
集結したポリックス候補生たち。とてもネットのオフ会とは思えない。

一目で運動できそうなことが分かるような青年達。

40代の候補生、ドッグ岩倉さん(右)。本日最年長の候補生であった。

いよいよトライアル開始。緊張が高まる。

球団スカウト(左)と球団GM(右)が厳しい目を光らせる。

この日横山監督以外に配信をしている者は少なく、ほぼ全員が野球に集中していた。

候補生以外にも、フェンス越しに応援をする者が数名居た。

走力テスト。一塁線よりレフトのフェンスにタッチして戻ってくるという過酷な審査であった。

打撃テスト開始。候補生達は1打席に全てを賭ける。

11番の田中さん。この日の投手はほとんど彼が務めていた。

唯一の女性候補生(自称男性)、ぴぱたんさん。ソフトボール仕込みのアンダースローが唸っていた。

渾身の一振りが空を切る。阿鼻叫喚がグラウンドに響いた。

無情にも数値として評価されていく候補生たち。その汗は涙となるか。

ついに終了したトライアルテスト。結果は後日コミュニティを通じ伝えられるそうだ。

グラウンドへの感謝も忘れてはならない。技術以上に、スポーツマンシップが重要なのだ。

無事トライアルテストを終えた、主催者の横山緑監督。(撮影地:球場女子トイレ)
「小粒揃いでいいトライアルだった。合格者は数名既に決まっている。」
「暗黒放送」ではローカルルールで笑うことを禁じられている。しかしトライアル中にも関わらず、球場の所々で笑い声が上がっていた。過去の事例から、このイベントも殺伐としたものになるものと思われたが、この日の参加者全員はボールを分かち合う喜びに溢れていた。
インターネット、とりわけニコニコといえば、引きこもりを引きこもりたらしめる道具のように未だ思われがちである。しかしこの日集まったのは、紛れもなくニコニコユーザーである。参加者たちは「暗黒放送」という一つのコミュニティを通じ集まった。それは主催者の魅力もさることながら、「野球」という魅力が彼らを惹き付けたのかも知れない。
「合格」という名誉はコミュニティにて伝えられる。そこで涙する者、笑う者、様々な結果が参加者たちを待ち受けている。しかし彼らは、スポーツマンシップ、そしてその果ての笑顔という、ネットでは絶対に手に入らないものを得ることができた。
ニコ生はリアルタイムを共有できる非常に便利なものである。この放送を見て楽しんだ方も多いことだろう。モニターの前で、掌がウズウズした元野球少年も居たのではないだろうか。
取材を通じ筆者の目に映ったのは、この場所でしか感じる事の出来ない感動である。
記者名:14
プロフィール:「全方位土下座外交」と
「部屋の乱れは心の乱れ」がモットー。
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Twitter:@xiv14xiv


















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