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【自然災害メモリアル】第054回:ノルマントン号事件(1886)の日 [防災]災害弱者
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【自然災害メモリアル】第054回:ノルマントン号事件(1886)の日 [防災]災害弱者

2018-10-24 21:00
    どうも、
    管理者のNDです。

    10月24日は、
    ノルマントン号事件から132年です。

    死者25人出したこの事故は、
    暴風雨の中横浜から神戸に向かっていた船が和歌山県沖で座礁し沈没しました。
    しかし、残念なことにこの時代の差別的な風情もあったことか、
    救助の優先順位が欧米人であり、日本人は全員死亡しました。
    故意とも見て取れることからこの事件は、のちに国際政治的な問題として発展しました。
    暴風雨の中で船舶が運行していたことも、そこそこ問題ではありますが・・・。

    今回は、
    「災害弱者」をテーマにお伝えしていきます。

    皆さんのように健康な人は、災害弱者とは言えないと思いますが
    災害時には様々な人が出てきます。特に健康だけど外国人にとっては地震に不慣れなうえに
    慣れない環境で被災して酷い目に遭うことが多いです。それは逆も同じで
    日本人が一歩海外に行けば、同じ局面に遭いかねません。
    彼らのことを思ってあげるのも一つの手です。
    そしてもちろん、高齢者の中には介護を必要とする人も多くいます。
    全員が生存するには、この災害弱者を救わなければなりません。

    今回は、いくつかその手段をご紹介します。

    避難所で運営をする際、日本語で書くと外国人にはわかりません。
    特に都会や観光地ではこういうことが多いので、
    わかりやすくしてあげる為に工夫を凝らす必要があります。
    この時、最適なのはマークを作ってあげることです。

    避難所で喫煙をしてはいけないなら、禁煙マークを掲げたり、
    トイレの場所なら矢印を用いて誘導をしてあげることもが可能です。
    作る際は自分だけわかっても無意味なので、ほかの人と協力して作り上げると最適です。

    また、色で誘導する際は緑内障を患っている方に注意してください。
    極力白黒でもできるマークを考えると良いです。
    そして文字を書く時は大きく太字ではっきりと簡潔に書くことをお勧めします。
    避難所では紙を多く用意しておくと助けになりますから、
    もしあなたが避難所に来て支援する気でいるなら、
    A4のコピー用紙などを持っていくと手助けになるかもしれません。
    (あくまで自治体によって異なりますのでできれば事前に話し合っておきます)

    避難所では同じような質問をされることも多く、
    特に多いのが前述のトイレの場所はどこ?と、家族は来ていますか?だそうです。
    最低限、場所が分かる案内を書いておくと良いです。
    掲示板も用意し、安否者のメモ帳を貼り付けられる場所を設けるのもポイントです。
    風が強い日ということも考えらえるので、セロハンテープなどは1か所よりせめて2か所を勧めます。


    避難所に関する災害弱者の他に、
    高齢者は歩くのが難しく避難に時間がかかるケースが大いにあります。
    その場合は助けてあげましょう。東北では津波てんでんこという言葉があり、
    「家族のことなどはいいから、とにかく自分の命を最優先に構わず高台へ」という意味を持つのは
    存じている人も多いと思います。しかし、この言葉はそれだけではありません。
    "目の前にいる人だけは助けてあげろ"という意味合いも含んでいます。
    自分が逃げるだけでは時間が有り余るならせめて、今目の前にいる人ぐらいの手助けが大事です。
    皆さんがそういう精神を持つことで、貴方も助けられるようになりますから
    必ず生かしてあげてください。

    今日の記事は以上です。
    皆さんの防災意識に少しでもプラスすることができたら嬉しいです。

    明日もどうぞお楽しみください。
    尚、感想はブロマガコメント欄でも放送内のコメントでもお気軽にどうぞ。
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