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岡田斗司夫プレミアムブロマガ「『the four GAFA』解説、悪の秘密結社による世界征服はすでに完了している!」
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岡田斗司夫プレミアムブロマガ「『the four GAFA』解説、悪の秘密結社による世界征服はすでに完了している!」

2019-03-19 07:00

    岡田斗司夫プレミアムブロマガ 2019/03/19

    おはよう! 岡田斗司夫です。

    今回は、2019/02/24配信「『the four GAFA 四騎士が創り変えた世界』特集 富裕層が“つまらない”理由を発見!」の内容をご紹介します。
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    2019/02/24の内容一覧


    『the four GAFA』解説、悪の秘密結社による世界征服はすでに完了している!

     今日、取り上げる本は『the four GAFA 四騎士が創り変えた世界』。スコット・ギャロウェイという人が書いた、東洋経済社から出ている、1800円もする本です。かなり分厚いですね。
     昨年のベストセラーであり、この「GAFA」という言葉は流行語大賞を取ったりしました。
     まずは第1章「世界を創り変えた四騎士」というところから見ていきましょう。

     この「四騎士」というのは、あんまり日本人には馴染みがない言葉なんですけども。

    (中略)

     GAFAというのは、Google、Amazon、Facebook、Appleの頭文字4文字を取った言葉です。
     「この4大企業と、それに続くいろんなグローバル企業が、今や地球を乗っ取ろうとしている!」という本なんです。

    (中略)

     このGAFA4つの騎士に代表される4大企業というのは、あくまで合法的に、僕らの生活を便利に快適にするんです。
     嫌がる人間に無理やり使わせようとしているわけでもない。売ろうともしていないんです。極めてシンプルにスマートに、僕ら自身に「使いたいから使ってるんだ」と思わせながら、実は僕らを支配しつつあるんですよ。
     「それを皆さんご存知ですか?」っていうような本です。まあ、「支配しつつある」と言うか、「実は支配はすでに完了してますよ」という話なんですけど。

     「大企業が人々を支配する」と言うと、例えば「愛知県の豊田市というのはトヨタ自動車に支配された街!」というふうに、昔はよく週刊誌とかにも書いてありました。最近は、もうまったくそんなこと書かれなくなりましたけど。
     他にも「大阪府の門真市はパナソニックに支配された街だ!」というふうに、僕が子供の頃には、雑誌によく書いてありました。昔はこんなふうに言われてたんですけども。
     でも「GAFAが支配する」というのは、全然違う意味なんですね。

     産業革命以降、豊田やパナソニック以上に莫大な利益を上げてきた巨大企業というのは、いくらでもあるわけですね。だから、そういう企業が「城下町」にしていた街は「支配されている」と言われてたんですけど。
     しかし、そういう巨大企業というのは、デュポンにしても何にしても、それに見合うだけの雇用、つまり「労働者に対してお金を払う」という環境を生み出していたんです。
     しかし、GAFAはその逆なんですよね。

    (中略)

     つまり、ゼネラル・モーターズが21万人も雇って23万ドル得ていた時代に、Facebookは1万7千人くらいの従業員でその100倍くらいの売上を上げている。
     「これはどういうことなんだ?」と。
     昔から世界を支配していると言われる巨大企業というのは、系列グループにしてもなんにしても、それだけの雇用を生み出していたから、実は、なんだかんだ言って「人々の役に立っていた」と言えないこともない。
     それに対して、このGAFAの4社とも、雇っている人間が恐ろしく少ないわりに、売上とか時価総額が恐ろしく高い。
     「このアンバランスはどうなっているんだ?」という話です。

     僕がこの話を聞いて「似てるな」と思ったのものがあってですね。
    (パネルを見せる)
     それは『青の6号』というマンガの中に出てきます。1967年に『少年サンデー』で連載されていた、小沢さとるのマンガです。

     このマンガの中に、世界征服を狙う秘密結社の「マックス」というのが出てくるんですけども。そのマックスの総統がですね、新しい幹部に演説するシーンがあります。ここですね。
    (パネルを見せる)


    いいかね? マックスは今、世界の通貨の80分の1を動かすことが出来る。この経済力はアメリカ、ソビエトという2大国に次ぐ大きさだ。
    だがしかし、アメリカでもソビエトでも、2億3億という国民がその経済力に頼っている。そのために、両国とも膨大なる予算を必要とする。
    我がマックスには養わねばならぬ人口は両国の100分の1にも満たない。従ってマックスの経済力は世界一だ!


     こんな内容のマンガを1967年の『少年サンデー』で連載してたんですから、なかなかすごいマンガなんですけど(笑)。
     もちろん、このマックスは、知ってる人は知ってる通り、『ふしぎの海のナディア』に出てくる秘密結社「ネオアトランティス」や「ガーゴイル」の元ネタになっています。
     ネオアトランティスという集団が、なぜ潜水艦を使って他の船を破壊するのかというと「「通商路」を破壊することによって経済支配を目論んでいるから」です。
     この「世界経済の80分1を動かす!」というセリフは、ちゃんとガーゴイルが演説するシーンの中にも入れ込んでいたんですけど。これは「元ネタ、わかりますよね?」というサインのつもりでやっていたんです。
     マックスの首領の演説はまだ続きます。


    もはや我がマックスは、この地球上において何をやることも可能だ。
    事実、我々の援助なしにはやってはいけない国も10カ国を越え、マックスの資本を導入している国は、すでに30カ国。


     要するに「膨大な経済力がありながら、国民がものすごく少ないので、逆に言えば自由に使える金がナンボでもある」と。本当に、これが50年以上前のマンガだなんて思えないんですけども。

     この世界征服を企むマックスとGAFAって、ほとんど同じじゃないですか。

    (続きはアーカイブサイトでご覧ください)

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