ナディアがどんなにひどいことをしても、ジャンがナディアを好きで優しくするから成立するわけで、普通の男女ならあんなめんどくせえのは嫌だって別れるわけだ。
別れちまうとそれぞれの居場所がなくなり、もう他人は嫌だと孤独になる。
そうしないために、めちゃくちゃな女に寄り添うようにバランスをとる男として固定したわけだ。
ひどい女ほど実は魅力的で、わかりやすくいうと不二子ちゃんとかメーテルなんかで、最後の最後で裏切るんだけど人気は高い。
これに味を占めて基本的なアニメの女キャラはヒドイやつが多い。
そこで、男女のつきあいというか成長を描くのであれば、子供から大人になる構造がわかりやすく、そのためには大人の存在が必要になる。
はじめは悪人として登場したグランディスさんが、途中で大人として母親代わりになって、手助けするキャラになった。
エヴァでいうと中途半端にミサトがその役割を担っていて、キャラが話を進めると共に人間の醜いところも見せる。
そうすることによって、自分とは?世界(大人)とは何かを考えるよう仕向けられたと思われる。
ナディアはプラス要素のSF青春冒険活劇で、エヴァはロボットモノの王道設定で内面的自己完結作品に仕上がり、この要素がうまいこと重なり、アスカと綾波をブレンドしたようなヒロインと、とんでもないドMな主人公が追いかけ回すといったラブコメの王道作品がライトハンド
ではなかろうか?
共通する点では親の存在であり、母親がいないのでどう接していいのかわからない親父がいて、内面的に娘を心配してるということがわかることによって、ハッピーエンドの方向へと流れ、それがあるから完結できた。
これを変な潜入感(普通とされる恋愛観)で入ってしまうと方向性を見失い、拒絶反応が起きて「気持ち悪い」で終わってしまう。
それはそれで普通の人にはいいわけで、病んでる人には共感してしまい、例えるなら酒が体に悪いとわかっていながらも、心の癒やしとして必要な人には必要なんだよ…
ということで、この話の真実を確かめるために、この毒に挑戦しようというのであれば、
sm2066459(一番上の動画)とsm24349757(一番下の動画)
をのぞいてみたらどうだろうか?
ちゃっかり自分の動画も宣伝してるところが、「最低だ… オレって…」
4話までは健全な人は違和感を感じるんだけど、そこで嫌な人はやめた方がいい。
それ以降は役者もストーリーもリズムにのりだす。。
文学的に言うと、村上龍さんのラブ&ポップを現代版ラブコメした作品
さて、最後にどうしても言いたいことがある。
一番の被害者は、どの作品も主人公の男の子だから… 残念…
それでは、おいどんの切ない夜のライトハンドが震えだしてきたので、お開きにしたいと思います…