夕焼けの放課後
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夕焼けの放課後

2015-12-15 00:07
    ――以前、自作したシナリオの手直しが終わったので公開してみる。

     毎度のことながら、シナリオというよりもシナリオフックに近いものです。
     KPさん方は自由に改変、改造、詳細設定を付与するなどしてください。

    【あらすじ】

     PC達は、不思議な夢を見る。
     沈まぬ夕日に彩られた古い木造校舎の夢。
     時計の針が進むこともなく、ただ赤々と照らされ続ける世界。
     そしてその中に一人、見知らぬ少女が佇んでいる……。
     ――其処はどこで。彼女は誰なのか。
     夕焼けの放課後にて、PC達は邂逅を得ることになる。

    【ハンドアウト】推奨人数:1~4人

     PC達は高校生であるとします。
     特に個別で指定するようなハンドアウトはありません。
     欲しいギミックや設定があれば、自由に作成してください。

    【推奨技能など】

    ・推奨 
     目星・聞き耳・図書館・隠れる・回避・日本語 その他適宜

    ・非推奨
     マーシャルアーツなどの戦闘技能全般 

    【神話的事件の経緯】

     昭和30年の夏、新制高等学校でのこと。
     放課後、とある生徒らが或る「おまじない」を行った。
     それは永劫の時を寄り添うことを誓う『不別之儀』なるもの。
     生徒らは、永遠に添い遂げることを願った。
     ――そして、願いは叶えられた。
     時の停まった世界に、その身を置くことに成功したのだ。

     しかし、程なく彼らは「友人」を一人巻き込んだことに気がついた。
     その「友人」を現世に帰還させるべく、彼らはPC達を呼び寄せる。

    【MAP】昭和時代の木造校舎

     初期状態では以下の拠点が設定されています。
     参加人数や予定時間によって、自由に増減させてください。

     教室が探索の
    スタート地点となります。

     教室・中庭・用務員室・図書室・講堂(体育館)

     これらの拠点で入手できるものは、

    「ここが昭和30年であると示唆する情報」
    「神話的事件の詳細に関する情報」
    「少女の正体に関する情報」

     ということになります。
     想定としては、過去の記憶を幻視してしまう類のものですね。
     小出しにする・しないはKPさん任せです。上手く活用してください。
     SANチェックの発生についても、同様のものとします。

    【登場NPC】

    「影法師(黒い幽霊)」

     校舎内を彷徨いているこの世界の住人。
     自らが望む/望まぬに関わらず、漂着してしまった人間の成れの果て。
     ただ彷徨うだけのもの、道を塞ぐもの、襲ってくるもの。
     ――概ね、この三種類が存在する。 

     物理無効。遭遇によるSAN減少は1/1D3。
     触れられてしまうと、MPを1D3喪失することになる。

    「少女」

     夕焼け色の髪をした、謎の女子生徒。
     記憶の大半を失っているらしく、名前すら定かではない。
     何か大切なものを失くしてしまった、という感覚だけが残っている。
     その為、彼女は皆目検討の付かぬ「失せ物」探しに明け暮れている。
     PC達が現実に帰還するには、まず彼女の協力が必要となる。

     また、事件の経緯で触れた「友人」とは彼女のこと。
     黄昏時=誰彼時――顔のわからない世界――の暗示。

     著者の卓において、彼女は以下の様な特徴を有しています。
     これらの設定は自由に改変してもらって構いません。

     朱野 夏美。昭和12年生まれ。外見年齢は18歳。
     新制高校三年次に「夕焼けの世界」に捕らわれる。
     髪型はポニーテール。セーラー服姿。
     一人称はあたし。男勝りな話し方。日本刀・居合技能持ち。
     九八年式陸軍刀を携え、官給品煙草(Cherry)とマッチを所持している。

    【敵NPC】

    「影法師(黒い幽霊)」

     明確な敵意を以って、PC達へ襲い掛かってくる個体。
     探索者達は毎ターン50%の確立で、これと遭遇する危険性がある。
     物理無効のため、斃すには「黒い幽霊の退散」の呪文が必要。
     呪文は後述の魔導書によって習得することができる。

    【アイテム】

    「髪留め」(リボン)

     少女が肌身離さず所持している。
     彼女を夕焼けの放課後に留まらせている《括り》そのもの。
     影法師化していない要因でもある。
     PC達はこれを手にすることで帰還が可能となる。
     取得すると淡い光を放ち、霧散しながら糸状に解けていく。
     全てが解け終わると、PC達は目を覚ます。
     この時、後述の虹色シャボンを使用しないと彼女は影法師化してしまう。

    「二人分の遺骨」

     中庭の桜の木の下に埋まっている。
     PC達を呼び寄せた生徒らのもので、過去に少女が埋めたもの。
     少女が「探し出したい」と思っている失くし物である。
     入手して少女に渡すと、少女は大切な友人達の記憶を思い出す。
     そして、満足したとしてPC達に髪留めを渡してくれる。

    「虹色シャボン」

     襲ってくる影法師を倒すと取得できる。
     ヨグ=ソトースの微小欠片。
     寄せて返す時空と、因果の波濤を越える超常の鍵。
     人を一人、あるべき場所へと送還することが可能となる。
     MPを〔PL数×2〕点だけ吹き込んでやれば発動する。
     少女を現世に帰還させたい場合、これが必要となる。
     帰還させる先は、昭和30年の世界でも現代でも構わない。
     そのあたりの決定はKPが自由にしていいものとする。

    「緑州密教占事抄」

     魔導書。図書室で手に入る。
     現代風に言えば邦題は、
    『グリーンランドにおける土着信仰と祭事儀礼』
     ということになるだろうか。
     戦前、ドイツ第三帝国から渡来した原本を和訳したもの。 
     ヨグ=ソトースと魔術について言及されている。
     ただしその内容には推測が多く、真偽の程は疑わしい。

      言語:日本語(文語体)
    神話技能:+5%取得
    SAN減少:1/1D4+1 
    研究期間:一週間

    習得呪文:黒い幽霊の退散(発動にMP5を必要とする)

    【想定されるエンディング】

    A:グッドエンド
    ・少女に「二人分の遺骨」を渡した。
    ・少女に「虹色シャボン」を使用する。

    B:ノーマルエンド
    ・少女に「二人分の遺骨」を渡した。

    C:バッドエンド
    ・少女から「髪留め」を奪い取った。
    ・探索者ら全員のMPが尽きた。
    ・探索者を帰還させる目的で「虹色シャボン」を使用した。

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