こんにちは!

本日は新刊『エロ戦記』の発売を記念して行われた、アルテイシアと宋美玄先生の対談をお届けします。

宋先生は産婦人科医・性科学者で、ベストセラー『女医が教える本当に気持ちのいいセックス』の著者。私とは25年来の親友でもあります。

進行役は拙書『もろだしガールズトーク』の編集者で、アラサー美女のはたやん。
後編ではブロガーさん2名の質問にも答えます!

本音炸裂の赤裸々セックストークをお楽しみください(^O^)/

女性は共感いただけると思いますが、男性はげっそりして失望するかも。でも役に立つセックスの情報も満載ですよ~♪

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究極のオーガズム実現には?

編集はたやん:『エロ戦記』を出版されたアルテイシアさんと、『女医が教える本当に気持ちのいいセックス』の著者・宋先生に対談をしていただきます。
お2人は25年来の親友なんですよね?

アル:うん。はたやんとも長い付き合いだし、本日はざっくばらんにいきましょう。

はた:アルさんは『エロ戦記』で<究極のオーガズム実現のためのマニフェスト>というコラムを書かれていますが。

アル:宋の患者さんでも「セックスでイケないんです」って悩む女性が多いんでしょ?

宋:多いよ~!それと「セックスはそれなりに気持ちいいけど、イッてるかどうかわからない」とか。

はた:それはやっぱり、一度経験してみないと「オーガズムってこれか!」とわからないんじゃないでしょうか。

宋:ヘレン・ケラーの「ウォーター!!」みたいな。

アル:私は初体験の前にオナニーしてたから、オーガズムを知ってたけど。

宋:国内の調査によると、初体験の前にマスターベーションを経験していた人が7割で、そのうちの6割がすでにオーガズムを経験している。

アル:7割のうち6割、つまり42%の中に私は入ってるわけね。4割といえばかなりの票田。

宋:その当時のオーガズムはどうだった?

アル:レベルとしては今よりずっと低かった。ドラゴンボールでいうと、レッドリボン軍と戦ってた頃の悟空くらい?

宋:その喩えはわからないけど(笑)つまり経験を重ねるごとに快感が深まっていったわけよね。

アル:そう。最終的にはスカウターで計測不能になる、ベジータ並みのオーガズム力を身につけたい。

宋:オーガズムは学習だから、深まっていくのよね。「この刺激が気持ちいい」という経験を重ねて、体で覚えていくもの。始めから究極のオーガズムを実現できるなんてありえない。

アル:女性のオーガズムは「こすったら出る」という男性と比べて複雑で繊細だから、経験を重ねて学習しないと難しい。

はた:でもエロ漫画とかだと、処女がイキまくったりするじゃないですか。それに表現もすごく大げさだし…

アル:『ミスター味っ子』的に、竜に乗って目から光線を出しながら「うおおおおー!!」みたいな(笑)

はた:そうそう(笑)。頭が真っ白になって宇宙に飛んでいくとか、昔はサッパリわかりませんでした。今はそれなりにわかるようになってきたけど…

宋:それも処女から経験を重ねて、深まっていったのよね?

はたやん:はい…多分セックスを全然わかってない男性と経験を重ねても、深まらないと思いますけど。

アル:ただ、男性も教わらないとわからないから、マニフェストに掲げたように<男のセックス偏差値を30から70へ向上>って姿勢が大事だと思う。
ちゃんと伝えずに「彼氏が下手」とか文句言うのはダメでしょう。

宋:みずから教える姿勢は大事。でも教えるためには、自分で自分の快感やイキ方を把握する必要がある。それがこの<オナニーでオーガズムを学習>ってマニフェストなわけね。

アル:うん、自己開発することでオーガズム力も高まっていくし。

宋:私は日々患者さんと接してるけど「マスターベーションはしたことないけど、セックスでオーガズムを得たことがある」って人はほとんど見たことがない。

アル:でもさあ、「イッたことがない」って女の子に「まずはオナニーしよう」って勧めても、しない子が多いよ(笑)「そんな気になれなくて…」とか。そんな気になれないなら、オカズをバカスカ買おうよ!って思う。私はどんだけ買ってるか。

はた:結局は本人のやる気というか、積極性の問題なんですね。

アル:たとえば彼氏ほしいって子に「まずは異性のいる場所に出かけよう」って言っても「そういうの苦手で…」とかね。それと同じだと思うな。

宋:オーガズムも彼氏も、空から降ってこないから。受け身じゃ手に入らない。

はた:アルさんも<セックスで必ずイケる女性は「イカされるんじゃなく、イッている」と言います>って書いてますよね。イキたい!ってやる気のある女性は、ぜひマニフェストを参考にしてほしいです。

アル:<セックスの男女共同参画>だよね。テクニシャンの王子様に出会ってオーガズムを与えてもらうって幻想は捨てて、「みずからイク」って風に価値観を転換してほしい。

宋:女性が主導権を握らないと、セックスでイクのは難しいと思う。

アル:それこそ、挿入でイクにはタイミングが決め手でしょ?クリトリスでイク寸前のタイミングで「今だ!」って切り替えないと。もちろん「今だ!」と叫ぶんじゃなく「入れて…」ってエロく言うけど(笑)

はた:集中力を高めて、呼吸法によって己とマンコをシンクロさせるとか、私もやってますもん。

宋:集中力と呼吸法は大事よね。だから「あーんイクイクー」とか演技してたら、絶対にイケない。

アル:究極のオーガズムは演技できないと思う。オーガズムにもレベルがあるけど、本気でむちゃくちゃ感じてイッた時って、膣も脈打つし、心拍数も上がるし、顔も体も紅潮するし。

宋:体に変化が現れるよね。特に膣の性感帯、Gスポットやポルチオでオーガズムに達したら、快感が全身に広がると言われてる。

アル:私の友達なんて「コォォッ…」って呼吸法をやりすぎて、酸欠で倒れたって言ってたよ(笑)倒れてもイッてやるというド根性。

宋:それぐらいの積極性があれば、オーガスムを実現できる。男性の側も気持ちいいしね。
オーガズムに達すると、女性は膣がギュッと収縮して、いわゆる「締まりがいい」状態になるから。
それとオーガズムに達すると、男女ともに「オキシトシン」というホルモンが分泌されるんだけど、これは幸せホルモンと呼ばれてて、パートナーへの愛情が深まったりもする。

アル:男性は「自分も気持ちよくなりたいし、彼女も気持ちよくさせたい」って欲求があるでしょ。だからこっちが本気でイクと、相手は感動するよね。

はた:はい、すごく喜んでくれます。

アル:そういう喜びがあると、セックスのリピート率も高まる。お互いに「またやりたい」ってモチベーションが上がるし。

宋:それが最大のセックスレス対策。アルは<セックスレスに悩むなら、四の五の言わずにやれ>って書いてるけど(笑)

アル:だってさあ、「その気になれない」とか言うけど、セックスってやってるうちにその気になるものやん?

宋:まあ相手が「自分さえ気持ちよければいい」って男なら難しいけど。

アル:そういう男はヤリチンに多いよ。
私はニコ動で男子向けにセックスコラムを書いてるけど<ためになりました><女性はAVみたいなセックスが好きだと勘違いしてました>ってコメントがいっぱいつく。みんな彼女に気持ちよくなってほしいのね、ええ子らやなあ…って感動して涙ぐむ(笑)

宋:涙もろいよね(笑)

アル:年寄りだからね。老婆は老婆心ながら、若いお嬢さん方に「ヤリチンに引っかからず、マジメにあなたのことを思ってくれる人と付き合いましょう」と言いたいです。

宋:「セックスはあまり好きじゃない」って女性は「本気で気持ちいいと思ったことがない」って人が多いから、男性には正しいセックスの方法を学んでもらって。

アル:女性にも「気持ちよくなろう」と積極的になってもらって。「オナニーはしたくないけど、彼氏にイカせてほしい」とかは、やっぱ虫のいい話やと思うな~

バイブを持ち歩いた宋先生

はた:ここからは女性目線で、オナニーの話を。

宋:『エロ戦記』の対談でも話したけど、「オナニーは寂しい女がするもの」とか誤解してる男性もいるけど、関係ないから。パートナーがいようが頻繁にセックスしてようが、オナニーはするし。

アル:私はオナニーのおかげで〆切を守れてるようなものよ。仕事中、眠気を覚ますためにやってる。

宋:私は眠るためにやってる。

アル:気分転換と安眠効果、どっちにも使えるよね。私は安眠グッズとして、旅行カバンにローズフィンガーを入れていく(笑)

はた:オランダ製のラブグッズでしたっけ?

アル:うん。指にはめるタイプのミニバイブで、Gスポットを狙いやすくなってるの。これだと爪が長い人でも手軽にしやすい。

宋:使い心地はどう?

アル:使い心地は悪くないけど、オランダ人は指がぶっといのか、パカパカするね。旦那相手にETのモノマネとかして、楽しかったけど。「エリオット…」みたいな(笑)

宋:普通のバイブより小さいから、携帯にも便利よね。

アル:なんかの弾みに手荷物検査されても「美顔器です」とか言い張れるし。

宋:そうそう!この前、引っ越しの時に母親が手伝いに来てくれたんだけどさ。私は仕事で出なきゃいけなくて、バイブをカバンに入れて持ち歩いたよ、2本。

アル:たしかに親に見られると気まずいかも(笑)

宋:しかも1本は仕事でもらったんだけど、ペニス型で血管とか筋までリアルに再現されてるやつで(笑)

アル:お母さんも引き出しからそれが出てきたら、心臓に悪いよね。

宋:親も年だしねえ。それでカバンに入れて、○○大学の××教授との対談に出かけたの。対談の最中に「この中にバイブ入ってるんです、捨てようかと思って」って話したら「よかったらくれないか」と言われて。

アル:えっ、未使用のバイブ?

宋:ううん、使用済み(笑)。でも「未使用です」って言ってあげた。

アル:マジで?!(笑)

宋:でも洗ってるよ。

アル:洗っててもさあ…はたやん、お古のバイブほしい?

はた:いえ、いらないです!

宋:でも診察の機械とかは、洗って何度も使用してるんだよ?

アル:気分の問題だよね…でもたしかに、バイブの捨て方は困るよ。

宋:メーカーに送ったら処分してくれたりするでしょ?

アル:わざわざ梱包して郵送するのが面倒くさい。でもどう捨てていいかもわからない。中は機械だし外はシリコンだし、ゴミの分別も迷う…中はプラの日かな?

はた:プラですかねえ。

アル:でもバイブをハサミで切って分解するのとかねえ…エコだけどバカみたい。

はた:エコは大事ですけど(笑)

宋:はたやんはバイブ持ってるの?

はた:私は持ってないです。自分で使ったことも、セックスで使われたこともないです。

アル:ほう、バイブ処女。

はた:だから怖いというか…触るのもちょっぴり抵抗があります。

アル:なに生娘ぶってやがる(笑)でも羨ましいかも。未知のフィールドが残ってるわけでしょう?

宋:なにそのやりつくした感。熟女っぽいわ~。

アル:年齢的には熟女にセグメントされるから(笑)。でも「中イキを経験して
みたいけど、自分の指を入れるのは抵抗がある」って女性には、ラブグッズをお勧めするよ。オナニーで膣内を自己開発できるし。

宋:今は可愛いグッズも多いしね。昔は木彫りみたいな、民芸店にあるような大人のオモチャしかなかったけど。

アル:ブラックインディアンとかねえ…って昔話してる時点で、2人とも熟女だから!

フェラで男女が注意すべきこと

アル:私がつねづね思うのが、セックスにおける唾液の重要性。

宋:うんうん!唾液、むっちゃ重要!

アル:フェラにしても、口の中が潤ってないと、根元から先っぽまで長いストロークで舐められないよね?

宋:フェラの際、唾液はどんどん外に流れていくから。唾液って1日に2Lくらい出てるんだけど、全部飲んで回収してるわけで。

アル:腹立ってツバ吐くみたいな、大リーガー的なことはしないね(笑)

宋:そう。だからフェラって、すごい量の水分が出ていくのよ。

アル:そしたら股も濡れにくくなるし。しかし男子の部屋は往々にして乾燥している。

はた:あーそうかも!男子は湿度を重視しませんね。女友達の部屋には加湿器とかあるけど。

アル:男子の部屋はパッサパサ(笑)だから私は男子の部屋に行くとまず、ヤカンに湯を沸かしてもらってた。

宋:それはいいアイデア。蒸気によって加湿することで、口の中が乾くのを防げる。

はた:唾液不足でフェラするのは辛いですもんね…必死にレモンや梅干しを思い浮かべて、頑張ります。

宋:じゃあさ、ペニスに貼る昆布とか開発するといいかも。

アル:はあっ?(笑)

宋:亀頭に昆布が貼ってあれば、おのずと唾液が出るじゃない。フェラ用昆布、売れそうやけど…
あ、でも昆布によるか!昆布って種類によっては唾液を奪われるし!

アル:なぜか熱く昆布を語っているよ(笑)

はた:コンドームのパッケージを酢昆布で作るのはどうですか?唾液が無くなってきたら、ペロッと舐めるんです。

アル:それだと食品になるから、品質保持期限の問題とかあるかも…そもそも、家に酢昆布があれば解決するんじゃ?

宋:でもセックス中にいきなり酢昆布食べるのもね。

はた:だったらペニスにまぶすスプレーとかローションとか…レモン味とか梅干し味とか。

アル:ドンパッチ味は、パチパチ感も味わえる。

宋:サイダー味は?

アル:清涼感はあるけど、サイダーで唾液って出るかな…
まあそれらの開発を望みつつ、男子には「加湿器を買おう、もしくはヤカンに湯を沸かそう」と言いたいです。

はた:女子にはどうですか?<フェラで神気分を味わおう>って本には書いてますけど。

アル:「フェラの奉仕させられてる感がイヤ」って女子もいるけど、フェラって金玉とか亀頭とか最大の弱点を握ってる状態じゃない?だから「彼の運命は私の手にあるのだわ…ムハハハハ!」って気分でやると楽しい。

宋:「ムハハハハ!」と叫ぶのはどうかと思うけど。

アル:そんなヨミみたいな女はイヤだろう(笑)叫ぶのは脳内で。

宋:「根元までくわえるのがしんどい」って女子もいるけど、根元までくわえる必要はない。ペニスの神経は亀頭や裏筋に集まってるんだから。

アル:そこを集中的に攻めればいいのよね。ディープスロートは視覚的にエロいだけで、じつは大して気持ちよくない。視覚的なエロさは、舌のレロレロとした動きで演出すればいいと思う。

はた:私は金玉を口に入れます。

宋:ひと玉?

はたやん:いえ、ふた玉。

アル:うどんか(笑)まあ金玉の大きさと、口の大きさによるよね。

宋:陰蓑は性感帯なので、気持ちいいという男性は多い。くすぐったいだけの人もいるけど。

アル:そういう好みをヒアリングするのが、またいいじゃない?「ここは気持ちいい?」みたいな。と渡りや金玉の脇を舐められると感じる男性が多いので、私は積極的に舐めます。

はた:それで神気分を味わうんですね?

アル:うん。相手がよがってると「ムハハハハ!それみたことか!」

はた:それみたことか?(笑)

宋:フェラがしんどい人は、姿勢も工夫すればいいと思う。相手をベッドに座らせて、自分は床にひざをつくとか。それだと首も腰も痛めないし。

アル:私はつねにその姿勢でやるよ。年寄りだから首や腰が辛いし、何より髪の毛が…

はた:フェラ中、「からっかさ」になるって書いてましたよね(笑)

アル:うん、傘の妖怪。髪の毛がばさっと前に落ちて、その隙間から舌がニョロリと伸びている。

宋:妖怪はちょっとね。

アル:ちょっとね。だから髪が落ちない姿勢でやるの。その姿勢だと顔も近くて会話しやすいし、男に髪とか撫でられると、超萌える!!

宋:それは萌えるね~!でもそれで頭を強引に動かされたら…

アル:それは殺す!

宋:殺すよね。「セックスのたびにフェラを強要させられてイヤ」って女性もいるけど、それは相手の人間性や2人の関係性の問題。

アル:そうだよ、フェラは悪くない!!
私はフェラ擁護派だから、声を大にして言いたい。フェラはさせられるものじゃなく、するもの。相手の感じてる顔を視姦して、萌えるためにやってる。

はた:視姦ですか(笑)

アル:フェラには小顔効果もあるし、ぜひ積極的に楽しんでほしいわ。

膣内射精障害が増えている?

アル:この前、年下の男子とオナニーの話をしてたんだけど。彼はお風呂の湯船に射精するのにハマってたらしくて、「白い竜みたいになるんですよ!」って。

はた:えっ、すごーい!

アル:その話を友達にしたら、あだ名が白竜(はくりゅう)になったんだって(笑)

宋・はた:白竜!(爆笑)

アル:女の子に「なんで白竜なの?」とか聞かれて困ったらしいよ。しかもその子、草食系メガネでまったく白竜っぽくないし。

宋:じゃあさ、血尿を湯船に出して、朱雀(すざく)とかは?(笑)

アル:伝説の赤い鳥!(笑)でも血尿出てる時って「イエーイ、湯船に出してやれ♪」ってテンションじゃないよね。

宋:白虎(びゃっこ)とか、自在に作れるといいねえ。

アル:いいけど多分作れないよね…エグくてくだらない話をしてもいい?

宋:エグくてくだらない話しかしてないやんか。

アル:昔、やってる最中に生理が始まってしまい、ペニスに血がついたことがあって。ペニスを抜いた瞬間、「私の血で紅(くれない)に染まっていけ!」と叫びそうになった。

宋:「私の屍(しかばね)を越えていけ!!」

はた:オスカル様ですね!でも実際に叫ぶとキョトンとされるでしょうね。

宋:男子はあんまり『ベルばら』読んでないから。

アル:宋さんのお友達で、亀頭にあらゆる刺激を与える研究にハマってる男性がいるんでしょ?

宋:うん、プライベートでその研究にハマってしまって。最終的には、ものすごく特殊なオナニーマシンに行きついて。

はた:どういうマシンなんですか?

宋:シリコンの筒の中に太い毛がいっぱい生えてて、そこにペニスを入れて回転させるんだって。それがめちゃくちゃよかったらしいけど、今はそれですらイケなくなったらしい。

アル:完全に膣内射精障害でしょ?

宋:うん。セックスでイクのはもう無理って。オーガズムは学習だから、セックスではありえない刺激を気持ちいいと学習しちゃうと、膣内でイケなくなる。

はた:そうですか。それだと自然妊娠も難しいですよね?

宋:そうね。でも膣内射精障害の男性は増えてると言われてる。オナニーの際にキツく握りすぎてたり、変わったオナニーをしてたり。オナホに慣れるのも危険。

アル:私の元にも<彼が挿入でイカないんです、私の中が気持ちよくないから?>って悩んでメールをくれる女性がいるよ。だから心当たりのある男性には「ソロ活動の方向性を見直そう」と言いたい。セッションでイケなくなるから。

宋:治療法としては、コンドームの中にローションを垂らしてかぶせて、ゆるーいグリップで射精を目指すって方法がある。

アル:でもそのお友達とか、初期化するのは難しいよね?

宋:難しいだろうね。もう後戻りできない、孤高の人って感じ。

アル:(笑)そんな、狼王ロボ的なかっこいいものじゃないでしょ。ペニスの頂(いただき)に立ち、腕を組んで遠くを眺め、みたいな。

宋:思えば遠くに来たもんだ。

アル:そんな頂に立って何がしたいんやろって感じやけど。私の知り合いはコンニャクで試して、かぶれた。コンニャクってアクが強いし。

はた:オナニーに凝りすぎるのも問題ですね。

アル:女性も電マとか使いすぎると危険だと思う。あの激しい振動に慣れると、セックスでイキにくくなる。だから私はペニス型のシンプルなバイブで自己開発に励んでるよ。

はた:でもオナニーの話って、友達ともしませんよね?

アル:私めっちゃする。

宋:私めっちゃする。若い男子は特に「一晩で7回抜いた」とか自慢したがる。

はた:男子って見せ合うとか言いますよね?どこまで飛ぶか競い合うとか。

宋:射精大会ね。

アル:でも男子って「すっごい飛んだねー」って褒めると大変喜ぶよ。やり投げじゃあるまいし、女は飛距離を評価しないのに。

宋:ペニスとともに、射精もアイデンティティなんじゃない?男ってほんと理解不能なこだわりを持ってるから。

アル:ペニスをシンボルと呼んだり、巨根信仰があったりね。「巨根は痛いからイヤ」って女子が多いのに。

宋:長持ちすればするほどいいとかね。「早漏より遅漏の方がイヤ」て女子が多いのに。

アル:“生まれながらの才能”に憧れるんだと思うな、男子は。
セックス本を読んでセックスが上手くなるより、選ばれし者、伝説の剣を抜ける勇者みたいな。

宋:生まれた瞬間、七歩歩いたとか。

アル:そうそう(笑)だから木嶋佳苗の「本来持っている機能が高い」って発言が話題になったんじゃない?

はた:ネットで木嶋佳苗って検索したら<木嶋佳苗 名器>ってキーワードが一番に出てきました。でも私も名器って憧れるかも…

アル:あれって太ってるからじゃないの?肉によって膣が狭い、みたいな。

宋:たしかに100キロ以上ある妊婦さんをクスコ(膣鏡)で診ると、横から肉がビョーンとなって、奥まで見えなかったりはする。

アル:いくら名器になっても、佳苗レベルまで太るのはなあ…

宋:まず、体位が限られてくるよね。あまりに太ってると、長いペニスじゃないと入らないとか。

アル:騎乗位は厳しいよね。私は騎乗位大好きだから、やっぱり太るのはやめよう。

はた:私も騎乗位好きです、奉仕型なんで。

アル:私は奉仕型じゃないけど「ほーれほれほれ、祭りじゃ、ワッショーイ」って動くのが楽しい。

宋:「祭りじゃ、ワッショーイ」って言うわけ?

アル:言わないよ(笑)脳内で神輿(みこし)に乗ってるの。

…尽きぬ赤裸々トークは後編に続きます!(近日公開予定)

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※宋美玄プロフィール
神戸市生まれ。大阪大学医学部を卒業後、産婦人科医に。
現在、産婦人科医として都内の病院で診療やカウンセリングに従事すると同時に、セックスや女性の性、妊娠などについて積極的な啓蒙活動を行っている。
近刊『女医が教える本当に気持ちのいいセックス~スゴ技編~』や『コミック版 女医が教える本当に気持ちのいいセックス』も大好評。
2012年に出産して、一児の母に。

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