BLのCDでオナニーするのにハマってる、アルテイシアです!
さて。前回の「恋愛本のモテテクに騙されるな!オクテ男子の成功のヒケツ」でも、
<男性目線の恋愛本は間違いだらけ、あんなのを何冊読んでも彼女はできない>
と解説しました。
気のきいたデートの誘い方だのスマートなエスコート術だの、恋愛本には細かいテクが山盛り載っています。
それらを恋愛初心者のオクテ男子が実践すると、むしろ逆効果となり自爆します。
本日はその理由と正しい成功のヒケツについて書きます!
■モテテクを実践すると自爆する理由
<恋愛は押しの強さが大事><女は褒めると喜ぶ>
カリスマナンパ師の書いた恋愛本には必ず載っている言葉。
そこから<初デートでボディタッチしろ>だの<強引に口説くトーク術>だの<服や髪型をこんな風に褒めろ>だの、いろんなテクが紹介されています。
それらを実践して<好きな子に避けられるようになった><距離を置かれてしまった>など、モテテクによって余計モテなくなった悲しい報告が読者から寄せられます。
ナンパ師が説くのは「本命の彼女と付き合う方法」ではなく、「女を口説いて一発やる方法」。
彼らは<十万人をナンパして千人斬りした>などと数を誇りますが、それは1人の女性と真剣な恋愛をするのとはまったく違います。
でも、男性は千人斬りとか言われると憧れちゃうんですよね、五条橋で千本の刀を集めた弁慶のごとく。
おまけにナンパ師は大抵ブサメンなため(イケメンはそんなにがっつかない)「きっと究極奥義があるんだ、それを知れば俺だって…!」と誤解してしまう。
ナンパ師がもっているのは奥義ではなく、素質です。ナンパを心から楽しめる素質。
そうじゃなきゃ、十万人をナンパなんてクソ面倒なことできませんよね?
彼らは女をナンパして口説くのが、腹の底から楽しい。じつはセックスよりもそっちが目的だったりする。
だから、女を落とせるのです。人は楽しそうな人といると、自分も楽しくなれる気がするから。
<感情は相手にうつる。あなたが落ちつかないと相手も落ちつかないし、あなたが楽しいと相手も楽しくなる>
<あなたが余裕をもって楽しむことで、相手もくつろいで楽しめる。「この人といると楽しいな」と感じると、女性は好意を抱く>
これが恋愛の基本中の基本。
だからブサメンで低収入のナンパ師でも、女を落とせる。
彼らから学ぶとすれば「好きな子といる時間を心から楽しむこと」であり、テクニックを学んでも意味はありません。
ナンパ師が「オクテ男子も自分と同じテクを使えば落とせる」と説くのは、大間違いだし罪作り。
彼らは「他のどんなことよりも女を口説くのが大好き!!」という、特別な素質の持ち主。好きこそものの上手なれ、はナンパにもあてはまる。
そんな真逆の人間のやり方をオクテ男子が真似しても、成功するわけありません。
オクテ男子が初デートで強引にボディタッチしたりホテルに誘ったりすれば、「がっついてる」「体目当てだったの?」と振られるでしょう。
ナンパ師は<初対面でなれなれしくした方が距離が縮まる(下の名前を呼ぶ、上から目線で話す等)>といったテクも紹介します。
現実はそんな男はイヤだという女性が多いけど、なれなれしくされて喜ぶ女性も一部いる。
ただしそういう女性も、キャラに合ってない男性になれなれしくされると、ムッとするのです。
例を挙げると、ロンブーの淳のように「女慣れしていて、自分はモテるという自信と余裕にあふれたキャラ」がするから効果がある。結局、誰がするかなのです。
(イケメンかどうかも関係なく、自信と余裕があるかどうかで決まる)
また「髪型、似合ってるね」「ワンピース、素敵だね」といった褒めテクも、褒め慣れている人がすれば喜ばれても、そうじゃない人がするとわざとらしくマニュアルっぽく聞こえる。
それに、相手との関係にもよります。
「髪型変えたんだ、似合ってるね」という言葉を親しい友人や同僚に言われたら嬉しくても、たまに挨拶する程度の関係の人に言われると、「いつも見てるの?」と女性は気持ち悪く感じる。
ちなみに、全然モテなさそうな学者の書いた本とかも多いですね。
某精神科医の本には<デート中、しょっちゅうトイレに行こう。女性は寂しく感じて、あなたの存在が大きくなる>と書いていたけど、しょっちゅうトイレに行かれても「下痢か?」としか思わないし「下痢みたいだし、早く帰った方がよさそう」と思うだけ。
“鼻でクリトリスを攻めよう”等と同様のトンデモテクですね。
セックスと同様に、恋愛もテクニックに走ると失敗します。
<女性の心を理解すること。目の前の彼女を見つめて、しっかりと反応を観察すること>
↑これがもっとも大切であり、「基本を大切にして余計なことはしない」のが正解。
恋愛は特別なことじゃなく、コミュニケーションのひとつです。
「あれもしなきゃ、これもしなきゃ」と点数稼ぎをする必要はないし、その方がギクシャク・オドオドと余裕のない態度になってしまう。
自然体で楽しく過ごすこと、相手の気持ちを考えること、それが大切な基本です。
「でもやっぱ、押しの弱い男はダメでしょ?」と皆さんおっしゃるかもしれない。
もちろん、自分から話しかけもしない、連絡先も聞かない、メールもしない、デートにも誘わない…そんな受け身な男性はダメです。
でも、連絡先を聞いて、メールをして、デートに誘って…というのは、正しく押している状態。やるべきことはやっているのだから、それ以上余計な事はしなくていい。
そこでヘタに押しすぎると、相手にプレッシャーをかけて距離を置かれてしまう。
距離の縮め方・会話のコツ・恋愛の正しい進め方などは、過去記事を参考にしてくださいね。
■温度差を理解しよう 好きな子の前で余裕をもつコツ
恋愛はいずれかの片想いから始まり、片想いしている方が努力して、振り向いてもらうもの。
片想いの状態では、自分と相手に温度差があります。
相手は友達・知り合いとしか思ってない段階で、こちらが全面的に好意を出すと「(現段階では)好意に応えられないから、距離を置いた方がいい」と思われてしまいがち。
皆さんもそこまで親しくない男友達に「一生の親友になってくれ!!」と迫られたら、距離を置きたくなりませんか?
「いやキミのことよく知らないし、そんなに思いつめられたら重いよ」と。
それに女性の方が男性よりも「ストーカーされるんじゃ?」という恐怖を抱きやすい。
だから一方的に押してはダメなのです。まずは接点を増やして、距離を縮めてからアタックしましょう。
また、女性はグイグイ押されても困るけど、ギクシャク・オドオドと余裕のない態度をとられても困ってしまう。
若い女の子はとくに「ただの友達の時はよかったけど、好きになられた途端イヤになっちゃった」という人が多い。
(女も年をとると「その余裕のなさが可愛い」とか思えるようになるんですけどね。だから女性が年上のカップルが増えているのでしょう)
「ただの友達の時はよかった」のは、その時は自然体で付き合えたから、居心地がよかった。
でも男性が好意をもつことで「彼女は俺をどう思ってるんだろう、これをしたら好かれるかな、あれをしたら嫌われるかな?!」と自意識過剰な態度をとるようになり、その余裕のなさが重く感じられる。
そこは大目に見てやれよ、と私みたいな年増は思うんですけど。
でも皆さんがお付き合いするのは年増じゃないでしょうから、自信満々に振る舞うのは無理でも、なるべく余裕をもつためのコツを紹介します。
多かれ少なかれ、誰もが若い時は好きな子の前でキョドるもの。
でも年齢を重ねるうちにツラの顔が厚くなり、余裕をもてるようになってくる。とはいえ「加齢を待て」では気の長すぎる話。
現時点でできるコツとして「女性と接点を増やす」「他に気になる存在を作る」「ただの友達だと仮定する」があります。
女性の前で緊張する人はとくに、がんばって接点を増やしましょう。
バイト・オフ会・サークル・習い事・ボランティア…なんでもいいから女性の多い場所に行って、女性に慣れてください。これは実行するのは大変だけど、効果は絶大。
男性はよく「キャバクラやガールズバーに行け」とアドバイスしますね。
心理的に抵抗がなくお金に余裕のある人は、試してみるのも手。「お金を払ってる安心感から話しやすい」という声も聞きます。
ふたつめは、他に気になる存在を作ること。
「そんなの好きな子への裏切りじゃないか?」とピュアな男性は思いがちですが、付き合ってないんだから裏切りでも何でもありません。
好きな子のことばかり考えてしまうのが、余裕をなくして重くなる原因。
その子以外に考える対象ができれば、心に余裕が生まれます。その方が、結果的に好きな子からも好かれやすいのです。
心は自由なのだから「彼女以外にも、世の中には魅力的な子がいっぱいいるな~」という目で周りの女性を見てください。
「オレには彼女しかいない!」と思いつめてしまうと、「彼女を幸せにできるのはオレしかいない!」「こんなに想ってるのにわかってくれないなんて、彼女はひどい!」「オレがこんなに苦しいのは彼女のせいだ…!」とだんだん思考がヤバくなっていきます。
ヤバくならないためにも、他に気になる存在を作りましょう。そんな存在に出会うためにも、女性との接点を増やしてくださいね。
「これが恋愛感情のないただの友達だったら?」と仮定するのも効果的。
好きな子の前では「こんなことしたら引かれるんじゃ、ウザがられるんじゃ」と考えすぎて、身動きとれなくなりがち。
ただの友達だと仮定して接すれば、自然な態度を見極められるし、「普通こんなことで引いたりしないよな」と客観的に判断できる。メールを送る際も、重くない自然な文章を作れます。
好きな子の前で自意識過剰になりすぎず、余裕をもてるようになれば、あなた自身も楽しめるようになってきます。それがオクテ男子の成功の一番のヒケツ。
恋愛本は<このテクさえ実践すればキミもモテ男になれる!>とうたいますが、大切なのは基本を理解して、自分の頭で考えること。
それを心がければ、千人斬りはできなくても、本命の彼女と付き合える可能性は上がりますよ!
それでは、ご意見ご相談もお待ちしてまーす(^O^)/
前回記事も参考にしてね→<恋愛本のモテテクに騙されるな!オクテ男子の成功のヒケツ>
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コメント
コメントを書く友達が1人もいない暦年齢のブサメンな俺では無理ですね、分かります
びっくりするくらい内容に共感した。数年前一度だけ付き合ったことがあるけど全く同じ症状になってヤバくなりました。やっぱ余裕って大事なんですね。
女の友達が一人もいない人向けの記事は?
可愛いならば同性でも好きになるオレは勝ち組
この記事を引用してこんなブログ書いてる人がいた。
http://qqmasa.cocolog-nifty.com/blog/2013/12/post-c2d3.html
商品の性質と整合性のとれたプロモーションをするっていうマーケティングミックスの発想を恋愛にも応用する考えは面白い。
あんたの書いてることも巷にあふれる恋愛本と大して変わんないよ
自分もたくさん読んだからねw
20年前に読んだ本と同じこと言ってるよあんた
古すぎて使えない。
この手の記事は、人付き合いのしかたという観点から読むと一定の価値はある。
男も女も本質的にはそう変わらないから
ただ、恋愛しようと思うかどうかは別。
昨今はビジネスにもっていこうとする傾向が見えすぎていやらしい
恋愛させることが消費を増やす要因になるのだからわからんでもないけど
男だけじゃなく、女を変えていく方法もそろそろ考えよう。選り好みをしないとか、恋愛ではなく将来家族になるための真剣な付き合いをさせるとか。
※
アルテイシアさんこんにちは。
僕もいつも人を好きになるとその人の前では緊張して挙動不審になってしまいうまくいきません。友達だと仮定してもやっぱりダメです。
やっぱり「惚れたら負け」なんでしょうか?