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【自然災害メモリアル】第235回:駿河久能山地震(1841)の日 [防災]ベランダ等の防災
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【自然災害メモリアル】第235回:駿河久能山地震(1841)の日 [防災]ベランダ等の防災

2019-04-22 21:30
    どうも、
    管理者のNDです。

    4月22日は、
    駿河久能山地震(1841)から178年です。

    一昨日紹介した清水地震より、更に前にも同じような震源地で地震が発生したことがあります。
    この地震は、清水辺などで家や蔵の壁が落ちたり、水が噴き出すなどの被害を生じました。
    清水城にも被害が及び、石垣が約54mに渡って崩壊したり、
    明王寺の堂舎が地震で倒壊して火災も生じ壊滅してしまったといった記録もあります。

    三保方面では、風の影響の可能性もあるかもしれませんが、津波が起きたとみられるような記録も
    残ってはいます。しかし、あくまでこの地震の震源は内陸であると推定されており、
    規模はM6.3前後と推定されているようです。

    また、この地震は単に天保清水地震と呼称されることもあるそうです。
    昼過ぎに起きた地震で、有感地震の範囲は京都から千葉まで広がっており、
    特に同じ千葉では京都に比べて揺れが強かった説も強いとされています。


    今回は、
    「ベランダ等の防災」をテーマにお伝えします。

    ベランダ・バルコニーといった場所が存在する家では、この辺りにも意外な所で
    地震対策が必要な場合があります。地震に限らず台風や火災などにも関わってくることなので
    実際はもう少し大事な要素となりますので、最低限なことだと思って見て頂けると嬉しいです。


    まず、ベランダに植木鉢などを置いている方がたまに見受けられますが、
    台風などの時には必ずしまうようにしてください。また、固定していても経年劣化などで
    金具などが風化してくると耐久性を失うこともあり、自然落下の他、地震などの揺れに耐えられなく
    なって地上に落としてしまう可能性があります。

    物干しざおなども、取り外しが容易なものは台風など予見できるものについては、速めに屋内に
    いれるなどして被害を拡大させないために予防することが大事です。
    周囲の人の安全だけでなく、場合によっては窓ガラス・外への戸などに損傷を与えてしまうことも
    あるので、この辺は怠らないようにしましょう。

    また、ベランダに多くのものを置いていると、万が一マンション内で内側から火災が起きた時は、
    避難が出来なくなってしまうことがあります。

    団地などの集合住宅では、隣同士の壁が薄いことがありますがあれは火災などが起きた時に
    避難経路をベランダなどから確保するためのものになります。
    もし、ベランダなどに物を大量においていたりすると避難の妨げとなってしまい、
    いざという時に自分含めて周囲の人に迷惑をかけてしまうこともあります。

    また、間違っても物を手すりの高さ以上に置かないようにしてください。
    震度7といった地震を想定しても仕方はありませんが、想定の範囲外な揺れ方をすると
    家具やものが飛ぶほどの地震になることもあります。建物が液状化などで傾いたりすると
    それらの大型の物などが外に向かって落下し、危険を招くことに繋がりますから危険です。

    また、オフィスなどでは稀に屋上をゴミ捨て場や産廃置き場にしていることもありますが、
    強風などが吹き荒れると、そのまま落ちて通行人に当たるケースなんて言うのも存在します。
    実際にキャスター付きの机やホワイトボードは非常に危険で、放置していたら風で流され
    ビルの隙間に落下していた―― というインシデントが発生した事例は結構存在します。

    外に物を置くということが、災害時にどんなリスクを起こすことになるかを今一度考えて
    みるようにしてみてください。


    今日の記事は以上です。
    皆さんの防災意識に少しでもプラスすることができたら嬉しいです。

    明日もどうぞお楽しみください。
    尚、感想はブロマガコメント欄でも放送内のコメントでもお気軽にどうぞ。
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