<第二部>小説 K@men Rider #10 <鬼>の話③
閉じる
閉じる

新しい記事を投稿しました。シェアして読者に伝えましょう

×

<第二部>小説 K@men Rider #10 <鬼>の話③

2015-05-06 12:00

    ★方相氏の話
    参考文献:京極夏彦『魍魎の匣』 小説を文献とか言い切っていいのだろうか…?

    ・追儺の儀
    宮中で大晦日に行われる儀式。
    7世紀末ごろ(690年とか?飛鳥時代だと思う)に日本に伝来。
    定着するのは平安時代(794ー1192年ごろ)と言われている。

    儀式の主役が「方相氏(ほうそうし)」。
    黄金の四つ目仮面、黒い衣と朱色の裳を身に着けて、矛と盾を持つ。
    十二の野獣と百二十の子供を連れ歩き、目に見えない「鬼」を突き祓うらしい。

    なんと言うか、見た目からして完全に百鬼夜行である。

    豆撒きが始まるのは宇多天皇(在位887-897年)の頃だとか。現在の節分のルーツ。

    ・陰陽師の興り
    陰陽道の源流は吉備真備(695-775年)とされる。
    伝説では唐から『金烏玉兎集』と言う聖典を持ち帰り、伝承させたとされる。
    遣唐使として活動したのは752年頃なので、そのあたりか。

    その後、最盛期を迎えるのはご存知、安倍晴明(921-1005年)の時代。
    陰陽師はあらゆる災厄を「鬼」と名付け、認識させることで除去する―という手法を好んだ(京極堂も同様の方法で「憑きもの落とし」をしている)。
    前々回で言及した「平安時代に、人食い鬼の噂が流行った」のはこの時期と思われる。

    そしてその頃、いつの間にか方相氏も「鬼」とされ、退治される側にされてしまった。
    ここから「人が豆を撒き、鬼退治をする」現在の節分の形になったと考えられている。

    ______________________________________________________________

    『葛葉ライドウ』の話をすれば、『アバドン王』では初代ライドウが扮したことがあるとか、『コドクノマレビト』では悪魔として召喚されてたりする。どっちだ、オイ。
    ______________________________________________________________

    まぁともかく、このお話になぞらえて「鬼退治をしたものは、やがて自らも鬼になる」。
    緑川家が<鬼>を名乗る理由と、<仮面ライダー>がやがて怪物化していくことの伏線に使えたらいいなぁ。


    広告
    コメントを書く
    コメントをするには、
    ログインして下さい。