ボリビアの藍鉄鉱(実体顕微鏡写真)
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ボリビアの藍鉄鉱(実体顕微鏡写真)

2020-11-14 22:45
  • 1

概要

1週間前から実体顕微鏡を使った配信を行っています。藍鉄鉱(Vivianite)が評判良かったので、写真撮影しました。配信中に観察しなかった、別の藍鉄鉱も、せっかくなのでまとめてご紹介します。

写真

藍鉄鉱 Bolivia, Oruro, Morococala Mine

全長3.5cmの剣状の分離結晶です。平たい2面のうち、片面はパリッとしており、劈開面のようです。もう一方の面は細かくひび割れて、その亀裂の底には鉄サビ色の何かが詰まっています。藍鉄鉱は光が当たると段々色が暗くなっていってしまうという性質があります。ひび割れている面は緑色が強く、劈開した側は、青みがかっています。


劈開面を上にして落射で撮影。


劈開面を上にして透過で撮影。薄緑であることがわかりやすい。しかし、ちょっと傾けると劈開面側の青みがかった層の主張が強くなり、色が変わります。


ひび割れた面を上にして透過で撮影。亀裂は所かまわず走っているようで、実は、剣状の分離結晶の縁と平行に走っていることがわかります。この様子だと、ひび割れが作ったテラスの縁の面取り角度と、結晶先端部の面取り角度は同じなのではないでしょうか。自己相似形というやつですね。


劈開面側は真珠光沢が見えます。それでいて、テカリ方は、セロテープを重ねて貼りまくって分厚くしたものに似てます。僕は作ったことはないですけど。


劈開面側をもう少し拡大して、青い部分を観ていますが、曖昧過ぎて何が何だかわからないですね。左上側にはうすぼんやりとした虹が出ており、真珠貝のようでもあり、ラブラドライトのようでもあります。


劈開面側の一部に、凹んだ部分があるのですが、凹みの中がジャギジャギしています。成因はいまいちわからないです。

藍鉄鉱 Bolivia, Oruro, Huanuni Mine

おまけです。上の標本とほぼ同じ産地ですが、隣の鉱山で出たようです。母岩についた牙状の結晶です。カットした宝石のようにエッジが立っていますが、モース硬度2ですから、いずれそのエッジは鈍くなってしまうでしょう。

投射光で結晶全体を観察。なかなか、かっこいいです。


透過光で結晶全体を観察。結晶がいっぱい重なったところはあまりにも暗すぎて光を通せず、牙の伸びたところだけが透けています。


ホコリが見苦しいのですが、藍鉄鉱は極度に柔らかく、ホコリをぬぐうだけで傷ついてしまうので、なかなか取り扱いが難しいです。

おわり

以上です。おまけの方の藍鉄鉱は、下の絵に描いています。Vivianiteなので、VVAN姉貴に登場してもらいました。

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写真ありがとうございます!
いい色ですね!
3ヶ月前
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