小中学生のお子さんが夏休みの自由研究テーマに困っているなら、BASICでプログラミングするプログラミング教材『こどもパソコン IchigoJam』はいかがでしょう? 週アス読者さんの中には、BASICが懐かしい人も多いはず。IchigoJamは子ども向けと言いつつ、そんな親世代に大人気。IT好きのお父さん、お母さんのすごさをアピールできるチャンスかも知れません。
IchigoJamはRaspberry Piよりも簡単なので、小学校低学年でも大丈夫。IchigoJamの公式サイトには各種お役立ち情報が掲載されており、『こどもパソコン IchigoJam ではじめるプログラミング(PDF)』という文書は小3で習う漢字だけを使って書かれています。開発者の福野さんが4才児に遊んでもらったレポートもあり、保護者のサポートがあればある程度楽しめそうです。どんなコンセプトで開発されたかは、こちらのインタビュー記事で読めますよ。
IchigoJamとは一体どんなもので、何ができるのか。少年時代、電気屋さんに通い詰めてマイコンで遊ぶ日々を送っていた『ベーマガ』世代の編集部員・加藤兄による連載記事をご紹介します。
第1回:IchigoJamって何?
記事は、加藤兄がアスキーストアでIchigoJamを購入するところからスタート。
↑2日後に自宅に届きました。「ちっさ!」想像以上に小さいです。とりあえず編集部の大型液晶テレビにつないでセッティングし、さっそくブロック崩し風ゲームのコードを打ち込んで、画面に表示させたところです。
↑さきほどのプログラムを“RUN”したところ。『当てろギャラクシーゲーム』は、ブロック崩しの要領でボールを跳ね返して敵をやっつけるゲームです。さすがにこの大きな画面で見るとちょっとさみしい表示。テレビの下にプログラムリストをマグネットで張り付けて入力していたのがわかります。キーボードはひざに乗せてるので写ってません。セッティングにはS端子のあるディスプレーやPS/2接続のキーボードが必要です。幸い編集部ではすぐに調達できましたが、一般家庭の場合は、テレビなら最新機種でも背面などにS端子は大抵あります(フタが付いていたりもする)。キーボードは古い物を引っ張り出してくるか、適当な物を用意してください。
IchigoJamの公式ページで紹介されているおすすめキーボードの一例です。テレビの代わりに小さなディスプレーを用意すると、机の上だけで完結するし雰囲気が出ます。
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678円
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1,187円
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1,477円
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1,890円
セッティングまでの解説動画はこちらをどうぞ!
第2回:はんだ付け初心者の女性たちも組み立てられた!
秋葉原にあるDMM.make AKIBAで開催された女性向けイベント、“いちごじゃむ女子会”こと『ハンダつけナイト#1「IchigoJam Hackathon / LEDデコらナイト」』の様子をレポートしました。女性は器用な人が多く、飲み込みが早いらしいです。小学生といっしょにやる場合、お父さん、お母さんに多少の心得があれば、案外女の子のほうが上手にはんだ付けできるかもしれませんね。
↑いろんな色のLEDのほか、レジンで星形を作ったり、ラメを混ぜ込んだりと、思い思いのLEDを作れるようになっていました。おお、なんか女子っぽい。同イベントでは、LEDとUVレジン使ってこんなものを作成していました。
↑そして、これが自分の名前を作って光らせたところ。もちろん、IchigoJamからコマンドを打ち込んで光らせています。その場で作ったとは思えない出来!まずは基本中の基本、LEDを点灯させてみる
前述の女子会も、LEDを点灯するプログラムを応用したものでした。LED点灯はとても簡単で、プログラミングの基本中の基本。小さな子にプログラムとはどういうものかを理解させ、おもしろさを伝えるするのにうってつけです。セッティングができたら、まずこれを試してみたいですね。
実際に点灯・消灯・点滅を試している様子を動画でどうぞ!
第3回:ブザーパーツを使って音を鳴らしてみる
IchigoJamに付属しているブザーパーツを使い、“PLAY”というコマンドと、MMLと呼ばれる特殊な書式で音楽を奏でるということにチャレンジしました。実際に音を鳴らしている様子は以下の動画で!
やっぱりゲームは食いつきがいい!ブロック崩しをやってみる
開発者の福野さんもおっしゃっていましたが、やはり子どもたちのプログラミングへの原動力はゲーム。ゲームが作れるとなると特に男の子は俄然テンションが上がります。
ということで、この回はブロック崩し風ゲームのコード入力から、プログラム改造をご紹介。まずブロック崩し風ゲームのコードを入力して走らせ、続いて火星人のようなキャラクターにボールを当てると点数が入るゲームに改造しました。
失敗して修正する試行錯誤の様子も動画でご紹介しています。コードのミスを発見して修正する、というのもいい勉強になりますよね。
第4回:火星人を動かして小惑星帯で生き残るゲーム
ゲームプログラミングのさらなる応用として、加藤兄が作ったゲームがこちら。主人公は、火星と木星の間に広がる小惑星帯に迷い込んでしまった火星人。迫りくる小惑星にぶつからないよう、なるべく長く生き延びるというものです。実際に入力するコード全文をご紹介しています。
↑プレイ中の画面。左のほうが小惑星が少ないので、そちらへ行きたいですね。第5回:IchigoJamで作ったプログラムをPCに保存する方法
IchigoJamには本体にプログラムを3つ(バージョン1.0.0からは4つ)しか保存できないので、いろいろなゲームを作っては改造して……と試行錯誤するには全然足りません。作成したプログラムをテキストとして取り出し、PCで保存する方法をご紹介しています。追加のモジュール(1150円)を購入する必要があります。
↑USB-シリアルモジュールと、ジャンパワイヤのオス-メスが3本、オス-オスが1本入っています。第7回:IchigoJamをVer1.0にバージョンアップする
2015年6月16日に“バージョン1.0”がリリースされました。バージョンアップするには2つの方法があり、自分で手動でバージョンアップする、PCNの有償バージョンアップサービスを利用する、のどちらかになります。
以上、小学校低学年から楽しめるIchigoJamをご紹介しました。当サイトではみなさんの作ったIchigoJamプログラムの投稿を受け付けています。お子さんが作ったプログラムも歓迎です。投稿はこちら↓から
https://ssl2.asciimw.jp/weeklyascii/ichigojam/
●関連サイト
こどもパソコンIchigoJam
jig.jp
PCN プログラミング クラブ ネットワーク
Flash Magic
興味がわいた方は、アスキーストアでも販売しております!(品切れてしまったらごめんなさい)。
BASICでプログラミング! こどもパソコン IchigoJamをアスキーストアで購入
このほかにも、アスキーストアでは一工夫あるアイテムを多数販売中。また、アスキーストアの公式TwitterやFacebookでは、注目商品の販売開始情報をいち早くゲットできます。ぜひフォローしてね!
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