人間は水なしでは2~3日しか生きられません。その大事な水を軽んじてきた結果、いま人類は歴史上で最大の危機に直面しています。水の汚染と管理の失敗が、気候変動の影響をさらに甚大なものにしています。そこに企業が参入してきました。石油のように水のカルテルをつくり、水資源を私有化して貧しい人々に課金するのです。グローバルな「水ビジネス」はいまや市場規模4000億ドルの一大産業で、近い将来には経済成長率の2~3倍の速さで伸びると見込まれており、多くの投資家が目をつけています。そのことが、グローバルな「水の危機」をいっそう悪化させています。 電子書籍(EPUB)でお楽しみください

*モード・バーロウ(Mauw) グローバルな水の正義を求める運動の活動家。カナダ最大のアドヴォカシー団体「カナダ人評議会」の代表で、「ブループラネットプロジェクト」の創設者。『BLUE GOLD―独占される水資源』や『"水"戦争の世紀』など著書賞として知られるスウェーデンのライト・ライブリフッド賞(Right Livelihood Award)も受賞している。2008年から2009年にわたり、水に関する国連初の顧問を務めた。最新刊は『ウォーター・ビ水処理技術・ボトルウォーターをめぐる壮絶なる戦い』。

字幕付き動画:  http://democracynow.jp/submov/20090415-1