どうも、
管理者のNDです。

6月25日は、
山口県北部地震(1997)から22年です。

山口県内で発生した地震としては、この地震が気象庁の観測統計開始以来最大の地震として
記録に残っています。M6.6ですがこれで最大です。

この地震で山口県阿東町の地区で局地的な被害が合った他、
ライフラインの寸断や、家屋全半壊といった影響、
墓石のほとんどが倒壊するなどの被害がありました。


今回は、
「重いものと大きいものは下に」をテーマにお伝えします。

山形沖の地震被害報告の中でいくつか気になった事象があったので、
今回の記事を借りて、今回も地震繋がりの防災を紹介しようと思います。


防災グッズなどの保管の仕方もそうなのですが、大地震が来た時には
家具も含めてあらゆるものが凶器と化し、固定していないあらゆるものが移動します。
倒壊クラスの大地震を免れたとしても、大地震で家の中が滅茶苦茶になるのは、
覚悟しなければなりません。家具などをしっかり固定したとしても、
家で負傷する心配がないと言えないのが地震と人の暮らしの相性の悪さとも言えるでしょう。

気になったこととしては、缶詰をたまに冷蔵庫の上とか、棚の上に保管している人を見かけます。
しかし、缶詰は思っているほど強度が強いわけでもありません。下手な落下の仕方をすると
缶詰の蓋が変形するなどして中身が出てきてしまうことがあります。
そうなると、折角の非常食が大事になってしまいます。また、缶詰自体は一応金属の缶です。
当たればひとたまりもありません。危険ですから缶詰はできるだけ床下の収納スペースに入れたり、
台所下などといった、床に近い場所に入れておくと良いでしょう。
もちろん冷蔵庫に入れておいて、下の方に固めておくのも一つの手段ではあります。

また、まさか割れ物を高い所には置いていませんよねと言いたいのですが、
利便性兼ねてどうしても食器棚に瀬戸物・割れ物を置かなければならないことはあります。
ただし、必要以上のものは置かないようにしておく方が防災面として役に立ちます。

また、食器棚を固定していても、専用のロックなどをしていなければ何の意味もありません。
棚ごと落下することが避けられても皿があなたの元に襲い掛かってくるだけでなく、
足元が凶器とかした割れ物の破片だらけになり、しかもその中で揺れまでくるので
床に手をつけるにつけられない環境を作り出してしまうことになります。
やむを得ない場合でもせめて、予防できる方法を考えておくことが日本流の防災術です。

また、大きいものは下に置いておく方が移動することはあっても、
"倒れる"という心配はいくらか減ります。移動する危険性を抑えるならそこで耐震ジェルマットなど
手軽に購入できる防災グッズを購入してしっかり固定することで安全を確保することができます。
また、軽くても大きなものを上に置いておくと落ちる場所によっては、
逃げ道をふさいでしまうことがあります。特に玄関口で下駄箱の上のスペースにいらなくなった
靴の箱を山積みにしている人は要注意です。ラケットやバットといった子供の外で使う遊具などを
玄関前に置いている人も多いですが、いざという時も塞いでしまうことがないように
してください。数が多ければ多い程ネックになってしまいます。

廊下などにも上の棚とかには必要以上のものを置かないように努めることが大事です。
但し、和室の押し入れなどに入れやすい布団は上におき、
収納ケースなど重いものは下に置きましょう。
布団であれば、まだ落下してきても寝室などは広いスペースがあるのでまだマシなはずです。
重いものか大きいものなら、重いものを優先して下に置いてください。

地震そのものの被害は基本的に屋内に集中します。
テレビなどでは中々その様子が伝わることは難しいことも多いですから、イメージが難しいですが
屋内が滅茶苦茶になって津波から避難する際に逃げ遅れてしまうとか、
倒壊しそうな家屋が余震で倒壊し閉じ込められるなどといったことがないように、
逃げ道の確保と共に、普段置くものがちゃんと防災になっているか確認しましょう。


今日の記事は以上です。
皆さんの防災意識に少しでもプラスすることができたら嬉しいです。

明日もどうぞお楽しみください。
尚、感想はブロマガコメント欄でも放送内のコメントでもお気軽にどうぞ。


明日は熊本県で発生した、白川大水害(1953)を紹介します。