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ericksonさん のコメント

論旨がおかしい。
この人の言ってることの話の流れって要するに「ある命題が真である時対偶もまた真だが、反と逆は真とは限らない」というだけの数学的理論でしょ?
それをもって1原因=1結果ではないとか、論理的に全く繋がりのない話なんだが。そこに命題自体が真ですらない話を持ってこられて同列に語られても、馬鹿馬鹿しいとしか言いようがない。
ある結果に対して複数要因が関わってることは否定しないし、実際によくある。そして物事を単純化する危険性もまた認める。その結論部分だけは同意する。
しかし、この人の論理の流れは筋が通っておらず破綻している。
No.19
142ヶ月前
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INDEX ■【ボクタク】第四回配信のエピソードゼロ・漂白される社会―「課題の単純化」という凶器【開沼博×烏賀陽弘道】 ■参考記事 ■生放送予告 ********** ■【ボクタク】第四回配信のエピソードゼロ「課題の単純化」という凶器【開沼博×烏賀陽弘道】  2013年3月7日、ダイヤモンドオンライン連載『大震災2年目の「今」を見つめて』に、開沼博の鋭く光った記事が掲載された。 これは【ボクタク】対談で本人に深掘りしてもらうしかない…と思いたち、さっそく開沼に連絡を取った。  子供向けの番組『ピタゴラスイッチ』に出てくる“ピタゴラそうち”は、子どもだけでなく大人がみても虜になってしまうほど、気持ちのいい魅力がある。 “ピタゴラそうち”に最初に与えるアクションが「原因」となり、次の装置が動き出す「結果」が生まれる。その「結果」が二つ目の「原因」となり二つ目の「結果」が生まれ、それが三つ目の「原因」となり…最後に「ピタゴラスイッチ」と書かれたフラッグがくるくると回転して終わる。 “ピタゴラそうち”は「原因」と「結果」の一連続性が、前進する気持ちよさ・期待感を生み出し、見る人を夢中にさせる。 パチンコ玉を器に置くという最初の「原因」から、転がったパチンコ玉が当たったドミノが倒れるという「結果」は誰が見ても“わかりやすい”原因と結果だ。ある一つの法則(「型」と言えるかもしれない)に則り、フラッグの回転という大団円を目指す。  しかし現実の社会は“ピタゴラそうち”のように出来てはいない。人間という“業”の集合体が構成するのは装置と呼べるほど単純化されたオートマティックなものではないからだ。 「関西人だから(=原因)面白いことを言う(=結果)」 「ブラジル人だから(=原因)サッカーが上手い(=結果)」 「黒人だから(=原因)リズム感がいい(=結果)」 というとき、一見“ピタゴラそうち”的に成立しているように思えるが、逆を考えて欲しい。「控えめな関西人」「サッカーが上手ではないブラジル人」「リズム感がいいわけではない黒人」の存在は皆無であろうか? また、「A夫妻が共働きだから(=原因)Aさんの息子さんは不良になった(=結果)」ということが妥当かどうかも検討してみてほしい。 人間の生きる世界では、「1原因=1結果」という単純な構造にはおさまりきらないのだ。 「フクシマの人は避難したくても避難できない人でいっぱいだ」 「フクシマの子どもたちは全員マスクをして登下校している」 「被災地の景色は瓦礫で埋め尽くされている」 「仮設住宅では生活物資が不足している」 フクシマ、あるいは“被災地”と呼ばれる地域が現在抱える問題・状況が単純装置化して捉えられてはいないか。  東日本大震災から2年余が経過している。 単純化され、連続性を認識し易いものほど前進する気持ちよさはあるだろう。しかし私たちはどこへ向かうのか?作り出された単純装置の作動にただ「前進感」を感じているだけなのではないか?  わかりやすくてワクワクする子ども番組から、多様化され複雑化した現実へと切り替える― 開沼博が社会へ問いかける“被災地・福島をめぐってすれ違う課題”をえぐり出していく。 ********** ■参考記事 ◎ダイアモンドオンライン・開沼博著「被災地・福島をめぐってすれ違う課題【前提編】」 http://diamond.jp/articles/-/32891 ◎ダイヤモンドオンライン・開沼博著「被災地・福島をめぐってすれ違う課題【前進編】」 http://diamond.jp/articles/-/33001 ********** ■生放送予告 2013年4月4日(木)21:00~ ◎タイムシフト予約はコチラから↓ http://goo.gl/TB3V2 http://live.nicovideo.jp/watch/lv131247801
ボクタク
【ボクタク】は、ジャーナリスト烏賀陽弘道氏・社会学者開沼博氏の対談番組をベースにしたブロマガです。

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