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タマビ・2013・B日程・[問題Ⅰ]・10文め・1段落め8行め・「Little ...」 2014年7月
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タマビ・2013・B日程・[問題Ⅰ]・10文め・1段落め8行め・「Little ...」 2014年7月

2014-07-28 01:10
    タマビ・2013・B日程・[問題Ⅰ]・10文め・1段落め8行め・「Little ...」

    過去門の本文を解説します!

    多摩美術大学・2013年度・B日程・[問題Ⅰ]の本文です!

    今回は、10文めです!

    1段落め8行め、「Little ...」からです!
        Little did I suspect the hardships I was to undergo because of that roof!
        「私はその屋根のために私が経験することになる苦痛をまったく疑ってもいなかった。」

    ------------------------------------------------------------

    この文には、下線部2が入っています。

    この記事は、下の記事と内容が一部重なります。

    タマビ・2013・B日程・[問題Ⅰ] ・問2:美大英語チャンネル:美大英語チャンネル(美大英語.com) - ニコニコチャンネル:生活
    http://ch.nicovideo.jp/bidaieigo/blomaga/ar329023

    ------------------------------------------------------------

    語句です!

        little    まったく~ない、少しも~ない
        suspect    疑(うたが)う、~をうすうす感じる
        hardship    苦難(くなん)、苦痛(くつう)
        be to do    ~することになる
        undergo    ~を経験する
        because of    ~のために、~の理由で、~の原因で
        roof    屋根(やね)

    ------------------------------------------------------------

    この文は語順がめずらしいですね。

        Little did I suspect the hardships
        「私は苦痛をまったく疑ってもいなかった」

    「倒置(とうち)」って言います。

    単語の順番がひっくり返っています。

    「Little(まったく~ない)」がいちばん前に出てきています。

    そして、主語の「I(私)」の前に「did」が出てきています。疑問文みたいですね。

    でも、これは疑問文じゃありません。

    否定のことば「little(まったく~ない)」を強調するためにこういう語順にすることがあります。「倒置(とうち)」って呼びます。

    ------------------------------------------------------------

    「倒置(とうち)」を使わない語順にもできます。

    次のようになります。

        I little suspected the hardships
        「私は苦痛をまったく疑ってもいなかった」

    この文を「倒置(とうち)」を使うかたちに変えましょう。

    「little」をいちばん前に持っていきます。そして、疑問文みたいにします。

        Little did I suspect the hardships
        「私は苦痛をまったく疑ってもいなかった」

    ここでは動詞が「suspected(うたがった)」っていうbe動詞じゃないふつうの動詞の過去形になっています。だから、「did」を新しく持ってきて主語「I(私)」の前に持ってきます。動詞の「suspected」は原形の「suspect」にします。

    こういう否定の意味がある言葉をいちばん前に持ってきて疑問文みたいにすることで、否定の言葉の意味を強めます。

    ------------------------------------------------------------

    ここでは「little」は「まったく~ない」っていう意味です。

    ふつうは「a」がある「a little」は「少しはある」です。

    「a」がない「little」は「ほとんどない」です。

    でも、ここでは「ほとんど~ない」でも悪くないけど、「ほとんど」どころか「まったく~ない」っていう意味です。ちょっとちがいます。

    ------------------------------------------------------------

    この「little」は動詞を説明しています。副詞です。

    「little」が「まったく~ない」っていう意味になるときは、いっしょに使われる動詞が決まっています。

    だいたい「思う」「知っている」っていうような意味の動詞のときです。

    そして、「まったくない」っていう意味の「little」は動詞のすぐ前に来ます。

    ------------------------------------------------------------

    たとえば、『ジーニアス英和辞典』にはつぎの例文があります。

    「little」の副詞の2の例文です。
        He little knows the trouble he's caused.
        彼は自分の引き起こした混乱にまったく気づいていない(=He knows nothing about the trouble ...)

    こういうふうに「思う」っていうような意味の動詞のすぐ前に持ってきて、「little」は「ほとんど~ない」っていう意味になります。

    ------------------------------------------------------------

    さらにこれを「倒置(とうち)」にしたかたちが今回の文のかたちです。

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    「little」が「ほとんど~ない」っていう意味になるのは、倒置(とうち)だからじゃありません。

    いっしょに使われている動詞で決まります。

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    「suspect」は「疑う(うたがう)」です。

    日本語の「疑う(うたがう)」っていう意味の言葉は英語で2種類あります。「suspect」か「doubt」です。

    この2つの意味は真逆です。

    「suspect」は、「そうだろう」「あるだろう」って疑うことです。

    「doubt」は、「そうではないだろう」「ないだろう」って疑うことです。

    ------------------------------------------------------------

    ここでは「suspect」です。

    「苦難(hardships)」が「あるだろう」と「疑う」です。

    『ジーニアス英和辞典』には「<危険・悪事など>をうすうす感じる」っていう訳がのっています。「suspect」の他動詞の3です。

    ------------------------------------------------------------

    「hardship」は「苦難(くなん)」「苦痛(くつう)」です。

    『ジーニアス英和辞典』には、数えられる名詞としては「苦難、困窮」、数えられない名詞としては「辛苦、苦痛(を与える物[事])」っていうふうに、数えられる名詞と数えられない名詞で分けられています。

    今回の文では「hardships」っていうふうに「s」がついて複数形になっているから、数えられる名詞として使われています。だから「苦痛(くつう)」って訳しました。

    でも、「苦痛」がたくさんあるそのぜんたいが「苦難」でしょう。意味はあまり違わないと思います。

    「hardship」で「苦難(くなん)」「苦痛(くつう)」です。

    ------------------------------------------------------------

    「hardships(苦痛)」のあとに、主語と動詞がつづきます。
        the hardships I was to undergo because of that roof
        「その屋根のために私が経験することになる苦痛」


    名詞のすぐあとに主語と動詞をそのまま持ってきて、その名詞を説明することができます。

    ------------------------------------------------------------

    主語は「I(私)」です。

    動詞は「was」です。

    ------------------------------------------------------------

    ここではbe動詞は不定詞とセットになっています。

        be to do    ~することになる

    「do」のところには動詞の原形が入ります。

    訳は「することになる」「することになっている」です。

    ------------------------------------------------------------

    こまかく言うと、「be to do」の意味はいろいろあります。

    たとえば、『総合英語Forest(フォレスト)』の177ページによると、「予定」「義務・命令」「可能」「運命」「意図」っていうふうに分類することもあります。

    この中だと今回の文で使われているのは「運命」です。

    まずは「~することになっている」っていう訳を覚えましょう。

    ------------------------------------------------------------

    「undergo」です。

    「経験する」です。

    とくにイヤなことを「経験する」っていうときに使います。

    ------------------------------------------------------------

    「because of」です。

    「~のために」「~の理由で」です。

    「because」ならば、すぐあとに主語と動詞が来ますね。

    「because of」のときは、すぐあとに名詞が来ます。

    「of」は前置詞です。すぐあとには名詞が来ます。

        because of that roof
        その屋根のために

    ------------------------------------------------------------

    和訳です。

    今回の文は直訳すれば次のようになります。
        Little did I suspect the hardships I was to undergo because of that roof!
        「私はその屋根のために私が経験することになる苦痛をまったく疑ってもいなかった。」

    意訳すれば、ようするに次のようなことを言っています。
        Little did I suspect the hardships I was to undergo because of that roof!
        「私はその屋根が原因で私が苦痛を経験することになるということをまったく疑ってもいなかった。」

    ようするに、まったく予想していなかった、っていうことです。

    ------------------------------------------------------------

    以上です!
        Little did I suspect the hardships I was to undergo because of that roof!
        「私はその屋根のために私が経験することになる苦痛をまったく疑ってもいなかった。」
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