• 『禁伝戦線517』事前にしていた考察とPT構築(最終レート1631(第9位))

    2020-05-18 23:42

     5月17日に行われたまのさん(@Yarty_mano)主催の仲間大会『禁伝戦線517』に、いつも通りエスパー統一で参加していました。
     大会が発表されたときから楽しみにしていて、自分なりに考察をしていたのもあり、記念に記事を残しておこうと思った次第です。

    (2020/5/19追記)言葉足らずであったり、不明瞭な部分、誤字を一部整理・修正。内容に大きな違いはありません。

    目次
    環境考察
    ・ルール確認
    ・想定した環境

    用意したPT
    ・PT
    ・想定した基本展開
    ・PT全体の使用感

    結果・感想

    環境考察

    ・ルール確認
     基本はランクバトルシングルと同様、レベル50未満はそのままのレベル、過去作有、禁伝幻は一部条件付きで使用可能、禁伝は1匹まで、幻と一般ポケモンはいくらでも採用してよいというルールでした。ただし、Nキュレムと通常ネクロズマは禁伝枠としての採用理由に乏しいとの主催判断から幻枠として扱われ、他の禁伝と同時にPTに組み込むことができます。

    ・想定した環境

    -禁伝枠制限
     禁伝枠が1枠なので、どうしてもこの枠がエースにならざるを得ないと考えました。ダブルバトルなら一般ポケモン2匹の集中攻撃という手もありますが、今回はシングルバトル。この枠が補助枠となるPTは結局エース同士の対面時に能力差で押し切られてしまう可能性が高いからです。
     
     また、絶対的なエースを1枠用意する関係上、他のポケモンで起点を作ってエースで一掃する前提のPTが強力そうです。

     そうなると能力上昇系のダイマックス技を幅広く使え、ダイスチルがタイプ一致技であるなどダイマックス適性が強く、エースとなる禁伝対面で有利が取れるポケモンとして弱点保険ソルガレオが第一候補に挙がると考えました。ルナアーラや月蝕ネクロズマ、レシラムなどに対しても弱点保険発動から返り討ちにできるからです。また、ダイマックス技で積むことで、対策していないPTを一方的に倒せるスペックを持っていることも採用される可能性が高いと考える理由です。

     反対に、ダイマックスができないザシアン、ザマゼンタ、ムゲンダイナは2エース構築として採用する場合を除き選びづらく、またPT構築も難しいものになるため数は少なそうです。

     ソルガレオが多くなり、対策が必須であるために、禁伝枠にソルガレオ対策を入れるPTがあることも想定されます。その場合の禁伝はルナアーラ、月蝕ネクロズマ、レシラムとなるでしょう。いずれもソルガレオに対して弱点保険に注意すれば有利なポケモンです。
     中でもレシラムは珠晴ダイバーンでH振りダイマックスソルガレオも吹き飛ばせる火力を持ち、ソルガレオ以外にもその火力を押し付けられます。そのような汎用性の高さからソルガレオに次ぐ採用率になりそうです。

    -幻枠の無制限
     幻のポケモンが自由に使えるのがこのルールの面白く、難しいところだと思います。誰を採用し、どのように運用するか、どこまで幻に頼るのかがPTを多彩化させそうです。

     その中でも特に採用されそうなのがマーシャドーです。S125という種族値は禁伝枠のうちミュウツー、ザシアン、ザマゼンタ、ムゲンダイナ以外より素早く、そのいずれも今回のルールでは数が少なそうです。また、襷を持たせればソルガレオ、ルナアーラ、ネクロズマに一方的といえるほどに有利になることも数が多そうな理由です。また、専用技のシャドースチールによって積み構築を基本的に1匹で対処できる点も採用価値が高そうです。

     メルメタルも要警戒なポケモンです。ただ、入手難易度が高く、アタッカー運用にはトリルがほぼ必須であること、そしてレシラムに弱くソルガレオの起点になりかねないなどPT構築の段階で注意が必要になることからマーシャドーよりは少なそうです。

     通常ネクロズマは特性のプリズムアーマーで弱点技を耐えやすいことから、アタッカーとしても起点づくりとしても採用されそうです。ただし、採用すると日蝕・月蝕ネクロズマを使えなくなるので、そのあたりとの兼ね合い次第で数が変わりそうです。

     ゼラオラは素早さ種族値143を盾に電磁波などの起点づくり要因として採用されそうですが、マーシャドーと襷を取り合うためどちらを選ぶかが問われそうです

     これ以外の幻枠は突出したものが少なく、個別に対策するよりも禁伝のスペックで強引に倒してしまう方がPT構築の制限を狭めずに済みそうです。(ちなみに天の恵みアイアンヘッドジラーチの存在は忘れていました。)

    -一般ポケモン
     剣盾の範囲に限るとはいえ数が多いため、全てを考えることは難しいですが、このルールで特に有用なポケモンとして思いついたものは次の4匹です。

     1.ドラパルト 
     素早さ種族値142から壁展開が行え、また禁伝の多くにタイプ一致弱点を突けることから起点づくり、アタッカー両方での採用が考えられます。不利対面ではとんぼ返りで引ける点も先発適性の高さに拍車をかけています。

     2.ガオガエン 
     ソルガレオ、ルナアーラ、ネクロズマに有利なことに加えて威嚇、鬼火、バークアウトなど起点づくり役として優秀です。ソルガレオに威嚇が効かない点がどう評価されるかで数は変わりそうですが、そうでなくとも先発に出しやすいポケモンなのでそれなりの採用率になりそうです。

     3.オーロンゲ
     悪戯心による先制壁張り。一致イカサマでエスパー伝説に大ダメージ、後攻のしっぽトリックなど。普段よりも起点づくりが重要なことから採用率が高そうです。

     4.メタモン
     実質禁伝枠を2匹にできるメタモンはこのルールで枠が余ったらとりあえず採用できるポケモンです。積構築に対しても強引にイーブン以上の状態に持ち込めるため、対応策を用意しておく必要があります。

    用意したPT

     上述の通り、起点づくりから禁伝で一掃するPTが強力だと考えました。しかし襷所持率が高そうなマーシャドーの数が多いことが予想されるため、ステルスロックを撒くことを第一に考えました。そこで以下の順番で採用ポケモンを決定しました。また、使用感も併記してあります。

    ・PT

    ①ネクロズマ(通常)
    臆病 プリズムアーマー HS252 D4@光のねんど
    フォトンゲイザー リフレクター 光の壁 ステルスロック

     ステルスロック要員からまず決定しました。通常フォルムネクロズマは幻枠(数制限なし)なので、前々から使ってみたかったステロネクロズマを使うことにしました。
     特性「プリズムアーマー」(ハードロックと同様。ただし型破りやシャドーレイ、メテオドライブなどの特性無視の影響を受けない)のおかげで襷を持たなくても起点づくりとして安定するだろうとの考えです。

     最低限の仕事は一撃耐えてステロを撒くだけで終わりなのですが、残った時のために両壁を採用。メタモンと禁伝が対面したときに壁の有無が差となるという理由もあります。(サイコファングで壁は割れますが、ソルガレオに対してエスパー技を打つ1ターンの隙は大きいと判断しました。)残りの一枠は放置されないように、反動なしの最高火力であるフォトンゲイザーを選びました。
     
     努力値振りはいろいろ悩みました。当初は耐久にしっかり振ることも考慮したのですが、特性で耐えることを想定しており、耐久に振るならネクロズマでなくてよいと考えて取りやめ。
     耐久に割かなくても仕事ができる点を活かすべく、1ターン生き残った時に壁を張れる対面を増やすために最速型にしました。その結果ダイマックスゴーストタイプのダイホロウを耐えられない可能性が高くなりましたが、初手ダイマックスに強い構築(後述)なので、その場合は問題ないと判断しました。 
     ルナアーラや月蝕ネクロズマの眼鏡シャドーレイなどを耐えられなくなりましたが、ルナネクロとの初手対面ではイエッサンに交代することにしていました。が、唯一の負け試合では判断を間違えてしまいイエッサンを選出しなかったために、眼鏡ルナアーラに吹き飛ばされてそのまま負けてしまいました。

     素早さは最速が活きた試合が数戦見られました。生き残って交代することもあり、その場合後から壁を張りなおして勝てた試合もありました。

     フォトンゲイザーは悪に無効化されることは承知で採用しましたが、欲張ったかなあと思います。熱風・大地の力あたりが無難だったでしょうか。

    ②ソルガレオ
    勇敢 メタルプロテクト HA252 D4 S最遅@弱点保険
    メテオドライブ かみ砕く インファイト サイコファング 

     次にPTの軸となる禁伝を選びました。
     エスパーで使えるのはミュウツー、ソルガレオ、ルナアーラ、ネクロズマ2種ですが、このうちネクロズマは採用済みなのでそれ以外から選ぶことになります。

     どうしても禁伝同士がダイマックスでぶつかり合うことが想定されるので、禁伝に勝てる禁伝を選ぶ必要があります。
     GSダブルの僅かな経験から現環境の伝説はソルガレオ一強であると判断していました。ダブルと違い集中攻撃もないので、積んだソルガレオを突破する手段は限られます。そのためソルガレオを選ぶのが順当であると考えました。

     また、今大会は使いたい伝説を試してみるという方も一定数いることが想像されました。そのためザシアンに弱いミュウツーを選択肢から外し、ソルガレオメタとしてのルナアーラの採用も見送りました。

     加えて、ルナアーラを外したもう一つの理由がマーシャドーの存在でした。
     既に何度もマーシャドーには言及していますが、採用数制限のない幻枠であり、ソルルナネクロに強く、積み構築を1匹で対策できるマーシャドー。その数が多く、エスパー統一にはほぼ間違いなく選出されることは想像に難くありませんでした。伝説全般に強いガオガエンが多いことが予想されたこともあり、4倍弱点を持たないソルガレオの採用が最も安定すると思われました。

     そして上記の理由などからソルガレオの弱点を突いてくるポケモンが多そうだと予想し、持ち物を弱点保険としました。

     幻枠にソルガレオより素早いポケモンが多いことから、トリックルーム軸を本筋とすることをここで決めました。そこで素早さは無振りレシラム抜かれとするべく最遅を選択しました。また、しっかりと火力を確保する目的と、ソルガレオ対面でダメージレースを優位に進めるためにA特化での採用となりました。

     技は全抜き体制を整えつつ耐久もあげられるこの4つで正解だったと思います。あえて変えるならインファイトの枠を地震にすることでダイアースにしたり補助技を入れてダイウォールをできるようにしたりでしょうか。

     Aを3段階上昇させてステロが入っていればソルガレオ以外のダイマックス伝説を吹き飛ばせる算段で、そこまでAが上がり切らずともほぼすべての試合でソルガレオは伝説を倒してくれました。
     特にレシラムはステロダメがしっかり入るので今回採用したステロ戦術ともマッチしていたと思います。

    ③イエッサン♂
    冷静 サイコメイカー BC252 H4 S最遅@気合の襷
    サイコショック マジカルシャイン マジカルフレイム トリックルーム

     ネクロズマが倒れた後に出すトリル要因として真っ先に思い浮かんだのが、ランクバトル(シングル)で採用しているトリルイエッサンでした。
     サイコフィールドを展開し、ソルガレオのダイサイコの威力上昇に貢献できるイエッサンは最適なトリル要因であると考えたからです。

     初手から積んでくる戦術に対して1発耐えてトリルができるように持ち物は襷。トリルが基本軸であることから素早さは最遅にしました。

     残りの技は放置されないようにサイコフィールドで威力が上がるエスパー技、ネクロズマが悪に打点がないのでマジカルシャイン、特攻を下げて次に出すソルガレオの負担を軽減できるマジカルフレイムにしました。

     思った以上にお相手のPTにステロ展開や砂あられ展開が見えるPTが多かったために、想定したほど選出できませんでしたが、出した試合の多くで予定通りの役割を果たしてくれました。

    ④カラマネロ
    腕白 天邪鬼 HB252 A4@イアのみ
    馬鹿力 叩き落とす ひっくり返す トリックルーム

     砂やステロが見えたときに選出する用のもう一匹のトリル要因としてカラマネロを採用することはすんなり決まりました。
     ステロを撒いてきそうな岩、鋼に強く、お相手がソルガレオで耐久を積んできたときに耐えてトリル→ひっくり返すが決められる点でもカラマネロは必要に思われました。

     壁まで展開できていれば自身が積みエースにもなれること、出てすぐにトリルをすると耐久があるためにトリルが切れかねないことから、トリルをすぐには選択しない場合があると考えました。そこでトリル状態以外での行動も想定して、最遅を取らずS無振りとしました。

     技は馬鹿力、ひっくり返す、トリルまですぐに確定。残りの悪技ですが対面相手の弱保発動後にイカサマをするよりひっくり返すをした方がソルガレオの起点にできてよいとの判断から、持ち物を落とせる叩き落とすにしました。

     ソルガレオの攻撃を受けさせたり、仮想敵の鋼・岩は物理が多いことからHB特化としました。持ち物は使い慣れているイアのみにしました。

     特殊耐久に乏しかったため、積みエースとなることは今回はできず、積んだ相手と対面することがなかったためひっくり返すは不発でしたが、選出時の理由にひっくり返す持ちであることがあったため、やはり必要な技であったと思います。

    ⑤ブリムオン(キョダイ)
    冷静 マジックミラー HC252 D4 S最遅@リリバのみ
    サイコキネシス マジカルシャイン マジカルフレイム トリックルーム

     初手ネクロズマで起点づくりをするため、挑発持ちを選出されたくありませんでした。
    そこでマジックミラーを持っていて挑発でトリルを止められないブリムオンをPTに組み込むことで、補助技を止めるための挑発持ち先発を抑制するために採用しました。

     技はサイコフィールドを展開しないため技自体に単純に威力のあるサイコキネシスを選んだ以外はイエッサンと同様の採用理由です。

     当初は見せポケのつもりでしたが、お相手のPTがステロや砂、あられがありそう+特殊高火力アタッカーがいるなど、イエッサンやカラマネロでは役割遂行が難しそうな場合に選出することがありました。
     持ちものは、ソルガレオの攻撃を受けられるリリバのみを選びましたが、ルナアーラ入りにも選出できるカシブのみの方がよかったなあという印象です。

     キョダイマックス個体なのは、もしブリムオンにダイマックスを切らなきゃいけない時が来たら、それは混乱に勝ち筋を見出す時だと思ったためです。

    ⑥サーナイト
    図太い トレース HB252 D4@カシブのみ
    ムーンフォース リフレクター 光の壁 トリックルーム

     ネクロズマの攻撃技がエスパー技だけなので、初手悪タイプを躊躇させるためにブリムオンと並んでフェアリーの圧を高めるための採用でした。
     ブリムオン同様見せポケのつもりで、こちらは実際に選出はありませんでした。

     技はタイプ一致で無効化されないムーンフォースとトリルまでは確定。残りはトリル後に倒れ際に壁を張ることを想定して両壁としました。
     持ち物は弱点を対策できる木の実で、ブリムオンがリリバを持っていた関係上、カシブとしました。(毒タイプはPT全体で弱くないため非考慮。)

    ・想定した基本展開

    初手ネクロズマで起点づくり。

    トリル要因でトリル+1回攻撃。

    ソルガレオで積んで全抜き。

     イエッサンが襷を持っていたり、HBに特化したカラマネロがトリルをすることから、初手からダイマックスを切ってきたお相手に対して、ダイマックスが切れた状態でソルガレオを展開できます。これがネクロズマの調整を決定した理由の一つであり、最後に伝説を出すPTの利点の一つです。基本的にはお相手より先にダイマックスして先に積み、ダイマックス終了までにお相手のダイマックス伝説まで倒しきるというのが理想です。

    ・PT全体の使用感

     実際はトリルを張らない対戦もありましたが、初手でほぼ負けが確定した負け試合1試合以外は全てネクロズマの起点づくりは活きたはずです。
     また、しっかりお相手のダイマックス伝説を一撃で倒しきった対戦も数あり、用意した戦法は正しかったように思われます。

     PT紹介の時にも記述したとおりトリル要因としてブリムオンの選出もありましたが、概ねイエッサンとカラマネロで問題ありませんでした。

     意外とこちらのトリルが想定外だったお相手も多かったように感じられました。ソルガレオ入りでも関係なくトリル軸を選択するというのはダブル的な考え方だったのかもしれません。

     ソルガレオ以上にレシラムに出会うなど、ネクロズマの壁が役立つ場面が多かったので、ネクロズマの功績には多大なものがあります。

    結果・感想


     タイトルでネタバレしていますが、結果は10勝1敗。レートは1631で最終9位とギリギリ1桁順位を達成することが出来ました。結構な数(300人以上?)の参加者がいたようなので、素直に自分をほめたいと思います。
     色々な方のブログやツイートを拝見した限りだと禁伝は思った以上に幅広く使用されていたようです。ソルガレオはむしろ少なかったという話もあったり。トリルをしないとマーシャドーに弱めであるために、あまり評価されていなかったのかもしれません。
     PT自体も多種多様で、見せ合いの時点で何をしてくるのかわくわくしたとても楽しい大会でした。主催のまのさん、対戦してくださった方々改めてありがとうございました。
     そのうちこの大会の対戦を採用した動画を上げるかもしれません。


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  • 【完成版】vs.リゲルさん 対戦振り返り

    2019-08-07 01:14
     先ほどはフライング投稿すみませんでした。完成版になります。前回の記事はすぐに削除しますのでご注意ください。

    ※8月5日に投稿されましたリゲルさんとの対戦動画を、アスール視点前編・後編、リゲルさん視点全てご視聴の上お読みください。動画のネタバレ満載です。まだの方はこちら↓  


    視聴済みだよ、という方はこのまま下にスクロールしてください。


















     では記事本文です。
     先日投稿しました『結月ゆかりのエスパー統一ラボラトリー』part EX vs.リゲルさんの対戦振り返りと、PT構築時に気をつけていたり考えていたりはしたものの、時間などの都合上動画には入れられなかった部分を簡単にお話ししたいと思います。リゲルさんとの感想戦やリゲルさん視点を見たうえでの話になりますのでご了承ください。

    ①シングル
     PT構築時にまず考えたことは「極力対戦時に考える必要のないPTを作ろう」でした。自分が本番にあまり強くないことを知っているからです。
     想定すべきパターンを少なくするために、基本選出パターンを2つに絞り、片方は積んで全抜き(カプ・テテフ-チャーレム-サーナイトプランでした) という複雑化しない選出にしました。また、ゲッコウガは九分九厘連れて来るだろうと考えていましたので、サーナイト-メタグロス-カプ・テテフプランを重点的に考察していました。

     想定されるパターンについては頭の中で対戦終了までの行動の指針を考えてありましたし、とりわけ想定していたゲッコウガ初手パターンは分岐も含めて、最後までどう行動するか (=どう読むか) を考えられる限りは全て決めてありました。

     対戦時は想定外の状態にならなければ、あらかじめ決めておいた行動をなぞったり、すでに考えてある指針に従うことに終始することにして、選択時間をその理由を思い出して確認する時間に使うと決めました。

     サーナイト-メタグロス-カプ・テテフプランもカプ・テテフ-チャーレム-サーナイトプランもどちらも「対策ポケモンが来るなら勝てるし、来ないなら弱点技とポケモンの性能で押し切れる」ポケモンにしてありました。トレーナーが本番に弱くてもポケモンの力でなんとかしようとしていたわけですね。

     そしてリゲルさんの選択肢を狭めて、予想外の状態に極力しないために残りの2匹には選出抑制の働きをしてもらいました。メガシンカ可能ポケモンが5匹になったのは特に狙ってはおらず、結果的にそうなっただけでした。

     PT見せ合いの時点ではアブソルこそ意外でしたが、そこまで大きく予想が外れたPTではなく、さらにゲッコウガ、Aベトベトン、バルジーナがいたことに加えてゴースト複合がいませんでした。そこでリゲルさんの選出は考察通り先発ゲッコウガ、後ろにAベトベトン、バルジーナだと半ば確信しました。(一応もしバンギラスが出てきても全員が戦えるので大丈夫とも考えていました。)
     そして予定通りサーナイト初手、後ろにメタグロスとカプ・テテフの選出を決め、見せ合いの残り時間は自分を信じる時間に使いました。

     初手対面。ちゃんとゲッコウガが出てくれましたので、あとはもう決めておいた行動をするだけでした。脳内に書いてある攻略チャートを見ながらそれに従って行動しているような、そんな感覚でした。とにかく不思議な感覚でした。

     ゲッコウガにめざパを当てて倒す → Aベトベトン対面で守るをして影うちを透かす → たとえAベトベトンが混乱実だろうとめざパで削る → メタグロス死に出し → バルジーナへ交代・Aベトベトン居座りどちらでもアイヘでOK と、一つ一つ理由を思い出しながら行動し、メタグロスとバルジーナ対面を作ったわけですが、実はここで一つ問題が生じていました。

     「ここでアイヘを押すことは覚えているし、バルジーナ居座りでも問題ない。Aベトベトンに交代されたら勝ち」ということは覚えていたのですが、バルジーナ居座りでも問題ない理由が思い出せなかったのです。今思えば、脳内で描いていた事前考察時の場面と、実際の場面とを照合し一致させ、そこで選ぶ予定の技を思い出していたのかもしれません。ここまで、実際に次のターンになる前に次の行動を思い出せていたのは、たまたま芋づる式に次の場面が頭に浮かんでいただけだったのかもですね。脳内チャートの次の部分が目に入っていたような感じです。(どれだけ本番に弱いんだこのアスールって人は……。)

     ですが、事前考察を終えた段階で「対戦中の自分より対戦前の考察をして結論を出した自分を信じる」と決めていましたので、なんでもいいから理由を思いつけばアイヘを押すことに決めました。テテフがAベトベトンの特化毒づきを耐えることを覚えていましたので、それで自分を納得させアイアンヘッドを選択し、無事にそのまま勝利することができました。

    つまり何が言いたいのかというと

    Q.テテフのリフレクター、忘れてたでしょ?
    A.はい。

     感想戦の時もすっかり忘れていましたし、シングルのテテフはダブルでも使うために技を変えていたので感想戦中にPT画面を確認しても思い出せなかった次第です。なのでリゲルさんはこっちの動画をみて「リフレクターあったんかい!」ってなったかもしれません。対戦前考察は事前の考察メモをみて作っているので、動画でも対戦前考察ではしっかりリフレクターの採用理由に触れています。

     つまり、あの場面でグロスを切ってよかったのは、バルジーナテテフ対面でテテフはリフレクターをする予定だったからです。自分の脳内が攻略チャート化していたみたいですし、少なくとも実際にバルジテテフ対面になれば技欄にリフレクターがあります。なのでそのターンが来れば思い出したとは思うのですが、その前の状態では「えっとアイヘでバルジーナがひるまなくてイカサマでグロスが倒されたときはどうするんだっけ、ムーンフォースだっけ。」となっていました。完全にテスト直前に教科書の内容を丸暗記した学生状態ですね。

     対戦時に忘れていたことは編集時にも付け加えないことにしていたので、編集中「もうほんと、この……、この……!」ってなっていました。ただ、対戦中の自分を信用せずに事前に準備を済ませておいたところまで含めて自分をほめてもいいのかなとも思います。

     3戦することになっていましたが、特にシングルは絶対に勝つという気持ちで臨みました。無事にリベンジ出来て本当によかったです。

    ②ダブル
     シングルと違いダブル歴は浅いので、さすがに対戦中に考えなくていいPTを構築するのは難しいと考えました。また、どれだけ対策されようとメガサーナイトはリゲルさんにとって脅威だろうと考え、メガサナを確定しました。

     PT構築段階の反省点は追い風軸でもトリル軸でも来ないとわかっているなら素直にこちらは追い風軸を採用すべきだった点でしょうか。もっと自分を信じればよかったなあと思います。それでもやっぱりメガヘルガーは怖かった……。

     あとは動画でも言いましたがヤミカラス初手に動揺してしまったところですね。そこで既に主導権を握られてしまった気がします。今思えば初手は両守るで様子見が正解だったのでしょうか。ゲッコウガの畳返しまで意識しているならなおさら。

     アクジキングの流星群はもう仕方がないと割り切っています。また同じ場面になっても、やっぱり流星群は無い読みをする気がします。

     リゲルさんの動画でもターニングポイントとして挙げられていたアクジキングヤミカラスーメタグロスサーナイト対面ですが、まだまだ拮抗していたのになぜか劣勢だと感じていました。その気持ちがサーナイトの守るを選ばせなかったのでしょう。明らかに焦っていました。

     いろいろ言いましたがダブルに関しては経験と実力の差がしっかり表れた結果かなと思います。

    ③伝説ダブル
     PT構築時の反省としてはちょっとイベルタルの不意打ちを怖がりすぎたかな、というところですね。そもそもイベルタルは初手か3番手で出てくると思っていたのでそれを突破するまでサイコフィールドを保てればそれでよかったはずです。グランドコートでターンを伸ばす必要はなかったかもですね。S13スペレや全解禁ダブルでイベルタルを対策していた癖がそのまま出てしまいました。
     テテフをそこまで大事にする気がないのなら (リゲルさんの今回の戦術関係なく) 素直にスカーフの方がよかったです。スカーフフーパの脅威に気づき、最速Aデオキシスを採用したのはファインプレーだったと思います。

     対戦自体は――なんでヤミラミのサイドチェンジを忘れてしまったんでしょうね……?少なくとも初手でダークライがダークホールをせずに守った時点でヤミラミになにかあると気付くべきでした。結局1ターン目にヤミラミは倒れてしまったわけですが。
     伝説に気が向いているところにメガサナを刺す戦術を選んでおきながら、自分こそリゲルさんの伝説幻に気が向いていましたね……。
     ただ、これに関してもテテフがスカーフなら何の問題もなかったはずなので、やっぱりテテフはスカーフが正解だったのでしょう。

     実際ヤミラミを急所で倒せてなかったどうなっていたんでしょうか。何とかテテフが倒れる前に起きてダークライにムーンフォースを当てるのが一番の勝ち筋になっていたでしょうか?次点で倒れる前にデオキシスが起きて挑発をダークライに入れることでしょう。ちゃんとワイドガード持ちのルナアーラを選出すべきでした。

     ただとにかく、対戦自体はテテフのおかげで勝つことができました。怪しい勝利ではありましたが勝ち越せたことは素直にうれしいです!

     これで大体語れましたでしょうか。まだ何かあるかもしれませんが、思いついたらこっそり更新してるかもです。更新した情報が欲しい方がいれば教えてくださいね。

    アスール

    P.S. そのうち動画作成のあとがきも書きたいなあ。




  • エスパー統一でレート戦に挑んでみたい方へ②~サンプルパーティ~

    2017-08-21 22:07
    第2回です。
     今回はほとんど前回(第1回)の続きみたいなものですが一応第2回です。前回の記事でご紹介したPTの組み方に則ったサンプルパーティをご紹介します。
     ちなみにパーティの作り方として、次の3つのことを重視しました。
    1.全員努力値を2極振り(○252△252□4みたいな振り方)にしてあります。
     これはそれぞれのポケモンの限界を知っておくと、後々便利だからです。またQRレンタルではなく実際に育成するとなったときに育成しやすいようにです。
    2.補助技の採用は最低限にしました。
     (一部変なのが混ざってるけど調整の結果なので許して!)
    3.今の環境における最適解にはしない。
     試運転でも、PTのわかりやすい穴が確認できました。エスパー統一が何を苦手とするのかをこのPTを使って把握してみてください。そしてその穴をみつけたなら、ぜひみなさんの調整で埋めてみてください!
     わかる人にはわかるように言うなら、カードゲームのトライアルデッキみたいなものを意識しました。これを基にそれぞれがいろいろ調整して自分だけのPTをつくろう! みたいな感じです。なので、一応QRレンタルを登録をしていますが、できれば皆さん自身で育成してみてくださいね。

    QRレンタルパーティ URL:https://3ds.pokemon-gl.com/rentalteam/BT-4D09-9AA9

    それでは簡単な個別紹介です。

    カプ・テテフ (フェアリー枠)
    性格:控えめ 努力値:C252 S252 D4 特性:サイコメイカー 持ち物:こだわりスカーフ
    技:サイコキネシス 10万ボルト 気合玉 ムーンフォース
     こだわりスカーフを持たせることで竜の舞を1回積んだメガギャラドスよりも速いです。当然カプ・コケコやメガゲンガーといった種族値130が最速であっても抜けますので、メインアタッカーを任せてあげてください。このPTで対面からメガゲンガーに確実に勝てるのはカプ・テテフだけだということを念頭に置いて、お相手のPTにゲンガーがいるときには大切にする立ち回りが必要です。
     ご自分で厳選されるときは面倒でも目覚めるパワー(炎)を厳選しておくと、別の型で使いたいときに使いまわせますのでオススメです。

    メタグロス (鋼枠)
    性格:陽気 努力値:A252 S252 D4 特性:クリアボディ→固い爪 持ち物:メタグロスナイト
    技:アイアンヘッド 地震 岩石封じ 雷パンチ
     雷パンチを搭載することで、テッカグヤとの対面に強くなっています。岩石封じはウルガモスやリザードンに打つ以外にも、素早さを下げる技としても有用です。クリアボディは優秀な特性ですので、お相手のPTに威嚇持ちがいる場合にはメガシンカのタイミングを考えてみましょう。

    エルレイド (格闘枠)
    性格:意地っ張り 努力値:H252 A252 B4 特性:正義の心 持ち物:ラムの実
    技:インファイト アンコール 叩き落とす 岩石封じ
     ラムの実を持たせることで鬼火や催眠技にも強く当たれます。岩石封じを当てても抜けるポケモンは多くないですが、お相手視点ではこっちのエルレイドが素早い可能性を考慮しなければならない、ということを考えて使ってみてください。

    ヤドラン (物理受け枠)
    性格:図太い 努力値:H252 B252 C4 特性:再生力 持ち物:ホノオZ
    技:熱湯 大文字 冷凍ビーム トリックルーム
     お相手のメタグロスやナットレイに対して強く出られるようにホノオZを持たせています。ちなみにH振りだけのナットレイであっても、Zを発動していない大文字では確定2発です。また、ヤドランはナットレイよりも素早さ種族値は高いということは、覚えておいて損はないどころかかなり役立ちます。

    キリンリキ (対ギルガルド枠)
    性格:臆病 努力値:H252 S252 D4 特性:草食 持ち物:黒い眼鏡
    技:イカサマ 電磁波 ミラーコート スキルスワップ
     シンプルにギルガルドを倒しに行くキリンリキです。イカサマで倒すだけでなくラスターカノンを読んでミラーコートで倒す方法もあります。黒い眼鏡を持たせることで、ギルガルドが交代されてしまったときに、すこしでもイカサマのダメージを交代先に入れられるようにしています。
     スキルスワップはメガクチートを受けだされてしまったときに力持ちを奪うためのものですが、ほかにも使い道があったりするかもしれません。

    マフォクシー (補完枠)
    性格:臆病 努力値:C252 S252 H4 特性:猛火 持ち物:気合の襷
    技:サイコショック 草結び だいもんじ 目覚めるパワー(氷)
     とにかく技範囲を広げてあります。使いながら環境的にどの技が不要なのかを考えて、それを鬼火やマジカルフレイムに変えるなどしてみてもいいですね。気合の襷が発動した=猛火が発動している、ということを見逃さないようにしましょう。

     以上が個別の簡単な解説です。あとは実際にレートで使ってみながら感触をつかんでみてくださいね。一応記事はここまでですが、最後に簡単なPT変更案を載せておきます。どちらの方がいいというわけでもないので、参考程度に見てみてくださいね。
     あとあと、記事案は随時募集しています。こういうことを知りたいなーっていうことがあればコメント欄でもtwitterのほうでも気軽に聞いてくださいね。こちらも気が向いたらくらいの気持ちですので本当にお気軽にどうぞ。

    【PT変更案】
    エルレイド
    →チャーレム
     性格:陽気 努力値:A252 S252 D4 特性:ヨガパワー 持ち物:気合の襷
     技:飛び膝蹴り、岩石封じ、毒づき、思念の頭突き
     アンコールを打つ相手をそもそも高火力で倒してしまおうという作戦。毒づきはカプ系統に刺さるのであっても損はないでしょう。アンコールがなくなるので補助技に弱くなりますので、注意が必要です。
     そしてこの変更をすると、気合の襷を持っているマフォクシーを変えなくてはいけませんね。

    マフォクシー
    →マフォクシー
     性格:臆病 努力値:H252 S252 C4 あるいは調整。特性:猛火 持ち物:食べ残し
     技: マジカルフレイム、鬼火、守る、身代わり
     テクニカルなポケモンにはなりますが、特殊をメインにしてくるポケモンにはマジカルフレイム、物理主体相手には鬼火で疑似的な両受けをこなすポケモンです。あとはマジカルフレイムとやけどのスリップダメージで突破を図ります。
     タイプ一致炎技なので炎弱点への役割は依然として持つことが出来ますし、身代わりで能動的に猛火圏内に持って行くことも可能です。