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それでは1発目、SYさん(30歳)の相談。

<はじめまして。ネットで書評を読んで、『モタク』を購入しました。

精神論じゃなく実践的な内容で、恋愛を美化していない点も、すっと胸に落ちました。

僕もこの年になるまで、恋愛の経験がありません。。。本にもあったように「頑張っても無駄かも、諦めた方が楽じゃないか」という思いがありました。

でもご友人の山田さんの実例に励まされ、「自分も諦めなくていいのかも」と思えました。

<女に作られたトラウマを女に癒されてよかったと思う>という文章には、胸が詰まりました。。。

そこで勇気をだしてメールさせて頂いたのですが、僕も自分に自信がなくて、特にコミュニケーション能力のなさがコンプレックスになってます。

もともと人見知りで口下手で、特に初対面の女性とは何を話していいかわかりません。
<共通の話題がないと話せないと思い込んでる>と本に書かれてましたが、まさしくその通りです。

どうにか会話を続けようとするのですが、たとえば海外ドラマの話になった時、相手が挙げた作品を自分が観てなければ、そこで話が終わってしまいます…

そして沈黙に焦って、ますます言葉が続かなくなります。

初歩的な質問でお恥ずかしいですが、「どうすれば女性との会話が続くか」について、アドバイス頂ければ幸いです。よろしくお願いします>

異性とうまく会話するには、「理解と練習」が大事なんですね。

好感度の高い会話のポイントを「理解」した上で、それを実践できるように「練習」を重ねるわけです。

『モタク』に書いた<会話のポイント>をダイジェストで述べますと

①会話のキャッチボール(一方的に話さない)

②ゆったりと、落ち着いた口調で話す

③ゲストじゃなくホストの姿勢(相手から話を引き出す)

④ヒアリングベース(聞き上手を心がける)

①については、異性慣れしてない人は「会話を盛り上げなきゃ」と思うあまり、一方的に話してしまいがちなので気をつけましょう、ということ。


人は「一方的に言葉を聞かされること」じゃなく「言葉を投げたり返したりすること」を求めています。だから会話は壁打ちじゃなく、キャッチボールで。

②については、異性慣れしてない人は小声でボソボソとしゃべったり、早口でばーっとしゃべってしまいがち。

私は<軽部さんのトークを目指そう>と書きましたが、男性の局アナのトークを研究して、練習してください。

(もっと詳しく知りたい人は、モタクを本屋で立ち読みしてね)

SYさんのお悩みには、③④が回答になるかと思います。

<ゲストじゃなくホストの姿勢>は、夜王の方じゃなく、トーク番組のホストという意味。

自分がトーク番組のホストになったつもりで、相手から話を引き出しながら、会話を進めていくのです。

たとえば海外ドラマの話題になったら、「どんな作品が好きですか?」と質問して、

「どんなストーリーなんですか?」
「どのへんが面白いですか?」

と質問しながら、相手にしゃべらせればよいのです。

人間、自分の好きなモノについてはしゃべれるし、聞いてほしいもの。
磨くべきはトークの技術ではなく、リアクションです。


「へえ、そうですか、それは面白そうですね」と相づちを打ちながら、「どの人物がお気に入りですか?」と相手から話を引き出し、その上で「やっぱり海外ドラマはスピード感がありますよね」と自分の感想を話す…

というのを、実際に人と会話しながら、練習してください。

世の中に「人の話をしっかり聞ける男性」は少ない。だから聞き上手の男性がモテるのです。

二股でおなじみのジャーナリスト・山路氏が「聞いてなくても聞いてるフリをすればモテる」と語ってましたが、それもあながち間違いじゃない。 

ただプロの女たらしじゃない限り、聞いてるフリはバレますし、なにより人として失礼です。
ちゃんと真剣に相手の話を聞いて、相づちを打てる人物を目指してください。

「自分が話さなきゃ」と思わず「相手の話をしっかり聞いて、相手が話しやすいようにしよう」と心がけてくださいね。

(そのうえで「僕は『24』が好きなんですけど、ジャックはこんなにムチャクチャで…」という風に「作品を観たことない人が聞いても楽しめる話し方」も研究してみてください)

異性との会話では「休みの日は何してるんですか?」という質問が、会話のキッカケになります。

その質問の答え(「ジムや習い事に通ってる」「女友達と映画に行ったり」等)によって、相手の好きなこと・興味のあることがわかります。

それについて質問しながら、話を引き出していくのがオススメです。

また、<事前にネタを用意すること>もオススメします。

ぶっつけで面白い話ができる人は、ごく少数。プロのお笑い芸人ですら、本番前にネタをくります。
それにネタをいくつか用意していれば、いろんな場面で使い回せて、便利。

好感度が高いのは、子供~学生時代ネタや、家族(ぺット)ネタなど。
人間みな子供時代や学生時代を過ごしてるし、家族もいるため、会話が膨らみやすいのです。

たとえば私は小学生の頃、バッドにおでこをつけて30回まわるという遊びをして、そのまま回転しながらドブに落ちました。

ジャングルジムの回るやつから吹っ飛ばされて顔面強打など、子供時代はみな痛い目にあっている。

「どんな遊びをしてたか」「どんなケガをしたか」といった話題は、盛り上がりやすいもの。

また、学生時代の「変わった給食が出た」「こんな面白い先生がいた」「体育祭でこんなことがあって」といったネタも、「うちはこんな先生がいて~」と相手も参加しやすい。

オカンのずっこけエピソードや、ペットのおとぼけエピソードなんかも、場が和みます。それに「家族やペットを大事にしてる→いい人」と短絡的に思ってもらえたりもする。

過去の記憶箱を開いて、使えそうなエピソードを探してください。

また、繰り返し話すうちに、だんだんトークの精度は上がってきます。
男友達やバーの店員さん相手にネタを披露して、うまく話せるように練習しましょう。

あとこれは『モタク』には書かなかっただけど、<ネタはパクってもOK>

友達やネットから拾った「これおもしれーな」というネタを、若干アレンジを加えて話すのもアリです。

ただし『すべらない話』といった有名番組からパクるとバレるので、注意。

パクるってどーなの?と思うかもしれませんが、パクった話でもトークの練習にはなりますし、それで受ければ自信がつきます。

練習して自信をつけた上で、オリジナルのネタを考えてみてはどうでしょう。

また<変化球は、よほど腕のいいピッチャー以外うまく投げられない>ことも覚えていてください。

ウンコやゲロといったどきつい系や、下ネタ・毒舌・自虐ネタは、親しくなるまでは避けましょう。

毒舌をウリにする芸人は多いけど、あれはバラエティ番組だから成立するのであって、現実社会では相手を傷つけたり、「感じ悪い人」と思われるリスクが高い。

あくまでほのぼの系の、くすっと笑えるネタを用意しましょう。そして、まずは「感じのいい人」を目指してください。

女性の心理は「感じがいいな→一緒にいて楽しいな→また会いたいな」というステップを踏みます。2回目に繋げるには、初対面で「感じがいいな」と思わせるのが肝心。

<ジョナサン・ジョースターさんが憑依したつもりで、いつ何どきも、誰に対しても紳士たれ>


この言葉を血液のビートに刻み、礼儀正しく謙虚で、感じのいい人物を目指してください。

(初対面で「ピリリとスパイスが効いた、一味違った男」を目指すのはやめましょう。そういうのは、親しくなる過程で、ジョジョに出していくものです)

私も女子校から共学の大学に進んだ時は、「つまらないと思われるんじゃ?」と不安で、異性との会話を楽しめませんでした。

これは実際に異性に接して慣れながら、自信をつけていくしかありません。するとだんだん余裕が持てるようになり、自然体でリラックスして、会話を楽しめるようになります。

ただ傷つくのは極力避けたいですから、まずはオフ会など後腐れのない場所に行き、練習を積んではどうでしょう?

私の大学時代はオフ会もネットも普及してなかったから、今の若い人たちが羨ましいわ~(ババア発言)

そんなババアからの提案は<話が合いやすそうな人と出会おう>

根性論が好きな人は「多種多様な人と出会ってコミュニケーション能力を磨け!」と言いますが、そんなぶつかり稽古みたいな練習でアザだらけになったら、気力がもちませんよね?

たとえば、私はチャラ男とは話が合わない。保守的なエリートとも話が合わない。

そんな人達と無理に話を合わせたり、好かれようと媚びるのはご免。面倒くさいし、単なる徒労だから。

SYさんも「ギャルとは話が合わなさそう」「エビちゃんOL(死語)みたいな女性とは、何しゃべっていいかわかんない」とか、自分でも予想がつくと思います。

そこで「自分はどんな女性と話が合いそうか?」と想像してみてください。

ちなみに周りのオタクの男子達は、「文化系女子」「ガチオタじゃないけど、オタク要素のある女子」「知的レベルの高い女子」とは話が合う、とよく言います。

『モタク』に登場した山田くん(彼女いない歴=27年)にしても、初めてできた彼女は「大学時代に書店でバイトしてた、本好きでやや歴女入ってるOLさん」でした。

そんな彼女とは、無理しなくても会話が弾んだんですね。『信長の野望』の話とかしても、盛り上がれるから。

SYさんも「自分と話の合いそうな女性はどこに潜んでるんだろう?」と考えてみてください。

それは趣味のオフ会かもしれないし、読書サークルや古寺探訪会かもしれないし、ボランティアや勉強会かもしれない。

「数撃ちゃ当たる」と言いますが、数撃つのはしんどいし、無駄撃ちが続くと心が折れる。

どうせ練習するなら、楽しくしたいですしね。
ある程度の挫折は必要でしょうが、挫折しすぎると自信が育たないし、「彼女がほしい」という意欲も消えてしまう。

「動かなきゃ恋愛は始まらない」のは事実ですが、単に動けばいいってもんじゃない、動き方を考えるべき、というのが私の意見。

…とか書くと「恋愛は理屈じゃない、本能でするもの」とか言ってくるおじさんがいて、イラッとするんですよ。

動物みたいに本能でつがえれば、誰も苦労してませんよね。そんなの強者の理屈だろっていう。ちょい不良オヤジどもめ…

呪詛を吐いてしまいました(ヘケッ)

てなわけで、なるべく効率的に動くべく、相性のよさそうな層を狙いましょう。「どこでどう練習するか」も冷静に見極めてくださいね。

以上、少しでもお役にたてれば幸いです(^O^)

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