたが、私の近くの席の方のお目当ては、作中で”アイドル現場のカリスマ”リュウサンを演じる梅原裕一郎さんでしょうか? 大喜利やフリートークのコーナーで的確に見ている我々の心をキャッチする梅原さんの回答は女子でなくても楽しくて、会場に集まった”現場のカリスマ”(オタク)さんたちにも大声援で迎えられていました。イケメンってズルいですよ。えぇ。
この作品の見どころのひとつがもうひとつ。それは放送中に実際にキャストがアイドル活動しちゃうところ。2週間に一回くらい秋葉原・AKIBAカルチャーズ劇場でゲストを迎えてステージを開催するようなので、近くにお寄りの際はぜひ参加してみては? ステージ公演の詳細は作品公式webサイト(http://milliondoll.com/index.html)で随時告知されるようなのでご覧ください。番組は毎週月曜日深夜1時11分よりTOKYO MXほかで7月6日放送スタート予定。オンエアも忘れずにチェックしてくださいね!
続いてむかったのはおうちの近くの映画館。アニメディア7月号の「頑張ってます!編集部」コーナーで書けませんでしたけど、当時学生の私の内部記憶に上書き不可の影響を残した作品の映画『攻殻機動隊 新劇場版』です。こちらは上映中なのでぜひ直接観て頂きたいですが、私は観た後、無性に原作を読み返したくなり、早起きしてさっきまでずっと読んでました。
『攻殻』のアニメを観たことがある方の中には、意外と原作を読まれていない方も多いのでは? 原作がまったく陳腐化せず、むしろ現実が近づいているという印象もある『攻殻』なのですが(こんなプロジェクトも立ち上がりましたし。http://www.realize-project.jp/)、当時の私はマンガのコマとコマの間の空間(業界では間白(まはく)というそうです。)に描きこまれた士郎正宗先生の膨大なメモをとても楽しく読んでいました。高校生の私には刺激が強すぎる内容も多々含まれていましたが、そこに書かれた膨大な”事実”と”設定”を実際に調べることはとても楽しく、今の仕事にも影響を与えてくれた気がしています。ミリタリーネタとか警察ネタとかが好きな方には一読をおススメします。(同時期の私は、高村薫先生の小説も大好きでした。そのきっかけも漫画『勇午』の影響だったりするのですが。)
ちなみに私、間白の著者メモがとても好きみたいで、面白いことをやっている作品は単行本を結構買ってしまうのですが、みなさんは本を読んでいて何か購買意欲が跳ね上がる仕掛けはありますでしょうか? あったら教えてくださいね。
さて、編集部的には今週は締切の週。いいページをお届けできるように頑張ります。みなさまもいい一週間を過ごされますよう。(上原)
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