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アルテイシアさん のコメント

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アルテイシア
ゼクスさま
ありがとうございます(*^▽^*)今後もいろんな声を載せていきます~

シキさま
Yくんいわく「うおーっ雄叫びが聞こえて、駆けつけたら湯船に食パンがプカプカ浮いていた」そうです。独創的なキレ方ですね!
No.6
125ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
「みんなどうやって恋愛してるの?」 「オクテ男子が脱童貞したキッカケは?」 恋愛やセックスについて、男同士で話す機会は少ないもの。 また、オクテ男子の声はメディアにもあまり出てきません。 「女子と話せない」「一生彼女できないんじゃ」と悩んでいたリアル男子たちが、どのように悩みと向き合い、克服してきたか? そんな生の声を聞いていきたいと思います。 1人目のゲストは、拙書 『モタク~モテるオタクになる恋愛ガイド~』 にも登場するYくん(33歳) 28歳まで恋愛に縁がなかったのが、私のスパルタ指導を受けて彼女を作り、結婚に至った男子です。 今では一児のパパである彼と、恋愛やセックスについてゆるゆる語っていきますよ~ ■「高1の時、自分はモテカーストの底辺だと気づきました」 Y:僕の場合、中学までは女子と話せたんですよ。 小学校の延長って感じで、恋愛とか意識しなかったぶん、壁がなかったんです。 でも高1の時、自分はモテカーストの底辺だと気づきました。 アル:なんで気づいたの? Y:僕の進んだ文系コースは、男女比が1:2だったんです。 つまり、男からすると売り手市場なのに「あれっ?俺だけ買い手がつかないぞ」と。 アル:あはは!かわゆいのう。 Y:笑い事じゃないですよ! クラスでカラオケに行った時も、僕以外は全員カップルでイチャついてて。 自分だけポツンと1人ぼっちで、すごい疎外感でしたね。 アル:そりゃこじらせるわなあ。 Y:あと、その頃『エヴァ』が始まったんです。 うちは田舎だから放送してなくて、親戚に録画してもらったビデオを見てたんですよ。 それで綾波がどうのとか学校で話してたら、「あいつはオタクだ」と風評が広まって。 アル:当時はオタク差別がきつかったもんなあ。 今だったら普通なんだけどね、みんな深夜アニメとか見てるし。 Y:今ならエヴァ見てても普通なんでしょうけど。 当時の僕は “非モテのオタク” ってキャラが確立されてしまい、さらに女子に対して壁ができました。 …その後、 <偽ラブレター事件> が起こりまして。 アル:偽のラブレターで呼び出されて、ドッキリを仕掛けられた事件ね。 Y:仕掛けた方は冗談のつもりだろうけど、僕はすごく傷ついちゃって。 アル:そりゃ傷つくよ!十代って残酷だよね。 私は中高と女子校だったから、モテカーストは存在しなかったんだけど。  でも下校中に男子高生から「見ろよ、あのデブ」って笑われたりして、当時は外を歩くのも怖かった。コンビニの男性店員にもビビってたし。 いまだに「朝起きたら太っている夢」を見て飛び起きるもん(笑) Y:僕も十代でコンプレックスを植えつけられました。 …僕って毛深いじゃないですか? アル:冬は暖かそうね。 Y:夏は暑いです。 でも奥さんと付き合うまで、真夏でも半袖着れなかったです。女子にキモがられるのが怖くて。 アル:うちの夫は高校時代、同級生の女に「オタク、キモーい!」と言われて、陰毛をちぎって投げつけたらしい。 Y:僕は旦那さんみたいなガッツはなかったです…。 アル:旦那は「女が怖い」じゃなく「女が嫌い」って方向に進んだけどね。 Y:僕は怖かったですね。 大学入学後も、女子に対して壁はあったんですけど… 幸い、地味でマジメな学生の多い大学だったんです。 チャラい学生の多い大学だったら、疎外感を感じて友達できなかったかも。 で、男友達に誘われて文化系のサークルに入って、そこで同級生を好きになりました。 アル:どんな子だったの? Y:見た目は地味な子でしたね。全然モテる感じじゃなかったです。 でも、友達が悩んでたら親身に相談に乗るみたいな、すごくいい子で… それでじわじわ好きになっていきました。 アル: 女子と接点の少ない男子は、見た目重視になりがちなんだけど。 女子の中身に触れる機会がないから。 だから、可愛くてモテる子に恋をするパターンが多い。 Y:うーん…僕の場合、妹の影響が大きいかも。 アル:あの凶暴な妹ね。妹さん、可愛いよね。 Y:まあ見た目は悪くないし、外ヅラがよくて八方美人なんですよ。  でも家ではキレて湯船に食パンをぶちこんだり、壁に五寸釘を打ったり、ムチャクチャやってて… それで「外見に騙されてはいけない」と刻まれたのかも。 アル:実在の妹がいる人は妹萌えにならないって言うしね。 Y:僕も義妹(ぎもうと)萌えはありますけど。 アル:さよか。うちは弟がイケメンなのよ。  私は生粋のブサイク好きなんだけど、弟のお陰でイケメンに対してレア感や憧れがないんだと思う。 Y:憧れようがないですよ。 実在の妹は「おにいちゃん♡」とか言わないし。「あんたの部屋クッセ!!」ぐらいしか言わない。 僕も可愛い子は好きだけど、外見だけで好きになることはないです。 やっぱり話が合うとか、中身の方が重要ですね。 アル:それはプラスに働いてるよ。凶暴な妹に感謝しないと。 可愛くて愛想がいいモテ系の女子は、競争率が高いから。 当然、付き合える可能性は低くなる。 「彼女は欲しいが理想が高い」って男子は、女子と接点を増やすこと。 いろんな女子と接するうちに「可愛くても話が合わないとツラい」「一緒にいて楽しい子がいい」って風に、中身重視にシフトしていくから。 …で、同級生への恋はどうなったのかね? Y:ひたすら想ってるだけでした。 告白する勇気なんてないし、友人関係が壊れるのがイヤだったし。 アル:でも、その子に彼氏ができたらイヤでしょ? Y:イヤだから「 できませんように」って祈るんです。 アル:祈りか…。その祈りは通じたのかね? Y:いえ、彼氏ができちゃいました。彼氏も同じサークルだったから辛かったですね。 …ただ、その後の方が暗黒時代でした。 ■コミュニケーションできない暗黒時代 Y:僕、大学を留年しちゃったんですよ。 友達はみんな卒業しちゃって、誰とも話さない生活をしていたら、人と話せなくなってしまって。 その後、どうにか就職はしたけど、他人とどう接していいかわからなくて。 しかも入社してすぐの飲み会で「どんな子が好み?」と聞かれて「ツンデレ巨乳です!」と答えたら、女性陣にドン引きされまして。 アル:ありがちな失敗だな。 下ネタや毒舌は、親しい間柄ならネタとわかってもらえるけど、親しくないとマジだと受け取られるから。 Y:昔もアルさんに注意されましたよね。 僕がSNSに <フフ…勃起しちゃいましてね> って書いたら「それジョジョ知らない人にはわかんないから!誤解されるよ!」って。 アル:マジで勃起してると思われるよ。 Y:あのね、オタクの男同士でつるんでると、ついついクセになるというか… 「ネタが通じて当然」 って錯覚しちゃうんです。 あとオタク同士って 「おのおのが知識を語りまくる」 ってコミュニケーションをしがちだから、それもクセになってました。 アル:初めて会った頃は会話が成立しなかったよね。 Y:ほんと僕、一方的にしゃべってましたよね。「わーこの人はガンダムがわかる!」ってはしゃいじゃって。 アルさんから 「壁打ちトークはダメ、会話はキャッチボールじゃないと」 と教えられて、ようやく気づけたんです。 指導される前は、自分の何がダメかわかってない状態でした。 だから僕も「ただしイケメンに限るんだろ!ブサイクは何やっても無駄なんだろ!」と思ってましたし。 でもリアルに女子と接してみて、コミュニケーションの問題だと気づきました。 アル:今のYくんは「コミュニケーションが得意な人」に入ると思うよ。立派になったのう。 Y:あの…ほんと自分でも信じられないんですけど、最近は会社の若い女子から「Yさんは話しやすい」とか言われて、恋愛相談されるんですよ。「こ、この俺が…?!」みたいな。 アル:人は、変わっていくのね…。 Y:そうだよ、ララァの言うとおりだ! アル:暗黒時代、風俗で童貞切ったれとは思わなかったの? Y:思わなかったですね。童貞のまま魔法使いになるだろうと予想してました。 僕、風俗は行ったことないし、行きたいとも思わないんです。 アル:なんで思わないの? Y: だって、知らない人じゃないですか? 初対面の知らない女性とセックスするっていうのが…絶対気をつかうだろうし。  「なんでお金払って気つかわなきゃいけないの?」って思うんですよ。 アル:「金払ってるから気をつかわなくていい」と考える男もいる。 Y:僕はそんな風には思えないです。 アル:そうか、いい子だね。 じゃあ、ガンダム風俗とかも興味ないの? 風俗嬢さんが連邦の制服を着ていて、ジェットストリームアタックという3Pプレイもあるらしい。 Y:黒い三連星ですか(笑) アル:ジェットストリームアタックしたいとかも思わない? Y:まったく思いませんよ! だって相手はべつにガンダム好きじゃないし、知識もないわけでしょ?! アル:厳しいな(笑) そうか、やっぱりキミは中身なのだな。 「若い女が連邦の制服を着てればOK」って男は、べつに相手はその人じゃなくていい、誰でもいいわけでしょ? キミは「その人」がガンダムが好きで話ができるってのが重要なんだね。 Y: うーん…だって性欲を満たすなら、自分の右手でいいわけじゃないですか? でも、セックスは相手がいて成り立つもので、別物でしょ? 「相手は誰でもいい」とは思えないです。 アル: 性欲と性交欲は違うからね。セックスはコミュニケーションだから。 だから、ちゃんと基礎を学ばないとうまくいかない。 風俗経験もないYくんは、奥さんが初めてだったわけですな。 Y:はい。28歳で初体験をして…今考えると、その年でよかったなと。 僕はアルさんのコラムで学んでいたから、大丈夫だったというか。 というのも僕、すごくAV脳だったんで。 ハタチくらいだったら、顔射とかしちゃってたかも…。 アル:そりゃ一発で振られるな。そしてザーメンンマンというあだ名がつくね。 Y:またはミスターザーメン(笑) アル:僕の考えたアダルト超人シリーズ(笑) …それじゃ、Yくんが暗黒時代から脱出したキッカケについて聞きましょうか。 次回へ続く! 『オクテ男子のための恋愛ゼミナール』   『モタク~モテるオタクになる恋愛ガイド~』      質問・相談はコチラまで→ artesia59@live.jp
アルテイシアの相談室
アルテイシア/作家。神戸生まれ。『59番目のプロポーズ』でデビュー。

著書『フェミニズムに出会って長生きしたくなった』『モヤる言葉、ヤバイ人』『離婚しそうな私が結婚を続けている29の理由』『40歳を過ぎたら生きるのがラクになった』『オクテ女子のための恋愛基礎講座』『アルテイシアの夜の女子会』他、多数。

ツイッターhttps://twitter.com/artesia59