『禁伝戦線517』事前にしていた考察とPT構築(最終レート1631(第9位))
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『禁伝戦線517』事前にしていた考察とPT構築(最終レート1631(第9位))

2020-05-18 23:42

     5月17日に行われたまのさん(@Yarty_mano)主催の仲間大会『禁伝戦線517』に、いつも通りエスパー統一で参加していました。
     大会が発表されたときから楽しみにしていて、自分なりに考察をしていたのもあり、記念に記事を残しておこうと思った次第です。

    (2020/5/19追記)言葉足らずであったり、不明瞭な部分、誤字を一部整理・修正。内容に大きな違いはありません。

    目次
    環境考察
    ・ルール確認
    ・想定した環境

    用意したPT
    ・PT
    ・想定した基本展開
    ・PT全体の使用感

    結果・感想

    環境考察

    ・ルール確認
     基本はランクバトルシングルと同様、レベル50未満はそのままのレベル、過去作有、禁伝幻は一部条件付きで使用可能、禁伝は1匹まで、幻と一般ポケモンはいくらでも採用してよいというルールでした。ただし、Nキュレムと通常ネクロズマは禁伝枠としての採用理由に乏しいとの主催判断から幻枠として扱われ、他の禁伝と同時にPTに組み込むことができます。

    ・想定した環境

    -禁伝枠制限
     禁伝枠が1枠なので、どうしてもこの枠がエースにならざるを得ないと考えました。ダブルバトルなら一般ポケモン2匹の集中攻撃という手もありますが、今回はシングルバトル。この枠が補助枠となるPTは結局エース同士の対面時に能力差で押し切られてしまう可能性が高いからです。
     
     また、絶対的なエースを1枠用意する関係上、他のポケモンで起点を作ってエースで一掃する前提のPTが強力そうです。

     そうなると能力上昇系のダイマックス技を幅広く使え、ダイスチルがタイプ一致技であるなどダイマックス適性が強く、エースとなる禁伝対面で有利が取れるポケモンとして弱点保険ソルガレオが第一候補に挙がると考えました。ルナアーラや月蝕ネクロズマ、レシラムなどに対しても弱点保険発動から返り討ちにできるからです。また、ダイマックス技で積むことで、対策していないPTを一方的に倒せるスペックを持っていることも採用される可能性が高いと考える理由です。

     反対に、ダイマックスができないザシアン、ザマゼンタ、ムゲンダイナは2エース構築として採用する場合を除き選びづらく、またPT構築も難しいものになるため数は少なそうです。

     ソルガレオが多くなり、対策が必須であるために、禁伝枠にソルガレオ対策を入れるPTがあることも想定されます。その場合の禁伝はルナアーラ、月蝕ネクロズマ、レシラムとなるでしょう。いずれもソルガレオに対して弱点保険に注意すれば有利なポケモンです。
     中でもレシラムは珠晴ダイバーンでH振りダイマックスソルガレオも吹き飛ばせる火力を持ち、ソルガレオ以外にもその火力を押し付けられます。そのような汎用性の高さからソルガレオに次ぐ採用率になりそうです。

    -幻枠の無制限
     幻のポケモンが自由に使えるのがこのルールの面白く、難しいところだと思います。誰を採用し、どのように運用するか、どこまで幻に頼るのかがPTを多彩化させそうです。

     その中でも特に採用されそうなのがマーシャドーです。S125という種族値は禁伝枠のうちミュウツー、ザシアン、ザマゼンタ、ムゲンダイナ以外より素早く、そのいずれも今回のルールでは数が少なそうです。また、襷を持たせればソルガレオ、ルナアーラ、ネクロズマに一方的といえるほどに有利になることも数が多そうな理由です。また、専用技のシャドースチールによって積み構築を基本的に1匹で対処できる点も採用価値が高そうです。

     メルメタルも要警戒なポケモンです。ただ、入手難易度が高く、アタッカー運用にはトリルがほぼ必須であること、そしてレシラムに弱くソルガレオの起点になりかねないなどPT構築の段階で注意が必要になることからマーシャドーよりは少なそうです。

     通常ネクロズマは特性のプリズムアーマーで弱点技を耐えやすいことから、アタッカーとしても起点づくりとしても採用されそうです。ただし、採用すると日蝕・月蝕ネクロズマを使えなくなるので、そのあたりとの兼ね合い次第で数が変わりそうです。

     ゼラオラは素早さ種族値143を盾に電磁波などの起点づくり要因として採用されそうですが、マーシャドーと襷を取り合うためどちらを選ぶかが問われそうです

     これ以外の幻枠は突出したものが少なく、個別に対策するよりも禁伝のスペックで強引に倒してしまう方がPT構築の制限を狭めずに済みそうです。(ちなみに天の恵みアイアンヘッドジラーチの存在は忘れていました。)

    -一般ポケモン
     剣盾の範囲に限るとはいえ数が多いため、全てを考えることは難しいですが、このルールで特に有用なポケモンとして思いついたものは次の4匹です。

     1.ドラパルト 
     素早さ種族値142から壁展開が行え、また禁伝の多くにタイプ一致弱点を突けることから起点づくり、アタッカー両方での採用が考えられます。不利対面ではとんぼ返りで引ける点も先発適性の高さに拍車をかけています。

     2.ガオガエン 
     ソルガレオ、ルナアーラ、ネクロズマに有利なことに加えて威嚇、鬼火、バークアウトなど起点づくり役として優秀です。ソルガレオに威嚇が効かない点がどう評価されるかで数は変わりそうですが、そうでなくとも先発に出しやすいポケモンなのでそれなりの採用率になりそうです。

     3.オーロンゲ
     悪戯心による先制壁張り。一致イカサマでエスパー伝説に大ダメージ、後攻のしっぽトリックなど。普段よりも起点づくりが重要なことから採用率が高そうです。

     4.メタモン
     実質禁伝枠を2匹にできるメタモンはこのルールで枠が余ったらとりあえず採用できるポケモンです。積構築に対しても強引にイーブン以上の状態に持ち込めるため、対応策を用意しておく必要があります。

    用意したPT

     上述の通り、起点づくりから禁伝で一掃するPTが強力だと考えました。しかし襷所持率が高そうなマーシャドーの数が多いことが予想されるため、ステルスロックを撒くことを第一に考えました。そこで以下の順番で採用ポケモンを決定しました。また、使用感も併記してあります。

    ・PT

    ①ネクロズマ(通常)
    臆病 プリズムアーマー HS252 D4@光のねんど
    フォトンゲイザー リフレクター 光の壁 ステルスロック

     ステルスロック要員からまず決定しました。通常フォルムネクロズマは幻枠(数制限なし)なので、前々から使ってみたかったステロネクロズマを使うことにしました。
     特性「プリズムアーマー」(ハードロックと同様。ただし型破りやシャドーレイ、メテオドライブなどの特性無視の影響を受けない)のおかげで襷を持たなくても起点づくりとして安定するだろうとの考えです。

     最低限の仕事は一撃耐えてステロを撒くだけで終わりなのですが、残った時のために両壁を採用。メタモンと禁伝が対面したときに壁の有無が差となるという理由もあります。(サイコファングで壁は割れますが、ソルガレオに対してエスパー技を打つ1ターンの隙は大きいと判断しました。)残りの一枠は放置されないように、反動なしの最高火力であるフォトンゲイザーを選びました。
     
     努力値振りはいろいろ悩みました。当初は耐久にしっかり振ることも考慮したのですが、特性で耐えることを想定しており、耐久に振るならネクロズマでなくてよいと考えて取りやめ。
     耐久に割かなくても仕事ができる点を活かすべく、1ターン生き残った時に壁を張れる対面を増やすために最速型にしました。その結果ダイマックスゴーストタイプのダイホロウを耐えられない可能性が高くなりましたが、初手ダイマックスに強い構築(後述)なので、その場合は問題ないと判断しました。 
     ルナアーラや月蝕ネクロズマの眼鏡シャドーレイなどを耐えられなくなりましたが、ルナネクロとの初手対面ではイエッサンに交代することにしていました。が、唯一の負け試合では判断を間違えてしまいイエッサンを選出しなかったために、眼鏡ルナアーラに吹き飛ばされてそのまま負けてしまいました。

     素早さは最速が活きた試合が数戦見られました。生き残って交代することもあり、その場合後から壁を張りなおして勝てた試合もありました。

     フォトンゲイザーは悪に無効化されることは承知で採用しましたが、欲張ったかなあと思います。熱風・大地の力あたりが無難だったでしょうか。

    ②ソルガレオ
    勇敢 メタルプロテクト HA252 D4 S最遅@弱点保険
    メテオドライブ かみ砕く インファイト サイコファング 

     次にPTの軸となる禁伝を選びました。
     エスパーで使えるのはミュウツー、ソルガレオ、ルナアーラ、ネクロズマ2種ですが、このうちネクロズマは採用済みなのでそれ以外から選ぶことになります。

     どうしても禁伝同士がダイマックスでぶつかり合うことが想定されるので、禁伝に勝てる禁伝を選ぶ必要があります。
     GSダブルの僅かな経験から現環境の伝説はソルガレオ一強であると判断していました。ダブルと違い集中攻撃もないので、積んだソルガレオを突破する手段は限られます。そのためソルガレオを選ぶのが順当であると考えました。

     また、今大会は使いたい伝説を試してみるという方も一定数いることが想像されました。そのためザシアンに弱いミュウツーを選択肢から外し、ソルガレオメタとしてのルナアーラの採用も見送りました。

     加えて、ルナアーラを外したもう一つの理由がマーシャドーの存在でした。
     既に何度もマーシャドーには言及していますが、採用数制限のない幻枠であり、ソルルナネクロに強く、積み構築を1匹で対策できるマーシャドー。その数が多く、エスパー統一にはほぼ間違いなく選出されることは想像に難くありませんでした。伝説全般に強いガオガエンが多いことが予想されたこともあり、4倍弱点を持たないソルガレオの採用が最も安定すると思われました。

     そして上記の理由などからソルガレオの弱点を突いてくるポケモンが多そうだと予想し、持ち物を弱点保険としました。

     幻枠にソルガレオより素早いポケモンが多いことから、トリックルーム軸を本筋とすることをここで決めました。そこで素早さは無振りレシラム抜かれとするべく最遅を選択しました。また、しっかりと火力を確保する目的と、ソルガレオ対面でダメージレースを優位に進めるためにA特化での採用となりました。

     技は全抜き体制を整えつつ耐久もあげられるこの4つで正解だったと思います。あえて変えるならインファイトの枠を地震にすることでダイアースにしたり補助技を入れてダイウォールをできるようにしたりでしょうか。

     Aを3段階上昇させてステロが入っていればソルガレオ以外のダイマックス伝説を吹き飛ばせる算段で、そこまでAが上がり切らずともほぼすべての試合でソルガレオは伝説を倒してくれました。
     特にレシラムはステロダメがしっかり入るので今回採用したステロ戦術ともマッチしていたと思います。

    ③イエッサン♂
    冷静 サイコメイカー BC252 H4 S最遅@気合の襷
    サイコショック マジカルシャイン マジカルフレイム トリックルーム

     ネクロズマが倒れた後に出すトリル要因として真っ先に思い浮かんだのが、ランクバトル(シングル)で採用しているトリルイエッサンでした。
     サイコフィールドを展開し、ソルガレオのダイサイコの威力上昇に貢献できるイエッサンは最適なトリル要因であると考えたからです。

     初手から積んでくる戦術に対して1発耐えてトリルができるように持ち物は襷。トリルが基本軸であることから素早さは最遅にしました。

     残りの技は放置されないようにサイコフィールドで威力が上がるエスパー技、ネクロズマが悪に打点がないのでマジカルシャイン、特攻を下げて次に出すソルガレオの負担を軽減できるマジカルフレイムにしました。

     思った以上にお相手のPTにステロ展開や砂あられ展開が見えるPTが多かったために、想定したほど選出できませんでしたが、出した試合の多くで予定通りの役割を果たしてくれました。

    ④カラマネロ
    腕白 天邪鬼 HB252 A4@イアのみ
    馬鹿力 叩き落とす ひっくり返す トリックルーム

     砂やステロが見えたときに選出する用のもう一匹のトリル要因としてカラマネロを採用することはすんなり決まりました。
     ステロを撒いてきそうな岩、鋼に強く、お相手がソルガレオで耐久を積んできたときに耐えてトリル→ひっくり返すが決められる点でもカラマネロは必要に思われました。

     壁まで展開できていれば自身が積みエースにもなれること、出てすぐにトリルをすると耐久があるためにトリルが切れかねないことから、トリルをすぐには選択しない場合があると考えました。そこでトリル状態以外での行動も想定して、最遅を取らずS無振りとしました。

     技は馬鹿力、ひっくり返す、トリルまですぐに確定。残りの悪技ですが対面相手の弱保発動後にイカサマをするよりひっくり返すをした方がソルガレオの起点にできてよいとの判断から、持ち物を落とせる叩き落とすにしました。

     ソルガレオの攻撃を受けさせたり、仮想敵の鋼・岩は物理が多いことからHB特化としました。持ち物は使い慣れているイアのみにしました。

     特殊耐久に乏しかったため、積みエースとなることは今回はできず、積んだ相手と対面することがなかったためひっくり返すは不発でしたが、選出時の理由にひっくり返す持ちであることがあったため、やはり必要な技であったと思います。

    ⑤ブリムオン(キョダイ)
    冷静 マジックミラー HC252 D4 S最遅@リリバのみ
    サイコキネシス マジカルシャイン マジカルフレイム トリックルーム

     初手ネクロズマで起点づくりをするため、挑発持ちを選出されたくありませんでした。
    そこでマジックミラーを持っていて挑発でトリルを止められないブリムオンをPTに組み込むことで、補助技を止めるための挑発持ち先発を抑制するために採用しました。

     技はサイコフィールドを展開しないため技自体に単純に威力のあるサイコキネシスを選んだ以外はイエッサンと同様の採用理由です。

     当初は見せポケのつもりでしたが、お相手のPTがステロや砂、あられがありそう+特殊高火力アタッカーがいるなど、イエッサンやカラマネロでは役割遂行が難しそうな場合に選出することがありました。
     持ちものは、ソルガレオの攻撃を受けられるリリバのみを選びましたが、ルナアーラ入りにも選出できるカシブのみの方がよかったなあという印象です。

     キョダイマックス個体なのは、もしブリムオンにダイマックスを切らなきゃいけない時が来たら、それは混乱に勝ち筋を見出す時だと思ったためです。

    ⑥サーナイト
    図太い トレース HB252 D4@カシブのみ
    ムーンフォース リフレクター 光の壁 トリックルーム

     ネクロズマの攻撃技がエスパー技だけなので、初手悪タイプを躊躇させるためにブリムオンと並んでフェアリーの圧を高めるための採用でした。
     ブリムオン同様見せポケのつもりで、こちらは実際に選出はありませんでした。

     技はタイプ一致で無効化されないムーンフォースとトリルまでは確定。残りはトリル後に倒れ際に壁を張ることを想定して両壁としました。
     持ち物は弱点を対策できる木の実で、ブリムオンがリリバを持っていた関係上、カシブとしました。(毒タイプはPT全体で弱くないため非考慮。)

    ・想定した基本展開

    初手ネクロズマで起点づくり。

    トリル要因でトリル+1回攻撃。

    ソルガレオで積んで全抜き。

     イエッサンが襷を持っていたり、HBに特化したカラマネロがトリルをすることから、初手からダイマックスを切ってきたお相手に対して、ダイマックスが切れた状態でソルガレオを展開できます。これがネクロズマの調整を決定した理由の一つであり、最後に伝説を出すPTの利点の一つです。基本的にはお相手より先にダイマックスして先に積み、ダイマックス終了までにお相手のダイマックス伝説まで倒しきるというのが理想です。

    ・PT全体の使用感

     実際はトリルを張らない対戦もありましたが、初手でほぼ負けが確定した負け試合1試合以外は全てネクロズマの起点づくりは活きたはずです。
     また、しっかりお相手のダイマックス伝説を一撃で倒しきった対戦も数あり、用意した戦法は正しかったように思われます。

     PT紹介の時にも記述したとおりトリル要因としてブリムオンの選出もありましたが、概ねイエッサンとカラマネロで問題ありませんでした。

     意外とこちらのトリルが想定外だったお相手も多かったように感じられました。ソルガレオ入りでも関係なくトリル軸を選択するというのはダブル的な考え方だったのかもしれません。

     ソルガレオ以上にレシラムに出会うなど、ネクロズマの壁が役立つ場面が多かったので、ネクロズマの功績には多大なものがあります。

    結果・感想


     タイトルでネタバレしていますが、結果は10勝1敗。レートは1631で最終9位とギリギリ1桁順位を達成することが出来ました。結構な数(300人以上?)の参加者がいたようなので、素直に自分をほめたいと思います。
     色々な方のブログやツイートを拝見した限りだと禁伝は思った以上に幅広く使用されていたようです。ソルガレオはむしろ少なかったという話もあったり。トリルをしないとマーシャドーに弱めであるために、あまり評価されていなかったのかもしれません。
     PT自体も多種多様で、見せ合いの時点で何をしてくるのかわくわくしたとても楽しい大会でした。主催のまのさん、対戦してくださった方々改めてありがとうございました。
     そのうちこの大会の対戦を採用した動画を上げるかもしれません。


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