• 【実際名曲】忍殺アニメイションOP「BACK IN BLACK」の歌詞を訳してみた

    2015-04-25 23:31

     ドーモ、皆さん。あやさわです。ユウジョウ!

     最近ブロマガの更新がまた滞りがちになってきましたが、最近は仕事終わる→速攻ゲームやる、のサイクル重点な生活になりつつありまして……ニュースの記事とか、もっとダイジェスト的にお送りする方向で細かく更新出来ないか検討中です。いずれにせよ頑張って継続更新していきますので、どうぞよろしくお願いいたします。

     さて、前置きが長くなりましたが、皆さん「ニンジャスレイヤー フロムアニメイション」は楽しんでいますか? 僕はめちゃめちゃ楽しんでますよ! ええ!


     

     さて、今回はこのアニメの主題歌である、BOOM BOOM SATELLITES(ブンブンサテライツ)が歌う「BACK IN BLACK」の、アニメで流れる部分の英詩を日本語訳してみました。

     この曲の歌詞は、Vo/G担当の川島道行=サンが予め原作を読んだ上で書いたもの。つまり、その曲名も含めある意味忍殺のために作られたと言っても実際過言では無いはず。

     というわけで、ニンジャ的な奥ゆかしいアトモスフィアが感じられるようなトランスレートを意識して書いてみました。当然公式訳では無い上に多分な意訳が含まれているので、間違ってても訳者は一切ケジメ出来ませんのであしからず。

    Get back on track.
    戦闘用意だ

    It could be a payback.
    因果応報を成せ

    You better break out before you blackout
    ぶっ飛ばされたくなきゃ、俺の前から「サヨナラ」しな


    Back in black time to dust yourself off
    闇に潜め 全てをやり直せ

    Back in black time to dust yourself off
    闇に潜め 全てをやり直せ

    I gotta get paid Thats the way it is.
    奴らに代価を支払わせてやるんだ、そうだろ?

    Look inside and see what your soul is.
    お前の心中なんてお見通しさ


    Back in black time to dust yourself off
    闇に潜み 全てをやり直すんだ

    Back in black time to dust yourself off
    闇に潜み 全てをやり直すんだ

    No matter how hard I try I can't
    独りではとても出来そうにない

    I see skies and I want you to paint it
    俺の見るこの空を、お前が染め上げてくれ


    Back in black time to dust yourself off
    闇に潜め 全てをやり直せ

    You won't feel safe until I get away
    俺が共に在る限り安息はない

    Everything melts the sunset slowly
    全てが落日に溶けて消えるまで

    Everything melts the sunset slowly
    全てが落日に溶けて消えるまで


    All alone
    ただ一人

    I walk away like every day somewhere out there.
    どことも知れない場所を歩いている

    In my brain, I'm searching for the reason why I lose my mind
    頭ん中を引っ掻き回して探してるんだ
    自分がこんなにイカれちまったワケを


     いかがでしたでしょうか? 個人的には、ナラク=ニンジャとフジキド・ケンジの関係性や、ニンジャスレイヤーの孤独や苦悩を表しているような……そんな内容の歌詞に感じた次第です。

     さて、アニメイションはここまでほぼ時系列順で物語が進んでいますが(忍殺では、Twitterでのストーリーの公開順と物語の時系列には関連がありません)、順当に行けば、ついにダークニンジャ=サンとの初の邂逅を迎える「レイジ・アゲインスト・トーフ」のエピソードに突入することが予想されます。

     しかしこの調子だと、ユカノ=サンはともかくとして、ナンシー=サンやヤモト=サンがアニメイションに登場するのは大分後になりそうですね……個人的には早くヤモト=サンが動いている場面が見たいのですが! バストが平坦でもヤモト=サンは実際カワイイ! カワイイヤッター!


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  • 【Be a Agent.】話題のスマホゲーム「Ingress」を遊ぼう!(後編)

    2015-04-21 23:321

     スマホアプリ「Ingress」のレビュー後編です! 前編をまだご覧になってない方はこちらから。

     


     "Lock and load(出撃せよ)"                           

     さて、ここからはIngressを楽しむ上でのもうひとつのキーワード、「再発見」について語っていきましょう。

     このIngressという「ゲーム」の最も特異な点は、「ゲームであるにも関わらず、そのプレイフィールドは現実の世界にある」というところにあります。



     Ingressを遊ぶということはすなわち、「自分の足で外に出て探索する」というのと同義なのです。

     ……まどろっこしいので端的に言うと、要は「Ingressを遊ぶと、自然と運動をするようになるよ!」ということです! ……端的に言いすぎ?

     現代においては、きってのインドア派である我々ゲーマーはもちろんのこと、様々な人が運動不足に悩まされています。

     例を挙げるならば、サラリーマンの方。朝はぎゅうぎゅう詰めの電車やバスに揺られ、仕事場に着けばずっと椅子に座りっぱなしのデスクワーク、休みの日は体が疲れきっていて外出して活動するような気力も起きない……こんな生活を送っている方は多いはず(実体験を基にした推測)。

     しかし、「じゃあ、運動不足を解消するのに頑張って運動しなきゃ!」……というにも、そういった場合往々にして立ちふさがるのは、運動へのモチベーションをどうやって維持していくのかという問題。

     自分の身体が健康になっていくというのは、それはまあ、嬉しいことには違いないのですが……これは非常に私見なのですが、おそらく、健康になるために何かをする、ということには「カタルシスがない(!)」のです。

     「健康になる」というのは、元あるべき形に返る、というだけで、そこには何の発展も上昇も転回も無いように感じるから、人は運動をすることが億劫になるのでは無いか……というのが僕の自論です。え、「健全な精神は健全な身体に宿る」って古代ローマの詩人の至言もあるぞって? まあ、あれは元来の意味から外れた誤引用らしいので、ええ……。

     まあともかく、運動を継続して行うには、何らかの能動的目標やモチベーションが必要だというのは多くの人が認めるところなのは間違いないはず。……そこでさあ、プロデュ……じゃなくて、エージェントさん! Ingressですよ、Ingress



    Ingressをプレイすることによって、運動の大切さや自分の運動不足を痛感する」……これが、ひとつ目の「再発見」です。

     実際、僕はこのIngressが強烈なモチベーションになって、今までの「休みの日だからって、特に用事がなければ俺は一歩も家から出ないぞ! ジ○ジ○ーッ!!」……という不健康な生活習慣が大分改まりました。

     Ingressのプレイスタート時からひと月ほどで、ひたすら地元の街を東西南北歩き回ることその距離100kmあまり お陰様で特に意識して運動をしていないのにもかかわらず体重が3kgも落ちました(まあ、もともとこの何年かでかなり太り気味になっていたせいもあるのですが……)。

     また体力も以前と比べて幾らか戻ってきたようにも思います。ちょっと最近までは、仕事に行く以外では家からコンビニまでの距離を歩くのも億劫に感じていたのが嘘のようです。……いや、いくら何でも出不精すぎるか、それは……。

     ゲームを遊ぶついでに体重も落ちて生活習慣も変わるなんて、なんて素晴らしいんだIngr-ess ……と、何やら怪しい新興宗教団体かマルチ商法への勧誘みたいな感じになってきましたが、とはいえ健康への志向をゲームへのやる気にすり替えるというのは、ゲーマーに対してはかなり有効なように感じます。

     ゲーマーたるもの、自分が遊ぶゲームで「もっと上手くなりたい、強くなりたい」と思うのは自明のこと。この心理がこそが良い循環を生み出して、あなたの身体をヘルシーにしていくのです。一石二鳥とはまさにこのことですね、はい。

     "HUNT The PORTAL.(ポータルを探せ)"                    

      さて、いよいよ最後のキーワード、ふたつ目の「再発見」についてお話ししましょう。

      ゲーム中に登場するPortalは、前回の記事でストーリーについて引用した部分にあるように、基本的に「文化的・芸術的・宗教的」な場所に存在しています。

     わかりやすい具体例としては、巨大な建造物、史跡――例えば神社仏閣、街中にあるモニュメントなどが挙げられます(これらは、プレイヤーであるエージェントたちの手によって自主的に申請され、ナイアンティック・ラボによる承認を経て登録されたものです)。 

     これがどういうことかというと……つまり、エージェントは数々のPortalを回るごとに、その場所ごとに存在する(していた)様々な歴史やカルチャーを巡る旅に出ている、と言えるのです。

     さあ、これこそ最後の「再発見」――「身近にある『歴史・文化』を再発見する」です。

     僕もレベルを上げたい一心で、地元の街を方々歩き回りましたが……例えば自宅の近くにある神社に行った際、何の気なしにその神社の由緒書きを読んでみたのですが、歴史上でもかなり名の通った人物が祭神として祭り上げられていて(しかもその本人との関わり合いもかなり深い)、びっくりしたのを覚えています。

     自分の住んでいるところというのは普段見慣れているせいか、さほど大したものでもないように見えがちなのですが、こうして振り返ってみると、その街や地域にも今まで辿ってきた過去からの長い時間があり、それが僕たちの教わったり、知ったりした大きな歴史の流れの中で、連綿と受け継がれて来ているんだなぁ――という、当たり前といえば当たり前の事実に突き当たった時、僕にはそれが俄然面白く思えたのです。

     それ以降、訪ねるPortalがある場所の由来や、それが辿ってきた歴史を調べるのが僕の日課の一つとなりました。別にIngressがゲーム上でそのような導線を持っているわけではないのですが、自然とそうなっていったのです。

     実際、日常の中に紛れ込む、今までは別になんでもないと思っていたモノの中に潜むヒストリーを垣間見るという行為は、何だか一種のアドベンチャーゲームをプレイしているかの様な興奮を僕にもたらしました。

     Ingressの持つこうした側面を感じ取った人は、かなり多いようです。

     その証として、最近ではIngress町おこし・観光への振興に利用しようという動きが幾つか出ています。代表的なのは、県庁で独自の研究会を立ち上げるまでに至った岩手県と、商業観光課が主導して様々なキャンペーンを実施している横須賀市の事例でしょう。

     プレイしていく中で、現実の歴史に、自分の目で見て、そして手で触れることの出来るゲーム、その名は「Ingress」――今までのゲーム像とはまったく異なる姿を提示した、新しいカタチのソーシャル・オンライン・ゲーム。皆さんも、この新しいムーブメントを体感してみませんか?

     "Finishing This Fight.(ケリをつけに来ました)"                 

     前回と合わせて、こんなに長い記事を最後までお読みいただき、ありがとうございました!

     散文的ではありましたが、僕の感じたIngressの面白さが少しでも伝わったなら、そしてもしこれを読んで「Ingress、触ってみようかな?」と思ってくださった方がいるのなら、望外の喜びです。

     運営の方も日本におけるIngress熱を感じ取ったのか、最近アプリ本体に、メニュー項目などの表示言語を日本語に変更可能なアップデートを配信したばかり(今までは英語のみ。というか、英語以外の多言語対応は、恐らく日本が初めて)。プレイへの敷居が一層下がり、各種メディアでも取り上げられることも増え、新たなユーザが参加しやすい土壌が整いつつあります。

     さあ、(小さな島国という国土的な面もあってか)全世界でも屈指のエージェント人口密度を誇るこの日本で、世界の命運をかけた壮大なゲームに身を委ねてみましょう! ……ちなみに僕はエンライテンド勢なので、出来ればエンライテンド陣営で始めていただけると助かります、はい……。




  • 【Be a Agent.】話題のスマホゲーム「Ingress」を遊ぼう!(前編)

    2015-04-18 02:40

     皆さんは、昨年中頃から現在まで大きな話題となっている「Ingress」という無料スマートフォン向けアプリをご存知ですか?

     

     Ingressは、Google内部のスタートアップ「Niantic Labs(ナイアンティック・ラボ)」が開発・運営を手掛ける、AR(拡張現実)とスマートフォンのGPS(位置情報)を利用した多人数参加型オンラインゲームです。

     プレイヤーはあらかじめ用意された二つの組織からどちらかを選んで所属し、その組織の勝利を目指して世界を股にかけた戦いを繰り広げます。そのバトルの舞台は……現実世界そのものです!

     IngressはGoogleMapの技術を利用し、ゲーム上に登場するオブジェクトなどは全て実際の地図上に配置されるようになっています。つまり、例えば特定のオブジェクトに接触してゲームを進めるためには、実際にその場に足を運ぶ必要があるのです。

     僕は最近、この新しい形のゲームにどっぷりと浸かってしまいまして……ただ周りで遊んでる方をあまりお見かけしないものですから、この機に「Ingressのどの辺が面白いのか」という点について語らせていただけたらと思い、このようなレビュー記事を書くことにしました。よろしければ、最後までお付き合いくださいませ。

     さて、その前に「Ingressとはどういうゲームなのか」について、簡単にご紹介したいと思います。

     Ingressとは?                                  

     このゲームは、端的に言えば現実世界で遊ぶ、大規模な陣取りゲームです。

     プレイヤーは街中や自然の中に存在している様々な建造物や史跡などを「Portal」というオブジェクトに見立て、このPortalを「Hack」することでゲーム内のアイテムを獲得し、それらを利用してPortalを自陣営のものにしていきます。



     自陣営のPortalは「Link」という線でそれぞれを繋ぐことができ、このLinkで地図上の空間を一通り囲うと、その部分を自分たちの陣地として獲得出来ます。



     またPortalは、敵陣営の手に落ちてしまっている状態でも、攻撃アイテムを使用して敵の防御を破壊することで奪取出来ます。

     これを繰り返し、決められた期間(サイクル)内で相手の陣営よりもより多くの陣地を手に入れ、自陣営に勝利をもたらすことがプレイヤーの大きな目的です。

     またプレイヤーにはRPGのような「レベル」が存在しており、PortalをHackしたり奪ったりといった行動で獲得できる経験値を使って、自分を強化するという成長要素も楽しむことができます。

     ”The World around you is not what it seems.(あなたの周りの世界は見えているままとは限らない)”    

     さて、「面白さを伝えたい!」という記事の初っ端でこんなことを言うのも何なのですが、「このゲームの面白い点を具体的に上げる」というのは、実は結構難しいのです。

      というのも、上に書いたように、Ingressはそのルール自体は非常に単純で、ゲームとして出来ることはそれほど多くありません。基本的な流れとしては:

    「PortalをHackする→アイテムをゲット→敵のPortalを奪取→陣地構築→PortalをHackする→……」

     という繰り返しの連鎖です。またオンラインゲームであるこのゲームには「エンディング」が存在しないので、今後抜本的な仕様変更などがない限り、プレイしている間はひたすらこれを続けることになります。

     「おいおい、ずっと同じことを繰り返すだけのゲームの何が良いんだ?」と思われた方、確かにおっしゃる通り。しかしこのゲームの面白さの本質は、ゲームの中に内包されているだけの物ではないのです。

     このゲームの面白さを読み解くためのキーワード、それは「一体感」と「再発見」です。

     ”Do not be afraid.(恐れることはありません)”                  

      このIngress、話だけ聞くとゲーム性も何もない、単なる「ポチポチゲー」のように思われがちなのですが、実はその背後では、ハリウッド映画も顔負けの壮大なストーリーが展開されています。ちょっと長いですが、我らがWikipediaの項目から、そのバックグラウンドについて引用してみましょう:

    ”ストーリー

     世界には、人間の心身に対して“啓発的な”効果を及ぼす謎の物質が存在していた。CERN(欧州原子核研究機構)での実験で偶然この物質を発見した研究者たちは、この物質を「エキゾチック・マター(XM)」と呼んだ。XMの研究のため、NIA(アメリカ国家情報局)はCERN付近に研究者らを集め「ナイアンティック計画」を立ち上げた。その過程で、XMは秩序と知性を持つと考えられること、臨界量を超えるXMに被曝した者は「シェイパー」と呼ばれる存在の影響を受け彼らに侵略されるということが判明した。人類の文化や古代文明の発展も、その滅亡も、シェイパーの影響によるものではなかったかと考える者もいる。

     XMは全世界に分布していたが、とりわけ、文化的・芸術的・宗教的に重要な場所に密集しており、このような場所は「XMポータル」と呼ばれた。

     ナイアンティック計画の研究者たちは、わずかな改造を施した携帯電話上で機能するスキャナ技術を開発した。これによって、実世界に存在するXMポータルを観察し、操作出来るようになった。ほどなくスキャナ技術は漏洩し、Google Playに「ゲーム」としてアップロードされた。以来、数百万にのぼる人々が、XMの性質や、その人類への影響などに関わる実験を行った。その結果エンライテンドレジスタンスという2つの派閥(Faction)が生まれた。

    エンライテンド(Enlightened, 覚醒派閥)
     シェイパーの平和的な地球進入を受け入れ、XMをコントロールして人類を覚醒に導こうとしている。
     指導者は、ナイアンティック計画のメンバーであったローランド・ジャービス(Roland Jarvis)。
     暗殺されたが、その意識はXMの中に遍在している。
     ゲーム内において緑色で表示される。シンボルマークはエジプトのホルスの目を思わせるデザイン。

    レジスタンス(Resistance, 抵抗派閥)
     シェイパーの地球侵略を防ぎ、XMの邪悪な未知のエネルギーから人類を守ろうとしている。
     指導者は、ナイアンティック計画の支援のために起用されたコンピュータシステム・ADA
     (A Detection Algorithm)。意識を獲得しつつあり、機械と人類との融合を目指している。
     ゲーム内において青色で表示される。シンボルマークは盾の上に鍵を重ねたようなデザイン。

     プレイヤーは「エンライテンド」か「レジスタンス」どちらかの勢力の「エージェント」となり、自らのスマートフォンを「スキャナー」として用いる。スキャナーで各地に存在する「ポータル」を探し出し、それらをリンクさせて「コントロールフィールド」を作り、その範囲内にある地域に住む人々を支配下に置く。

     最終的な目的は、同じ派閥に属する他のエージェントと協力し、全世界を守る(または解放する)こと。"

                               -Wikipediaより、一部改変・編集して引用-


     ここまでを一通り読んで何がしかビビッときたそこのあなた! ようこそIngressの世界へ!

     そう、実は僕たちが何気無くスマートフォンにダウンロードしたIngressのアプリ……これは元々ゲームなどでは無く、人類史上類を見ない壮大な科学的実験の副産物だったのです!! そして「覚醒」と「抵抗」、ヒトの行く先を一体どちらに導くのか――その命運を分ける手段が今、あなたの手に委ねられているのです!!!!


     

     さあ、あなたも今すぐ、全人類の未来を賭けた、世界的闘争に参加しましょう!!!!!! さあ!!!!!!!!

     ……ふう、少し興奮しすぎてしまいました。

     そう、これがIngressの面白さの鍵、ひとつ目の「一体感」――「ストーリーとの一体感を楽しむ」です。

     僕はSFが好きで、そういった題材の映画や小説、アニメ、海外ドラマなどをよく観るのですが、Ingressで語られる物語はそれらに全く負けないくらいの本格派。実際、メディアミックスの一環としてTVドラマの制作が進められているという話もあるくらいです。

     Ingressをダウンロードしたプレイヤーは、こうしたバックボーンを知らない人々の目を忍んで活動する「エージェント」となるわけです。そして、その舞台は目の前の現実世界。どうです、没入感がいやが上にも高まってきませんか?

     しかもこのストーリー、ただの導入として用意されているわけではありません。Ingressの物語は、現在進行形で語られている最中なのです。

      過去何回か、運営元のナイアンティック・ラボは「XM Anomaly(アノマリー)」と呼ばれる全世界のプレイヤーを巻き込んだ大規模イベントを開催しています。このイベントでは、ストーリー上のターニングポイントとなるエピソードが語られ、そしてアノマリー開催中に行われた特別ルールの戦闘の結果如何で、どちらの陣営有利で物語が進むのか、その趨勢が決まります。

     つまり、僕たちプレイヤーが積極的にストーリーに関わり、あまつさえそれを変えることが出来るのです!

     世界にストーリーのあるオンラインゲームは数あれど、これほどドラスティックな展開を見せるのは恐らくIngressくらいのものでしょう。そのあまりの規模の大きさに僕は思わずクラクラし、そして一気にIngressにハマってしまったのです。

     ”Agents,Assemble!(エージェント、集合せよ!)”                

     さて、続いてもうひとつの「一体感」について説明しましょう――それは「仲間との共闘を楽しむ」です。

     ……え、なになに? 「うわ出たよ、オンラインゲームにありがちな『仲間とのコミュニケーション』とか『協力プレイ』って奴だろ? ありきたりな上に、俺は基本的にゲームはひとりでストイックに遊びたいんだよね。スマホアプリってんなら尚更さ」ですって?

     いやいや大丈夫、そんなコミュ障気味の一匹狼な孤高気質のゲーマーでも、Ingressは十二分に楽しめるのです。

     ここで僕が言う「仲間との共闘」とは、一般的なオンラインゲームに見られるようなガチガチな感じのあれではなく、もっと緩やかな横の繋がりとでも言えるようなものです。

     例えば、こんなシナリオを想定してみましょう:

     なたはIngressを始めてからまだ間もない新人エージェントです。レベルが低いため、エージェントとしての行動にはまだ制限が伴いますが、それでも出来る範囲でPortalをHackしたりして、チクチクと経験値を貯めているところです。

     そんなある日、あなたは普段Hackして回っているPortalの群れの中に、見慣れない色をしたPortalを発見します――青でも緑でもない、白色のPortal。そう、それはまだどちらの陣営のものになっていない、中立Portalです! つまり今あなたが行動を起こせば、それをあなたの陣営のものとすることが出来るのです。

     あなたは早速Portalに近づき、Resonator――Portalを占有するための防御アイテム――をPortalにセットします。すると、Portalはあなたの陣営の色に染まりました。おめでとう、あなたはまた一歩、自陣営の勝利に貢献したのです!

     しかしあなたは不安を覚えます。セット出来るResonatorのレベルは、エージェント自身のそれに比例します。つまりこのままでは、高レベルの敵エージェントに攻撃された場合、あっさりガードを破られPortalを奪われてしまう可能性が大きいのです。

     しかし今のあなたに出来ることは、そのPortalが敵に攻撃されないのを願うだけ。あなたは仕方なくその場を離れます。

     翌日、気になりつつも半分諦めた心持ちで自分が初めて占有したPortalへと向かうあなた。しかし、そのPortalは――何と敵に奪われることなく生き残っていました!

     あなたは思わずそのPortalのステータスを確認します。すると、あなたがセットしたResonatorは、遥かに高いレベルのものにアップグレードされていました。そう、あなたが占有したPortalは、味方エージェントの手によって防御が強化されていたのです。結果、あなたがPortalを占有したことは何の無駄にもならなかったのでした。


     ……いかがでしたでしょうか。ちなみにこれは、僕がまだレベルが低かった時に体験した実際の話をもとにしています。

     これこそが、僕が「緩やかな横の繋がり」と呼んでいるものです。Ingressにおいては味方エージェントとは「自陣営の勝利」という共通の目的によって繋がれているので、これを目指せば自然に他のエージェントと共闘する(出来る)ようなゲームデザインになっているのです。

     またIngressでは、他者を出し抜いて自分を利するような行動を取ることは、あまり意味がありません。他の味方を、というより自分が同じ立場であったならこうであって欲しいということを意識して動けば、短期的にも長期的にもメリットが大きいことがほとんどです。ここでもやはり、エージェント同士はお互いの存在をうっすらと認識しながら共闘を行うことになります。

     こういったことからわかる通り、Ingressは「知らない他人と濃密なコミュニケーションを取らなくても、手軽に『仲間と戦っている』感を感じることが出来る」稀有なオンラインゲームであると言えるのです。

     て、ここからは、この記事をここまで読んでみて「ちょっとIngress遊んでみたいな~」と思って下さっている方向けの余談です。読み飛ばして頂いても構いません。

     上述の通り、基本的にIngressはひとりでも充分遊ぶことができます。ただし実態としては、Google+のコミュニティやハングアウト(HO)といったソーシャルな場で、他のエージェントと交流を持っている人が相当数います。これは、大勢の味方と共同して行動することでより大きな利益を得ることが出来るというIngressのゲームデザインに起因しています。

    「え? じゃあやっぱりそういうのやんないとダメなの?」と思われるかもしれませんが、何度でも言いますがソロプレイは全然可能です。事実、僕はIngressをプレイし始めてからひと月ほど経っていますが、その間に他のエージェントとの交流はほぼ全くしていません。にも関わらず、現在のレベルは(事実上の)最大一歩手前まで成長出来ています。

     なので安心してください……とはいうものの、もし実際にプレイする時は、最低でも自分の行動範囲内の味方の動向くらいはチェックしておいた方がいいでしょう。

     ゲーム内には、自陣営のエージェント同士が交流するためのFaction COMM(言うなれば勢力チャット)が用意されています。

     ここでは、全世界の陣営メンバ全体で交わされている会話から、自分の現在位置から大体5km圏内くらいまでのローカルなものまで、幅広いエリアでのコミュニケーションをカバーしています。僕はこのFaction COMMの、一番狭い範囲でのやり取りには細かく目を通すようにしています

     何故かというと、こういったローカルなチャットの中では、その地域向けコミュニティやHO内で進行している作戦の内容を、参加していないエージェント向けに発信してくれる人がいる場合があるからです。

     そこでアナウンスされている場所は、大抵の場合、両陣営の相対するフロントラインとなっており、もっとも戦闘が激しい場所であると言えます。もしそのような場所が比較的近くにある時は、積極的に足を運ぶといいかもしれません。

     特に、単独でのHackやLinkの接続だけでは経験値の不足が目に見え始める中位レベル以上のエージェントは、戦闘の最前線に立つことによってより多くの経験値を得られる可能性が高まります。その方法について、ここでは詳述しませんが、とにかくコミュニケーションに参加はしないまでも、その様子を見守るくらいのことはしても損にはなりませんよ、というお話でした。


     ふう~……今回の記事はいつにも増して長くなりそうなので、今回は一旦ここまでとさせて頂ければと思います。

     後編は、ブロマガ向けの編集が終わりアップさせていただきますので、今しばらくお待ちくださいませ。では、次回の記事でまたお会いしましょう!