●デル
●直販価格 18万3578円(“プラチナ・タッチパネル・高速起動・QHD+”モデルを選択した場合)
●発売中
コンパクトながらも広い作業領域を確保
幅約5.2ミリの狭ベゼル仕様が特徴的な『New XPS 13』は、13.3インチのQHD+(3200×1800ドット)液晶を採用したモバイルノートPCだ。
↑タッチした程度では、角度が変わらない固めのヒンジを採用している。操作してみるとディスプレーだけを見ているような感覚を味わえる。本体の幅は約304ミリと、一般的な13.3インチのノートPCよりもコンパクトで、どちらかと言えば11インチ機のサイズ感に近い。さらに、液晶は輝度400カンデラと明るく、視野角は最大170度と広い。また、画素密度は276dpiと高く、高精細な写真や細かい文字が鮮明に表示される。重量は約1.27キロと軽く、モバイルPCでも広い作業領域を求める人にオススメしたい。
↑QHD+(3200×1800ドット、276dpi)版と、フルHD(1920×1080ドット、167dpi)版を比較。前者のほうが文字の視認性が良く、高い解像度を十分に生かして作業できる。メモリーは8GBなので、簡単な写真・映像編集向き
搭載メモリーは8GB以外、BTOでも選択不可。そのため、1000枚級のRAWファイル現像を一気に片づけたり、4K動画の編集などは難しい。実際に、50枚の2430万画素RAWファイルを現像したところ、7分程度は待たされた。4K動画編集時はエフェクトを適用すると、プレビューに時間がかかった。モバイルPCとしては優秀だが、複雑な動画編集はフルHDに留めておきたい。
↑RAW現像ソフト『Capture One』で試し たところ、処理の反映にややもたつく程度でおおむね動作は快適。パネルの発色も良く、場所を選ばず現像できる。『Lightroom』でも快適に操作できた。バッテリー駆動時間はCore i5-5500Uを搭載した試作機での結果となるが、実測値で8時間49分。しかし、製品版でも同TDPのCore i7-5500Uなので、それほど差は生じないだろう。また、同じCore i5のフルHD版は同条件で13時間14分。作業性重視ならQHD+版を選びたい。
【検証環境】
バッテリー駆動時間:電源設定を"バランス"、液晶輝度を"50%"に設定。『BBench』でキー入力とウェブ巡回をオンにして測定。ただし、QHD+(3200×1800ドット)版は試作機での測定値。
●おもなスペック
ディスプレー 13.3インチタッチ(3200×1800ドット、276dpi)
CPU Core i7-5500U(2コア/4スレッド、
2.4GHz、最大3GHz)
メモリー/ストレージ 8GB/256GB SSD
通信機能 IEEE802.11a/b/g/n/ac(2×2 MIMO)、Bluetooth4.0
インターフェース USB3.0×2、ミニDisplayPort出力、SDXCカードスロットほか
バッテリー駆動時間 約11時間(公称値)
サイズ/重量 約304(W)×200(D)×15(H)mm/約1.27kg
OS Windows8.1(64ビット)
付属ソフト Photoshop Elements & Premiere Elements13ほか
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