【漫画 感想】『銀の匙』10巻を読んでみた
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【漫画 感想】『銀の匙』10巻を読んでみた

2014-01-15 22:46


    1月8日に発売された『銀の匙』10巻

    今巻は主に八軒たちエゾノー生がソーセージ作りに初挑戦し、さらにエゾノーブランドとして実際に市場で商品として販売する描写が見られました。今までは消費者として食料を好んで食べていた生徒たちが実際に飼育した豚から商品になるように手作業食品を創りだし、さらに実際に商売をするのですから、今巻は農業のほか、商業面でも読み応えある内容だったと思います。特に八軒がみんなでソーセージを作った際に失敗して形が悪いものをおまけとしてサービスする点や、それに対して買ってくれるお客様といったものや、エゾノー生が作ったものとして元々のブランド力で購入するきっかけを生むことに実感するなど、商品に対する付加価値をうまく表現した内容が素晴らしかったです。またビジネスチックにではなく、コミカルに西川がデザインしたパッケージ絵に反対するところや、たまこのビフォー・アフターで購買層が変わるところは思わず吹いてしまいました…w

    今回は商業面がメインでしたが、いつも通り食事テロ描写が満載で、八軒が年越しに実家に帰らないで学校の寮にいた際に、先生たちに見つかり、仕方なく教師同士の大みそかの過ごし方に参戦したり、八軒たちが加工して作ったソーセージの試食会でのホットドックなど読んでいてお腹がすいてしまいました(笑)特に食品加工の先輩たちがピザ作りで利用した石窯を使ってパン作りをして八軒たちにソーセージの値段の交渉を空腹を誘うように迫るところはやばかったですwwwまたコミカル面でも力が入っており馬術部の大川先輩とオタクの西川が激突し、大川先輩の非モテ・ニート・器用貧乏の三冠王を達成する内容でもありましたwww初登場時はもう少し風格あったんだけどな…汗


    さらに今巻見逃せないのが、学校をやめた駒場がバイト生活の中、八軒や御影、さらにエゾノーの面々の声掛けにより、プロ野球選手への夢を再び目標とする描写が見られました!!初詣の際に南九条あやめから「しみったれた顔してると周りも寄ってこなくなる」と苦言されましたが、その心配は無用なほどに八軒のおっせかいが皆に移り、雪まつりの際はエゾノー生の面々で駒場を励まし、元気づけるところはとてもよかったです!


    8~9巻のシリアスを払拭するかのように今巻はどちらかというと明るいエピソードが多くて読んでいてすごく楽しかったです。さらに八軒のお兄さんや結婚相手のロシア人の方も登場し、今まで以上に賑わい、各キャラの状況変化がよくみられました。八軒兄が成長した八軒を見て、ロシア人の嫁さんをもらい、嫁さんの勧めでインターネット家庭教師を初めて、成功者であった自身が、学校で悩んでいる人を助けようと志す点も素晴らしかったです。こういう心理的変化・成長が見られるのも銀の匙ならではの魅力だと思います。11巻も楽しみです。

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