• 【バトルレジェンド使用構築】ヤレガレオ+対晴用雨乞いニャオニクス【最高1688 最終1683(313位)】

    2020-10-20 14:08

     公式大会『バトルレジェンド』で最高レート1688、最終レート1683(313位)とわるくない成績を残せたので記念に構築記事を簡単に残します。

    ・最終順位


    ・最高レート



    【簡単なルール説明】

    ・ダブルバトル

    ・鎧配信後、冠配信前

    ・6450フラット

    禁伝および幻は合わせて1匹だけPTに採用可能。

    ・過去作輸送ポケモンはバトルレギュレーションマークが必要。

    【使用PT】ヤレガレオ+対晴用雨乞いニャオニクス



    【ソルガレオ・ヤレユータンの並びの採用に至った経緯】


     幻有りの大会とはいえ種族値の関係で禁伝を使う方が強いと想像され、幻を採用するPTは多くないだろうと予想。そこで以前GSダブル(禁伝を2匹使えるルール。幻は使えない)の仲間大会で使用したソルガレオ・ヤレユータン並びにまだ可能性を感じていたため、それを基にPTを考え始めた。


    【何をしたいのか】

    ソルガレオの弱点保険を味方の地ならしで発動させたらSも下がらないし強いはず!


    ヤレユータン採用に至るまで】

     ソルガレオへの地ならし戦術を実戦レベルに持っていくとなると問題が結構ある。地ならしをする相方として挙げた条件は次の4つ。

    ①ソルガレオより速いこと。それに安全に地ならしするなら少しでも速くしたい。

    ②ある程度の耐久。確保しないと地ならしする前に倒されてしまう。

    ③低めのA。ソルガレオの利点の1つである耐久を捨てるのは流石によくない。

    ④猫だまし耐性。ソルガレオはダイマックスっぽく見えるはずだからとんでくるなら隣。


    Sはスカーフで補えばいいのでは?

    →ずっと地ならしをするのは流石によくない。だからといって、ここで交代する動きはお相手のPTやプレイングにかなり依存することになるし、なにより交代先への負担を考えると避けたい。スカーフバレしたらなおさら大変。


    →なんとかしてスカーフをどうにかしたい。

     ダイマックスすればその間はこだわり状態を解除できる。でもダイマックスはソルガレオに切りたいし、上記の条件にさらにダイマックス適性まで求めるのはちょっと……。


    →他にスカーフを何とかする方法として特性「共生」に思い至る。

    となりのソルガレオはダイマックスするからスカーフを押し付けても問題ない。

     →剣盾にいる「共生」持ち:(エスパー以外まで含めても)ヤレユータンのみ


    条件との照会

    素早さ

    ヤレユータンのS種族値は60。早いとはいいがたいけど、スカーフのおかげでソルガレオの天敵である最速レシラムを抜けるからまあ許容範囲内ということにする。


    耐久

    陽気A252振りA1↑ザシアンの巨獣斬→H振りヤレユータン乱数1発(22.1%)

    同条件のかみ砕く→H振りヤレユータン確定1発。

     足り……てる……?少なくともこのレベルの火力がないと倒されないし、ザシアンが先発で出てきても、お相手視点ではHB特化すれば耐えて来るので確実に倒すには集中攻撃するしかない。ヤレユータンならではの理由(後述)でごまかしがききそう。倒されたなら倒されたでソルガレオがフリーということになり、それはそれで強い動きなのでよし。ということはお相手からしてもソルガレオを放置はしたくないはずなので、ヤレユータンは動けそうという判断。


    A種族値

    ヤレユータンのA種族値は60。下降補正と個体値0にすることを考えれば、まあ低い部類。


    猫だまし耐性

     ヤレユータンの一般的な特性は「精神力」。お相手の知識依存になるけどヤレユータンはダブルでは一般的なポケモンなので、知っている人は多いはず。そのため猫だましは打たれないと考えた。威嚇が入ると(精神力は威嚇無効なので)バレてしまうため、先発ガオガエン相手は騙せないけど、1ターンの間ガオガエンの攻撃をソルガレオから外せるのは強い動きなのでここは妥協。なんならソルガレオはできそうなら1ターン目守るでもいい。


    ➡かなり怪しいけどヤレユータンで良し(ということにする)。

     そして何より、ソルガレオとヤレユータンが並ぶことで、ヤレユータンがトリックルームをしてきそうに見えるのが非常にいい。これがヤレユータンならではの理由。ヤレユータンは猫だまし無効+高めの耐久でトリル要員として運用されがち。少なくとも補助要員にしかみえない。トリル対策にサマヨールなどを入れているPTなら、倒す優先度は隣にソルガレオが立っていることもあって低くなりがちなはず。


    というわけでソルガレオヤレユータンの並びが決定。


    【PTの残りの決定過程】

    ・ソルガレオの弱点であるゴースト技をこの指とまれで吸えるイエッサン♀がすぐに決定。いるだけでルナアーラや月蝕ネクロズマがものすごく動きにくくなるはず。そうでなくとも弱点保険が発動したソルガレオは集中攻撃されるはずなので、この指とまれで攻撃を吸うのは大事と予想。


    ・ソルガレオ、ヤレユータン、イエッサンと素早さラインが中速に固まりそうなので、トリル・対トリル要因として襷ドータクンを検討。

    →さらにSを落とすためにドーミラーに。


    ・事前の仲間大会でザシアンが多かったらしい。

    →トリル状態なら先手でひっくり返すができるカラマネロを採用。ついでにGSダブルと違い伝説が1匹になってしまった代わりのアタッカーとしても運用したい。エスパー伝説に対して一致イカサマを打てる点を特に評価。


    ・事前の仲間大会でリザードンコータス入りの晴れパが多かったらしい。

    →流石にこの場合はソルガレオヤレユータンの並びで選出は無理なので、代わりの対策を用意。

    ➡炎技の威力を下げられる雨乞いを先制で打てるニャオニクス♂を採用。お相手に炎技を打ってもらってソルガレオの弱点保険を発動させる。ガオガエンの上から猫だましを打てるのも偉い。


    【個別解説】(ミント使用ポケモンは使用後の性格に合わせた)

    ソルガレオ@弱点保険


    特性:メタルプロテクト

    性格:意地っ張り(A↑C↓)

    努力値:A252 D4 S252

    技:メテオドライブ 地震 守る サイコファング


     考え得る限りで一番環境に刺さっている伝説はソルガレオだった。最初の最初はルナアーラや月蝕ネクロズマも考えたが、結局ソルガレオメタ以上の採用理由は思いつかなかった。日蝕ネクロズマとの大きな違いは威嚇でAが下がらないこと。今回のギミックでは地ならしでSが下がらないのも利点。

     A種族値137と(伝説の中では)若干火力不足なことから弱点保険を持たせるのが、そもそもの一般的な運用。お相手も弱点保険前提で動いてくるので自分で発動させないとなかなか発動機会がない。

     エース運用かつ非トリル前提で立ち回るのでA特化S準速。陽気の方がよかった場面もあったが、意地っ張りのおかげで勝てた対戦もあった。

     技はメインとなるメテオドライブとサイコファングは即座に決定。初手は守りながらヤレユータンで地ならしをする動きも想定されたことから守るも採用。残り一枠はレシラムに勝てる技であることが前提になるので地震か岩雪崩が候補に挙がったが、リザードンコータスの並びに対してニャオニクスで雨乞いをすることが決まっていたため、雨状態を上書きしない方がいいと考え地震になった。あとはナットレイに対する打点になることからも地面技の方がいいと判断した。

     残りのPTメンバーの火力が低めなので(そもそもまともな攻撃手段を持っているのが3匹しかいない)、ソルガレオが3匹以上倒す、あるいはそれに近い状態にできるかどうかが勝敗の分かれ目になった。


    ヤレユータン@こだわりスカーフ

    特性:共生

    性格:臆病(A↓S↑)

    努力値:H252 B4 S252 (A個体値0)

    技:地ならし サイドチェンジ 挑発 トリックルーム


     地ならし要員。この大会、地ならしでソルガレオの弱保を発動させていた人が結構いたらしい。考えることはみんな一緒である。なんならこの共生スカーフヤレユータンを使っていた人も他にいたらしい。

     地ならしでソルガレオの弱点保険を発動するのが一番の役目だが、スカーフをソルガレオに渡してしまうことで、次のターンから自由に行動できる。トリルで切り返すために出てきたサマヨールなどに挑発を入れたり、ソルガレオへの攻撃をサイドチェンジで代わりに受けたりと、わりとやりたい放題だった。初手対面次第ではスカーフを持ったままサイドチェンジをしたり挑発をすることもあった。

     ガオガエンと対面すると威嚇が入ってしまい精神力でないことがばれてしまうが、だからといってヤレユータンに猫だましを打たれれば、その分ソルガレオが自由に動けるのでそこまで窮屈さは感じなかった。

     難点はやっぱりSが足りないこと。とくにザシアンを抜けないために動かしにくく感じることが多々あった。


    イエッサン♀@防塵ゴーグル


    特性:サイコメイカー

    性格:控えめ(A↓C↑)

    努力値:H252 B4 C252

    技:ワイドフォース マジカルシャイン この指とまれ マジカルフレイム


     S10で禁止指定だったために久しぶりにイエッサンを使ったが、やはり安定感があった。

     PTにいるだけで見せ合いの時点でトリックルームを警戒させられ、この指とまれでダイホロウを吸いつつ無効化する可能性を頭によぎらせる点が今回はとくに重要だった。

     当初はお相手にゴースト禁伝がいる場合や、対晴パの残り1枠に選出する程度のつもりだったが、カラマネロが思った以上に環境に刺さっておらず、だいたいイエッサンを選出した。

     防塵ゴーグルはモロバレルのピンポイント対策。キノコの胞子をこの指で吸うための採用。

     一撃ウーラオスが多いことが予想されたため、マジカルシャインを採用。ナットレイへの打点としてマジカルフレイムまで入れたため、ここまで攻撃的にするならと思いC特化にした。ソルガレオが2匹しか倒せなくても残りがワイドフォース圏内なら勝てたため、ソルガレオの負担が少しだけ軽くなっていた気がする。


    ドーミラー@気合の襷

    特性:浮遊

    性格:呑気(B↑S↓)

    努力値:H252 B132 D124 (S最遅)

    技:催眠術 サイドチェンジ トリックルーム スピードスワップ


     上述のGSダブル仲間大会ではドータクンだった枠。型は以前ほかの方が使用していたドーミラーを参考にした、というかほとんどそのままのはず。努力値は別PTで進化の輝石を持たせていた名残なので、ダイスチルやダイアースで強化されて初めて意味を持つが、そもそも今回は襷持ちなのでそこまで重要じゃない。

     お相手にトリルを許してしまった場合や、こちらがトリルをする必要がある時に備えて基本的に選出する。トリル状態でソルガレオにスピードスワップを打てば、そのままソルガレオはトリルアタッカーになる。

     ドータクンとの違いはサマヨールよりSが低い点。コータスよりは高いので過信はできないが、コータス自体はニャオニクスの雨で火力を下げたりしてカバーできるのでそこまで困らなかった。

     特性はソルガレオと並ぶことが予想されたため、地震で巻き込まないことと、サイドチェンジしたときにダイアースを無効化できることから浮遊を選択。

     サイドチェンジでソルガレオへの攻撃を代わりに受ける場面が今回は多かった。

     催眠術はやることがない時に選択する技。当たれば勝ち筋がつながるという場面では外れたので、積極的に打っていい技ではないことを再認識した。


    ニャオニクス♂@メンタルハーブ

    特性:悪戯心

    性格:腕白(B↑C↓)

    努力値:H252 B252 D4

    技:サイドチェンジ 電磁波 雨乞い 猫だまし

     晴パメタとしての採用。晴パはリザードンがキョダイマックスしてくることが多いため、雨乞いで雨にしてもダイバーンで晴らされる、ということはほとんどない。ソルガレオのA↑↑ダイサイコが無振りダイマックスリザードンを確定1発にできることから、雨状態のキョダイゴクエンを受けて弱保発動⇒返しのダイサイコで1発で倒す、という想定通りの動きを何回もしてくれた。

     電磁波はザシアンやリザードンよりソルガレオを早く動かしたいときに使う。一撃ウーラオスには効かないのが難点。

     サイドチェンジはお相手のイエッサンと対面してしまったときに唯一有効に使える技くらいの感覚で採用したが、ソルガレオへの攻撃を代わりに受けてくれることで勝てた対戦も多くとても助けられた。構築時はとくに気にしていなかったが、サイドチェンジ×3+この指×1と、とにかくソルガレオに攻撃を通さないPTになっていたことが勝率の高さにつながっていたように思われる。


    カラマネロ@イアのみ



    特性:天邪鬼

    性格:腕白(B↑C↓)

    努力値:H252 A4 B252

    技:馬鹿力 イカサマ 守る ひっくり返す

     環境に多いと予想していたソルガレオを倒す役割として採用。ヤレユータンの地ならしがお相手のソルガレオや日蝕ネクロズマの弱保も発動してしまうため、その対策を任せていた。加えて、場に出るとAが上がるザシアンをひっくり返したりと想定では結構活躍するはずだったが、ソルガレオが想像よりはるかに少なく、自分でトリルを展開しないPTのためかザシアン入りには選出しづらいことが多かった。

     それでもソルガレオ・ネクロズマ入りには選出できたので、まったく活躍しないということは避けられた。


    【選出】

    対晴パ

    先発:ソルガレオ&ニャオニクス

    後ろ:イエッサン、ドーミラー

     お相手の初手はだいたい晴要員&リザードン、そうじゃなくてもリザードン&何かで、何かの方が交代してコータスが出る→リザードンキョダイマックスでソルガレオにキョダイゴクエン。

     なのでニャオニクスはとにかく雨乞いを選択する。ソルガレオはダイマックスしてどちらかを攻撃。多くの対戦でそのままイージーウィンできた。


    それ以外

    先発:ソルガレオ&ヤレユータン

    後ろ:お相手のPT次第。ニャオニクスはほとんど選出しない。

     初手は決まりそうならヤレユータンは地ならし、ソルガレオはダイマックスして攻撃。地ならしを2回入れたければソルガレオは初手守る。ドラパルト、ルナアーラ(最速想定)
    のようなソルガレオより速いゴーストアタッカーと手助けできるポケモンがお相手の場に並んだ場合は、ヤレユータンは初手からサイドチェンジをすることも考える。あとはソルガレオがどこまで倒せるかで勝敗がおおよそ決まる。


     それ以外の選出パターンは少なくとも今大会の間はなかったはず。


    【終わりに】

     ざっくりのつもりが意外と長くなってしまいました。1700チャレンジで負けてしまったのが悔しいので、いずれ来ると信じているGSダブルの公式大会では1700を目指していきたいです。(ダイマックスしてくるゼルネアス・イベルタルはどう対処すればいいんだろう……?)

    伝説戦でもエスパー統一は楽しいので、みなさんもぜひ試してみてください!

     今後も何か書くことを思いついたら随時追記していきます。




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  • 【SWSHs10 ダブル 最終812位 (レート1762)】ヤドタクンブリムオン【エスパー統一】

    2020-10-01 17:16

    はじめに

     ダブルで目標にしていた最終順位3ケタ(812位、レート1762)を達成したので構築記事でも書こうかなと。早めに投稿してしまいたいので、今回はさっくりと(当社比)
     左:見ていた限りでの瞬間最高順位。右:最終順位。


    使用PT




    構築経緯

    ・S10はS8の上位ポケモンが禁止。イエッサンがいなくなった代わりにゴリランダーがいなくなったので、ダイマックス以外でフィールドがとられにくくなりそう。(バチンキーが出てくるのは聞いてない)

    →ダイサイコからワイドフォースを連打する動きを主軸に。

    ・剣盾ではブリムオンに思い入れがあるのでやっぱり使いたい。

    →トリル軸を本筋にすることを決定。


    ・ブリムオンをエース運用するとして、ダイマックスさせるよりワイドフォース、マジカルシャインみたいな範囲技を連打している方が強いのでは?

    →ほかのダイマックス要員を調達。2エース構築に。


    ・弱点保険ダイマックスドータクンが強いらしいとの噂。


    ①アタッカーとして比較的バレにくそうであること。

    ②耐熱で炎技を受ければ等倍でも弱保が発動すること。

    ③ダイマックスすることで物理型・特殊型の判別が難しくなること。

    辺りを積極的な理由として採用。


    ・ドータクンは弱保が発動しないと火力が出なさそう。

    →味方の攻撃で発動させるギミックに。


    ギミック解説

     解説といってもおよそ一般的な弱保発動ギミックに、エスパー統一ならではワイドフォース連打を組み込んだだけ。理想的な展開になれば次のように動く。【】内はターン数。

    【1】先発+
    ヤドキングはトリル、ドータクンは守る。

    【2】次のターンは地ならし(ドータクンの弱保発動)、はダイマックス技で相手を一匹倒す。浮いていなければ地ならしで襷も削れている

    ここでのS関係が逆転。ヤドキングが残っていても次のターン、ドータクンから行動。

    【3】は、すでにサイコフィールド状態なら倒せる攻撃、そうでないならダイサイコ。は倒されるまでワイドフォース連打を開始。ドータクンが先手になっているので、ここでダイサイコでも、ヤドキングのワイフォ強化が間に合う。

    【4~】が倒れたらを出し、ワイドフォースなりマジカルシャインを連打する。これを相手の4匹が倒れるまで続ける。



    (備考)ドータクンのSが地ならしで下がるのは本当に便利で、後手で出されるモロバレルよりもトリル状態で先に行動できるようになるので、キノコの胞子で止まらない。また、ダイサイコのタイミングがブリムオンが出てからになっても、ブリムオンのワイドフォースより先にダイサイコを打てる。


    個別解説(ミント使用ポケモンの性格は、使用後の状態に合わせた。)


    ブリムオン(キョダイマックス個体)@命の珠

    特性:マジックミラー 性格:冷静(C↑S↓) 努力値:H252 B4 C252 (S最遅)

    技:ワイドフォース マジカルシャイン マジカルフレイム トリックルーム


     トリルエース。およそ一般的なブリムオン。

     エース運用するので火力を少しでも確保するためにC特化かつ命の珠持ち。珠ブリムオンを初めて使ったけど、ちょっとおかしな火力をしていた。

     基本的にはドータクンがダイサイコした後にワイドフォースを連打する係。悪タイプをマジカルシャインで処理しつつ、隣に結構な負担をかけられるのも非常によかった。

     ドータクンがお相手に全く刺さっておらず選出をあきらめる場合には、代わりにダイマックスエースになることが多かった。(キョダイテンバツの混乱は偉大。)

     トリックルームを使う機会が少なかったので、守るでもよかったかもしれない。




    ドータクン@弱点保険

    特性:耐熱 性格:冷静(C↑S↓) 努力値H252 C252 D4 (A個体値0かつS最遅)

    技:ラスターカノン ワイドフォース メテオビーム 守る


     ダイマックスエース。エース運用前提なので火力確保のためにC特化。D4は今見ると謎。(たぶんダウンロードの幻影にとらわれていた。)次に説明するヤドキングと並んで先発で出すのが基本運用。

     ドータクンの火力ではダイマックスしても倒れないor襷があるから一撃は耐える、と考えて動いてきたと思われるお相手のポケモンを、ヤドキングと合わせてしっかり倒してくれる場面が多かった。(特にウーラオス)

     ダイスチルによるB上昇は物理アタッカーに確定急所技を打ってくるポケモン(ウーラオスとかウーラオスとか)がいるので、あまり恩恵は感じられなかった。

     弱点保険が発動していないときの火力は、思った以上に物足りない。エースアタッカーなのに放置されて、しかも戦果が上がらない、という対戦もそれなりにあった。

     きちんとギミックが作用すればダイマックス後まで行動することも多く、そのときはブリムオンと一緒にワイドフォースを連打する。

     メテオビームはダイロック用。主に対リザードンだが、ダイマックスされると弱保発動前だと確定1発にならない。襷を持っていそうな岩弱点に撃って、強引に突破を狙うこともあった。ただ、それ以上にサマヨールと出会うので、この枠をシャドーボールにしても良かったかもしれない。




    ヤドキング@気合の襷

    特性:鈍感 性格:呑気(B↑S↓) 努力値H252 B252 C4 (A個体値0かつS最遅)

    技:ワイドフォース 地ならし あくび トリックルーム

     ヤドキングなのは後述するガラルヤドランと両立するため。

     選出するときは基本的にドータクンと一緒に先発にする。

     鈍感なので挑発が効かず、猫だまし、ドータクンがトリルしてくる可能性を切ってヤドキング集中攻撃、封印トリル、高火力連続技以外ではおおよそトリルが止まらない。連撃ウーラオスの水流連打を半減できる水タイプ持ちなのも大きい。

     当初は冷静(C↑S↓)BC振りだったが、特殊攻撃を2回受けて倒れることがあったので耐久に厚くした。C4振りはその名残。

     襷の理由は一撃ウーラオスの攻撃を耐えるため。ついでにパッチラゴンのダイサンダーも耐えられるので、やっぱり襷が最適解だったはず。

     仕事としてはトリル→地ならしで終わりなので、あとはワイドフォースを連打する。ワイドフォースのおかげで放置されても負担をかけられる。

     あくびは初手にサマヨールやナットレイが来てトリルをしづらい場合や、ダイマックスしそうな相手に撃ったりする。ただ、前者は交代されて結局後々にこちらの後続の負担になり、後者はダイサンダーやダイフェアリーを誘発しサイコフィールドを書き換えられつつ眠りを無効化されてしまうなど、あまり有効に働かなかった。素直に水技や炎技を入れた方が良かったかもしれない。

     あとドータクンと並べているのに集中攻撃されることも少なくなかった。ヤドキングドータクンの並びでドータクンの補助技はあんまり警戒されないのかも?と思いきやドータクンに挑発を入れられることもあり、この辺はよくわからなかった。




    ガラルヤドラン@先制の爪

    特性:クイックドロウ 性格:冷静(C↑S↓) 努力値:H228 A4 B4 C252 D20 (S最遅)

    技:シェルアームズ 大文字 守る ワイドフォース

     4番手として残りを倒しきるために選出する枠。

     努力値は前シーズンで命の珠を持たせていた調整のままで使っていたので、H実数値が199になっている。D種族値は低め(70)なので多少振っておくのも悪くなかったはず。

     トリル下でしっかりと運用でき、トリルが切れてしまっても爪とクイックドロウで44%(だよね?)で先制できるので4番手に出す枠として優秀。

     ただ、C種族値100と若干物足りないので、フーディンやバリコオルを出すときは選出から外れることが多かった。(C種族値79のドータクンをエースにしておいて言う事じゃない。)反対にナットレイを高速処理するルートを複数用意するときには、ほとんど選出が必須。

     爪クイドロは思った以上に活躍して、トリルが切れた後に先制してアシレーヌを倒すなど窮地を何度か救ってくれた。トリルが切れて追い込まれても、44%で勝ちを拾えるのは確率としては十分高く、今後もお世話になるかもしれない。




    バリコオル@突撃チョッキ

    特性:バリアフリー 性格:控えめ(A↓C↑) 努力値:H252 B4 C252

    技:ワイドフォース 気合玉 猫だまし フリーズドライ

     どうにも勝てなかったキョダイラプラス入りとトリトドンへの対抗手段としてシーズン後半にPT入り。

     トリルしてダイサイコしてワイドフォースで押し切るという、ターン数を稼がれると厳しいPTなので、場に出るだけで壁を取り払えるバリコオルは非常に重宝した。C種族値が110あるのでヤドランよりもワイドフォースの威力は出る。そのため火力目当てで選出することも。

     一応トリル持ちと初手で並べて猫+トリルをすることも考えていたが、特段そうしたい場面はなかった。

     チョッキとフリドラがあるので、雨パのキングドラやペリッパー、ルンパッパに対しても強気に出せることを想定していたが、PT加入後には雨パに出会わなかった。




    フーディン@ナモの実

    特性:精神力 性格:臆病(A↓S↑) 努力値:H20 B252 S236

    技:ワイドフォース 挑発 スピードスワップ マジカルシャイン

    H-B:陽気A252ファイアローのプレートブレイブバード確定耐え。

    A特化ウーラオス(一撃)の不意打ちをナモの実込みで確定2発。(61.7%~72.9%)

    C:D4振りウーラオス(一撃)をマジカルシャイン(ダブル)確定1発。


     こちらもシーズン終盤にPTに加入した。襷をヤドキングに渡していたため、とりあえずでナモの実を持たせることになった。

     挑発はサマヨールとトリル封印をしそうな相手が仮想敵。

     スピスワの採用理由はアイアント入りに対して、ブリムオンorヤドランにスピスワして炎技を打つ以外の突破手段が見つからなかったため。

     元のSの高さに加えて猫だましで怯まない+ウーラオスの不意打ち程度ならナモの実のおかげで隣の猫だましと合わせても耐えられそうな算段が立つので、思った以上に先発に出しやすかった。

     フーディンを入れてからアイアントとは出会わなかったけれど、お相手のPTを見てトリルをあきらめる際には特に積極的に先発選出を検討した。


    基本選出

    先発:ヤドキング+ドータクン

    後ろ:ブリムオン、ガラルヤドラン

     この選出を通せそうなら全力で通しに行く。お相手のPTや選出に応じて行動を変えていくが、基本は理想ムーブを追う。ヤドキングの地ならしがメインの動きでありながら最大の奇襲になるので、お相手の組み立てた対戦プランを早々に崩せる。

     ウーラオスがいても他の要因がなければこの選出は崩さず、ドータクンを初手で突破された場合は、ブリムオンをダイマックスエースに切り替える。


    対晴パ 

     大体は基本選出どおり。リザードンが初手ダイマックスしてもドータクンは守れば耐えて弱点保険が発動する。次のターンのダイロックでリザードンを突破しにいく。場合によってはフーディン+ドータクンを先発にしてフーディンがドータクンにスピスワ+ドータクンはリザードンにダイロックで突破を狙うことも考慮する。


    対ラプラス、アローラキュウコン

     基本選出のヤドランをバリコオルに変更する。バリコオルは場に出たときに壁を消すので、ラプラスのダイマックスが切れてから場に出すことを意識する。


    対ジュラルドン

     苦手な相手。他に選出を変える要因がないなら、基本選出で戦うことが多かった。ジュラルドンのダイマックスが終わるまで何とか乗り切りながら、隣にいるポケモンを順に処理していきつつ範囲攻撃のダメージをジュラルドンに入れ、最後に残ったジュラルドンを集中攻撃で倒すプランが一番現実的。ただ、ジュラルドンの持ち物が弱点保険ではないことが分かるまで、ヤドキングの地ならしが撃ちにくいので、いつ弱保の可能性を切って地ならしをするのかを考える必要があった。


     このPTに落ち着いてから、明確にプラン立てしたうえで実際に対戦があったのはこれくらい(の、はず)。あとは臨機応変に選出を変えていた。他のPTへの対策はtwitter(@azurpokemon1)なり、ここのコメント欄で聞いてもらえればお答えします。


    終わりに
     かなりざっくりとした記事になりましたが、個人的には満足のいく結果が残せた思い入れのあるPTになりました。何より全員がエスパーである意味(タイプ一致ワイドフォースを撃てる)があるPTなのが好きなところです。


     一応、後日このPTの対戦動画を投稿するつもりですので、そちらもよければご覧ください。


     今後も何か書くことを思いついたりしたら、追記していくかもしれません。

     ダブルのエスパー統一楽しいので、皆さんもぜひ挑戦してみてください!


  • 『禁伝戦線517』事前にしていた考察とPT構築(最終レート1631(第9位))

    2020-05-18 23:42

     5月17日に行われたまのさん(@Yarty_mano)主催の仲間大会『禁伝戦線517』に、いつも通りエスパー統一で参加していました。
     大会が発表されたときから楽しみにしていて、自分なりに考察をしていたのもあり、記念に記事を残しておこうと思った次第です。

    (2020/5/19追記)言葉足らずであったり、不明瞭な部分、誤字を一部整理・修正。内容に大きな違いはありません。

    目次
    環境考察
    ・ルール確認
    ・想定した環境

    用意したPT
    ・PT
    ・想定した基本展開
    ・PT全体の使用感

    結果・感想

    環境考察

    ・ルール確認
     基本はランクバトルシングルと同様、レベル50未満はそのままのレベル、過去作有、禁伝幻は一部条件付きで使用可能、禁伝は1匹まで、幻と一般ポケモンはいくらでも採用してよいというルールでした。ただし、Nキュレムと通常ネクロズマは禁伝枠としての採用理由に乏しいとの主催判断から幻枠として扱われ、他の禁伝と同時にPTに組み込むことができます。

    ・想定した環境

    -禁伝枠制限
     禁伝枠が1枠なので、どうしてもこの枠がエースにならざるを得ないと考えました。ダブルバトルなら一般ポケモン2匹の集中攻撃という手もありますが、今回はシングルバトル。この枠が補助枠となるPTは結局エース同士の対面時に能力差で押し切られてしまう可能性が高いからです。
     
     また、絶対的なエースを1枠用意する関係上、他のポケモンで起点を作ってエースで一掃する前提のPTが強力そうです。

     そうなると能力上昇系のダイマックス技を幅広く使え、ダイスチルがタイプ一致技であるなどダイマックス適性が強く、エースとなる禁伝対面で有利が取れるポケモンとして弱点保険ソルガレオが第一候補に挙がると考えました。ルナアーラや月蝕ネクロズマ、レシラムなどに対しても弱点保険発動から返り討ちにできるからです。また、ダイマックス技で積むことで、対策していないPTを一方的に倒せるスペックを持っていることも採用される可能性が高いと考える理由です。

     反対に、ダイマックスができないザシアン、ザマゼンタ、ムゲンダイナは2エース構築として採用する場合を除き選びづらく、またPT構築も難しいものになるため数は少なそうです。

     ソルガレオが多くなり、対策が必須であるために、禁伝枠にソルガレオ対策を入れるPTがあることも想定されます。その場合の禁伝はルナアーラ、月蝕ネクロズマ、レシラムとなるでしょう。いずれもソルガレオに対して弱点保険に注意すれば有利なポケモンです。
     中でもレシラムは珠晴ダイバーンでH振りダイマックスソルガレオも吹き飛ばせる火力を持ち、ソルガレオ以外にもその火力を押し付けられます。そのような汎用性の高さからソルガレオに次ぐ採用率になりそうです。

    -幻枠の無制限
     幻のポケモンを自由に使えるのがこのルールの面白く、難しいところだと思います。誰を採用し、どのように運用するか、どこまで幻に頼るのかがPTを多彩化させそうです。

     その中でも特に採用されそうなのがマーシャドーです。S125という種族値は禁伝枠のうちミュウツー、ザシアン、ザマゼンタ、ムゲンダイナ以外より素早く、そのいずれも今回のルールでは数が少なそうです。また、襷を持たせればソルガレオ、ルナアーラ、ネクロズマに一方的といえるほどに有利になることも数が多そうな理由です。また、専用技のシャドースチールによって積み構築を基本的に1匹で対処できる点も採用価値が高そうです。

     メルメタルも要警戒なポケモンです。ただ、入手難易度が高く、アタッカー運用にはトリルがほぼ必須であること、そしてレシラムに弱くソルガレオの起点になりかねないなどPT構築の段階で注意が必要になることからマーシャドーよりは少なそうです。

     通常ネクロズマは特性のプリズムアーマーで弱点技を耐えやすいことから、アタッカーとしても起点づくりとしても採用されそうです。ただし、採用すると日蝕・月蝕ネクロズマを使えなくなるので、そのあたりとの兼ね合い次第で数が変わりそうです。

     ゼラオラは素早さ種族値143を盾に電磁波などの起点づくり要因として採用されそうですが、マーシャドーと襷を取り合うためどちらを選ぶかが問われそうです

     これ以外の幻枠は突出したものが少なく、個別に対策するよりも禁伝のスペックで強引に倒してしまう方がPT構築の制限を狭めずに済みそうです。(ちなみに天の恵みアイアンヘッドジラーチの存在は忘れていました。)

    -一般ポケモン
     剣盾の範囲に限るとはいえ数が多いため、全てを考えることは難しいですが、このルールで特に有用なポケモンとして思いついたものは次の4匹です。

     1.ドラパルト 
     素早さ種族値142から壁展開が行え、また禁伝の多くにタイプ一致弱点を突けることから起点づくり、アタッカー両方での採用が考えられます。不利対面ではとんぼ返りで引ける点も先発適性の高さに拍車をかけています。

     2.ガオガエン 
     ソルガレオ、ルナアーラ、ネクロズマに有利なことに加えて威嚇、鬼火、バークアウトなど起点づくり役として優秀です。ソルガレオに威嚇が効かない点がどう評価されるかで数は変わりそうですが、そうでなくとも先発に出しやすいポケモンなのでそれなりの採用率になりそうです。

     3.オーロンゲ
     悪戯心による先制壁張り。一致イカサマでエスパー伝説に大ダメージ、後攻のしっぽトリックなど。普段よりも起点づくりが重要なことから採用率が高そうです。

     4.メタモン
     実質禁伝枠を2匹にできるメタモンはこのルールで枠が余ったらとりあえず採用できるポケモンです。積構築に対しても強引にイーブン以上の状態に持ち込めるため、対応策を用意しておく必要があります。

    用意したPT

     上述の通り、起点づくりから禁伝で一掃するPTが強力だと考えました。しかし襷所持率が高そうなマーシャドーの数が多いことが予想されるため、ステルスロックを撒くことを第一に考えました。そこで以下の順番で採用ポケモンを決定しました。また、使用感も併記してあります。

    ・PT

    ①ネクロズマ(通常)
    臆病 プリズムアーマー HS252 D4@光のねんど
    フォトンゲイザー リフレクター 光の壁 ステルスロック

     ステルスロック要員からまず決定しました。通常フォルムネクロズマは幻枠(数制限なし)なので、前々から使ってみたかったステロネクロズマを使うことにしました。
     特性「プリズムアーマー」(ハードロックと同様。ただし型破りやシャドーレイ、メテオドライブなどの特性無視の影響を受けない)のおかげで襷を持たなくても起点づくりとして安定するだろうとの考えです。

     最低限の仕事は一撃耐えてステロを撒くだけで終わりなのですが、残った時のために両壁を採用。メタモンと禁伝が対面したときに壁の有無が差となるという理由もあります。(サイコファングで壁は割れますが、ソルガレオに対してエスパー技を打つ1ターンの隙は大きいと判断しました。)残りの一枠は放置されないように、反動なしの最高火力であるフォトンゲイザーを選びました。
     
     努力値振りはいろいろ悩みました。当初は耐久にしっかり振ることも考慮したのですが、特性で耐えることを想定しており、耐久に振るならネクロズマでなくてよいと考えて取りやめ。
     耐久に割かなくても仕事ができる点を活かすべく、1ターン生き残った時に壁を張れる対面を増やすために最速型にしました。その結果ダイマックスゴーストタイプのダイホロウを耐えられない可能性が高くなりましたが、初手ダイマックスに強い構築(後述)なので、その場合は問題ないと判断しました。 
     ルナアーラや月蝕ネクロズマの眼鏡シャドーレイなどを耐えられなくなりましたが、ルナネクロとの初手対面ではイエッサンに交代することにしていました。が、唯一の負け試合では判断を間違えてしまいイエッサンを選出しなかったために、眼鏡ルナアーラに吹き飛ばされてそのまま負けてしまいました。

     素早さは最速が活きた試合が数戦見られました。生き残って交代することもあり、その場合後から壁を張りなおして勝てた試合もありました。

     フォトンゲイザーは悪に無効化されることは承知で採用しましたが、欲張ったかなあと思います。熱風・大地の力あたりが無難だったでしょうか。

    ②ソルガレオ
    勇敢 メタルプロテクト HA252 D4 S最遅@弱点保険
    メテオドライブ かみ砕く インファイト サイコファング 

     次にPTの軸となる禁伝を選びました。
     エスパーで使えるのはミュウツー、ソルガレオ、ルナアーラ、ネクロズマ2種ですが、このうちネクロズマは採用済みなのでそれ以外から選ぶことになります。

     どうしても禁伝同士がダイマックスでぶつかり合うことが想定されるので、禁伝に勝てる禁伝を選ぶ必要があります。
     GSダブルの僅かな経験から現環境の伝説はソルガレオ一強であると判断していました。ダブルと違い集中攻撃もないので、積んだソルガレオを突破する手段は限られます。そのためソルガレオを選ぶのが順当であると考えました。

     また、今大会は使いたい伝説を試してみるという方も一定数いることが想像されました。そのためザシアンに弱いミュウツーを選択肢から外し、ソルガレオメタとしてのルナアーラの採用も見送りました。

     加えて、ルナアーラを外したもう一つの理由がマーシャドーの存在でした。
     既に何度もマーシャドーには言及していますが、採用数制限のない幻枠であり、ソルルナネクロに強く、積み構築を1匹で対策できるマーシャドー。その数が多く、エスパー統一にはほぼ間違いなく選出されることは想像に難くありませんでした。伝説全般に強いガオガエンが多いことが予想されたこともあり、4倍弱点を持たないソルガレオの採用が最も安定すると思われました。

     そして上記の理由などからソルガレオの弱点を突いてくるポケモンが多そうだと予想し、持ち物を弱点保険としました。

     幻枠にソルガレオより素早いポケモンが多いことから、トリックルーム軸を本筋とすることをここで決めました。そこで素早さは無振りレシラム抜かれとするべく最遅を選択しました。また、しっかりと火力を確保する目的と、ソルガレオ対面でダメージレースを優位に進めるためにA特化での採用となりました。

     技は全抜き体制を整えつつ耐久もあげられるこの4つで正解だったと思います。あえて変えるならインファイトの枠を地震にすることでダイアースにしたり補助技を入れてダイウォールをできるようにしたりでしょうか。

     Aを3段階上昇させてステロが入っていればソルガレオ以外のダイマックス伝説を吹き飛ばせる算段で、そこまでAが上がり切らずともほぼすべての試合でソルガレオは伝説を倒してくれました。
     特にレシラムはステロダメがしっかり入るので今回採用したステロ戦術ともマッチしていたと思います。

    ③イエッサン♂
    冷静 サイコメイカー BC252 H4 S最遅@気合の襷
    サイコショック マジカルシャイン マジカルフレイム トリックルーム

     ネクロズマが倒れた後に出すトリル要因として真っ先に思い浮かんだのが、ランクバトル(シングル)で採用しているトリルイエッサンでした。
     サイコフィールドを展開し、ソルガレオのダイサイコの威力上昇に貢献できるイエッサンは最適なトリル要因であると考えたからです。

     初手から積んでくる戦術に対して1発耐えてトリルができるように持ち物は襷。トリルが基本軸であることから素早さは最遅にしました。

     残りの技は放置されないようにサイコフィールドで威力が上がるエスパー技、ネクロズマが悪に打点がないのでマジカルシャイン、特攻を下げて次に出すソルガレオの負担を軽減できるマジカルフレイムにしました。

     思った以上にお相手のPTにステロ展開や砂あられ展開が見えるPTが多かったために、想定したほど選出できませんでしたが、出した試合の多くで予定通りの役割を果たしてくれました。

    ④カラマネロ
    腕白 天邪鬼 HB252 A4@イアのみ
    馬鹿力 叩き落とす ひっくり返す トリックルーム

     砂やステロが見えたときに選出する用のもう一匹のトリル要因としてカラマネロを採用することはすんなり決まりました。
     ステロを撒いてきそうな岩、鋼に強く、お相手がソルガレオで耐久を積んできたときに耐えてトリル→ひっくり返すが決められる点でもカラマネロは必要に思われました。

     壁まで展開できていれば自身が積みエースにもなれること、出てすぐにトリルをすると耐久があるためにトリルが切れかねないことから、トリルをすぐには選択しない場合があると考えました。そこでトリル状態以外での行動も想定して、最遅を取らずS無振りとしました。

     技は馬鹿力、ひっくり返す、トリルまですぐに確定。残りの悪技ですが対面相手の弱保発動後にイカサマをするよりひっくり返すをした方がソルガレオの起点にできてよいとの判断から、持ち物を落とせる叩き落とすにしました。

     ソルガレオの攻撃を受けさせたり、仮想敵の鋼・岩は物理が多いことからHB特化としました。持ち物は使い慣れているイアのみにしました。

     特殊耐久に乏しかったため、積みエースとなることは今回はできず、積んだ相手と対面することがなかったためひっくり返すは不発でしたが、選出時の理由にひっくり返す持ちであることがあったため、やはり必要な技であったと思います。

    ⑤ブリムオン(キョダイ)
    冷静 マジックミラー HC252 D4 S最遅@リリバのみ
    サイコキネシス マジカルシャイン マジカルフレイム トリックルーム

     初手ネクロズマで起点づくりをするため、挑発持ちを選出されたくありませんでした。
    そこでマジックミラーを持っていて挑発でトリルを止められないブリムオンをPTに組み込むことで、補助技を止めるための挑発持ち先発を抑制するために採用しました。

     技はサイコフィールドを展開しないため技自体に単純に威力のあるサイコキネシスを選んだ以外はイエッサンと同様の採用理由です。

     当初は見せポケのつもりでしたが、お相手のPTがステロや砂、あられがありそう+特殊高火力アタッカーがいるなど、イエッサンやカラマネロでは役割遂行が難しそうな場合に選出することがありました。
     持ちものは、ソルガレオの攻撃を受けられるリリバのみを選びましたが、ルナアーラ入りにも選出できるカシブのみの方がよかったなあという印象です。

     キョダイマックス個体なのは、もしブリムオンにダイマックスを切らなきゃいけない時が来たら、それは混乱に勝ち筋を見出す時だと思ったためです。

    ⑥サーナイト
    図太い トレース HB252 D4@カシブのみ
    ムーンフォース リフレクター 光の壁 トリックルーム

     ネクロズマの攻撃技がエスパー技だけなので、初手悪タイプを躊躇させるためにブリムオンと並んでフェアリーの圧を高めるための採用でした。
     ブリムオン同様見せポケのつもりで、こちらは実際に選出はありませんでした。

     技はタイプ一致で無効化されないムーンフォースとトリルまでは確定。残りはトリル後に倒れ際に壁を張ることを想定して両壁としました。
     持ち物は弱点を対策できる木の実で、ブリムオンがリリバを持っていた関係上、カシブとしました。(毒タイプはPT全体で弱くないため非考慮。)

    ・想定した基本展開

    初手ネクロズマで起点づくり。

    トリル要因でトリル+1回攻撃。

    ソルガレオで積んで全抜き。

     イエッサンが襷を持っていたり、HBに特化したカラマネロがトリルをすることから、初手からダイマックスを切ってきたお相手に対して、ダイマックスが切れた状態でソルガレオを展開できます。これがネクロズマの調整を決定した理由の一つであり、最後に伝説を出すPTの利点の一つです。基本的にはお相手より先にダイマックスして先に積み、ダイマックス終了までにお相手のダイマックス伝説まで倒しきるというのが理想です。

    ・PT全体の使用感

     実際はトリルを張らない対戦もありましたが、初手でほぼ負けが確定した負け試合1試合以外は全てネクロズマの起点づくりは活きたはずです。
     また、しっかりお相手のダイマックス伝説を一撃で倒しきった対戦も数あり、用意した戦法は正しかったように思われます。

     PT紹介の時にも記述したとおりトリル要因としてブリムオンの選出もありましたが、概ねイエッサンとカラマネロで問題ありませんでした。

     意外とこちらのトリルが想定外だったお相手も多かったように感じられました。ソルガレオ入りでも関係なくトリル軸を選択するというのはダブル的な考え方だったのかもしれません。

     ソルガレオ以上にレシラムに出会うなど、ネクロズマの壁が役立つ場面が多かったので、ネクロズマの功績には多大なものがあります。

    結果・感想


     タイトルでネタバレしていますが、結果は10勝1敗。レートは1631で最終9位とギリギリ1桁順位を達成することが出来ました。結構な数(300人以上?)の参加者がいたようなので、素直に自分をほめたいと思います。
     色々な方のブログやツイートを拝見した限りだと禁伝は思った以上に幅広く使用されていたようです。ソルガレオはむしろ少なかったという話もあったり。トリルをしないとマーシャドーに弱めであるために、あまり評価されていなかったのかもしれません。
     PT自体も多種多様で、見せ合いの時点で何をしてくるのかわくわくしたとても楽しい大会でした。主催のまのさん、対戦してくださった方々改めてありがとうございました。
     そのうちこの大会の対戦を採用した動画を上げるかもしれません。