どうも、
管理者のNDです。

07月27日は、
敦賀市ガストフロント災害(2008)から11年です。

ガストフロント自体は、意外と日本でもたまに起きるもので、
ダウンバーストとは、また少し違う気象現象の一つです。

ただ、突風災害であることに変わりはありません。
この敦賀市で発生したガストフロントでは、日本で唯一直接的に死者が出た災害になります。

この日は、敦賀市は祭り会場があり、大型テントが多数存在していましたが
このガストフロントの発生によって、それらが飛散して会場は騒然となりました。
死亡者が出たほか、更に9人が重軽傷を負う局地的ではありますが、災害になりました。


今回は、
「ガストフロントも竜巻同様油断大敵」をテーマにお伝えします。

例の如く、発生のメカニズムや専門的なことはできるだけ抜きにして、
素人でもこれがガストフロントなのかと分かるような、説明を簡単に今回はしますと、

まず、竜巻は発達した積乱雲の始まりにあたる大気の状態が非常に不安定な時に
上昇気流が発生して、漏斗雲ができ竜巻がおきますが、
ガストフロントは、逆に積乱雲の減衰気に入った時に発生します。
当然ですが、豪雨をもたらす積乱雲である程このガストフロントも強くなります。

ひとつわかるのは、積乱雲ができやすい環境では、このガストフロントの突風リスクもあります。
寒冷前線・熱帯低気圧接近時(台風含む)はもちろん、
夏の暖かく湿った空気が覆って日差しが強い時にもリスクが高まります。
ここに上空から寒気が入り込むと発生しやすい環境になります。

雲の形は大変不気味ながらもとても美しい形をするアーチのような雲になります。
特徴的で圧巻さを持つ雲が見かけられたら、ガストフロントが近づいているので
頑丈な建物に避難してください。尚、気温も一気に下がっていきます。

分かりやすく、この雲の形は横になった竜巻のような形といってもいいかもしれないです。
ただし、局地的な現象であるために竜巻同様、発生を予測することは非常に短い為、
避難猶予などは短く、大規模なものが来た場合は被害を0に非常に難しいとされます。

ただし、唯一ガストフロントは竜巻と違ってそこまで突風の威力は強くありません。
どちらかというと、竜巻以上に神出鬼没だと思う方が良いでしょう。

これから祭りのシーズンですが、これまでにも通常そこまで気にしないものも
屋台が多くある場所では、このような突風でも大騒動に発展することがあります。
一瞬の出来事で、行ってみれば「まるでトトロが通過するかのよう」な感じですから
夏の気候には、暑さばかりではなくこのような天気急変にも注意してください。



今日の記事は以上です。
皆さんの防災意識に少しでもプラスすることができたら嬉しいです。

明日もどうぞお楽しみください。
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明日は熊本県で発生した、熊本地震(1889)を紹介します。