ひとり暮らしの高齢男性に調査したところ、6人に1人が「2週間、誰とも会話がない」と答えたんだとか。
誰とも話さない生活をしているから、孤立化のリスクが高いのですね。

おじいさん世代は「男は黙って背中で語れ」な世代。
しかし背筋に寄生獣でも宿らない限り、背中で語るなんて不可能です。

おじいさん達の憧れの存在・高倉健さんは、「無口」は役のイメージで、実際は無口じゃなかったらしい。
亡くなった後「本当はおしゃべりでお茶目な人だった」「周りに気さくに話しかけて、スタッフや共演者に慕われていた」といったエピソードが語られていました。

健さんも会話力の高い、愛され男子だったようです。

愛され男子は、話し上手な男子だけを指すわけではありません。

たしかに話し上手で盛り上げ役の男子は、クラスの人気者でした。が、そういう男子は盛り上げるだけで終わることも多いのです。
飲み会等でマシンガントークを繰り広げ、その場を笑いで包みはするが、女性陣には「この人は自分が話すのに夢中で、人の話には興味ないんだな」「私に興味ないんだな」と思われていたりする。

なにより、クラスの人気者になれるほどの話し上手は、特別な才能です。
口下手な男子がマネしようとすると、空回りしてイタくなってしまう。別キャラを目指すと自爆するパターンですね。

自分は口下手だと自覚のある男子は、聞き上手を目指しましょう。

人は「自分に興味をもって話を聞いてくれる」と嬉しく感じるものだから。
ちゃんと話を聞いて会話のキャッチボールができる男子は、愛されるのです。

そのためには、キャッチボールのコツ(言葉の受け方、投げ方)を学ぶこと。そのうえで、実践練習を積むこと。
『野球入門』みたいな本を読んでも、練習しないと上手くならないのと同じです。

コツを学んで練習すれば、会話力は必ず上がります。
それは恋愛に限らず、仕事・就活・人間関係でも役に立ちます。おじいさんになった時に孤立化も防げる。
以下、モテ本には載っていない、<基礎から会話力を高める方法>を解説します。