• このエントリーをはてなブックマークに追加

たちばなさん のコメント

アルさん!カントン包茎は絶対オペしないとダメッスよ!!Σ( ̄□ ̄;)
No.16
125ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
こんにちは!当ブログは無料です。 皆さんの相談&質問に答えていきますので、コチラまでメールくださいね→ artesia59@live.jp   前回は「勃起しない」「中折れする」というペニスの悩みを取り上げました。 本日は包茎について書きます。 Yさん(18歳)のご相談。 <毎回すごく勉強になるなあと思いながら読んでます。こういう女性からの意見を知れる機会はないので、すごくありがたいです。 僕が悩んでるのは、包茎についてです。ネット等で「仮性包茎なら行為の際には問題ない」と読みましたが、僕が気になるのは、相手の女性にどう思われるか?です。 包茎手術を受けようかとも考えたりしますが、怖いし費用も高いし、抵抗があります。どうか女性からの率直な意見を聞かせてください。お願いします> 女性は皮の有無なんて気にしません。 私は出会う女性に片っぱしから性について質問してますが(フィールドリサーチがモットーの変態作家) 「包茎はイヤ」なんて女性は1人もいませんでした。 女性がイヤなのは「洗ってないペニスを舐めさせられたり、入れられたりすること」。 臭いし不潔だからね。 要するに 「洗っていればどうということはない!」 のです(シャア@池田秀一の声で) 友人の産婦人科医・宋美玄さんも 「日本人男性の半数以上が仮性包茎だと言われているけど、セックスにおいてなんら支障はないし、洗って清潔にしてれば医学的にも一切問題はない」 と言っています。 そもそも勃起前のペニスをしげしげ眺める機会も少ないので、女性は「包茎かどうかなんて気づかない」という人が多い。 それに勃起前に剥けてないからといって、べつになんとも思わない。 私は『モタク』や過去のコラムで 「皮で男のランクは決まらない。女はそんなの気にしないんだから、悩まなくていい」 と主張してきました。 でも「包茎はカッコ悪いんだ、女子に嫌われるんだ」とコンプレックスを持って、悩んでしまう男性は多い。 それは男性誌に載っている <ワンランク上の男> といった美容整形の広告のせいでしょう。 その手の広告を見た時に 「包茎ってカッコ悪くて女子に嫌われるんだな」 じゃなくて 「包茎ってカッコ悪くて女子に嫌われると思わせて、包茎手術を受けさせて、金儲けしようとしてるんだな」 と考えてください。 若い人にはとくに <情報リテラシー>(情報を読みこなす、使いこなす力) を磨いてほしいです。 ダイエットサプリの広告を見て  「このサプリを飲んだら痩せるんだな」 じゃなくて 「このサプリを飲んだら痩せると思わせて、買わせようとしてるんだな」 と考えるようにしてほしい。 その手の広告には <使った方の90%が効果を実感!> とか書いてますが、本当に飲むだけで痩せる画期的なサプリが開発されたのであれば、この世から肥満はなくなっているはずです。 包茎手術の広告では<包茎は不潔で陰茎ガンなどの病気になりやすい>などと唱っていますが、 「ガンの原因がチンカスって確かなエビデンスあるんかい!!」 と暴れたくなるわ。 本当に包茎がガンの原因になるのなら、ちゃんと保険適用になって普通の病院で手術できるはずですよね? 要するに、洗って清潔にしていればいい話。 皮じゃなく、チンカスを放置することが病気のリスクにつながるんだから。 この手の広告は 「包茎だと女に嫌われるし病気になる」 と脅して、手術を受けさせるのが狙いです。 それで稼いだお金で、広告主は豪邸を建てたりヘリコプターを買ったりしてるんです。 私は西原理恵子は大好きだけど、あの院長の商売のやり方は納得できない。 人のコンプレックスにつけこんで金儲けするなんて、 「てめえらの血は何色だーっ?!!」 (レイ@古川登志夫の声で) と叫びたくなります。 若い人にはわからないネタばっか書いてすみませんね。 『モタク』の連載担当さんにも「ガンダムとか北斗の拳とか、今の二十代は知りませんよ?」と言われてしまいました。 それはさておき。 私は詐欺の片棒をかつぐようなことに耐えかねて、広告会社を辞めたんです。「これなら貧乏になった方がマシだ!」と思って。性的モラルは低いけど、正義感だけは強いから。 そして実際貧乏になったが、 わが選択にいっぺんの悔いなし…!! (ラオウ@内海賢二の声で) 包茎手術には失敗のリスクもあります。 調べたところ、消費者センターへの包茎手術に関する相談は、年々増加しているそう。 ただでさえコンプレックスのある場所にメスを入れて、ずさんな手術によって失敗されたら、どんなに辛いか。その苦しみを想像すると、胸がふさがれます。 そこで私は<ワンランク上の男>に対抗して、 <クール・包茎キャンペーン> を行うことにしました。 「包茎なんて気にするな」じゃなく 「包茎はカッコいいんだ!」 と世の中に啓蒙するキャンペーン。 私の経験からいっても、ズルムケの巨根男の方がセックスは下手でした。 彼らは「俺はすごい」と勘違いした自信を持ってるため、テクニックの向上に励まない。 ろくに前戯もできず、挿入メインの手抜きなセックスをしがち。 でもほとんどの女は、前戯で十分に快感が高まるから、挿入も気持ちよくなるのです。 またGスポットやポルチオは、膣の入り口から5センチや8センチといった、中指でも十分に届く場所にあるんだから、巨根である必要はない。 (上記については過去記事にみっしり書いてます) ズルムケの巨根男は <名刀を持っていることにあぐらをかき、稽古に励まない剣士> みたいなもの。 しかも実際は名刀じゃないし。「皮なんて関係ない」「大きすぎる方が痛いからイヤ」という女性が大半なんだから。 『バガボンド』の武蔵だって、木剣1本で吉岡道場に殴り込んだのです。 井上雄彦先生に <クール・包茎キャンペーン> のポスターを描いてほしいなあ… 人はコンプレックスがあるぶん努力するし、他者に対して思いやりや想像力を持てるもの。 だから 「包茎男子とのセックスが最高なんだよ!!」 と私は啓蒙したい。 実際、宋さんの病院には「イカないなんて不感症じゃねーの?」と彼氏に暴言を吐かれて、悩んで診察にくる女性が多くいるらしい。 そういうこと言うのは、自信満々のズルムケ巨根男だと私は思う。 ペニスなどたかがイチ臓器なのに、それをアイデンティティンにしてる男はいるからね。 また小陰唇の大きさに悩んで縮小手術を受ける女性もいます。成人女性であれば、小陰唇なんてはみでてて当たり前なのに。 男は小陰唇なんて気にしない。女も皮なんて気にしない。 女が気にするのは、皮の有無やサイズの大小ではなく 「思いやりをもって接してくれるか」 といったコミュニケーションの部分です。 皮なんか心底どうでもいいから、男性にはセックスのマナーや正しいやり方を学んでほしい。 それを真面目に学ぼうと思うのは、コンプレックスがあって、自分のセックスに自信がない男性。 だから私は、包茎で短小の童貞が好きだー!!! 好きだー好きだー好きだー…… (←エコー) まあ私にエコーかけて叫ばれてもね。けれども、私以外の多くの女性も 「彼氏が丁寧に優しく扱ってくれて、一生懸命がんばってくれてる姿をみると、一番嬉しいし愛情を感じる」 と言います。 そんな優しくて温かいセックスをしたいですよね。「オラオラー入れさせろやー」みたいなんじゃなく。 私は奥手な草食系やオタク男子とさせていただく機会が多かったので、今でも幸せな記憶として残ってます。 一方、 「前戯もろくにせず、ぶっこんできやがった」 「フェ○の最中に無理やり頭を動かそうとしやがった」 とかは、死ぬまで忘れるものかと思う。 そういう非道なことすると子子孫孫まで呪われるので、皆さん注意してくださいね。 私としては、包茎の先達たちに「俺の皮なんてコレで印鑑ケースを作れるくらい余ってるぞ!」と開けっ広げに語って、 「でもセックスした女性たちはみんな喜んでくれた!」と胸をはってほしいと思います。 でも男性のエロトークって「誰とやった」「何人とやった」「風俗いった」とか、そんなんが多いからなあ。 男性は女性と違って、自分のコンプレックスをさらけ出せないんですよね。「男が弱音を吐くな」的なジェンダーの押しつけもあるし。だからひとりで抱え込んで悩んでしまう。 私は今後も <クール・包茎キャンペーン> を細々と続けていきたいと思います。 知名度のない作家だけど、少しは青少年のお役にたてるのではないか。 皆さんも「包茎はカッコいいんだ!!」と世の中に広めてくださいね(^O^)/ 最後に、もうひとつお願い。 拙書『モタク』の続編が出ることが(ほぼ)決定しました。 (出版までの紆余曲折や恨み節をヤプログ!に書いたので、よかったら覗いてみてね) 『モタク』ではページ数の都合で入れられなかった <告白してダメだった時の対処法、逆転ホームランの狙い方> <恋人のいる女性を好きになってしまったら?> なども載せたいと思っています。 「こんなことを知りたい」「このテーマで書いてほしい」といったご意見があれば、ぜひいただけるとありがたいです! それでは、次回は恋愛についての記事を書きます。 皆さまの意見やコメントもお待ちしてます!ではでは~(^O^)/ メールはコチラまで→ artesia59@live.jp   ほぼ毎日、近況や写真をUPしてます→ http://www.facebook.com/artesia59 ヤプログ!<感謝と呪詛>更新しました→ http://yaplog.jp/artesiasom/
アルテイシアの相談室
アルテイシア/作家。神戸生まれ。『59番目のプロポーズ』でデビュー。

著書『フェミニズムに出会って長生きしたくなった』『モヤる言葉、ヤバイ人』『離婚しそうな私が結婚を続けている29の理由』『40歳を過ぎたら生きるのがラクになった』『オクテ女子のための恋愛基礎講座』『アルテイシアの夜の女子会』他、多数。

ツイッターhttps://twitter.com/artesia59