クリプトン社の英語版ボカロで発音記号Aspが機能しない件と、その対策について
閉じる
閉じる

新しい記事を投稿しました。シェアして読者に伝えましょう

×

クリプトン社の英語版ボカロで発音記号Aspが機能しない件と、その対策について

2018-04-17 12:44
    これから示す内容はタイトルの通り(厳密にはV3以降の英語版ボカロ)です。以前に書いた拙記事「SilとAspを使おう!」の番外続編でもあります。
    なお、誤解の無いようあらかじめ断っておきますが、クリプトン社を批判する目的で本記事を書いておりませんので悪しからず。

    というわけで、まずはタイトルの件の顛末というか事実関係を列挙いたします。

    ・2016年12月頃、クリプトン社のV4英語版ボカロをいじっていてタイトルの件に気づく。
    ・所有していたOliver (V3) でも試したところ、こちらは全く問題なし。
    ・これらを某SNSにてつぶやいたところ、他者においても機能していないことを確認。
    ・さらに他者により、マクネナナ、MAIKA、GUMI、DAINA、DEX、よひお君では問題ないことを確認。
    ・V3英語版ミクについても検証し、やはり機能していないことを確認。ただし、V2英語版ルカは問題なし。
    ・機能していない英語版ボカロについて.ddiファイルをダンプして検証。間違いなくAspが実装されていないことを確認。
    ・確証が得られたので、2016年12月14日、クリプトン社の伊藤社長にメールにてリア凸。(←今にして思えば冷汗モノですね・・・)
    ・2日後にレスあり。「念のため現在ヤマハさんと確認をしておりまして、週明けに改めてご連絡をさせて頂きます。」とのこと。
    ・その後連絡がなかったので、2017年2月25日に結局どうなったのかを問い合わせ。
    ・とりあえず回答があり、「こちら現在ヤマハさんとアップデートで対応が出来ないか検討しておりますが、今のところ目処が経っておりませんので、対応方針が決まりましたら改めてご連絡させて頂きます。」とのこと。
    ・その後は特に何もなく現在に至る。

    ただ、先にも書いたように、クリプトン社の対応について批判する気は毛頭ありません。それはクリプトン社の立場に立って考えれば明らかなことです。
    Aspが無くてもボカロとしてちゃんと機能しており、そもそもAspは発音記号として非公式なものです。.ddiその他のファイルをアップデートで差し替えるとなれば、それなりに手間と費用がかかりますし、何より企業イメージにとってマイナスに働きますから・・・


    以降はその対策編です。ベンダーであるクリプトン社が手を下さない(下せない?)以上、こちら側で対策するしかないからです。
    その対策、具体的に結論から書くと・・・

    別の発音記号で代替すること

    です。

    何じゃそりゃ?とか言われそうですが、結局コレしか思いつきませんでした。
    思えばV2ミクを使い始めたボカロ初心者の頃、言い換えればSilもAspも知らなかった頃、自分は本能的にコレをやっていました。要はAspと同じように働いてくれれば何でも良いわけです。
    ただし、今は初心者の頃より進歩していると自負しております。何故なら代替発音記号について以下を確認しているからです。

    1)間違いなく実装されている発音記号であること
    初心者の頃はテキトーな発音記号を入れて雑音を出したり(苦笑)していましたが、流石にこれは卒業できたようです。どんな発音記号が実装されているかは前述の通り.ddiファイルをダンプしてみれば一目瞭然ですから。

    2)その発音記号に実音が割り当てられていないこと
    例えば、日本語版ボカロでAspの代替に発音記号[a]を選ぶ人はいないと思います。何せ「あ~」と発音してしまうわけですから(笑)。試してみて雑音その他が出ないことを確認する必要があります。


    というわけで、自分がV4英語版ミクにて選んだAsp代替発音記号は・・・何と[br1]だったりします。
    言わずと知れたブレス音の発音記号ですが、最近のボカロではこの発音記号にブレス音は実装されず.wavファイルにて直接提供される場合が多いようで、今回はそれを逆手に取らせてもらったわけです。

    以上、文字通りつれづれなるまま書き散らかしてしまいましたが、これを読んでいる皆様におかれましては何かの参考になれば幸いです。
    広告
    コメントを書く
    コメントをするには、
    ログインして下さい。