こんにちは!当ブログは無料です。
皆さんの相談&質問に答えていきますので、コチラまでメールくださいね→artesia59@live.jp 

仕事が忙しくてしばらく更新できず、すみません。
その間も沢山メールを頂きました(全てしっかり読ませてもらってますよ~)

その中でも多い相談が<セックスの時、指すら痛くて入らない>というもの。

女性本人からのメールも多いですし、男性から<彼女が指すら痛がるので、ペニスの挿入など夢のまた夢>というメールも多く頂きます。

<処女の取り扱い法>という過去記事で、処女とは「痛がる・怖がる・恥ずかしがる・濡れにくい・感じにくい」のが定番であり、処女には処女の取り扱い法がある、と書きました。

でもそんな取り扱い方など誰も教えてくれないため、セックスがうまくいかない。

それどころか、エロ漫画やAVには「処女がばんばんイキまくる」といった描写が溢れているため、誤解してしまう男性も多い。

それでカップルの気持ちまですれ違ってしまったら、悲しいですよね?

代表してCさん(18歳女子)のお悩みを取り上げます。

<はじめまして。先生のブログを読んで、ぜひ伺いたいと思いメールを送ることにしました。
 
私には今付き合っている彼氏がいます。先日初エッチに挑戦しましたが、彼のモノが入らないどころか、指を入れただけでも激痛でした。

今まで付き合ってきた彼氏ともそういう雰囲気になって、挑戦しようとしましたが、指すら痛くて入らなかったり、指を入れても痛いだけで、動かせずに抜くことが多かったです。

相手が慣れている人だった時は、指は簡単に入りました。気持ちよくはなかったですが、痛みはなくて、圧迫感だけでした。そして指を入れたり下着の上から激しく愛撫された後は、必ず血が出ます。

「とてつもなく痛い」と友達に相談したら、「穴を間違ってるんじゃないの?」とか「相手が慣れてなくて童貞だからだよ」と言われましたが、本当にそうなんでしょうか…?

私自身、力を抜くなどして緊張しないようにしてるんですが、時間がたつとどうしても怖くなって、指をあてただけでも痛くなってしまうんです。

あそこは毎回、下着がびしょびしょになるほど濡れるのに、それではダメなんでしょうか…?

ペニスを挿入する際、前戯は沢山してくれるんですが、穴を慣れさせる(広げる?)ことはしません。
やっぱり日頃からオナニーなどして、自分で慣れるべきなんでしょうか?

自分で指を入れてみると、彼の指を入れる時よりは痛くありません。

彼のことが大好きで、心も体もつながりたいんです。急いではいませんが、このままずっとできないままなのか…と考えると怖くなります。
とても悩んでいます。教えてください。お願いします!!>

ハイお答えしましょう(^O^)/

過去記事でも<処女や経験の少ない女性は、指すら痛くて入らない人も多い>と書きました。

その解決策として<女性は愛撫で十分に感じることで、膣の入り口が開き、膣内が愛液で潤い、指やペニスを受け入れやすい状態になっていく>と説明しました。

ただし処女や経験の少ない女性は、未開発な肉体であるため、愛撫されても感じにくい。

女性は経験を重ねるうちに、快感やオーガズムを「学習」していきます。
だから処女(かつオナニーの経験もない女性)は、感じなくて当り前。

どうやって処女を感じさせるか?については<処女の取り扱い法>で詳しく解説しているので、参考にしてください。
(女性は彼氏に『あっ、こんな記事を見つけたよ♪』とひと芝居して、読ませてあげてください)

ただしCさんの場合、彼氏の愛撫で感じて濡れているにもかかわらず、指すら痛くて入らない。

実は、そういう女性も多いのです。

女性の体は、個人差がものすごく大きいのですね。

たとえば初体験で「気絶するほど痛かった」という女性もいれば「大して痛くなかった」という女性もいる。

ほとんどの女性は「セックス覚えたての頃は痛いだけで、気持ちよくなるのに時間がかかった」と言いますが、まれに「初体験からそこそこ気持ちよかった」という女性もいます。

また初体験で大量出血してスプラッタ状態になる女性もいれば、まったく出血しない女性もいる。

非処女であっても「痛いからタンポンは使えない」という女性も意外と多い。

このように、ほんと~~に!!個人差が大きいのです。

親友で産婦人科医の宋美玄さんに聞いたところ
「『指すら痛くて入らない』って悩んで病院にくる患者さんは多いよ。でも、肉体的には問題のないケースがほとんど」
とのこと。

膣痙攣や処女膜強靭といった、肉体的に問題のあるケースは、きわめて稀だそうです。

ほとんどは「膣のサイズが小さめ」「痛みや恐怖を感じやすい」といった理由なんだとか。

宋さんは「そういう患者さんは本当に多いから、『自分は変なんじゃ?』と悩まないでね」と言ってました。
マンコを百万個診ている彼女が言うんだから、間違いないでしょう。

Cさんのメールの文面から推測するに、まあ膣のサイズは小さめなのかな?と思います。

ただ膣とは産道であり、赤ちゃんが通る道。すなわち、伸縮自在。
肉体界の悪魔将軍的な存在です。

けれども処女の膣とは、“新品のジーンズ”のようなもの。

まだカッチカチで、ストレッチがきいてないんですね。
ジーンズと同じで、何度か試して慣れるうちに、じょじょに伸びて、しっくりくるようになる。

Cさんは『自分で指を入れてみると、彼の指を入れる時よりは痛くない』と書いているので、「痛みや恐怖を感じやすい」のも理由だと思います。

今まで「とてつもなく痛い経験」をしているので、反射的に「怖い!」と感じて、膣が縮みあがってしまうのかもしれません。

そのような状況を改善するためには、<セルフタッチング>という方法があるそうです。
宋さんいわく「最初は、綿棒からトライする患者さんもいる」んだとか。

綿棒ヽ(;゚Д゚)ノ!!

私の場合、麺棒でも入る気がする。

己の名誉のために書いておきますが、私がガバガバってわけじゃなく、19年履き続けたジーンズだからです。
私も18歳の時はタンポンすら痛くて入らなかった。でもさすがに綿棒は入ったと思うよ。

して<セルフタッチング>の具体的なやり方は、

①自分の指をそっと膣に挿入する。
→他人じゃなく自分の指であれば、恐怖心も少ないし、痛くないように調整して動かせるから。

②指を肛門側に伸ばすように、動かす。
→つまり指をそらすようにして、膣を背中側にほぐしていく。

③指を左右にも動かして、横方向にも伸ばしていく。

④これをできれば毎日、少なくとも週に2回は続ける。

※宋さんいわく「①~④を繰り返すうちに、精神的にも抵抗感や恐怖心がなくなっていく」そうです。

⑤それに慣れてきたら、指を2本に増やす。

⑥2本でも慣れてきたら、彼氏の指でもやってもらう。

⑥まで試しても「ペニスの挿入はまだ痛い」という人は、小型のディルド(ペニス型のラブグッズ)を使って、さらに伸ばすんだとか。

そのための「膣ダイレーター」なる器具もあるそうな。

これは性科学会という団体のHPでも販売していて、いわゆる「ディルドのマトリョーシカ」のようなもの。
じょじょにサイズを大きくしていって、穴を伸ばしていくそうです。

ほえ~…そんなグッズまであるとは!
医学の発達した先進国に生まれてよかった、という気がします。

まあ膣ダイレーターまで使わなくても、まずは指でほぐしてみてください。
それでじょじょに伸ばして広げて、様子を見てみましょう。

それでも痛いとか、心配であれば、婦人科を受診してみてください。

宋さんも「出血についても、爪で傷ついてるとか処女膜がちょっと裂けてるとか、いろいろ理由は考えられるけど、心配ならとにかく婦人科へ」と言ってました。

婦人科検診の習慣をつけておくのは良いと思うので、若い女性も一度は診てもらうことをオススメします。
(生理痛や生理不順やPMS(月経前症候群、生理前のイライラや落ち込み)などの改善にも役立ちますし)

ここでSEXコラムニストからのアドバイス。

セルフタッチングをする際は、オカズに凝ることをオススメします。

再三書いているように、女性は「単純な物理的刺激」によって興奮することはありません。

(だからAVにありがちな「嫌がってる女性がやってるうちに感じてくる」なんてありえないので、男性は誤解せぬよう)

女性は精神的にエロスイッチが入らないと、ビタ一文、濡れない。
なので好みのオカズを使って、みずから興奮を高めてください(濡れ不足の時は、ローションを使うのもオススメ)

その方が膣を広げるために義務的にやるより、楽しいし。それに感度を高めて自己開発もできるし、一石二鳥♪

また、指を入れるのに抵抗がある人、爪を切りたくない人には、ラブグッスの使用をオススメします。

ちなみに私が愛用しているのは、「ローズフィンガー」という、指抜きのような形のミニバイブ(指にスポッとはめて使う)
これはサイズも小さめなので、初心者向きだと思います。

私なんて愛用しすぎて、買って3ヶ月で電池が切れました。
電池内蔵型で交換できなさそうだし、新品を買うしかないのか…
そう考えると、コスパはイマイチかも(苦情)

でもこれのお陰で、Gスポットやポルチオの感度がさらに上がった気がします。
やはり、性の道も修行なのだわ…

以上、Cさんのお役に立てれば幸いです(^O^)/
焦らず楽しみながら、新品のジーンズを伸ばしていってね!

<18歳のジーンズ>って、なんだか言葉もステキ…と、37歳の履き古したジーンズは思う。

そして<彼女が指ですら痛がる>とお悩みの男性は、彼女に上記の説明をしてあげましょう。
重要なのは「少しずつほぐして、伸ばしていくのが大事」という、正しい知識を得ること。

彼女と話し合って協力しながら、気長にがんばってください!

※またセックスの際は、望まぬ妊娠や性感染症を避けるために、ピルやコンドームを正しく使用してください。
爪を切って、指や体を清潔に保つことも大切です。

この記事を書くにあたり、宋さんと電話しながら

宋「でもそんな相談をアルに送ってくる男子は、優しくていい子だね。彼女が痛がってても、無理やり挿入する男とか多いから」

アル「そうね。私の元にも『痛がってるのに強引に挿入されて、トラウマになってしまった』って女子のメールがいっぱいくるよ」

という会話をしました。

国内の調査によると、「セックス中に痛いと思ったことは?」という質問に対して、15%もの女性が「いつも痛い」または「大抵痛い」と答え、約60%の女性が「たまに痛い」と答えています。

そんなに痛かったら、そりゃセックスしたくない女性も増えようもの。セックスレス率も高まろうもの。
正しいセックスの知識を広めることは、重要なテーマだと思います。

でも安倍内閣にそれを期待するのは無理やろな…(つぶやき)

この調査結果からも、男性は女性の体が、いかに敏感で繊細かが分かると思います。

なおかつ、女性は彼氏に気をつかって「痛い」と言えない人が多い。
でも人間言わなきゃわからないので、女性はちゃんと相手に伝えてください。「痛い」じゃなく「もっと優しくして?」であれば、言いやすいですよね。

また男性も「痛くない?」「もっと優しい方がいい?」「これとこれ、どっちがいい?」と彼女が答えやすいように、聞いてあげてください。

なにより男性には<AVの激しいプレイは間違っている>と知ってほしい。
激しく指で高速ピストンなんて、言語道断。いきなりペニスで奥を突かれるのも、目から星が飛びます。

麺棒がいけそうな私でも、飛びます、星が。

過去記事も参考にして、<男女がお互いに満足できるセックス>を目指してくださいね!
(拙書『モタク』でも、イラスト入りで詳しく解説しています)

また性の悩みを抱える女性は、宋さんの女性向けの本(『幸せな恋愛のためのSEXノート』『女子がもっとイケちゃうSEXレッスン』)なども参考にしてください。

私も本屋の店員さんに「女子がもっとイケちゃうSEXレッスン、ありますか?」と聞く時は、さすがに恥ずかしかった。まあ私の本も大概ですけど。

では本日はこのへんで♪
皆さまのご意見やご相談、コメントもお待ちしてます!ではでは~(^O^)/

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