という話。
(当記事ははてなのブログに書いたものの転載です)
今年でTerragenシリーズで趣味の風景CG制作をはじめて7年になります。
最初は無償版の800x600制限でやっていたのが,今では有償版でFullHD~4kサイズのCGを当たり前に作るようになりました。
当然制作に使うマシンもどんどん更新してきましたが,しばらくここ3年くらいはi7-930ベースのマシンで落ち付いてました。でも,最近8kとか16kサイズの制作(全球・半球の360度パノラマテクスチャ)をするようになってきて,ついに限界を感じました。
静止画一枚レンダリングするのに2週間かかるというのもなかなかふざけてると思うし,それ以上に普段使いのマシンのリソースを長時間占有されるのはつらい。思い立ったときにゲーム出来ない。つらい。
そこで,(ボーナス入ったし)レンダリング専用マシンを組むことにしました。
まず12月に1台,そして今年初めに1台組んで,今のところ2台体制。
* 1号機
ASUS Z87-PLUS
Intel Core i7-4770K
Corsair DDR3-1600 8GB*4
Intel 335 80GB
玄人志向 KRPW-GN550W
* 2号機
ASUS H87M-PRO
Intel Core i7-4771
Corsair DDR3-1600 8GB*4
Intel 335 80GB
玄人志向 KRPW-GN550W
1号機と2号機で異なるのはM/BとCPUだけです。
そんな数%の速度向上のためにオーバークロックする必要もないし,4771でよくね?とか,
ATXマザーじゃなくてよくね?とか反省した結果2台目はこの構成に。
(4770KとZ87-PLUSがセットで特価だったの...)
「え?3DCGなのにグラボ無し」って思われるかもしれませんが,
Terragen 3はGPUパワーを一切使わないソフトなので心配不要です。
今後GPUサポートするとか(TG4以降でしょうが),Vueを買うとかしない限りは
グラボ無しで運用できると思います。安上がりですね!
OSはScientific Linux 6.4を使用。
Terragen 3のLinuxレンダリングノードを使ってやっています。
マウントは(仮)状態ですが,ひとまず運用できるようになりました。
こういうのやってみたかったの!
ベニヤ板とDCのハイブリッド! pixivインフラの今 - @IT
ケーブリングを見直すと同時に,防塵対策は取る必要がありますね...
ベンチマークを走らせた限り一台あたり2倍速は出ている。もうちょっと速くなるかなと思っていましたが,まずまず。Linux版レンダラが遅めなのかもしれません。
さて,レンダリングマシンは組みましたが,その運用は少し見直したいと思っていて。
たとえば16kテクスチャを2台で分散レンダリングしようと思ったら,次のような流れになります。
1. 冒頭に書いた現行マシン(i7-930ベースマシン)でシーンモデリング
2. プロジェクトファイル(と使用している植物モデル)等をまとめて両レンダリングマシンにコピー
3. 1号機でレンダラを起動してGI cacheファイルを作成(光源計算の結果ファイル)
4. 2号機にGI cacheファイルをコピー
5. 1号機,2号機でレンダラを起動して,それぞれ左半分,右半分をレンダリング
6. 結果を取り出して画像をマージ
もぅ無理。。。
アプリ組もぅ。。。
具体的には3~6を自動化したい。どう組むのがスマートかなあと考えてます。そのうち構想まとめます。
以上。