「女子と話せない」「一生彼女できないんじゃ」と悩んでいたオクテ男子たちが、どのように悩みと向き合い、克服してきたか?
そんなリアルな声を聞いていくシリーズ。
2人目のゲストはKくん(30歳、会社員)
私の恋愛本のアドバイスを実践して「初彼女ができた」とメールをくれて、そこから交流が始まった男子です。
まずは①をどーぞ→壮絶な初体験でプライドを壊せました①(無料記事)
■自爆の原因が30個くらいありましたね
アル:Kくんは「初体験でプライドを壊せて開き直れた」と話してくれましたが。
読者の成功体験を読んでも、つまらないプライドを捨てて素直になるのがカギだと実感する。
K:僕の場合、半ばヤケクソでしたけど。あそこで1回死んだ感じだったんで。
アル:でも、そういうキッカケは大事だよ。
前回のYくんも追いつめられた時期があったそうだし。
彼も誰とも話せなくなって、家の壁にガンガン頭をぶつけていたらしい。で「このままじゃヤバい」と思って、バーに通い始めたと。
そこでじょじょに人と話せるようになって、少しずつ自信がついたそうです。
K:そのバーでアルさんに出会ったんですよね?
アル:そう。彼に「彼女ほしいけど女子が苦手、アドバイスください」と言われて、恋愛指南することになりました。
K:「彼女ほしい」と素直に言えたのは、壁に頭をぶつけてた時に限界まで追いつめられたからでしょうね。
Yさんもそこで一回死んだから、開き直れたんじゃないかな。
アル:うん。「こんな孤独は耐えられない、死んでしまう」と思ったらしいよ。
K:Yさんとの対談で<男の方が孤独死のリスクが高い>って話を読んで、納得しました。
シングルの高齢男性の6人に1人が誰とも話さない生活をしていて、なぜ孤立するかというと、男はプライドが高くて弱みを見せられないから。
「寂しい、つらい」と言えず「俺は独りでも平気だ」と強がってしまうから…って話。
アル:男はプライドゆえに生き辛いんだよね。女は「寂しいよ!」「わかる、私も寂しいよ!」って共感しあえるから。
K:僕も「彼女なんていらない」と強がってましたし。
でも「彼女ができなくて悩んでる」と素直に話すようになったら、周りが協力してくれたんです。
女の子を紹介してくれたりアドバイスをくれたり。
弱みをさらけ出さないと、協力してもらえないんですよね。
アル:そう。あとは本人に努力する気があるか。
努力する気のない人に「頑張れよ!協力するから!」とか言うのはお節介でしょ?
私はいつも「努力したくない人はしなくていい」と言ってて「努力したいけど、やり方がわからない人」に向けて書いてます。
K:僕もアルさんの本の<頑張る方向、間違ってませんか?>って文章を読んで、自分の間違いに気づいたんです。
<恋愛経験のない男がやりがちな失敗>に載っていた「話題の選択を間違う」「メールの内容が重い」「いきなり好意をぶつける」とか、全部やってましたから。
僕もいろんな恋愛本を読んだけど、水野敬也さんの本とか「ナンパしろ!」「強引に口説け!」って内容じゃないですか。
アル:私も読んだけど、オクテ男子には無理だよね。あれはもともとできる人向けの本だと思う。
K:「こんなのできねーよ、できたら恋愛本読んでねーよ」って思うし。
あと「コレをしろ」ばかり書いてて「コレをしてはいけない」は書いてないんです。まず直すべきはそっちなのに。
アル:毎日ハンバーガーばかり食べている人は、ジムに通っても痩せない。
まずするべきは「ハンバーガーを食べるのを止めること」なんだよね。
恋愛も同じで「モテる努力」をする前に「振られる原因」を知らなきゃいけない。
それを知らずにいくらナンパして口説いても、また同じ原因で振られるから。
K:僕も「デートもしてないのに好意を伝える」とか「メールの返事がないのにまた送る」とかやってました。そういう間違いを正したら、女子との関係が続くようになったんです。
結局、今までは自爆してたんですよね。
アル:自爆の原因に気づくことが大事。
K:僕の場合、自爆の原因が30個くらいありましたね。
アル:大量の爆弾を抱えていたのね(笑)
爆弾については後ほど詳しく聞くとして、初彼女とのなりそめを話してもらえますか?
■バミューダ・トライアングル出身の彼女?