eriさん のコメント
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新刊 『恋愛とセックスで幸せになる 官能女子養成講座』 発売を記念して、オクテ女子3人と座談会を行いました。 恋愛&セックスについて聞こえてくるのは、キラキラ女子の声ばかり。 「私とは違う世界の話だわ」という女性たちに、オクテ女子の本音に触れて、安心したり役立ててもらえればと思います。 ※参加者 マジメちゃん(28歳・女子校出身の元文学少女、清楚系) ノンキちゃん(33歳・「気づいたらこの年でした」が口癖の美女) 腐女子ちゃん(25歳・BL&声優大好きの小動物系) 3人ともプライベートでも仲のよい編集さんたちです。全員、未婚で彼氏ナシ。 (オクテになった歴史は ① 、初体験やトラウマは ② を参照) アル: リアルなセックスに罪悪感や嫌悪感のある女子は、それが壁になって恋愛もうまくいかない、という話をしましたが(→ 前回記事 ) 腐女子: あと、私は新卒で配属された部署にリア充女子が多かったんです。恋愛もセックスもばんばん楽しんでるような。 それで余計に「こんな自分はダメだ」とコンプレックスが強くなって、恋愛に積極的になれないのかも。 アル: もったいない話だよな~。腐女子ちゃんもだけど、3人ともコミュ力高いし可愛いし賢いのに。 でも色々こじらせていて恋愛がうまくいかない。で、そういう女子はすごく多い。 腐女子ちゃんは 「私はまだ性に目覚めていないんですかね」 と言ってたけど、リアルな性に壁のある女子は、男子からアプローチされると引いちゃうのよね。 腐女子: そうなんです…。普通に友達の時はいいのに、「付き合ってくれ」とか言われると「えっ、そんな性的な目で見てたの私のこと」とか思っちゃって。 アル:<付き合う=セックスする=イヤだ、怖い> となっちゃうのよね。自覚はなくても、深層心理で。 それって十代の子に多くて、年齢を重ねることで自然に解決するパターンが多いんだけど。 でも性に対する罪悪感が強かったり、初体験でセックスに悪い印象がついたりすると、壁を壊せないままになってしまう。 そういう子は、みずから壁を壊さなきゃいけない。 壊す方法として、まずは オカズクエスト(オカズ探すの旅) をすること。 シルクラボ(女性向けAVメーカー)の作品とか、リアルだけどキモくない、Hな気分になれるものを探す。それで 「Hっていいものだな」 とイメージを良くする。 その上で、オナニーで自己開発すること。 …マジメちゃんもそれでセックスに前向きになれたんだよね? マジメ: そうですね。いろいろ本を読んで研究して 「私って不感症じゃないんだ、未開発なだけなんだ」 とわかって。 それで性感帯の知識とかも学んで、初めて「気持ちいい、イク」って感覚がわかりました。そしたら「気持ちのいいセックスをしたい」と自然に思えるようになりました。 アル: 自己開発する前は「自分のアソコを見たこともないし、触ったこともない」って感じだった? マジメ: そうそう!オクテ女子はそういう子が多いと思います。 だからオナニーに抵抗があるし怖いんだけど、そこを乗り越えると、まあ慣れて平気になりますよね(笑) アル: うん、慣れなんだよね。 新刊でも <性交痛を改善するセルフタッチング> を紹介したんだけど、まずは自分で指を入れるところから始める。最初は怖いけど、じょじょに慣れていくから。慣れない限り、ずっと受け入れられないままだから。 マジメ: 私もじょじょに慣れていって、快感を得られるようになりました。それまではGスポットどころか、クリの位置すらあやふやで(笑) 自己開発することで 「自分でどこをどうすれば気持ちいいかわかってなかったら、相手に伝えようがないな」 と気づきましたし。 腐女子: マジメ先輩、えらい…! アル: そう、マジメ先輩は勉強熱心でえらいんです。だから心の壁を壊せたんです。 「性的快感を得るのはいいものだ」と体感することによって。 でも、私が自己開発を勧めても<やっぱりそんな気になれません>とメールをくれる子もいるのね。そこは他人にはどうしようもないから。自分で「そんな気になる!」と決めて、やってみるしかない。 「ステキな王子様が現れて壁を壊してくれる」 的な幻想は捨てて、「オラオラオラ!」と壁を壊しましょう、スタープラチナのように。 腐女子: 私もスタープラチナを目指します…! マジメ: 大丈夫。勇気を出して一歩踏み出せば、二歩目も出るから。 アル: マジメちゃんがマジメにいいことを言っている(笑) ただ、女子にはセックスの壁以外にもう1つ壁があって。それが <コンプレックス・自信のなさ> なんだけど。 マジメ・ノンキ: それは私もすごくあります…! アル: 好きになってくれる男を好きになれないのは、理想が高いからじゃなく、自己評価が低いから。 「自分なんてダメだ」と思ってるから、 「こんなダメな私を好きになるなんて、この人おかしいんじゃないの?レベルが低いんじゃないの?」 と相手を見下してしまう。 それで、自分を評価しない男・自分なんか好きにならない男に惹かれてしまう。 マジメ: あーほんとそうだ…自分なんかに興味もたない男を好きになっちゃいます。 腐女子: 私も積極的にアプローチされると「気持ち悪い」と思っちゃって…むしろ冷たい態度をとられた方が気になっちゃいます。 ノンキ: 私も同じ。優しくされるより、素っ気なくされる方が気になってしまう。 アル: 男子に誤解してほしくないんだけど、クールな男がモテるって話じゃないから。 要するに 「こんなダメな自分なんかには手の届かない男」 が好きなのよね。女子本人も「クール系が好き」と勘違いしてる場合も多いけど。 そうじゃなくて 「自分を好きじゃないから、自分に冷たくする男を好きになる」って心理だから。相手の問題じゃなく、自分の問題。 好きになられると気持ち悪いのは、相手が気持ち悪いんじゃなく、自分が気持ち悪いんですよ。 腐女子: ほんとにそうだ…アルさんは心が読めるんですか? アル: 中二っぽい発言だな。 腐女子: でも私、ほんとに自分がキモいんですよ。 『ちんつぶ』(チンコがしゃべるBL漫画)とか夢中で読んでるくせに、男性器はグロいとか言ってて…本当はエロくて性欲強い女のくせに、なんなの?って。 アル: それ性欲じゃなく、中二の好奇心だと思うよ。 腐女子: よかった!私、中二なんですね! アル: よかったのか? 腐女子: あと私、男性を見ると「受けだろうな」「この人は攻めだ」とか瞬時に妄想してしまって、ある種の病気だと思うんですけど。 アル: 病気というか、心底BLが好きなんでしょ。いいんじゃないの?妄想するぶんには。 本人に「あなた受けですね、わかります」とかいちいち言わなければ(笑) ノンキ: (笑)でも腐女子ちゃんの気持ち、わかりますよ。 アル: キミも受けか攻めか分類するのか。 ノンキ: いやそっちじゃなくて「自分がキモい」っていう。私もこの年になっても、ずっと自信がないままだから。 アル: この前、一緒に飲んだ○○さん(既婚男性)が「ノンキちゃん、すごく美人で素敵だ、独身だったら絶対アタックしてる」って言ってたけど。 ノンキ: そんな風に言ってもらっても、全然ピンとこなくて。「そんなわけない、どうせ社交辞令だ」とか思っちゃうんです。 アル: コンプレックスの壁がはね返してしまうのよね。それが、こじらせ女子の特徴です。 マジメ: だめんずにハマる女性の特徴でもありますよね。人の意見が耳に入らないっていう。 自己評価が低くて、自分を大切な存在だと思えないから、自分を大切にしない男・都合よく扱う男に惹かれてしまう。 アル: また、だめんずは獲物を見つけるのが上手いから。自信がない女子は、支配系の男につけこまれがち。 こじらせてない女子は、褒められたら「そりゃどーも」とさくっと受けとるのよ。で、好きになられたら「ありがとう」と素直に感謝する。 アイドルとファンみたいなもの。「ありがとう、握手会に来てくれて」「これからもがんばりまーす!」みたいな。 ノンキ: 私も面倒くさくない人間になりたいです…。 アル: これって美人とかブスとかあまり関係ないんだよね。というのも、 女は自分で自分を認められないとダメだから。 男は「競争に勝つ」って本能が強いから、イケメンとかモテるとか学歴とか社会的地位とか、他者評価でわりと満足できる。そのかわり、評価されない時のルサンチマンは男の方が強い。 まあ、男女どっちも生きづらいわな。 ノンキ: 私は親に一度も褒められたことがないから、ずっと自信がないのかなって思います。 マジメ: うちも親が厳しくて怒られた記憶しかないので、いまだに自信がないし、自分を大切にできないのかなって。 アル: それは大きく影響するから、トラウマを自覚すること・吐き出すことで解消していきましょう(→ 前回記事 ) ただ私たちの世代は、褒められたことのない子は珍しくない。「褒めて伸ばす」がトレンドじゃなかったから。 やっぱり生まれつきの性格、「親の期待に応えなきゃ」「頑張れば褒めてもらえる」ってマジメな良い子が苦しんでしまう。 私も親に褒められたことないけど、 「この親に期待しても無駄だ」と諦めたから。 18歳で親と絶縁して 「親に愛されたい、理解されたい」 って期待を捨てた…というか、捨てるように努力した。 それは簡単じゃないけど、捨てると自分が楽になる。 マジメ: でも本当に簡単じゃないですよね。周りにも理解されにくいし。 アル: うん。「親を愛するのが正しい」「家族だから理解しあえる」って薄っぺらい正論に傷ついてきたよ。 「親を愛せない子どもが一番つらい」「家族だからややこしい」って、体験した人じゃないとわからないから。 でも私は親に頼れなかったぶん「自力で乗り越えねば」と思えたんだと思う。 腐女子: アルさんは強いですよね…! アル: もともと強いんじゃなく、強くなったんですよ。 「戦い傷つき強くなる」ってサイヤ人方式で。 それでコンプレックスも自力でほどいた。あなたたちにもできるわ! ノンキ: コンプレックスを抱えたままだと、幸せな恋愛ができないですもんね。 アル: 無理に恋愛も結婚する必要ないけど、みんなしたいんだもんね? マジメ:結婚というより、パートナー、家族がほしいです。 でも同時に「一生ひとりだった時のために、自分で食べていかなきゃ」って思いもすごくあります。あともし結婚できても、自分が養うくらいの気概はもっておこうって。 腐女子: 私も結婚できない場合を考えて、働き続けねば、堅実に会社に属しておかねばって思ってます。 ノンキ: すごいなー。私がこの年になって考えてることをもう考えてる。 アル: なんでそんなにノンキなの? ノンキ: なんでだろう? 腐女子: 私はすごく怖いです。今は遊んでくれる女友達がいるけど、みんな結婚しちゃったらどうしようって。 マジメ: みんなどんどん結婚していくよ。 ノンキ: しかもその友達は結婚して子供を産むよ。 腐女子: 怖い…!! アル: ホラーか。 マジメ: 周りはどんどん結婚していって、第二子が生まれる子とかもいて。 でもこういう仕事してると、遊ぶ相手には困らないんですよ。独身の働く女性が多いから。で、大丈夫かなって思っちゃう。 アル: なにが大丈夫なのか? マジメ: そうなんです、大丈夫じゃないんです!(笑) パートナーがほしいなら行動しないと。 ノンキ: 「まだ○○ちゃんが残ってるから大丈夫」とか自分に言い聞かせてるうちに、この年になるよ。 アル: ほら、先達が教えてくれてますよ。 とりあえず 「なぜ恋愛がうまくいかないのか→それは自信がないから」 と仕組みを理解すれば、解決に近づくから。 それじゃ、 「自信をつけるコツ」 についても話しましょうかね。 その前に、腐女子ちゃんはオラオラと壁を壊してくださいね。というわけで、この本あげます。 腐女子: わあ、ありがとうございます! アル: だってあげなきゃ読まないでしょ。 腐女子: うっ…私のような中二にはハードルが高いと思っちゃいます…。 アル: この本をみて「Hが好きな人の本だわ」とスルーする女子は多いと思うけど、Hが苦手な人にこそ届いてほしい。 読者から「私のアソコは変なのでしょうか?」「指すら入らないのは病気でしょうか?」ってメールがいっぱい届くけど、みんな「結婚も出産もできないんじゃ」と深刻に悩んでるから。 マジメ: 本を読んで「同じように悩む人はいっぱいいるんだ」と安心してほしいですね。それで、正しい知識を学んで解決してほしいです。 アル: うん。だから学校の図書館とかに置いてほしいんだけど、無理かな。 ノンキ: 無理でしょうねえ。18禁でしょう。 アル: 勝手に置いたら怒られるかな。 ノンキ: 多分怒られますよ(笑) 続きはコチラ→ <自信をつけるコツ・セックスで大切なこと> 『恋愛とセックスで幸せになる 官能女子養成講座』 自己開発のやり方・女性器の仕組み・性のお悩みQ&A…等など、女子が幸せになる知恵が満載♪ 男子にはコチラ→ 『オクテ男子のための恋愛ゼミナール』 童貞からセックス名人になる方法を、図解入りで解説。 感想はコチラまで→ @artesia59
アルテイシア/作家。神戸生まれ。『59番目のプロポーズ』でデビュー。
著書『フェミニズムに出会って長生きしたくなった』『モヤる言葉、ヤバイ人』『離婚しそうな私が結婚を続けている29の理由』『40歳を過ぎたら生きるのがラクになった』『オクテ女子のための恋愛基礎講座』『アルテイシアの夜の女子会』他、多数。
ツイッターhttps://twitter.com/artesia59
著書『フェミニズムに出会って長生きしたくなった』『モヤる言葉、ヤバイ人』『離婚しそうな私が結婚を続けている29の理由』『40歳を過ぎたら生きるのがラクになった』『オクテ女子のための恋愛基礎講座』『アルテイシアの夜の女子会』他、多数。
ツイッターhttps://twitter.com/artesia59
mrcombatさん
なるほどです!どうやら私が思うよりも「可哀想」に蔑みの意味を含めることは一般的みたいなので、使うときは蔑みの意味は含まないことを明らかにすべきなんですね。
「面倒くさい」も、本文とは関係なく、より悪い意味で受け取られるということがわかりました。勉強になります。
しかし今回も誤解を招いたようなので説明を足しておきますと、
私基準:『ちんつぶ』を読み男性器はグロいが性欲の強い女はキモくない→私は私をキモいと思わない→自己卑下はしていない
なのですが、
腐女子さん基準:『ちんつぶ』を読み男性器はグロいが性欲の強い女はキモい→腐女子さんタイプの方は私をキモいと思う→友人になってもらえない
となると悲しいので、『ちんつぶ』を読んでいることはあまり公開すべきでないという結論に至ったわけです。
というわけで自己卑下はしていないのですが、この女子座談会シリーズに入ってから、参加者の女性が自己卑下をするたびに何だか傷つくという面はあります。私は間違っても「彼氏がいないなんてもったいない」と言ってもらえるような人種ではないので、彼女らが「自分なんてダメだ」ということを言うたびに、彼女らより恋愛スペックの低い自分はもっとダメだと言われているような気持ちに多少なります。そんなスペックなんて関係ないって頭ではわかっていても。
きっとコメントにそういうひねくれた部分が出てしまうのでしょうね。本当気をつけます。
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