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第三章 第十八話 「最終話」 3/3
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第三章 第十八話 「最終話」 3/3

2014-03-31 19:00
  • 20
「最終話」 3/3

浦野さんの提案は、
午前中のうちに『静雅女子高校再編合同会議』と名づけられ、
先生はもちろん、生徒、同窓会、そして学校近隣の一般の方
(まずは区長さんとか、就職先企業の方とかみたい。)
にも参加していただいて
これからの学校をどう運営していくか、考えていくことになった。



浦野さんの熱意に生徒の意見はすぐに固まったので、
その場で教頭先生をはじめ、
心ある先生方が中心になって迅速な手はずを整えてくれたのだ。
先生達の中にも、
学校を変えていきたいと思う方が何人もいたことには驚いたけど、
とても嬉しかった。

午後からまずは少人数で準備会議を行い、
これからの課題などを自由に出し合うらしい。
その会議の生徒代表は、会長の浦野さんはもちろん、
生徒会の一大行事の代表である文化祭運営委員長えっちゃん、
それに各学年ルーム長の代表者と
運動系、文化系のクラブ代表者の九名で構成されることになった。
文化系クラブの代表には、
文化祭で注目を集めた書道部正副部長の、
ナナとみらいが抜擢された。

「すっごい、緊張する!
 でも責任を果たすよ!
 書道部だけじゃなく、
 一生懸命活動してきた全てのクラブ員全員のために!」

「私、クラブの制約がおかしいとか、
 色々なクラブがもっと協力できることとか、

 言うことはきちんと言って、頑張るからね!
 でかミクさんは、せいたか先生をお願いね!」


「うん!」

「ぐーちゃん、多田さん、頑張ってね!!」

「うん!」 「ありがと、ちびミクちゃん!」

ナナも、みらいも、武者震いというものをしてるみたいだった。
握り合った手に、その緊張と熱い思いが伝わってきた。



******************************

学校のことは、今日はナナとみらいに任せ、
私は午後はちびミクと、
病院に向かう前に、せいたかさんの家に寄って行くことにしていた。



昨日、病室を出がけに……。

「でかミクさん、
 大家のじいさんに頼むから、ホントにいいんだよ?」

「いえ、ちびミクも一緒だし、私にやらせてください!」

「せいたかさんは、大人しくしてればいいんだよ。」

「いや、だって女の子に、そんな。」

「せいたか先生、いいからいいから!
 でかミクに甘えちゃえば?」

「そうですよ! せいたか先生は安静第一に!」

「うう~ん。
 じゃあ、着替えはともかく、
 下着なんて絶対持って来ないでいいからね! 売店で買うから!
 保険証だけでいいからね。」



……なんてね。
せいたかさんの慌て具合が可愛かった。

せいたかさんから預かった鍵で、玄関を開ける。
一度、来ているのに、すごくドキドキするな。



下着は……正直なところ、それは私も恥ずかしいので
予め教えてもらったタンスの引き出しから、
着替えの服だけをとりだした。
それをちびミクが引きずるように紙袋に入れていこうとする。
でも……結構、す、凄い力、出せるんだな。
ずるずる引っ張ってくだけだけど、
案外、苦もなく袋に入れていくのには驚いちゃった。



そして肝心の保険証……。
一番上の引き出しよね。

あった。

……せいたか先生の本名、今頃だけど、わかっちゃった♪



あれ?

……私は引き出しの奥にあった、古い小箱に気がついた。
 
なんだろう?
かわいい小箱だな。



何気なくあけてしまって、私は息をのんだ。

指輪……。
それも、これって、結婚指輪……よね?

サイズはせいたかさんのものじゃない。
いけない、と思いつつ
私はリングの裏に刻印されている文字を見てしまった。

『from Y to Y』

せいたか先生の名前と、
もう一つは、この指輪をはめるべき人の名前……。



どうして、ここに? Yって誰……?
胸がぎゅっと締め付けられる。

はっとして振り返ると、私をちびミクが見上げていた。
ちびミクは寂しそうに笑うと、静かに話し始めた。

「せいたかさん、ソレ、はめて上げられなかったんだね。
 そっか。
 指輪ができるまで、間に合わなかったんだ。」



「ちびミク!
 ごめんなさい! いけないとわかってるのに、私……。」

触れてはいけないところに
軽々しく足を踏み込んでしまったと感じて、
私はうろたえてしまった。



「うううん。
 でかミクさんこそ、ビックリしちゃったでしょ?」

「う……、うん。
 ちびミクは、……知ってたの?」

ちびミクは、コクンと小さく頷いた。


「うん、つい最近。」

「もしかして、あの刑事さんが言っていた、
 せいたかさんが昔、助けた女性って……。」


「そうなの。 
 せいたかさんには悪いけど、
 私、でかミクさんには話しちゃうね♪」

ちびミクの話しは、
私の知らないせいたかさんの、過去の物語だった。

**************************
 



「……そうだったんだ。」

ちびミクの話しを聞き終えた私は、
静かに大切な指輪を、元の場所へと戻した。

「せいたかさん、私にお話ししてくれたことで、
 本当に今は、過去じゃなくて
 未来を見ようとしてると思うョ。」

ちびミクはやさしいね。
せいたかさんにも。
私にも。
いつも。
……ありがと。




「でかミクさん、やっぱりビックリしちゃったよね。」

「ええ。……すごく。でも。」

「でも?」

「せいたかさん、目が覚めた時、
 ちびミクと二人でセットだったけど
 『ミク』って呼んでくれたじゃない?
 それが私、すごく嬉しかったから。
 それに……。」

「それに?」

「あとで!」

「あとで?」

「うん。決めた。
 ちびミク、私がコレ、見つけちゃったことはナイショだよ♪」



「うん♪」

せいたかさんに初めて会った時から
せいたかさんの中には、既にちびミクがいて、
そして『先生』がいた。
そんなせいたかさんに、私は魅かれたんだもの……。
だから……。

****************************

病室に行くと、そこにせいたかさんの姿はなかった。
看護師さんが憮然として愚痴?を私にこぼした。

「まったくもー! 
 でっかい怪我しといて大人しく寝てられない人ねー!
 また抜け出したりなんかして!

 入れ替わり立ち代り、色んな人が見舞いに来てるんだから
 
部屋にいなさいっちゅーのに。
 きっと病院裏の公園じゃないかしら?

 大人しくしてないと、夕飯ないよって怒っといてくれる?」

「は……はい。」




看護師さんに教えていただいたとおり、
せいたかさんは公園にいた。
ホントは大きな人なのに、
隅で小さくしゃがんでる後姿が可愛かった。

「花……かな。何してるのかな?」

「写真、撮りたいんだよ、きっと。構図見てんだね♪」

「あ、そっか。」

平日の街中の公園だからか、他の人の姿もなく
私はちびミクと小声で話しながら、せいたかさんに近づいた。



「せいたかさん!」

「おおお。
 ビックリしたあ!

花に夢中だったせいたかさんは、
私達に驚いたように振り向いたけど、
すぐ笑顔を向けてくれた。

「せいたかさん。
 着替えは病室においてきました。
 保険証は看護師さんに預かってもらってます。
 あの……。
 せいたかさんが抜け出したって、すごく怒ってましたよ?」


「あ。
 ありがとう、でかミクさん。 ホントに悪かったね。」


「いいえ、どういたしまして。
 それより、歩き回ってて平気なんですか?」




「うん。
 寝たきりになるほどじゃないからね。
 暇で仕方ないし。

 それより今日、学校、大変だったんじゃないの?」

「はい。
 でも、皆、とても前向きです。
 学校を立て直すって、生徒会長の浦野さんの意見に
 生徒はもちろん、大半の先生方も賛同して下って。
 今までみたいに、理事会のいいなりじゃなく、
 私達生徒、先生、同窓会や近所の方の意見を集めて、
 学校を立て直していくことになりました。
 今ごろ、
 先生と生徒の代表で最初の再編合同会議っていうのが
 発足されてるはずです。
 ナナとみらいも、今そっちに参加してます。
 私も朝は、気が重かったんですけど、
 今は、二度とない経験だなって、
 文化祭は終わったのに
 もっと大きなことに向かってワクワクしてる感じです!」



「へえ~いいね、そういうの!
 そうかぁ、それは良かった。
 外部の人の意見も聞こう、なんて、
 静雅女子高校も大きく変わりそうだね。」

「はい!」

久しぶりにせいたかさんと話す気がした。
ならんでベンチに腰掛けた。
間にちびミクを挟んで。
あ、こんな光景も、久しぶりな気がするな……。

せいたかさんが静かに話しだした。

「この一ヶ月近く、でかミクさん、
 災難の方が多かっただろうし、大変だったねぇ。」

「そうですねぇ。
 でも、揉まれました!」

「そう言えちゃうとこが凄いな。
 だけど、でかミクさん、今日はそんな大変な話の割りに
 なんだか、ホントに元気良さそうで、安心したよ。」



「はい!
 あの、せいたかさん?」

「なに? でかミクさん。」

「担任の先生から伺ったのですが、
 せいたかさんの前に、書道部の顧問をされていた先生、
 退院されたそうで。
 近々復帰されるそうなんです……。」

「そう……、それはいいことだよ。」

心なしか、せいたかさんの声のトーンが落ちた気がした。
せいたかさんも寂しいと感じてくれていたなら、嬉しいな。


「そうですよ、ね。
 それでもせいたかさんとちびミクには、会えますもんね。」

「うん……それなんだけどね、でかミクさん。」



「え? なんですか?」

「顧問交代っていう時に、なんなんだけど……。
 仕事の都合でちょっと、県外に引っ越そうかと思っててね。
 さっきまで、勤め先の社長が来ててさ。」

「いきなり……ですね。」

顧問を降りることは分かっていたけど、
さらに引っ越しちゃうなんて……。
突然のことで、寂しいというより、
驚いてしまって言葉が続かなかった。

「ごめんね。
 僕は、実は仕事先の町工場で、
 そこの本業じゃないんだけど、人工衛星、作ってるんだ。」



「はい。」

「あれ、驚いたり、笑ったりしないんだね。
 嬉しいな……。
 
たわいもない夢からはじめたことなんだけど。
 その開発にあたって、大学とか、種子島のほうにも
 顔出していかなきゃならないことが、多くなりそうでね。
 まあ、出向ってやつさ。
 しばらくしたら、また帰ってくるけど。」


「ちびミクは……?」

「せいたかさんが、自分のためにすることなら、賛成だよ♪」

「ありがと。もちろん、ちびミクも連れて行くことになる。」

「うん♪」

「……そうなんですか。」

そうよね。
さっきちびミクから聞いた『先生』とのこと……。
それを思えば、せいたかさんが自分のためにしようとすることなら
私も心から応援したい。
ちびミクと同じだよ。



「僕は、ぐーちゃんから代理顧問を引き受けるまで、
 ちびミクが人に見つかったらどうなるだろうって、

 不安でしかたなかったんだ。
 それでバカみたいに、
 人と関わることを避けるようになっていた。

 でも、でかミクさんや、ぐーちゃん、多田さんと出会って
 ちびミクにとっても良かったと思ってるし、
 僕自身も、やっぱり色々と勉強になったよ。
 一人で背負い込まないようにも、ね。
 でかミクさんに叱られて、僕なりに目が覚めたんだ。
 ほんとに、ありがとね。」

「そんな。」

叱った、だなんて、
失礼なことをしちゃったかもしれないけど……。
せいたかさんが、私の言葉で変わろうとしてくれたことは
とても嬉しかった。

「私もでかミクさんと、でかミクさんのおばあちゃんと、
 少しの間だけど、一緒に暮らして
 とっても勉強になったし、ほんとに楽しかったョ♪」

ちびミクも笑って言ってくれた。

「それは、こちらこそ。
 ちびミクはもう一人の私、くらいに私は思ってるからね!」

「ありがと♪ 私もだよ♪」

「寂しくなるけど、せいたかさんの夢、素敵ですね!
 いろいろありがとうございました。
 でも、これからもよろしくお願いしますね!
 私、手紙書きます。

 メールもします。
 電話も、するかも知れません。
 会いに行っちゃうかも知れないし。」


「あ、え? うん。
 でも大して何もしてないよ、僕は。」

「何言ってるんですか!
 早く、よくなってくださいね!」



「うん。」

「せいたかさん?」

「なに? でかミクさん。」

私は、言おうと決めていたことを口にした。


「結婚してください!」



「・・・・・・・・・・・・・・・」

せいたかさんが固まったけど、私は構わず続けた。

「私、本気です!!」

「・・・・・・・・・・・・・・・」

「もちろん、今じゃなくて!
 私、もっともっと、いろんな人からたくさん学んで、
 自分の世界を広めていきたいって思ってます。
 一月前の私は、本当に狭い世界の中に閉じこもっていました。
 でも、ちびミクや、せいたかさんと出会えたおかげで
 ナナにも、みらいにも、他の素敵な仲間とも出会えました。
 とても感謝しています。
 その仲間と、今は学校を良くしていけるように頑張ります。
 今はそれに夢中になれそうです。
 それに仮名も、教えて頂いた和歌も。
 もっともっと勉強しておきます!

 そして、
 ちょっとは成長したら、また改めてプロポーズしますから!!」



「でかミクさん♪
 せいたかさん、
 おじいちゃんになっちゃうまでにはそうしてね♪」

ちびミクが、また笑って応援してくれた。

「その時は私もおばあちゃんだから♪
 でもそうなってしまう前に、きっと! 必ず!」

「なに? 二人とも、え?」

せいたかさんだけ、一人でおろおろさせちゃった。

「そういうことみたいだよ? せいたかさん♪
 なんか言ってよ!」

「……考えとく。」




「はい!!」




また、新しい目標ができた!









   『僕とちっちゃいミクの物語 第三章』 

                        おわり

****************************


【 出 演 】 

 [オリジナルキャラクター:『初音ミク』『KAITO』
              (c)Crypton Future Media Inc,]

 ミク・ロンドライン
  (RLmiku ver.1.240改変モデル→オリジナルモデル:ろんどらいん様)

 ぐーちゃん(ごうりき七葉)
 (七葉1052式(仮)G型 ver.1.10改変モデル→オリジナルモデル:gouriki様)

 
 多田さん(多田みらい)

 (Tda式ミク・オリジナルモデル:Tda氏
  Tda式改変ミクJKStyle改変モデル モデル制作:YaMa*(山本)様)

 ちっちゃいミク
  (DIVA風ミクver1.05改ちび:ままま様  DIVAオリジナル: (c)SEGA )

 せいたか
  (KAITO_ruto_jacket:ruto(ると)様)

 担任の先生、教頭、他の先生達
 (モブ親父セットより:モノゾフ様→ベースモデル:mato様

 生徒会長:浦野さん 
  (ula式初音ミク改変モデル→オリジナルモデル:ula様)

 
 
 生徒
  (ブレザーさんv0.9:mato様)

 看護師
 (ナースっぽい人:ガンガゼ様)

  
 
 

【舞台・アクセサリー】

 誠凛高校風体育館ステージ Ver1.0(仮):九零様

 黒鞄:制作者不明

 小キッチン・小居間付き個室病室・廊下:まお(はばねら)様

 新民家ver3.2:ポンポコP様

 ガラス戸:ペパクラP様

 カフェ・アルファ背景お試し版より、青空x:ねこま様

 紙袋茶色無地:tansoku102cm様

 指輪ケース&結婚指輪:義経様

 あの公園:しおにゃ様

 ゼラニウムぽい花:yosshy様


 
【使用ソフト】

 MMD:樋口M様

 MME:舞力介入P様

 PMXエディタ:極北P様

 Adobe Photoshop CS6


***************************


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他10件のコメントを表示
×
>>9
ノックさん、コメありがとうございます。返信が遅くなってすみません。

>全部を通して、ほっこりしたり、スッとしたり、ワクワクしたり、そんな印象のお話でした

嬉しいお言葉です。
自分が普段感じてることなんかを、ちびミクさんをはじめ、登場人物の言葉を借りて表現してきましたが
特にちびミクさんは静画とはまた違った一面を出すことができて、私自身も楽しんでお話しを書くことができました。

RLmikuさんもとても好きなモデルさんです。
第三章登場人物皆、愛着が深いので、何かの形でその後を表現できたらいいな、と考えてます。
ブロマガメインになったので、静画のペースが落ちてましたが
毎日、というわけにはいかないと思いますが、静画も続けていきますので、そちらも今後ともよろしくお願いします。

長期間にわたって第三章をご覧頂きまして、ありがとうございました。
91ヶ月前
×
>>10
らりるれろさん、コメありがとうございます。返信が遅くなってすみません。
連載を楽しみにして頂けて光栄です。
無事、完結することが出来てホッとしています。
連載を続けるごとにどんどん登場人物が可愛くなってきて、第三章以降のお話しもいろいろ妄想して楽しんでました。

>続編?新作?を勝手に楽しみにしてます(笑)

そう言っていただけるとホントにありがたいです。
いつか何らかの形で、第三章登場人物のその後も描きたいな、と思っています。
長期間に渡って第三章をご覧頂きまして、ありがとうございました。
91ヶ月前
×
執筆、お疲れ様でした!!!

当日に見逃したのが悔やまれる・・・!

そうか、でかミクさんがせいたか先生と会って、ひと月しか経ってなかったんですね・・・
そのひと月で好きな人に想いを伝えられるほどになるとは凄い(笑)
学校の方も、これから少しずつ変わっていくんでしょうね・・・
何かいい言葉でも書ければ良いのですが、さっぱり言葉が出てきません。
なので、短いですが、これだけで終わらせていただきます(笑)

長い間、執筆(敢えてこういう言い方をしておきますw)お疲れ様でした!
また何か投稿したら絶対見ますね!

それでは!お元気で!
91ヶ月前
×
>>13
鉄の心臓さん、コメありがとうございます。
年度末の慌しい中でのupでしたので、すみませんでした。
連載を最後まで成し遂げることができて、本当に良かったな、とホッとしています。
頂いたコメントで随分助けて頂きました。
読んで頂いた方々のお陰です。
長期間に渡り、お付き合いいただきましてありがとうございました。
静画と、三人娘からのお礼の意味合いで近日中に動画をupしたいと考えてます。
そちらもよろしくお願いします。

91ヶ月前
×
UPお疲れ様です^^

当日、おそらく更新したてに読んでいたのにコメント遅れました><
まとめきれなかったので進行順に書いていきます^^;本当に長いですのでご注意ください。

前回の浦野さんの提案、ずいぶん本格的なものになっていったんですね!
地域企業も一緒になってのレベルはちょっとすごいです。
…少なからず、先生・生徒・卒業生の中に現在の学校運営に疑問を持った方がいたのでしょうね。
そしてこの事件と生徒会長の呼びかけをきっかけにして本格的に動いた…
浦野さんの言葉はそれだけ多くの人に響いたのですね^^

そして文化部代表のぐーちゃんとみらいさん、
ぐーちゃんの積極性とみらいさんの指摘の鋭さが冴えそうですね!

そしてでかミクさんの坂道を上るシーン…
この場所どこかで…と思ったら第一回に(あ、0話でしたねw)ぐーちゃんが歩いていた坂だったんですね。
…なんだか懐かしさすら感じてしまいました。

それと指輪の『from Y to Y』本名も気になるところですが自分は
「数えきれない程の罪を重ねてきた、その手に触れた事、君の隣でそっと、生きようとしたこと」
のフレーズと過去話の『先生』の話が重なりました。
そしてそこにちびミクさんの言葉
「本当に今は、過去じゃなくて未来を見ようとしてると思うョ。」
でこの歌の最後のフレーズ
「飾らない気持ちでまた出会えたらいいね…そして手をつなごう、その時まで、またね…」
これが、「未来を見ているせいたかさん」と重なりました。
本来の歌詞の意味とは違うのかもしれませんけど、自分にはそういう印象が感じて取れたもので^^;
スミマセンここは完全に深読みですね><

一ヶ月…そう、一ヶ月なんですねこの物語は。
そう考えるとホントに一ヶ月の間に色々あったんですね。
いい意味でとても濃い、そして物語に出てきた誰もが忘れられない一ヶ月になったことでしょう^^

逆に言えば、人が変わっていくには十分な時間だったともいえますね。
でかミクさん、ぐーちゃん、みらいさん、氷先生、流川先生、そしてちびミクさんとせいたかさん。
みんなそれぞれが出会い、ふれあい…そして成長し、大きく変わっていきましたね。
そして最後は学校まで変わっていく…
この物語のキーワードの一つは「出会いと成長」かな?と個人的には思っています^^;

で、でかミクさん!
大胆にもプロポーズとは…読んでいて「言ったーー!」と思わず口走ってしまいましたw
その本気さ、十分に伝わったようですね^^せいたかさんあっけにとられちゃってます。
…「せいたかさん、おじいちゃんになっちゃうまでにはそうしてね♪」
の後のやり取りはどこかで聞いたことあるなあどこだったでしょう^^;思い出せないw
最後のせいたかさんの「…考えとく」はあの時の『先生』の言葉とシンクロしてるのでしょうねw
あの事件の時もせいたか先生は『先生』とでかミクさんを重ねていましたし、そしてそこにプロポーズしたでかミクさんと当時の自分が重なった…だから、固まってしまったのかな?と個人的に深読みしてます^^

最後に…でかミクさんの最後の笑顔がとてもとても…素敵です。
いい笑顔、これまでに見た中でも一番の笑顔がここにありますね。
そして「また新しい目標ができた!」は最終回でありながら…また新たな物語の始まりがそこにはあるんだなと思いました。
ぐーちゃんにみらいさん、氷先生に流川先生、そしてでかミクさんとせいたかさん&ちびミクさん。
ここが一つのゴールでもあり、そしてまた新たな物語の幕開け…
この最終回を言うならば「終わりとはじまりの物語」ですね^^

さて…長々と書いてきました^^;
まとめ位簡潔に行きます!この物語を読んできた自分なりの三つのまとめは以下!

①成長とつながりの物語
人と出会うことで成長し、その過程で学んでいくことはとても貴重で大切な事なのだなと思いました。

②「学ぼうという気持ちがあるなら遅いという事は無い」
『先生』を通してせいたか先生、三人娘、はては氷先生までに伝わった言葉、言葉のまま…今の自分にはたと気づかせてくれた言葉です、そう、大事なのは学ぼうという気持ちがそこにある事。

③人の心に触れることの大切さを学ぶ。
①と少々かぶってますが、話を聞いてあげたり、聞いてもらったり…そういやって人とつながり、心で触れ合っていくことで、その人だけじゃなく、自分の成長や変わるきっかけにもなる。
ひとりで抱え込んでいるだけじゃなくて、その気持ちを伝えることはとても大切な事ですね^^


…全然簡潔じゃないまとめでしたorz…ホントはもっとあるのですが書ききれません><
それこそブログが書けてしまうレベルw

最後に…
いつもこのような長いコメントを丁寧に返していただきありがとうございました。
この物語の世界と出会えて、いろんなことを感じ楽しみ、そして学ばせていただきました^^
終わってしまうのは少々さびしくはありますが、これもまた一つの始まり…
なんてかっこいい言葉を言ってみても似合いそうにありませんね^^;

長い間、本当に素敵な物語を描いてくれて本当にありがとうございます^^
今後の作品「静画」等も楽しみにしています!そしてこれからも頑張ってください!応援してます!^▽^/

91ヶ月前
×
>>15
未麗由さん、コメありがとうございます。

浦野さんの提案は、原因究明の上で広い意見の収集ということでしたが
地元の人たちの意見も聞く、という形で客観性を取り入れたところが偉いですよね。
単なるアンケートじゃなくて、しっかり意見を聞く。
意見を言う側にも責任は伴う、というところも大きいかと思います。
静雅女子高の無理な学校運営は、急だったこともあって
生徒や先生の中にも反発する人は多かったと考えてます。
同窓会も、おばあちゃんの絡みで学校に対して疑問視しましたしね。
お話しの中では省略していますが、同窓会も単にに昔を懐かしむだけでなく(おばあちゃんのセリフにもありましたが)
学校を良くしていくための意見や援助をしていくことになりますよね、きっと。

劇中の演説と言うと、ギレン・ザビをすぐ思い出してしまいますが
浦野さんにも、女の子らしい視点で精一杯語ってもらいました。
それが人の心に響いたんでしょうね。
まあ、先生の中には、まだ反発する方もいるでしょうが、意見を戦わせながら
目指す学校像を模索していくことになると思います。

ぐーちゃん、多田さんは文科系クラブの代表となりましたが
ぐーちゃんは夏休みの時は書道部の心配だけしていたわけですが、今や全体のことを考えるようになってますし
多田さんもまた、言うべきことははっきり言える強さを身につけました。
みんな、なんだかんだで成長してますね。

でかミクさんの坂道のシーン。第零話のシーンのままですね。
それぞれ女の子の思いは違うわけですが、自分も作画してて懐かしくなってました。

指輪のエピソード、未麗由さんの読みは凄いですね。そのままの気持ちでいました。脱帽です。
歌詞の内容、そのままを当てはめることはここでは難しいかと思いましたが
最後の「飾らない気持ちでまた出会えたらいいね、そして手をつなごう、その時まで、またね」は
お話しの中では「過去ではなく、未来をみようとする」姿勢になぞらえてます。
そこはちびミクさんに語ってもらってますけどね。

ホントはでかミクさんには、指輪の存在はショックすぎるかな、とも思いましたが
そこで落ち込んだりしないで
彼女はここで、明るく自分の思いに素直に従おうとして明るく告白しています。
変な言い方ですが、彼女は私の想像までも超えて、随分明るく、前向きになってると思います。

でかミクさんのプロポーズで終える、というのは実は最初の構想にはなかったんですが
これくらいストレートにいっちゃっていいだろうと(笑) せいたかは鈍感だし(笑)
「……考えとく」以降の未麗由さんの読みも、そのとおりだと思いますョ(笑)

>そして「また新しい目標ができた!」は最終回でありながら…また新たな物語の始まりがそこにはあるんだなと思いました。

これはとても嬉しいです。実は最後、どうまとめようか困ってました。
でかミクさんの「はい!」だけで終わり、って最初考えてましたが、up直前に急遽加えた言葉です。
でかミクさんの心情も表さないと、ね!
ほんとに、これからが登場人物みんなの「はじまりの物語」です。

最後に①~③のまとめをありがとうございました。
ソレを書きたくて始めたようなものなので、もう本望です。ほんとにありがとうございます。

未麗由さん、kazu2さんの長い(笑)コメント大歓迎でした。
私もなんだかんだ長くなりますしね。
お陰で自分が考えていなかったことに気づかされたり、説明が足りないようではいけないなと感じたり
先を読まれるかな?と思うとひねってみたり(笑)
そういうこと全てが楽しく、自分も勉強になりました。
自分の普段のものの考え方も、見直すきっかけにもなってます(笑)

ブロマガで字数制限を取り払ったお陰で、多くの方のご意見を伺うことができ、
自分自身がこうしたつながりの中で成長させてもらったな、と感謝しています。

第三章の反省と言うか、まとめというかはまた後日ブロマガに書くかも知れませんが
長い間お付き合いいただきまして、ありがとうございました。

ちびミクさんシリーズはまだ続きますので、またよろしくお願いします。


91ヶ月前
×
執筆お疲れ様でした。
かなり遅くなってしまいましたが、感想書きたいと思います。

静雅女子高の改革はかなり早く進みそうですね。
これだけ迅速に動いているということは、理事会の強引なやり方は、
かなり反感を買っていたということでしょうね。
でも、理事会の力が強すぎて、誰も言いだせなかったと。
近隣住民などもすぐに協力してくれたということは、
実は、良くない噂は流れてたのかなと思いました。
流氷ペアの告発で明るみに出たことで『これじゃダメだ』と皆が気が付いたと。
(2枚目の3人娘がカッコ良いと思いました)

『from Y to Y』・・・最後でこの名曲を出してくるのは反則ですよ。
個人的にジミーサムPさんがかなり好きなボカロPって言うのもありますが。
あの曲は好きだけど、別れざるを得なくなったカップルの歌なので、
そこもせいたかさんと『先生』の関係性を表しているな~と思いました。
でかミクさんの中では会ったことは無いですけど『先生』の存在もかなり大きくなっているんだなと思いました。
今や、『先生』はせいたかさんの中では『かつて愛した人』の範疇を超えて、『心の一部』になってる訳ですし。

看護婦さんの『入れ替わり立ち替わり~』のセリフで少し安心した自分がいました。
せいたかさん人と関わることを避けていた割には、心配されているな~と。
ちびミクさんもせいたかさんが人付き合いを避けるようになったのは自分のせいだと思っているんじゃ
ないかと思っていたのでちびミクさんも安心したんじゃないかと。

せいたかさんはこの町を離れるんですね。
『先生』のことを話していた回で、ちびミクさん共々やけに寂しそうにしていたので、
『別にこれっきりもう会えなくなる訳じゃないのに・・・』と思っていたんですが、
そういう事情があったんですね。

最後はでかミクさんの成長ぶりに驚きました。
一か月前には本人ですら想像出来なかった姿でしょうね。
人は学ぼうとする意欲があれば、いくらでも成長出来る、それがせいたかさんがこの作品で
伝えたかったことなのかなと思いました。

さて、毎回私の長い感想に丁寧なコメントを返して頂きありがとうございました。
私の場合は感想に加えて途中から曲紹介もあったので更に長く・・・(汗)
第3章に合いそうな曲を選んでいたつもりですが、いかがだったでしょうか?
もし作品執筆の参考や息抜きになっていたとしたら、幸いです。
個人的には『存在証明』(挫折P)さんと『またあした』(ふわりP)さんはかなり合ってたと思います。
『存在証明』は今にして思うとかなり的確にせいたかさんと『先生』の関係性を歌っていた歌だなと。
余談ですが、せいたかさんに指摘されて自分でも『いろんなジャンルの曲を聞いているな~』と思いましたw

これからはまた静画を楽しみたいと思います。
曲紹介も良い曲があったらニコレポのコメント欄に書きたいと思いますね。
静画の第3章ネタとして、『でかミクさんの花嫁修業』とか見たいですねw

それでは、今まで本当にお疲れ様でした。
素晴らしい作品をありがとうございました。あるのならば続編?も楽しみにしてますね!!
91ヶ月前
×
>>17
kazu2さん、コメありがとうございます。

教育にお金をかけようとしない国とすれば(残念ですが事実です)、現場で頑張ろうとする人間は必死だろうと思います。
静雅女子高の理事会も、最初から悪い人たちじゃなかったのか知れないですが
学校を存続させねば、知名度を上げねば……→そのために奔走してきてるのだから、これくらいの見返りは当然、
みたいに段々と踏み外していったのかも知れません。そんな背景も一応考えてはいました。
強いリーダーは必要だと思いますが、第三章では上からじゃなく、下から変えてく、みたいな流れを表したいと思ってました。

>実は、良くない噂は流れてたのかなと思いました。
そうですね。せいたか入院時に現れた刑事さんのセリフでも、そんなニュアンスを出しています。

>『from Y to Y』・・・最後でこの名曲を出してくるのは反則ですよ。
すみません。いけないですよね。ほとんど確信犯だ。
ジミーサムさんの歌の中で、この歌が一番好きなんです。
痛みって、その時は辛いけど、知ってるほうがいい、って思うんですよね。色々と。
しかし、自分で書いててなんなのですが
でかミクさんの考え方って、全てを包み込むような、大らかさをもってるなあと思います。
出会った時からせいたかの中にちびミク、『先生』がいたのなら
それら全てをひっくるめて受け止めちゃおう、というんですもんね。
七話でその辺にふれましたが、最終話ではもっと深まってるなあと思います。

>せいたかさん人と関わることを避けていた割には、心配されているな~と。
この辺、現実の自分と、恥かしながらかぶるところがあるんです。
なんだかんだ言っても周りの人に救われてることが多いよなって、実感することが多くて……。
変な話ですが、現実の私も、改めて回りの方々への関わりを大切にしなきゃな、と感じてます。
そういう日々の出来事が、作中に影響してるだろうな、とは思ってます。
ちびミクさんは、そういうせいたかのことはお見通し、という感じかな?と思ってます。

お話し自体は僅か一月の間に起きたことでしたが
でかミクさんにとっては多きな変化、成長を遂げた時間でした。

>人は学ぼうとする意欲があれば、いくらでも成長出来る、それがせいたかさんがこの作品で伝えたかったことなのかなと思いました。
自分自身に言い聞かせたような気もしますが、ほんとにそのとおりです。

kazu2さんの毎回の歌の紹介はホントに楽しみ&刺激になりました。
楽曲を聴いてお話しのイメージが広がったものもありますし、加筆したこともありますし。
『存在証明』『またあした』はほんとにビンゴですね。
『桜の季節』も、お話をupする直前に紹介されて、先を読まれた?とビックリしてました。
でも、本当にありがとうございました。
歌の持つ力のお陰で、お話しの内容も引き立たせて頂けたので、とてもありがたいです。
これからも、是非歌のご紹介をいただけたら嬉しいです。
『でかミクさんの花嫁修業』もいいですね。
三人娘のその後も、何らかの形で表していきたいです。

長い間、ずっと丁寧なご感想、ご意見、曲のご紹介を頂きまして大変ありがとうございました。
続編もいつか出しますので、またよろしくお願いします。




91ヶ月前
×
この物語を知ったのは先週でした。最初の回から最終話まで一気に読んで、一回読むだけでは勿体無くて、今日、再び読み返しました。登場人物の表情が、生き生きしていて、素晴らしいと思いました。
でかミクさんのプロポーズに対して、せいたかさんが「考えとく」と答えたシーンでは、不覚にも涙が出ました。せいたかさんは、亡くなった『先生』と同じくらい、でかミクさんを大切に思っているのでしょう。
これから、でかミクさんたち3人とせいたかさんの関係も気になるところですが、ちびミクさんがいれば心配ないでしょう。またいつか続編が読みたいです。
最後に、でかミクさんことミク・ロンドラインさんの魅力に釣られて、自分のパソコンにRLmikuモデルをダウンロードしたことは、ここだけの秘密です。
89ヶ月前
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>>19
piyopiyoさん、コメありがとうございます。
ブロマガ、二度も読んで頂けて光栄です。

ちびミクさんが毎日、日常の中で私と一緒にいてくれてる感じで、普段は静画に取り組んでます。
そのちびミクさんに、私以外の「人との関わり」の中でも何かしら経験していって欲しいな、なんて考えて
第三章を描いていました。
でかミクさん、ぐーちゃん、多田さんはもちろん、
嫌われ役であった『氷の貴公子』、
そして今スピンオフで主役にしてる流川先生、
目立たないけど素敵な担任の先生、頼りになるでかミクさんのおばあちゃん、
三人娘の良き仲間、浦野さん、えっちゃん、他にもチョイ役だった何人ものミクさん達、
みんな、一人ひとりに思い入れのある登場人物です。
そんな彼らの表情が、生き生きとしていた、と感じていただければ、
書き手として、こんなに嬉しいことはありません。
毎回、ストーリーを考えたり、MMDで作画していくことも楽しくて仕方ありませんでした。

ご感想を頂いた最終回は、でかミクさん、せいたか、ちびミクさんにとっても
またいつかの再会を願って描きました。
『続編が読みたい』というお言葉も頂けて、大変嬉しく思います
是非、また描きたいと思っています。

その伏線とまではいかないかもしれませんが、
現在連載中の『僕ちび異聞』、普段の静画も、何かしら続編に絡めるはずなので
お付き合いいただければありがたいです。
わざわざのコメ、本当にありがとうございます。
大変、励みになりました。

RLmikuさんはカワイイですよ。
あまり言うと、ちびミクさんもヤキモチ焼きそうですが(笑)

89ヶ月前
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