世界の認識
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世界の認識

2017-03-06 23:31

    前回の続きになります。
    part1
    part2(前回)





















































     次回に続く


     本編補足

     P113-4コマ目の妙子とツァトグアのセリフ

    妙子「…ところでこのクオリアって、私たちが普通、心や意識って言ってるものよね」
    ツァトグア「広い意味ではそうだ」

     心や意識は、多様な意味で使われる言葉ですが、本編で問題としているクオリアは、意識を機能的な側面と現象的な側面に分けた場合の、現象的な側面の方になります。
     意識の機能的な側面とは、人が生活する上で、意識が果たしている役割や機能のことになります。例えば、赤信号に気付いて立ち止まるなども、人が生活する上での意識の役割の1つです。これに対して、意識の現象的な側面とは、赤信号を見ている感じそのもののことを指します。


     P175-6コマ目のツァトグアのセリフ

    「現代からは全く間違っている古代の世界観だが、世界に対する考察・推論という意味では、現代と比較して、それほど劣っているわけではないということだ」

     ここでの、考察・推論は、人が日常的に行っている考察や推論の意味で言っています。
     科学的な推論という観点で言えば、古代ギリシャ時代と現代では、その方法論は大きく異なっています。その最も大きな違いとして、現代では、未知の現象に対して何らかの推論をした場合は、それを立証するための実験や観察が不可欠ですが、古代ギリシャの時代ではそのような意識は極めて希薄だったようです。
     本編で、古代ギリシャの世界観として、物質は火・空気・水・土の四元素から成るという、四元素説を紹介しました。これはエンペドクレスが唱えた説(広めたのはアリストテレス)ですが、古代ギリシャでは、四元素説だけでなく、デモクリトスが提唱した、世界はそれ以上分割することのできない原子から成るという、原子論もありました。
     現代から見れば、四元素説は間違っており、原子論が正しかったわけです。ではデモクリトスは、エンペドクレスよりも現代の科学的思考に近かったか?と言えばそうとも言えません。それは、エンペドクレスもデモクリトスも、自分の説が正しいことをどうすれば確認することができるか?といった現代科学であれば必ず実施するはずの、仮説の検証に関しては無頓着だったからです。
     本編で意識の問題を考察する上での注意点としてこの話を入れたのは、クオリア(現象学的な意識)や心は、科学で扱える問題なのかどうかについても論争があるためです。


     各ページで使用した絵画、画像一覧
    (ページ内で説明のあるもの、および絵画以外の画像でストックフォトサイトから購入したもの、クレジット不要なものは除く)

    4p
    3コマ目:

    電磁誘導イメージ画像:wikipedia掲載画像
    ファイル名:Onde electromagnetique.svg
    作者名:User:SuperManu

    4コマ目:
    ニューロンの発火イメージ画像:wikipedia掲載画像
    ファイル名:Blausen 0011 ActionPotential Nerve.png
    作者名:BruceBlaus

    9p
    5コマ目:

    フルクトース分子イメージ画像:wikipedia掲載画像
    ファイル名:Fructose 3D ball-and-stick model.png
    作者名:That kiwi guy

    6コマ目:
    ニューロンの発火イメージ画像:wikipedia掲載画像
    ファイル名:Blausen 0011 ActionPotential Nerve.png
    作者名:BruceBlaus

    10p
    2コマ目:

    ニューロンの発火イメージ画像:wikipedia掲載画像
    ファイル名:Blausen 0011 ActionPotential Nerve.png
    作者名:BruceBlaus

    12p
    4コマ目:

    眼優位性コラムの模式図:wikipedia掲載画像
    ファイル名:Corticalcol.png
    作者名:RobinH

    理想的な活動電位の概略図:wikipedia掲載画像
    ファイル名:Action potential vert.png
    作者名:Synaptidude

    16p
    1コマ目:

    草原画像:wikipedia掲載画像
    ファイル名:Grasslands-menggu.JPG
    作者名:Shizhao

    2コマ目:
    夜空画像:wikipedia掲載画像
    ファイル名:The starry night in the inland Tanzania.jpg
    作者名:Prof. Chen Hualin

    5コマ目:

    古代の地上世界と天上世界のイメージ画像:wikipedia掲載画像
    ファイル名:Universum.jpg
    作者名:Heikenwaelder Hugo, Austria

    17p
    3コマ目:

    古代の地上世界と天上世界のイメージ画像:wikipedia掲載画像
    ファイル名:Universum.jpg
    作者名:Heikenwaelder Hugo, Austria

    18p
    1コマ目:

    草原画像:wikipedia掲載画像
    ファイル名:Grasslands-menggu.JPG
    作者名:Shizhao

    4コマ目:
    古代の地上世界と天上世界のイメージ画像:wikipedia掲載画像
    ファイル名:Universum.jpg
    作者名:Heikenwaelder Hugo, Austria

    20p
    2コマ目:

    ケプラーの第1法則イメージ画像:wikipedia掲載画像
    ファイル名:Kepler-first-law.svg
    作者名:Original by Arpad Horvath、New version: Rubber Duck


    3コマ目:
    万有引力の法則イメージ画像:wikipedia掲載画像
    ファイル名:NewtonsLawOfUniversalGravitation.svg
    作者名:Dna-Dennis





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