月詠さん のコメント
このコメントは以下の記事についています
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前回の記事<報告「本当に女性が感じるセックス」にトライしてきました>で、セックス名人になるための6つのポイントを挙げました。
1.女が求めるのは「愛を感じる、スタンダードなセックス」 2.勢いまかせ・力まかせにがっつかない 3.愛撫は「弱すぎるかな?」くらいがちょうどいい 4.愛撫はゆっくり優しく丁寧に、たっぷりと焦らしながら 5.インタラクティブ(双方向・対話型)なセックスを心がける 6.前戯に時間をかけることで、挿入も気持ちよくなる
この中で最重要な「愛を感じる、スタンダードなセックス」について説明したいと思います。
巷の恋愛本やセックス指南書は「小手先のテクニック」が多く載っていますが、本当に大事なのは 「基本」 です。
恋愛においては、コミュニケーション。 セックスにおいては、女性の メンタリティ を理解することが大切。
性欲を司るテストステロン(男性ホルモン)は女性の体にも存在しますが、その量はごくわずか。
女性にとって、セックスとは「性欲を満たすための行為」というより「精神的に満たされるための行為」という意味が大きい。
精神的に満たされるとは、パートナーに 「愛されてる、大切にされてる」 と実感できることを指します。
また、女性にとってセックスは、妊娠の可能性のある行為。 ゆえに「自分を愛して大切にしてくれる男、そういう信用できる男としかセックスしちゃダメ」と本能に刻まれているのでしょう。
男性は彼女から積極的に求められると「嬉しい」と感じますが、女性はあんまり求められると「体目当てなの?ちゃんと私のこと愛してるの?」と不安になります。
彼女とセックスしたければ「ちゃんと愛されてるという安心感」を与えなければなりません。
それを理解せず、小手先のテクニック(ロマンチックなデートやムードの演出等)に凝っても、効果は見込めません。
普段のコミュニケーションこそが、重要なんですね。
「ちゃんと話を聞いてくれる」「思いやりと想像力をもって接してくれる」といったポイントを押さえることで、彼女は「愛されてる」と実感します。
それによって、彼女もますます彼氏を愛するようになり、彼氏も幸せを味わえる…という好循環も生まれる。
『モタク』にも書きましたが、彼女をその気にさせたければ、 「北風と太陽」。 さんさんと愛情を注ぐことで、彼女はみずからパンツを脱ぐのです。
そしていざセックスになった時も、女性は「愛されてる、大切にされてる」という実感を求めます。
だから乳や穴にまっしぐらにならず、「愛しそうにキスする・抱きしめる・髪を撫でる・手をつなぐ」といった動作が大切。
たとえば「服のボタンをはずす」「下半身に手を伸ばす」といった段階で、彼女が戸惑うような様子を見せた時も、 「優しく髪を撫でて、おでこにキスをする」 といった動作によって「大丈夫、ちゃんと愛されてる」と彼女は安心するのです。
<スタンダードなセックス> もこれに関連します。
AVにありがちな「強引で乱暴で激しいプレイ」をされると、女性は「性欲のままに求められてる、大事にされてない」と感じます。
その手のプレイは、やりこんだカップルが「今日はこんなプレイを楽しんでみよう!」というコンセンサスのもとでするもの。 (または一夜限りの遊びの相手とか)
AVは男性を視覚的に興奮させるために作られたフィクションであり、女性目線は一滴も入ってないことをお忘れなく。
AVは「参考にしない」んじゃなく 「反面教師にする」 という姿勢で鑑賞してください。
付き合ってる彼女に「強引に押し倒し、乱暴に服を脱がし、激しく乳をもみしだく」といったAVプレイをすると、嫌われるか、泣かれるか、引かれます。
セックスの際は 「ゆっくり優しく丁寧に、彼女の体を宝物のように扱う」 ことを心がけてください。
…やや話はそれますが、大事なことなので書いておこう。
私の元には、女性読者から<痴漢にあって傷ついてるのに、心ない男性に「気持ちよかった?(笑)」と聞かれ、ますます傷ついた>といった意見が多く寄せられます。
そんなこと言われたら、私だったら相手を殺しちゃうかも。 殺さなくても、ほとんどの女性は「こいつとは二度と口きくもんか」と思うでしょう。
たとえ冗談でも、そういう発言は絶対しないように気をつけてください。まあマトモな感覚の人間だったら、しないと思いますけど。
しかし世の中にはAVと現実の区別がつかず、「女にはレイプ願望がある」「嫌がってても、そのうち感じてくる」と誤解してる人もいます。
女性にとって痴漢にあうとは、強盗にあうのと同じこと。 「気持ちよかった?(笑)」と聞くのは、殴られてカバンを盗られた人に「嬉しかった?(笑)」と聞くようなものなのです。
ヤプログ!にそのテーマの記事があるので、興味ある人は読んでみてね→ http://yaplog.jp/artesiasom/archive/85 (コメント欄に女性の意見が寄せられてます)
さてさて。前回の記事で「フェアじゃないフェミ」にキレましたが、本日もキレてみます。
私の男性読者は心優しいマジメな男性が多いため、「男はみんな身勝手!」というフェミの意見には「一括りにすな!迷惑や!」と憤りを覚えます。
私はもともと不器用な人が好きなので、不器用だけど頑張ってる読者を応援したくて、『モタク』も書きました。
私の男性読者の多くは、シャイで奥手な草食系男子です(オタク率もきわめて高い)
そんな男性に対し、一部のフェミニストは「恋愛もセックスもできない、腰ぬけの草食オタクめ!」と批判したりします。
もうあんたら一体何がしたいの?と。 DVや浮気が得意な肉食系DQNが減ったのは、寿ぐべきじゃないのか。
で、なんでそんなに上から目線なの?フェミの目的は男女平等じゃないのか。
そんなだから「単に男の文句を言いたいだけ、建設的な議論ができない」と思われるのでしょう。
以前、私の旧ブログに<この糞フェミ女!男の敵!死ね死ね死ね…(×100回)>というコメントがついたことがありました。
面白いので残しましたけども、<フェミ=男の敵>という構図により、フェアな意見を書いてもちゃんと読んでくれなくなる、という弊害も感じました。
世の女性にも、同じように感じてる人がいるでしょう。 「あいつ男嫌いのフェミだぜ」とレッテルを貼られるのが嫌で、意見を言えないとか。
だから私は一部のフェミに対する批判を、ちゃんと文章で書きたいのです。 …まあ、こういう過激じゃない意見、客観重視の意見って、目立たないんですけどね。
でも書くわ!
私が強く違和感を感じるのは、一部のフェミの<女性の性の解放>の流れからの
<なぜ「愛のあるセックス」じゃなきゃいけないのか、快楽のために女性も自由にセックスを楽しめばいいじゃないか> という意見。
快楽のために楽しみたい人は、楽しめばいい(他人に迷惑をかけなければ)。 そこは自己責任で自己決定すればいい。
でも何万通もの女性のメールを読んできた私からすると、そういうのを求めてる女性はごく少数。 大多数の女性は <愛するパートナーと、愛のあるセックスをしたい> と望んでいます。
「そういう世界も覗いてみたいな~」という憧れはあっても、現実にそれを目指して実践する女性はごくわずか。
それに快楽目的でセックスしといて「男が喜ばせてくれない」とボヤくって、そりゃ好きでもない女を喜ばせようとは思わんだろう。 「無料穴」扱いされるのが、関の山ですよね。
私が言いたいのは、ほとんどの女性は「無料穴」扱いされると、傷つくということ。 「私は穴だけの人間なの?それしか価値がないの?」と自己評価が下がってしまう。
私も二十代は恋愛も仕事もうまくいかず迷走してて、愛のないセックス・性欲だけのセックスも経験しました。
そんなセックスの後は「私、何やってんだろ…」と虚しさを感じたし、自尊心が傷つく感覚があった。 その虚しさや傷を埋めるために、ダメ恋愛にハマってしまったり。
つまり私は天性のアバズレではなく、ごく一般的な感覚をもった、平凡な女なのでしょう。 だからこそ、世の多くの女性と気持ちを共有できるのだと思います。
セックスとは、裸になって肌を重ね、自分の体内に他人が入ってくる行為。 妊娠の可能性のある、本来は子供を作るための行為。
生き物の本能として「自分を愛して大切にしてくれる相手としたい」と望むのが、自然だと思います。
「信用できない男、自分を穴扱いする男とやっても平気♪」と思えるようには、基本できていないのでしょう。
だからこの記事を読んでる女性(特に10代の女性)には、「快楽のためにセックスを自由に楽しもう!」といった言葉にそそのかされないでほしい。
自分でしっかり深く考えた上で、自己決定してほしい。
セックスには妊娠や性感染症のリスクもあるし、変な男にあたったら、暴力を振るわれるかもしれない。
それに体が傷つかなくても、心が傷つくリスクもある。
私自身、一時期は「どうせ私なんて…」と自己評価が下がったし、「どうせ男なんてヤリたいだけ」と男性に対する評価も下がりました。
オタクの夫に出会うまで「ヤリたいだけじゃない男もいる」と信じられなかった。昔はちゃんと信じていたのに。
自分の行為によって、みずからの首を絞め、恋愛しづらい状態にしていたのです。
<セックスで嫌な思いをして、恋愛にも前向きになれなくなった>という女性からのメールも沢山もらいます。
だからおばちゃんはやっぱり「自分を大切にしてね」と言いたい。教科書的かもしれないけど。
以上、つらつら意見を書いてみましたよ!皆さんの意見も聞かせてもらえると嬉しいです。
ではまた~(^O^)/
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アルテイシア/作家。神戸生まれ。『59番目のプロポーズ』でデビュー。
著書『フェミニズムに出会って長生きしたくなった』『モヤる言葉、ヤバイ人』『離婚しそうな私が結婚を続けている29の理由』『40歳を過ぎたら生きるのがラクになった』『オクテ女子のための恋愛基礎講座』『アルテイシアの夜の女子会』他、多数。
ツイッターhttps://twitter.com/artesia59
著書『フェミニズムに出会って長生きしたくなった』『モヤる言葉、ヤバイ人』『離婚しそうな私が結婚を続けている29の理由』『40歳を過ぎたら生きるのがラクになった』『オクテ女子のための恋愛基礎講座』『アルテイシアの夜の女子会』他、多数。
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アッー!
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