参議院選挙投票日直前だから、たまにはね ―"私"が投票しても無意味?そんな"私"が5千万人居る日本―
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参議院選挙投票日直前だから、たまにはね ―"私"が投票しても無意味?そんな"私"が5千万人居る日本―

2016-07-09 19:58
    前回の参議院選挙で投票をしなかった人・・・4935万人
    国の省庁は色んな統計を公開していますが、選挙関連は総務省が公表しています。
    下の表は、前回(平成25年)に実施された第23回参議院議員通常選挙の投票者数です。

    (元資料:第15回~第23回参議院議員通常選挙年齢別投票率調PDFの43頁)

    統計のために抽出したサンプル人数が並んでいる上に、画像で小さくなって少し見にくくなりましたが、見て欲しい数字はこれだけです。

    有権者数の全国総数・・・1億0415万2590(人)
    投票者数の全国総数・・・  5479万8927(人)
                ―――――――――――――
    投票しなかった人・・・・  4935万3663(人)

    不投票者数5千万人という数字を叩き出しておきながら、「『18歳になったら選挙に行こう』とか、よく言えるものだなぁ」と思うところもあります。

    「みんな行ってないんだから、”私”一人が行っても意味ないでしょ?」という声も聞こえてきそうです。が、しかし、それって”私”が行かない理由を探しているだけですよね?

    投票をしない以上、"私"の意見は政治に届きません。
    投票をしないで抱く政治への不満は、「もう、鈍いなぁ。察してよ!」と腹を立てているようなものです。恋人でもなかれば。友人でもない政治家が、そんな票にならない不満を察してくれることは無いでしょう。

    限られた選択肢で聞かれる選挙とはいえ、「どうしたいですか?」と聞かれているのですから、そこで言いましょう。そこで言わないかぎり、"私"の置かれている環境は少しも変わりませんし、学費を払えずに大学進学を諦める後輩たちも、保育所に入れず出退勤の融通が効く夜の仕事に転職するシングルマザーも減らないと思います。

    日本で最も多いのは、自民党支持層ではなく不投票層
    下の円グラフは、前回の参議院選挙における党派別得票数です。投票先を党派別で見たいため、あえて比例代表の方だけを取り上げています。

    自公だけで投票数の48.92%を占めていますから、自公政権になる訳です。
    しかし、ここにたった1つ計上項目を加えるだけで、がらりと様相が変わります。


    いまの日本で、最も政治的インパクトを秘めているのは、実は4935万の不投票層なのです。秘めて秘めっぱなしだから軽視されている訳ですが、この不投票層が半分動くだけでも、自民党(1846万票)が第一党でいられる見通しは立たなくなります。

    ”選挙に行っている僕”は、政治家にとって既に読める票です。しかし、選挙に行っていない"私"たちの票は、実は政治家にとって不気味な存在だったりします。

    今回の参議院選挙で、新たに18歳・19歳が有権者に加わりました。それぞれの年齢別人口は119万人ほどなので、合計240万人分、どこに行くか解らない票が増えた訳です。

    すると、どうなりましたか?
    各政党は若者向けパンフレットを用意して、専用スマホゲームまで用意して、若者票の取り込みに一生懸命になりましたよね? それだけ、投票先の読めない票は怖いのです。

    たった240万票に対してこれだけの反応をした政治家が、5000万票が動くという気配を感じたらどうなるか・・・・・・

    年代別投票率で解る高齢者による政治・シルバーデモクラシー
    昨日の記事で、イギリスEU離脱国民投票での年代別投票率を見ましたから、日本の年代別投票率も見ておきましょうか。

    グラフだと一目瞭然。30代以下の投票率が低く、日本もイギリスを笑えない状態です。

    この若者世代の投票率の低さの意味は、実人数に変えないと解り難いでしょう。なので、総務省統計局が公表している国勢調査の結果に基づいて、平成25年参議院選挙の投票率を投票者数に変換します。

          年代別人口      年代別投票率   年代別投票者数
    20代   1307.5(万人) × 33.37(%) =  436.3(万人)
    30代   1668.3(万人) × 43.78(%) =  730.4(万人)
    40代   1807.4(万人) × 51.66(%) =  933.7(万人)
    50代   1546.5(万人) × 61.77(%) =  955.3(万人)
    60代   1836.6(万人) × 67.56(%) = 1240.8(万人)
    70代以上 2319.9(万人) × 58.54(%) = 1358.1(万人)

    60代は 1240万人 も投票に行っていますが、20代はたった 436万人 しか投票に行っていないことが解りますよね? 

    436万人に呼びかけるより、1240万人に呼びかける方が票につながりますから、当然、政治家は高齢者の方を見て政治を考えます。選挙に落ちれば失業ですから必死です。こうやって、高齢者による政治・シルバーデモクラシーが進んでいく訳です。

    60代が政治の影響を受ける歳月は残り30年ほどでしょうが、20代ではまだ70年も残っています。本来、若い世代ほど、政治に口を出しておかないと困る訳です。危機感を持った方が良いでしょう。

    20代の投票者数が1000万人、30代で1300万人になれば、政治家も若者世代を無視できなくなるはずです。”選挙に行っている僕”だから言いますが、明日は、ちゃんと投票に行きましょう。

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