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The Seafares 海の旅人たち Vol.9 プラヤ・デル・カルメンの空 第4章
2015-01-31 17:58220ptラクダってどこにいるんだったっけ。 ラクダの生息地を考えてみたけれど、それについて的確に解答できる大人は世界中にどれくらいいるのだろう。ラクダがどこに住んでいるのかを説明できる人は、ライオンがどこで生活しているかを当てることができる人よりもはるかに少ない。 優しい目をしたラクダにも、けっして油断してはならない。 アフリカの平和な村が滅びた理由が語られる・・・ -
The Seafares 海の旅人たち Vol.8 プラヤ・デル・カルメンの空 第3章
2014-12-31 14:59220ptラクダってどこにいるんだったっけ。 ラクダの生息地を考えてみたけれど、それについて的確に解答できる大人は世界中にどれくらいいるのだろう。ラクダがどこに住んでいるのかを説明できる人は、ライオンがどこで生活しているかを当てることができる人よりもはるかに少ない。 優しい目をしたラクダにも、けっして油断してはならない。 アフリカの平和な村が滅びた理由が語られる・・・ -
The Seafares 海の旅人たち Vol.7 プラヤ・デル・カルメンの空 第2章
2014-11-30 22:00220pt「未婚の母親が、自分の部下から出るとはな」 食べかけのパスタはフォークに巻かれたまま、メインの料理が出てくる前に、用事を思い出した、と吐き捨てるように言い残して課長は帰っていった。 1人残された絵美は、どうしてよいかわからず、平静を装いながら最後のデザートとコーヒーまでおいしくいただいて店を出た。店を出た瞬間から、なんだかわからない涙が出てきた。 昼休みが終わって仕事に戻ると、課長は職場にはいなかった。見た目は何もかもさっきのままだったが、なんとなく違う空気を感じた。本当に空気が変わってしまっていたのか、絵美ひとりだけがそう感じていたのかは、今となってはわからない。 -
The Seafares 海の旅人たち Vol.6 プラヤ・デル・カルメンの空 第1章
2014-10-31 22:00220pt★☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━The Seafares 海の旅人たち Vol.6 プラヤ・デル・カルメンの空 第1章 2014. Oct. 31 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆★プラヤ・デル・カルメンはメキシコ、ユカタン半島の世界的なリゾート地、カンクンから車で1時間弱南下した海沿いの小さな町。沖にはカリブ海クルーズのメッカ、カンクン島が浮かぶ。コスメル島はダイバーたちの憧れの海。世界中からこの独特のターコイズの海を目指してダイバーがやってくる。プラヤ・デル・カルメンはもともと、このカンクンへのフェリーの発着する港として栄えてきた。もっと昔は、たくさん魚が獲れる漁港として漁業も盛んだったようだが、いつの頃からか魚が減って、漁師たちはこの町を後にした。出ていく漁師たちと入れ替わりに、この町にやってきたのは、ヨーロッパからのリゾート開発ブローカーたち。国を挙げてのリゾート開発が進むカンクンで一旗当てようとして大西洋を越えてきた彼らにとって、大規模アメリカ資本とそれらと結びつく政治家たちが実権を握るカンクンは、仕事どころか生活もしにくい場所だった。今さら故郷に帰ることができない不動産ブローカーたちが目をつけたのが、ここプラヤ・デル・カルメン。どこまでも広い空と海を舞台にした、日本人の絵美とマヤ人のローサの物語 -
The Seafares 海の旅人たち Vol.1
2014-06-04 07:00220ptほとんどの人は、海岸で海を眺めるだけで海に出ることができません。 今の季節は波が高いとか、これから嵐がくるかもしれないとかの心配も尽きません。 100%の可能性になるまで出発できない人は、航海に一生出発できません。 なぜなら、100%成功する確率には絶対にならないからです。 -
【サンプル記事】The Seafares 海の旅人たち
2014-05-20 15:05★☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━【サンプル記事】The Seafares 海の旅人たち Vol.0 2014. May. 26 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆★
The Seafares 海の旅人たち のチャンネルページをご覧いただきありがとうございます。 著者の、内多健(うちだ たけし)です。 はじめての方もいらっしゃると思うので、簡単に自己紹介をしておきましょう。 神戸で、ダイブステーション ブルミンゴ というダイビングショップをしています。今年で19年目になります。良くも悪くも、俗に言う、都市型のダイビングショップというのとは少し違います。うまく説明するのは難しいのですが、できるだけ細かいことややこしいことは排除して、自由でおおらかに海を楽しんでもらえるように心がけています。
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