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どうも、
管理者のNDです。
07月24日は、
岩手県沿岸北部地震(2008)から11年です。
6月14日に発生した岩手・宮城内陸地震から僅か1ヶ月後に発生した、
もう一つの岩手県で起きた最大震度6強の地震です。
この地震は岩手・宮城内陸地震とは震源が離れているうえに震源の深さも違う為、
誘発的な地震という関連性を除いては、異なる大地震でした。
地震自体は、小さな揺れから始まって1分以上の地震動が続くというものでしたが、
実は岩手県よりも福島や関東の方が揺れが特異的に顕著だった場所があります。
関東では、特に高層階が大きく揺れました。
典型的な長周期地震動が発生しており、2~3分にわたる揺れが起きていたようです。
震度3以上の揺れは北海道から新潟や神奈川まで観測しました。
また、日本海溝で地震の波がそのまま音波となって、T相と呼ばれる地震波も観測されました。
尚、この地震でも死者が1人出ていますが、特筆すべきは死亡者は震源地である岩手ではなく、
福島県民の方が亡くなっています。死因は揺れに驚いたことによるベッドからの転落で、
高齢者が頭を強打して脳内出血多量により、死亡しました。
地震を恐怖と感じる人は、高齢者になっても払拭できないでいると、
思わぬ形で死亡してしまうリスクがあるとでも言われそうな、
どのような地震でも死と隣り合わせにある状態であることを思い知らされる地震でした。
今回は、
「自治体別に災害耐性は違う」をテーマにお伝えします。
最近では、自然災害が多くなっていますが、これでも自然災害と比較的無縁で
無事が続いている地域というのは少なからず存在します。
ただ、大雑把に言うと、北海道などの北国は大雪による自然災害には比較的強いです。
当然ですが、雪道の対策が施されている、元々雪国に適した家の構造であるなどといったことで、
鉄道が雪で止まっても、もはや最近では動じる人が都市部を除いていないとさえ言われている
そんな路線もあるそうです。正直、それはあまりよくないことなのですが・・・
東北や関東では地震が多いのと、既に起きた・近い将来に懸念されている大地震で
対策が進んでいる所は多くなっています。逆に、普段地震が少ない瀬戸内や京都などでは、
慢性的に地震対策はどちらかというと他の地域よりは意識が低くなりがちです。
東海や四国太平洋側では、津波対策がしっかりなされている所が結構多いです。
浜岡原発など、重要な構造物では東日本大震災での想定外を教訓にして、
中央システムがより強固な建物に属すように対策を施していることや、
周囲の地域に比べて、更に防波堤の高さをマシマシにするところなども存在しています。
ただし、どうしても港ではそのような防波堤は大きく邪魔になるので、
港町では津波に対する建造物での対策というのはどうしても利便性を犠牲にする為、
難しいことも多いです。港町の近くで大地震に遭ったら、大津波を真っ先に懸念し、
すぐに逃げられるだけの備えと心構えは必要です。ただし、意識のし過ぎは禁物です。
近畿・四国・九州では、大雨による対策がなされている所が進んでいる所も多いです。
土砂崩れが一たび起きた地域では、補強工事を行っていることも多く、
鉄道などでは、長期不通になった後に土砂崩れが二度と起きないようにがっちりと固める作業を
追加で行われている所もあります。もちろん西日本に限った話ではありませんが、
比較的元から豪雨傾向になりやすい場所では、そのような対策箇所が顕著にみられることも
あります。
九州は更に、火山対策しているところも多いです。鹿児島では特に降灰予報を
ローカルの天気予報では毎日出している所もあるようです。桜島の噴火に備えて
道路や洗濯物に配慮した、地元ならではの対策方法と言えます。
沖縄は台風が多いので、台風に強い造りの家が多いです。
首都圏などと比べて圧倒的な強度を誇る沖縄では台風が来たら屋内で避難することこそが
一番です。避難所にわざわざ避難するというのは、余程の勢力がない限りは
自主的に避難するよりも、安全な自宅で待機する方が最善なケースも多いと言われます。
日本は縦にも横にも長い列島ですから、自然災害もちょっと緯度経度違うだけで、
全然災害の種類も変わってきます。転勤族などの方は、この地域の特徴がわからず
混乱することもあるかもしれませんが、防災面を今一度先に考える時に
地域の特色を学んでおくと、スムーズに地域に馴染めると思います。
防災面から見た予習をやってみると良いでしょう。
今日の記事は以上です。
皆さんの防災意識に少しでもプラスすることができたら嬉しいです。
明日もどうぞお楽しみください。
尚、感想はブロマガコメント欄でも放送内のコメントでもお気軽にどうぞ。
明日は長崎県で発生した、諫早豪雨・諫早大水害(1957)を紹介します。
管理者のNDです。
07月24日は、
岩手県沿岸北部地震(2008)から11年です。
6月14日に発生した岩手・宮城内陸地震から僅か1ヶ月後に発生した、
もう一つの岩手県で起きた最大震度6強の地震です。
この地震は岩手・宮城内陸地震とは震源が離れているうえに震源の深さも違う為、
誘発的な地震という関連性を除いては、異なる大地震でした。
地震自体は、小さな揺れから始まって1分以上の地震動が続くというものでしたが、
実は岩手県よりも福島や関東の方が揺れが特異的に顕著だった場所があります。
関東では、特に高層階が大きく揺れました。
典型的な長周期地震動が発生しており、2~3分にわたる揺れが起きていたようです。
震度3以上の揺れは北海道から新潟や神奈川まで観測しました。
また、日本海溝で地震の波がそのまま音波となって、T相と呼ばれる地震波も観測されました。
尚、この地震でも死者が1人出ていますが、特筆すべきは死亡者は震源地である岩手ではなく、
福島県民の方が亡くなっています。死因は揺れに驚いたことによるベッドからの転落で、
高齢者が頭を強打して脳内出血多量により、死亡しました。
地震を恐怖と感じる人は、高齢者になっても払拭できないでいると、
思わぬ形で死亡してしまうリスクがあるとでも言われそうな、
どのような地震でも死と隣り合わせにある状態であることを思い知らされる地震でした。
今回は、
「自治体別に災害耐性は違う」をテーマにお伝えします。
最近では、自然災害が多くなっていますが、これでも自然災害と比較的無縁で
無事が続いている地域というのは少なからず存在します。
ただ、大雑把に言うと、北海道などの北国は大雪による自然災害には比較的強いです。
当然ですが、雪道の対策が施されている、元々雪国に適した家の構造であるなどといったことで、
鉄道が雪で止まっても、もはや最近では動じる人が都市部を除いていないとさえ言われている
そんな路線もあるそうです。正直、それはあまりよくないことなのですが・・・
東北や関東では地震が多いのと、既に起きた・近い将来に懸念されている大地震で
対策が進んでいる所は多くなっています。逆に、普段地震が少ない瀬戸内や京都などでは、
慢性的に地震対策はどちらかというと他の地域よりは意識が低くなりがちです。
東海や四国太平洋側では、津波対策がしっかりなされている所が結構多いです。
浜岡原発など、重要な構造物では東日本大震災での想定外を教訓にして、
中央システムがより強固な建物に属すように対策を施していることや、
周囲の地域に比べて、更に防波堤の高さをマシマシにするところなども存在しています。
ただし、どうしても港ではそのような防波堤は大きく邪魔になるので、
港町では津波に対する建造物での対策というのはどうしても利便性を犠牲にする為、
難しいことも多いです。港町の近くで大地震に遭ったら、大津波を真っ先に懸念し、
すぐに逃げられるだけの備えと心構えは必要です。ただし、意識のし過ぎは禁物です。
近畿・四国・九州では、大雨による対策がなされている所が進んでいる所も多いです。
土砂崩れが一たび起きた地域では、補強工事を行っていることも多く、
鉄道などでは、長期不通になった後に土砂崩れが二度と起きないようにがっちりと固める作業を
追加で行われている所もあります。もちろん西日本に限った話ではありませんが、
比較的元から豪雨傾向になりやすい場所では、そのような対策箇所が顕著にみられることも
あります。
九州は更に、火山対策しているところも多いです。鹿児島では特に降灰予報を
ローカルの天気予報では毎日出している所もあるようです。桜島の噴火に備えて
道路や洗濯物に配慮した、地元ならではの対策方法と言えます。
沖縄は台風が多いので、台風に強い造りの家が多いです。
首都圏などと比べて圧倒的な強度を誇る沖縄では台風が来たら屋内で避難することこそが
一番です。避難所にわざわざ避難するというのは、余程の勢力がない限りは
自主的に避難するよりも、安全な自宅で待機する方が最善なケースも多いと言われます。
日本は縦にも横にも長い列島ですから、自然災害もちょっと緯度経度違うだけで、
全然災害の種類も変わってきます。転勤族などの方は、この地域の特徴がわからず
混乱することもあるかもしれませんが、防災面を今一度先に考える時に
地域の特色を学んでおくと、スムーズに地域に馴染めると思います。
防災面から見た予習をやってみると良いでしょう。
今日の記事は以上です。
皆さんの防災意識に少しでもプラスすることができたら嬉しいです。
明日もどうぞお楽しみください。
尚、感想はブロマガコメント欄でも放送内のコメントでもお気軽にどうぞ。
明日は長崎県で発生した、諫早豪雨・諫早大水害(1957)を紹介します。