【お詫び】メール配信を忘れていました・・・5月26日分を本日送っています。
どうも、
管理者のNDです。
5月26日は、
日本海中部地震の日(1983)から36年です。
この大地震は、昭和後期を代表する大地震の一つで、かなり有名です。
M7.7という大規模な地震、更には日本海で起きたことから当時は衝撃がかなり強かったとも
されています。青森県深浦町では津波が7分で到達した記録が残されており、
秋田県八峰町では津波の高さが14mに達したとされています。
この大地震で最悪だったのは、不穏な「安全神話」が囁かれていたことです。
昭和の文化では、太平洋側での津波被害が戦時戦後で目立ったこともあってか、
"日本海側に津波は来ない"という俗説が蔓延していました。
しかし、これが避難を遅らせる結果に繋がり、最終的には死者は104人に達しました。
これでも被害はまだマシな方だったと言われています。
日本海中部地震で被害が意外とこれだけで済んだのには、秋田県の沿岸には
防災林という本来の意味では強風から町を守る役目を持った林が存在していました。
この大地震では、津波のエネルギーを吸収し、集落や町に津波のエネルギーが直接到達することを
避けてくれた場所がありました。現在でも防災林は注目されています。
一方で、俗説や津波を甘んじていた人が海岸で津波を傍観しようとして想定以上の津波の高さに
慌てる頃には時すでに遅し、逃げ場を失ってそのまま飲まれてしまい犠牲になった人もいます。
知識の有無と、自然には自然で対抗するという摂理が生死を分ける結果となった地震でした。
ちなみにですが20年後の同じ日、秋田県の民放テレビでこの日本海中部地震を特集していた時に
偶然にもその放送中に三陸南地震(2003)が発生しました。
こちらの地震では、岩手放送でケーブル切断の被害を受け、
放送が一時できなくなる大きなトラブルがありました。
尚、今日は秋田県では県民防災の日として定められています。
日本海方面震源でM8.7、秋田県で最大震度7が起きた地震を想定した
防災訓練が毎年行われています。
今回は、
「県民・地域防災の日」をテーマにお伝えします。
日本で定められた防災の日と言えば、9月1日ではありますが、
実は県別にも防災の日を定めている自治体が存在します。
全都道府県というわけではなさそうですが、
基本的にその地域にゆかりがある大地震の日を、防災の日として定めていることがあります。
折角なので今回、少しではありますが、まとめてみました。
その場所では、多くの場合に防災訓練などを実施しますので、
場所によっては起震車など、地震体験を無料で可能な会場が存在することも多いです。
防災の関心を深めるきっかけに是非してみてください。
~全国~
09月01日 防災の日 及びこの週は、「防災週間」と定められる
11月05日 津波防災の日・世界津波の日
~地域~
秋田県:05月26日 ※日本海中部地震
山形県:- ※村山市には、10月最終日曜日を定めている
宮城県:06月12日(みやぎ県民防災の日) 1978年宮城県沖地震
栃木県:03月11日(3.11 とちぎ防災の日) ※東日本大震災
静岡県:12月第1日曜日 ※東南海地震
愛知県:11月第2日曜日(あいち地震防災の日)
大阪府:09月05日(大阪880万人訓練)
兵庫県:01月17日(ひょうご安全の日) ※阪神淡路大震災
奈良県:07月09日(奈良県地震防災週間) 他、水害防災の日・土砂災害防災の日もあり。
※防災訓練は土日では繰り下がる場合あり
和歌山:06月01日(自主防災組織の活動の日)
香川県:07月15日(~21日が県民防災週間) ※香川県防災対策基本条例の施行日
徳島県:12月?(防災まつり)
愛媛県:12月21日(えひめ防災の日) ※南海地震
今日の記事は以上です。
皆さんの防災意識に少しでもプラスすることができたら嬉しいです。
明日もどうぞお楽しみください。
尚、感想はブロマガコメント欄でも放送内のコメントでもお気軽にどうぞ。
どうも、
管理者のNDです。
5月26日は、
日本海中部地震の日(1983)から36年です。
この大地震は、昭和後期を代表する大地震の一つで、かなり有名です。
M7.7という大規模な地震、更には日本海で起きたことから当時は衝撃がかなり強かったとも
されています。青森県深浦町では津波が7分で到達した記録が残されており、
秋田県八峰町では津波の高さが14mに達したとされています。
この大地震で最悪だったのは、不穏な「安全神話」が囁かれていたことです。
昭和の文化では、太平洋側での津波被害が戦時戦後で目立ったこともあってか、
"日本海側に津波は来ない"という俗説が蔓延していました。
しかし、これが避難を遅らせる結果に繋がり、最終的には死者は104人に達しました。
これでも被害はまだマシな方だったと言われています。
日本海中部地震で被害が意外とこれだけで済んだのには、秋田県の沿岸には
防災林という本来の意味では強風から町を守る役目を持った林が存在していました。
この大地震では、津波のエネルギーを吸収し、集落や町に津波のエネルギーが直接到達することを
避けてくれた場所がありました。現在でも防災林は注目されています。
一方で、俗説や津波を甘んじていた人が海岸で津波を傍観しようとして想定以上の津波の高さに
慌てる頃には時すでに遅し、逃げ場を失ってそのまま飲まれてしまい犠牲になった人もいます。
知識の有無と、自然には自然で対抗するという摂理が生死を分ける結果となった地震でした。
ちなみにですが20年後の同じ日、秋田県の民放テレビでこの日本海中部地震を特集していた時に
偶然にもその放送中に三陸南地震(2003)が発生しました。
こちらの地震では、岩手放送でケーブル切断の被害を受け、
放送が一時できなくなる大きなトラブルがありました。
尚、今日は秋田県では県民防災の日として定められています。
日本海方面震源でM8.7、秋田県で最大震度7が起きた地震を想定した
防災訓練が毎年行われています。
今回は、
「県民・地域防災の日」をテーマにお伝えします。
日本で定められた防災の日と言えば、9月1日ではありますが、
実は県別にも防災の日を定めている自治体が存在します。
全都道府県というわけではなさそうですが、
基本的にその地域にゆかりがある大地震の日を、防災の日として定めていることがあります。
折角なので今回、少しではありますが、まとめてみました。
その場所では、多くの場合に防災訓練などを実施しますので、
場所によっては起震車など、地震体験を無料で可能な会場が存在することも多いです。
防災の関心を深めるきっかけに是非してみてください。
~全国~
09月01日 防災の日 及びこの週は、「防災週間」と定められる
11月05日 津波防災の日・世界津波の日
~地域~
秋田県:05月26日 ※日本海中部地震
山形県:- ※村山市には、10月最終日曜日を定めている
宮城県:06月12日(みやぎ県民防災の日) 1978年宮城県沖地震
栃木県:03月11日(3.11 とちぎ防災の日) ※東日本大震災
静岡県:12月第1日曜日 ※東南海地震
愛知県:11月第2日曜日(あいち地震防災の日)
大阪府:09月05日(大阪880万人訓練)
兵庫県:01月17日(ひょうご安全の日) ※阪神淡路大震災
奈良県:07月09日(奈良県地震防災週間) 他、水害防災の日・土砂災害防災の日もあり。
※防災訓練は土日では繰り下がる場合あり
和歌山:06月01日(自主防災組織の活動の日)
香川県:07月15日(~21日が県民防災週間) ※香川県防災対策基本条例の施行日
徳島県:12月?(防災まつり)
愛媛県:12月21日(えひめ防災の日) ※南海地震
今日の記事は以上です。
皆さんの防災意識に少しでもプラスすることができたら嬉しいです。
明日もどうぞお楽しみください。
尚、感想はブロマガコメント欄でも放送内のコメントでもお気軽にどうぞ。