師匠に聞いたクトゥルフ神話TRPGのセッション時間管理方法
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師匠に聞いたクトゥルフ神話TRPGのセッション時間管理方法

2015-10-02 17:00
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前回の記事が好評だったので第二弾。

セッションが予定時間をオーバーしてしまうことは稀によくありますよね。オフセッションでは会場の都合がありますので、できるだけ避けるようにしています。オンラインセッションの場合は睡眠時間を犠牲にささげれば延長することが可能ですが、健康を害する恐れがあるため乱用はできません。KP、PLともに長時間の延長は(たとえ合意の上でも)ストレスになることが多いです。

というわけで、時間管理はセッションにおける重要なテーマの一つだと思っております。アリアンロッドやダブルクロス、サイコロフィクション系のシーン制システムに比べ、クトゥルフ神話TRPGは時間管理が難しいと言われています。そこで今回は、私が普段師匠と仰いでいる方々に時間管理の方法についてアドバイスを求め、それをまとめてみました。

まず最初に、時間がオーバーしてしまう原因について考えてみましょう。いくつかありますが、ポピュラーなのはこの3つ。

1.相談・雑談が多い
ゲームが白熱してくると、PLが熱心に相談をはじめる。この時間が長い。もしくは、PCたちがとても元気でNPCとの会話やPC同士の会話が長くなっている。これは回避しようもないことなので、KPが時間進行をみながら「待った」をかけるしかありません。明確にストップをかけないまでも「化物の足音が間近に迫っている。もうすぐそこだ!」と切迫感をアピールしてみたり、5分差し上げますので、その間に結論を出して下さい」といった形で制限時間を付与したり、「……という相談をみんながしているところで、次のような音が聞こえてきました」と話にカットインしてみたり。そういったことができない場面であれば、KP側で時間調整をかけるしかありません。ようは巻き進行にするってことですね。ではどこのタイミングで声をかけたらいいのか?どうやって調整するのか?それについては、後半で説明します。

2.無言の時間が多い
PLが誰も発言せず、悩んで黙り込んでしまう時間が長い。原因は、話の道筋が見えていないことにあります。「この先どうしたらいいんだろう?」って考えてしまうから無言になってしまうのですよね。つまり、そこで情報や道筋が断絶しているということです。Aという事件とBという解決策があったとして、なかなか結びつかない場合などがこれにあたります。KPの脳内ではわかっていることですが、PLにはさっぱり伝わっていないケースは多々あります。情報はわかりやすく提示し、関連性がある者はそれをはっきりと明示すること。これは鉄則です。

3.設計ミス
3時間の予定で作った話が、毎回6時間かかってしまう。それはもう、明らかな設計ミスです。最初から6時間かかる話だと思ってください。もとの構成からシーンを削るか、プレイ時間を延ばすしかないでしょう。ちなみに、戦闘はダイスの女神様のいたずらで長くなることが往々にしてあるので、1戦闘1時間くらいの気持ちでかなり多めに時間をとったほうが無難です。


■時間管理必勝法■
1.シーンをこまかく分割する。
2.分割したシーンごとに必要時間を記入する。
3.2をもとに実際にプレイする日程でタイムスケジュールを組む
4.3を遂行するべくとにかく時計を見る

1)シーンを細かく分割する
例えば、エレベーターに閉じ込められてパニックになるシナリオなら

①エレベーターに向かう
②エレベーターがとまる
③救出を要請する
④突然電気が落ち、パニック発動

……のように、まず最初に細かくシーンを分割してみましょう。ポイントは、大雑把にやらないこと。時間管理に不安な人こそ、できる限り細かく分割します。

2)分割したシーンごとに必要時間を記入する

①エレベーターに向かう 15分
②エレベーターが止まる 15分
③救出を要請する 15分
④突然電気が落ちる 15分


3)2をもとに実際にプレイする日程でタイムスケジュールを組む


21:00~21:15
①エレベーターに向かう 15分

21:15~21:30
②エレベーターが止まる 15分

21:30~21:45
③救出を要請する 15分

21:45~22:00
④突然電気が落ちる 15分


4.3で作ったスケジュール表どおりに行動する。

まず、時計を頻繁に確認すること。時計とスケジュール表をきちんと照らし合わせること。PCやPLの雑談、相談が長引いた場合は、各シーンの終了時間を目安に「待った」をかければ遅延を防ぐ確率がグンとあがります。もし、どうしても「待った」をかけづらい状況であれば、せめて「何分押しているのか?」を体感ではなく数値で把握しましょう。

放っておいても押している時間は決して短くならないから、巻く必要があります。調整をかけるにしても「どれだけ遅れているのか?」がわからなけばやりようがありません。次のシーン以降、押した分を解消していくよう心がけましょう。時間配分がうまいKPはこれを本能や感覚でやっているのだと思います。①~④までのシーンをまとめて60分と把握し、その時間内で適宜やりくりできるタイプです。そういった臨機応変な対応が苦手な方は、本能や感覚より数値を頼りましょう。簡単には解消できそうにないくらい大幅な遅れが生じている場合は、PLに対し進行がどれくらい遅れているのか伝え、協力してもらうのも一つの手です。

(事例)
先ほどのエレベーター③「救援を要請する」シーンを時間調整のためにカットする場合。PCたちが自主的に非常ボタンを押して、救援要請するが誰も応じてくれない……、というお約束な展開を想定していたとします。ところが、前のシーンが長引いて時間が押している。そんな時は「あなたたちは非常ボタンを押して救援を要請しましたが、応答はありませんでした」といった形でKP側が情景描写に混ぜて情報を提供し、シーンそのものを省略します。

上記の方法はあくまでも一例ですが、時間管理が苦手なKPさんは自分のシナリオにどれだけ時間が必要なのか、どれくらい使おうと思っているのか、まず最初にできる限り細分化して計算してみましょう。その時点で予定時間をオーバーしていたら、……そりゃあ予定時間内におさまるわけがないんです。もし想定時間内に収まるように作ったのに大幅にオーバーしてしまったら、どこで時間が押してしまったのか、オーバーしたタイミングを思い出してみてください。そこはあなたが「待った」をかけるべき場所だったのか、もしくは最初から使用想定時間が間違っているかのどちらかです。


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参考にさせていただきます。(^_^)
59ヶ月前
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10数える間に結論出してねはよくやりますわ…
大したペナルティじゃなくてもその後集中が増すので1セッション1回はやりますw
58ヶ月前
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