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どうも、
管理者のNDです。
5月24日は、
直方隕石落下の日(861)から1158年です。
この日であるかは、かなり諸説がありますが一応有力な中の一つとされています。
ちなみに861年ではなく、1749年という説もあるそうです。
この隕石落下は、日本国内どころか世界でも最古の隕石落下記録と言われています。
直方は言うまでもなく、福岡県の直方市付近です。
場所だけはしっかり断定しているだけですが、隕石自体はそこまで大きくなく、
当時の好奇心旺盛だった人が隕石を保管し、それが記録に残っていることになります。
今回は、
「隕石の呼び名」をテーマにお伝えします。
隕石は、一言で言っても大小さまざまなものがあります。
その中でも、隕石は様々な呼び名があります。
まず、地上に到達しないものは大きく2つ存在し、流星と火球です。
流星は言わずもがな、天体観測などには流星群などという名前でも呼ばれる有名なものです。
子供ならだれもが「流れ星」というものですが、
あまり夢を壊してしまうのは申し訳ありませんが、全て小さな隕石が燃えているだけなのです。
言ってみれば、手持ち花火から落ちる火花がそのまま宇宙スケールになったようなものです。
それぐらい、地球にとってみれば粉末ぐらいのものです。
大気圏に突入した数々の隕石は摩擦で燃え、石はやがて溶けて燃え尽きてしまいます。
この「石が摩擦で燃える」というのは想像し辛いですが、秒速数km~数十kmですから
ここまでくると、燃えるというより発光します。ちなみに、石が燃えているものが
空で光りながら落ちているのではなく、プラズマ化したガスが発光しています。
これ以上詳しく話しても防災とは無関係になるので、これ以上の説明は省略します。
火球は単に流星の少し大きくなったバージョンと思っていただければよいです。
普通の星よりもかなり明るく見えるものが火球になります。
もう少し大きくなると、満月より明るくなり、それが高速で空をス―――っと通り過ぎます。
稀に火球が最後に爆散する場合もありますが、ここまでなら地上に影響を及ぼすことはありません。
ですが、ここで注意が必要なことがあります。
この火球は目撃情報として、年に数回この火球で騒ぎになることがあります。
それだけならまだマシなのですが、その現象が「地震の前兆ではないか」という人がいます。
先に言うと、火球が地震に影響を与える科学的根拠は存在しません。
あたかも理論的っぽい話はありますが、決定的な確証を持てるまでに至らないものです。
どうか、変に信じて余計な不安を抱えたり、拡散することがないようにしてください。
それ以上になると、ついに隕石として地上に落下するものになります。
簡単な石のサイズで見つかるものもありますが、そのサイズでも市街地や都会の真ん中に落ちれば
一発で大騒ぎになるだけの可能性は持ち合わせていますから、直接的な被害の危険はあります。
2013年にあったロシアの隕石クラスが陸地に落ちるのは100年に1回と言われていますが、
これも隕石災害として、認定はされます。
そして、更にそれをはるか上回る、いわば地球にクレーターができる程度のものになると
小惑星とも呼ばれるようになります。ただ、基本的には隕石をこの辺りからは「天体」として
呼ばれることが多く、「天体衝突」が一般的な用語になります。
たまにですが、地球のすぐ近くを通過するものもあり、月より接近して通り過ぎるのもあります。
地上到達時に数m程度の天体ともなると、一つ核弾頭ミサイルが落ちたのと同程度の災害を
引き起こすことにもなり、万が一にでも日本の陸地に落ちればその場で大災害となってしまいます。
日本ではないですが、実際にあった隕石落下で有名な物はツングースカ大爆発で、
こちらは水爆級の威力を持っています。ビキニ環礁実験クラスの破壊力があり、
僻地で幸い人的被害はなかったものの、周辺の木々は跡形もなく焼き焦げ吹き飛ばされたと
言われています。
小惑星も大きなものになれば、6550万年前に落ちたとされる恐竜絶滅の大きな一因となった
程度のものになりますが、ここまでのものになると事前にNASAが地球滅亡の可能性を指摘します。
ちなみに、2036年に小惑星「アポフィス」が衝突する可能性が一時2.7%まで上昇する指摘が
2004年になされ、その後NASAなどが精密に計算をした結果、2013年にはこの小惑星が
衝突する可能性はほぼ0になりました。
しかし、潜在的に危険な小惑星が地球周辺に割と点在しています。
ちなみにこのアポフィスは衝突こそしませんが、10年後の2029年に一度最接近するようです。
小惑星で地球に影響をもたらす可能性がある場合は、このように個別に小惑星に名前が
つけられることもあるようです。もちろん、古い小惑星衝突の記録にも隕石に名称が存在します。
一応、文明壊滅や地球滅亡クラスの小惑星は現実的に天文学的低確率の為、
正直言って全く持って気にする必要はありません。
勿論数十日しかない余命になる可能性も0ではありませんが、
少なくとも突然滅びることはありませんから、地震や火山などを心配する方がよっぽど現実的です。
隕石などはあくまで低確率なもので、日本には特に影響懸念も極めて小さい確率です。
話題に出たら、気にする程度でとどめるので十分ですので、
かえってそういった話題に気を取られて、余計な不安を受けないように情報の扱い方だけ
注意しておきましょう。
今日の記事は以上です。
皆さんの防災意識に少しでもプラスすることができたら嬉しいです。
明日もどうぞお楽しみください。
尚、感想はブロマガコメント欄でも放送内のコメントでもお気軽にどうぞ。
管理者のNDです。
5月24日は、
直方隕石落下の日(861)から1158年です。
この日であるかは、かなり諸説がありますが一応有力な中の一つとされています。
ちなみに861年ではなく、1749年という説もあるそうです。
この隕石落下は、日本国内どころか世界でも最古の隕石落下記録と言われています。
直方は言うまでもなく、福岡県の直方市付近です。
場所だけはしっかり断定しているだけですが、隕石自体はそこまで大きくなく、
当時の好奇心旺盛だった人が隕石を保管し、それが記録に残っていることになります。
今回は、
「隕石の呼び名」をテーマにお伝えします。
隕石は、一言で言っても大小さまざまなものがあります。
その中でも、隕石は様々な呼び名があります。
まず、地上に到達しないものは大きく2つ存在し、流星と火球です。
流星は言わずもがな、天体観測などには流星群などという名前でも呼ばれる有名なものです。
子供ならだれもが「流れ星」というものですが、
あまり夢を壊してしまうのは申し訳ありませんが、全て小さな隕石が燃えているだけなのです。
言ってみれば、手持ち花火から落ちる火花がそのまま宇宙スケールになったようなものです。
それぐらい、地球にとってみれば粉末ぐらいのものです。
大気圏に突入した数々の隕石は摩擦で燃え、石はやがて溶けて燃え尽きてしまいます。
この「石が摩擦で燃える」というのは想像し辛いですが、秒速数km~数十kmですから
ここまでくると、燃えるというより発光します。ちなみに、石が燃えているものが
空で光りながら落ちているのではなく、プラズマ化したガスが発光しています。
これ以上詳しく話しても防災とは無関係になるので、これ以上の説明は省略します。
火球は単に流星の少し大きくなったバージョンと思っていただければよいです。
普通の星よりもかなり明るく見えるものが火球になります。
もう少し大きくなると、満月より明るくなり、それが高速で空をス―――っと通り過ぎます。
稀に火球が最後に爆散する場合もありますが、ここまでなら地上に影響を及ぼすことはありません。
ですが、ここで注意が必要なことがあります。
この火球は目撃情報として、年に数回この火球で騒ぎになることがあります。
それだけならまだマシなのですが、その現象が「地震の前兆ではないか」という人がいます。
先に言うと、火球が地震に影響を与える科学的根拠は存在しません。
あたかも理論的っぽい話はありますが、決定的な確証を持てるまでに至らないものです。
どうか、変に信じて余計な不安を抱えたり、拡散することがないようにしてください。
それ以上になると、ついに隕石として地上に落下するものになります。
簡単な石のサイズで見つかるものもありますが、そのサイズでも市街地や都会の真ん中に落ちれば
一発で大騒ぎになるだけの可能性は持ち合わせていますから、直接的な被害の危険はあります。
2013年にあったロシアの隕石クラスが陸地に落ちるのは100年に1回と言われていますが、
これも隕石災害として、認定はされます。
そして、更にそれをはるか上回る、いわば地球にクレーターができる程度のものになると
小惑星とも呼ばれるようになります。ただ、基本的には隕石をこの辺りからは「天体」として
呼ばれることが多く、「天体衝突」が一般的な用語になります。
たまにですが、地球のすぐ近くを通過するものもあり、月より接近して通り過ぎるのもあります。
地上到達時に数m程度の天体ともなると、一つ核弾頭ミサイルが落ちたのと同程度の災害を
引き起こすことにもなり、万が一にでも日本の陸地に落ちればその場で大災害となってしまいます。
日本ではないですが、実際にあった隕石落下で有名な物はツングースカ大爆発で、
こちらは水爆級の威力を持っています。ビキニ環礁実験クラスの破壊力があり、
僻地で幸い人的被害はなかったものの、周辺の木々は跡形もなく焼き焦げ吹き飛ばされたと
言われています。
小惑星も大きなものになれば、6550万年前に落ちたとされる恐竜絶滅の大きな一因となった
程度のものになりますが、ここまでのものになると事前にNASAが地球滅亡の可能性を指摘します。
ちなみに、2036年に小惑星「アポフィス」が衝突する可能性が一時2.7%まで上昇する指摘が
2004年になされ、その後NASAなどが精密に計算をした結果、2013年にはこの小惑星が
衝突する可能性はほぼ0になりました。
しかし、潜在的に危険な小惑星が地球周辺に割と点在しています。
ちなみにこのアポフィスは衝突こそしませんが、10年後の2029年に一度最接近するようです。
小惑星で地球に影響をもたらす可能性がある場合は、このように個別に小惑星に名前が
つけられることもあるようです。もちろん、古い小惑星衝突の記録にも隕石に名称が存在します。
一応、文明壊滅や地球滅亡クラスの小惑星は現実的に天文学的低確率の為、
正直言って全く持って気にする必要はありません。
勿論数十日しかない余命になる可能性も0ではありませんが、
少なくとも突然滅びることはありませんから、地震や火山などを心配する方がよっぽど現実的です。
隕石などはあくまで低確率なもので、日本には特に影響懸念も極めて小さい確率です。
話題に出たら、気にする程度でとどめるので十分ですので、
かえってそういった話題に気を取られて、余計な不安を受けないように情報の扱い方だけ
注意しておきましょう。
今日の記事は以上です。
皆さんの防災意識に少しでもプラスすることができたら嬉しいです。
明日もどうぞお楽しみください。
尚、感想はブロマガコメント欄でも放送内のコメントでもお気軽にどうぞ。