今回はマイナーの Ⅱ-Ⅴ-Ⅰ 進行と、
それに対応したモードに慣れるための練習曲です。
マイナーの Ⅱ-Ⅴ-Ⅰは、
・Ⅱ → ハーフディミニッシュ
・Ⅴ → オルタード・ドミナント
・Ⅰ → マイナーメジャー
というコード進行を取ります。
なんのこっちゃという方もとりあえず楽譜通りに弾いてみて、
各コードの響きを耳に馴染ませましょう( 'ω' )
マイナー Ⅱ-Ⅴ-Ⅰ の軸となるのはメロディック・マイナー・スケールです。
クラシックの世界ではメロディック・マイナー・スケールは、
上行と下行とで音程が違いますが、
クラシックの下行のメロディック・マイナー・スケールは、
ジャズの世界でいう Aeorian モードと同じ音になるので、
ジャズの世界では上行のメロディック・マイナー・スケールの音をもって、
メロディック・マイナー・スケールとします。(つまり下行も同じ音を使う)
メジャーの Ⅱ-Ⅴ-Ⅰ は各コードすべてを1つのメジャー・スケールで演奏することが可能でした。
例えば、Dm7→G7→CM7はすべてCメジャー・スケールの音を演奏することができ、
それぞれ D Dorian→G Mixolydian→C Ionian というモードとなっていました。
ところがマイナーの Ⅱ-Ⅴ-Ⅰ は各コードごとにキーとなるメロディック・マイナー・スケールが異なります。
例えば、
Dハーフディミニッシュ → F メロディック・マイナー・スケール
G7alt. → A♭ メロディック・マイナー・スケール
CmM7 → C メロディック・マイナー・スケール
のようになります。
ひとまず、各キーごとのメロディック・マイナー・スケールの指の運びや音の雰囲気に慣れるために、
譜面通りひたすらスラスラ弾けるようになるまで練習してみましょう( 'ω' )
だんだん難しくなってきました(^ω^)
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